近所に歯科医の家族が住んでた
一人娘がいて「将来は歯科か医科に進むように」と親に言われていた
幸い優秀な子で地元国立の医学部にストレートで受かった
そしたら娘はいやがらせされるようになった
「大学をやめろ、さもないと」という内容の怪文書が届いたりスズメの死体が庭に投げ込まれたり自転車のタイヤがパンクさせられたり
娘の洗濯物のはじが焦がされ、近所の住民も「火付けされるのでは」とおびえた
半年くらいして犯人がつかまったんだが父親だった
娘が自分より偏差値高い大学に受かり、おそらく自分の生涯年収を越えるのが許せなかったらしい
確か起訴されなかったはず
でも離婚になって、娘は留学したと噂で聞いた
その歯科はつぶれてもうない
わが子の優秀さを素直に喜べてりゃ今頃悠々自適の老後だっただろうに、あの先生は今何してんだろうなー
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