自分は高3で1クラスしかない理数系組で彼女に一目惚れするも緊張でほとんど話せず卒業した。
しかし彼女が同窓会幹事になったおかげで同窓会で何度か再開、意を決して告白するも号泣され逃走された。
後日親友に呼び出されると彼女もいた。
絶望する俺に対し彼女いわく
小学校時代に死を覚悟するぐらいいじめられていたのを俺君と俺家族が助けてくれた。
そこからずっと好きで、従兄弟(親友)に聞いて同じ高校、理数系クラスを志望し一緒になれて同窓会幹事になる事で更に会える機会を作った。
見た目や雰囲気は出来るだけ俺君の好みにしている。
そういう女なんですゴメンなさいと言われた。
その時自分には全く覚えが無く、何なら小学校時代の記憶が全く無い事に気がついた。
「アレ記憶が無い、なんだコレ」と真っ青になる俺をビックリした親友が連れ帰った。
両親に聞くと
「お前号泣しながら、いじめを僕には解決できない。助けて下さいて言ってきたぞ」
と言われ、お礼の手紙を見せられた。
彼女の手紙もあった。
卒業アルバムを見たが記憶が無い。
彼女はいた。
いじめ主犯は同クラスの彼女をいじめつつ、休み時間や放課後に他クラスにも手を伸ばし、そこで俺が気づいたらしい。
後日彼女に聞くと毎時間クラスに来ては主犯を説得するも殴られたり、授業中に直訴に乗り込んだりしたらしい。
記憶が全く無い、と伝えたら心配されて彼女が通ってた病院を教えてくれたり仲良くなってその後結婚した。
いまだに小学校時代の記憶が完全に無いが幸せです。
昔の自分にはありがとうといいたい。
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