俺の住んでいる所は結構田舎で、車移動が基本の街

俺の乗ってる車も車検の時期だから、いつも車検に出してたところにお願いした

安いし、サービスも充実してるのが決め手だった

そこにいって、手続きを済ませて時間がかかるから一旦そこを離れて普段はいかないパチンコにいった

夕方になって車をとりにいったときに「ではご説明しますね」と車のところに案内された

ここで受け付けのおばちゃんから整備士に引き継がれる



珍しい女性の整備士だった
髪はこげ茶色のロングをまとめてた
身長は160ちょいくらいかな?
顔は西野カナにそっくりだった

でもそんなに顔はでかくないw

可愛くてちょっとドキドキしながら説明をきいた
エンジンオイルを定期的に替えなかったせいでなんだっけ、何かがダメになって
たから交換になると言われた

お願いしますといって説明を一通り受けた

そのあとさっきの整備士(仮にカナと呼ぶ)と雑談してた
もう夕方だったし作業は終わったみたいだ

俺はてっきりバイトか何かだと思っていたが、家族経営のようでさっきの受付の
おばちゃんの娘だった

ちな20歳 俺当時26

父親をみて、車が好きになって、車をいじるようになって整備士になりたいと思ったと言っていた。
今はまだ見習いとしてやっているということだった

笑顔で話すカナが可愛かった

帰り際に

「これどうぞ、またきてくださいね」

とオイル交換無料チケットをくれた

俺だけにくれたのかと思ったが、車検受けてる人には皆にサービスしているようだった

ちょっとがっかりしながら家に帰った

車の調子も良くなってて、可愛い子と話せたことで上機嫌で帰った

それから数か月して、そろそろオイル交換の時期かなと思って無料券に書いてあった番号に電話した

いつもの受付のおばちゃんが出て、明日は空きが無いから今日の夕方にこれる?
と・・・

幸い仕事も忙しくなかったからこの日は18時には着いたと思う

受付のおばちゃんと世間話をしながらオイル交換を待っていると、カナが来た
前より少し痩せてさらに可愛くなってた

この可愛さで整備服?という組み合わせが可愛くて少し見とれた

また外で軽く説明を受けながら話してた。普通の世間話

帰り際にカナが「電話番号きいてもいいですか」と言ってきた

俺たちは電話帳交換をした

俺は連絡先もゲットできたので、前回よりも上機嫌で家に帰った

その日の夜、さっそくカナから連絡があった。

「俺さん彼女いるんですか?」

ストレートな質問に俺はビビった
でもフラグなんじゃないかとワクワクしながら「いないよ」と答えた

でも本当にその時は彼女がいなかった

このことがある1年くらい前に分かれてるから、一年弱彼女無しだった

カナからメールが帰ってきて、「そうなんですかー!ちょっと嬉しいです。俺さんがよかったらでいいんですけど、今度ご飯いきませんか?」

結構グイグイするな・・・
これは釣れたぞと思い、OKの返事をした

店はいつもカナがいってるイタリアンと言っていた

3日後、俺は久しぶりのデートに心を弾ませながら待ち合わせ場所に向かった

整備工場の近くのカフェ・・・と呼ぶには少し古いから、喫茶店かな?の前で待ち合わせをした

俺が行った時カナはもう待っていて、スカートを履いていた。

意味が違うと思うが、一目ぼれというのはこういう事かもしれない

ギャップにやられたというところか・・・

メイクもいつもより濃くなってた
俺はナチュラルメイクのほうが好きなんだけど・・・

合流してから、ランチにカナが言ってたイタリアンレストランにいった

予約しててくれたみたいで、2000くらいのランチコース

飯を食いながらカナと話してると

「ねぇ、俺君ってメイク薄い方が好き?」

俺はナチュラルメイクが好とは思ったけど一言も言っていない

俺「何で知ってるの?」

カナ「え、なんとなくだよ ふふふ じゃあ今度からメイク少し薄くしよっかなー」

と言ってきた
俺の表情を気にしてくれてるのが嬉しかった

ランチを食べてからは俺の車で地元とはちょっと離れた観光地にいった
観光地といっても大きな所じゃないから見る物はそんなにない

それでもカナはすごく楽しそうにしていた

俺も楽しかった

夕飯はそこの観光地で有名な料理(特定されるので言わない)を食べてカナを家に送った

今日はありがとうね、といって帰っていったのを見届けて俺も帰った

俺が家についてしばらくしたころカナから連絡があった

また会いたいと

俺は有頂天になりその日は興奮で夜更かししてしまった

次のデートは前回のデートから2週間くらいだった

ただその日、俺は急な仕事が入ってしまい、終わる時間がわからないような状態になってしまった

カナに連絡した

「ごめん、今日遊ぶ予定だったけど、急に仕事になっちゃったんだ。
 終わる時間もわかりそうに無いし待っててもらうのも申し訳ないからまた今度にしてくれる?」

と伝えた

カナ「わかった、お仕事頑張ってね!また今度遊びにいこうね」

本当にごめん、と謝って電話を切った

この電話をしたのが午後三時
会う約束をしてたのは午後6時だった

ちなみにその日、俺が仕事終わったのは夜10時だった

その日は社内の結構な人数がいて、こんな時間だというのに女子社員も残ってた

会社で仲のいい後輩の松嶋(オセロの松嶋に似てるから)もいたから話しながら帰った

帰ったといっても駐車場までの間だった

それから2日後、カナと会うことになった

前にも書いた喫茶店で会ったんだけどカナは真剣な顔つきで俺に話しだした

カナ「俺くん、私のことどうおもってる?」

告白フラグktkr

俺「か、可愛いと思うよ、明るくて、やさしいし」

カナは照れたように笑って

カナ「私ね、俺君が好きになったよ」

まさか二回目のデートでこんなことになると思わなかった

カナ「だからね、私と付き合ってほしいんだ」

俺「ほんとに?俺でいいの?」

カナ「いいっていうか、俺君がいいよ」

俺「」

最高だった
俺にまた彼女ができるなんて

俺は即座にOKした

その日は二人とも最高に楽しくなって、イチャイチャしながら買い物とかして遊んでた

今度は遊園地?水族館にでもいこうかと話しながら帰った

それから普通のデートを何回か重ねて、遊園地に行けるだけの金銭面の余裕を作った

そして遊園地に行った
俺の車にカナをのせて出掛けた
隣県の遊園地までだったから二時間弱の間車にのっていた

遊園地についてから、カナはすごく楽しそうにアトラクションを眺めていた

カナの笑顔をみつつ俺は幸せを噛みしめていた

夜はちょっと高めのレストランを予約した
正直遊園地よりもこっちのほうが高かった・・・

カナ「こんなところ・・・いいの?」

俺「付き合ってからあまり良い所に連れてあげられなかったからね」

カナはまた笑った
ありがとうと言われた

レストランに入って食事をとっているときにカナが行った

「俺君の車、何か音がすごく気になるんだよねー。もしよかったら明日車預かってもいいかな?」

俺「明日仕事だけど・・・」

カナ「明日は私が会社まで送っていくよ。そのあと車預かってまた会社終わったら迎えにいくから、いい?」

俺は思った
これはお泊まりフラグじゃないかと

恥ずかしながらカナと付き合ってからキスまでしかしたことがない
ホテルにも行っていない

だが俺は考えた。
今この時ホテルという単語を出すべきじゃないと。
だから

俺「わかった、じゃあ任せるよ」と言った

カナは笑って頷いた

そのあと俺は万が一のことを考えて一旦トイレにいってものすごい勢いでラブホを調べた
料金、サービス、部屋を調べてよさそうなところを3つくらいに絞った

そのあとは料理を食べながら遊園地の思い出を話してた

レストランから出て、結構いい時間になってた

俺は意を決して

「今日、どこかとまる?」

と言ってみた

カナは恥ずかしそうに頷いた

俺はさっき調べたラブホへと向かった

意外と遠くて結構時間かかった

ホテルについてからカナと風呂に入った

ラブホにいったとき、カナは結構慣れてた感があった

俺は察した 結構やってんのか・・・と

思い切って聞いてみた

俺「カナはラブホ結構きたことあるの?」

カナ「前の彼氏とね、そういってもずーっと前の話だから」

カナ「俺くんは?」

俺「俺も前の彼女とだね。もう一年くらいまえになるけど」

カナ「そうなんだ」

カナはすごく可愛かった

エロくて余計に好きになっていった

でも、思ったのが
(あ、やっぱ結構慣れてる)という事だった

前の男に仕込まれたと思うと少し嫌な気もしたが、俺も初めてではないのでその辺は仕方ないと諦めた

そして、その日初めて一緒に寝た

次の日、カナに起こされて会社に向かった
彼女に会社に送ってもらうのってなんか照れるけど嬉しいなw

カナは俺の車を運転して帰って行った

夕方、カナが迎えに来る時間まで俺は外でまっていた

↑にも書いた仲のいい女子社員 松嶋と立ち話をしてた

彼女が迎えにくるっていったら茶化された

しばらくしてカナが迎えにきた

カナ「俺君お疲れ様!・・・・?」

松嶋「はじめましてー!俺君の同僚の松嶋です!」

俺「いや後輩だろ!w」

カナ「こんにちは」

カナの顔が一瞬ひきつった
恐らくいきなりだからびっくりしたんだろう・・・と思った

軽く挨拶を交わして車に乗り込んだ
カナが運転してくれてそのまま夕食を食べに行った

カナは真顔で言った

「あの人、可愛いとおもう?」


俺「普通じゃない?」

カナ「いつから仲良かったの?」

俺「あいつが入ってきた時、俺が研修してたから結構話すようになった程度だよ」

カナ「一緒にどこかにいった?」

俺「飲みにくらいはいったことあるよ。」

カナ「どこでのんだの?飲んだあとはどこかへ行った?それっていつのこと?」


俺「会社の近くのチェーンの居酒屋だよ。そのあとは普通に解散したよw
     半年くらい前じゃないかな・・・いやもっと前かな?」

カナ「へー、好きなの?」

俺「別に好きじゃないよwカナどうしたんだよw」

俺は彼女が嫉妬してくれてるのがわかって少し嬉しかった

カナ「俺くん、私のこと好き?」

俺「好きだよ!」


カナ「よかった」

俺「そういえばカナ、おれの車どこを直してくれたの?」

カナ「え?あぁ、うん エンジンの調子悪いか〜って思って開けたけど問題なかったみたい!ごめんねw」

俺「そか、でも俺そんなに気にならなかったしな。また気になったら見てくれよ!」

あとはたわいもない話をして終わった

実はその日もホテルに泊まってしまった

でもさすがに二日連続は申し訳ないので朝カナを家まで送って一人で会社に向かった

会社で松嶋が話しかけてきた

松嶋「可愛い彼女捕まえてー!!」と笑いながら話しかけてきた

松嶋「今日久しぶりに飲みにでもいく?お祝いしてあげるよ」

と言ったので俺はOKを出した
別に今日カナと会う予定もなかったけど、一応カナには連絡入れといた

俺「昨日会った松嶋っていたろ?あいつと今日飲みに行ってくるよ」

カナ「なんで?どこにいくの?二人で?何時まで?」

俺「カナと付き合えたお祝いだってよ!たぶん前に話した居酒屋に行くと思う あまり遅くならないように帰るよ」

カナ「早く帰ってきてね」

その日仕事が終わったのは19時

仕事が終わらなかったから松嶋だけ先に居酒屋に行ってるということになった

会社から歩いて5,6分
俺が居酒屋に入ると、席に松嶋がいた

松嶋「飲むの久しぶりだねー!」

と話が始まった

が、ここで気がついた
俺たち二人とも車通勤だったんだ

松嶋と相談して、今日は俺のお祝いってことで松嶋は我慢して俺を家まで送ってくれることになった

松嶋は不満な表情一つせず場を盛り上げてくれた

そのおかげで俺も楽しく飲めた

カナとの出会いとか盛り上がって話してた

飲み会が終わったのが0時近く

会社の駐車場の松嶋の車まで歩いて行った。

会社の前が駐車場になっているのだが、会社の前に1台車が停まっていた。白い軽自動車。

カナの車にはまだ乗ったことはないが何に乗っているかは聞いていた。

その聞いていた車と同じ車だった。でも、もう0時過ぎてるし、まさかカナじゃないよなと思い、俺たちはそのまま駐車場の方へ歩いて行った。

その時

「俺君!!!!」

カナだった。

驚いた。けれどその時は、まだ付き合い始めでうれしい気持ちもあった。

「どうしたの?今日は飲みに行くよって連絡したよね?」

カナ「ずっと電話してたのに出ないし、確か会社の近くの居酒屋って行ってたからここにいれば会えるかなって。
       ごめんね、迷惑だった??」

俺「いや、迷惑じゃないよ。ごめんね、心配かけて」

カナ「俺君お酒飲んでるの?車は?どうやって帰るつもりだったの?」

俺「今日はお祝いだからって松嶋も車なんだけど、誘ったのは自分だからってお酒飲まなかったんだ、
     だから、松嶋の車で送ってもらうつもりだったんだ。」

松嶋「ごめんなさいね、俺君に久々の彼女が出来たって聞いて自分の事みたいに喜んじゃって、
        こんな遅い時間になっちゃって。私、俺君送っていきますよ」

カナ「いえ、いいです。俺君は私が送っていくので、あなたは帰ってください」

この時のカナの顔は今まで見たこともない顔だった。

松嶋も自分のせいで彼女を怒らせたと思ったみたいで申し訳ない顔で

松嶋「あ、そうだよね、わざわざここまで来てくれたんだもんね、私も気が利かなくてごめんなさい。
        俺君じゃあ、今日はこれでごめんね、遅くなっちゃって。彼女と末永くお幸せに。
         カナさん、本当にごめんなさい。じゃあまた明日会社で」

といい、松嶋はそのまま駐車場へ歩いて行った。

カナの車に乗ってから、少し気まずい空気が流れた。
俺は松嶋に申し訳ない気持ちとカナの松嶋への態度が気になっていた。

俺「カナ、あんな言い方しなくてもいいんじゃない?松嶋が悪いんじゃなくて俺が悪いんだよ?」

カナ「なんで?」

俺「???」

カナ「普通、彼女がいる男の人とこんな遅くまで飲むなんておかしくない?
       あの人絶対俺君の事好きなんだよ!!俺君は、カナよりあの人の事がいいの??」

俺「いや、俺はカナが好きだよ。松嶋はただの後輩だよ。カナが嫌なら二人でもうのみには行かないから」

カナ「うん。俺君の事信じてるから。じゃあ、送ってくよ」

さっきの、顔や態度が信じられないくらい、満面の笑顔だった。
いつものカナに戻って少し安心した。
きっとカナはやきもち焼きなんだろうと思っていた。
来るまで5分かそこらへんで出発しようとした時に駐車場から松嶋が出てきた。

松嶋の車は結構古い軽で、ブレーキの音が「キー!」と響いた

カナ「何か、あの人のブレーキやばいね」

さすが整備士。

俺「もしよかったらカナ見てくれないかな?あのままじゃあ、ブレーキ効かなくなったりするんだろう?」

カナ「んーー、多分パットかな??見てみないとわからないけど。いいよ。見てあげる。俺君の頼みだもん。」

俺「ありがとう。たぶん松嶋も喜ぶよ」

その日は、そのまま家まで送ってもらい、明日またカナが迎えに来てくれることになった。

家に帰って携帯見てビビった
カナから10回以上電話がきてた

それからしばらくして、カナに松嶋の車を見てもらうことになった。
その日の夕方、松嶋はカナの所へむかった。

翌日

俺「車なおった?」

松嶋「絶好調だよ カナちゃんにお礼いっておいてね」

次のカナとのデートで俺はお礼がてらピアスを買ってあげた(俺が買うのも変だけど)

カナは喜んでくれた

そのあと二人で食事をしてるとき、カナは何かが変だと思った。
なんか言いようのない怖さがあることに気付いた。

俺「カナ、松嶋の車直してくれてありがとうな、松嶋もお礼言ってたよ」

カナ「あ、ごめんね、お父さんに頼んじゃった。やっぱりあの人の車カナ治す気になれなかった。
       カナ治してたら逆にブレーキ効かなくしそうだったから」

俺「え?」

カナ「やっぱり、カナあの人の事好きになれないし、絶対俺君の事好きだと思う。
       そう思うとどうしようもなく、壊したくなる。」


カナ「ねえ、俺君転職とかしないの?カナあの人と同じ職場で働いてほしくない」

俺「え・・?それはさすがに・・・」

今の会社はやっとの思いで入れた会社なんだ
最近やっと仕事がまわせるようになってきたのにそんなことをできるはずも、考えたこともなかった。
なぜカナがそこまで松嶋にこだわるのか俺には全然分からなかった

俺「ねえ、カナさっきのは全部冗談だよね?カナそんなことできる子じゃないよな?」

カナ「・・・・・もちろん冗談だよ。でも、、、、」

カナ「気持ち的にはそんな感じ。
       気に入らないものは気に入らないし、その近くに自分の好きな俺君がいるのがたまならなく嫌」

俺はカナの思い込みから出てくる感情がたまらなく恐かった。
手足に嫌な汗をかいたのを覚えている。

俺は何も話せないでいた。
少しして、カナは何かを思いついたようにいつものかわいい笑顔でこう言った。

カナ「あ!そっかああ」

俺「何?」

カナ「ううん、なんでもない」といつもの笑顔で言った。

俺はこの時ちゃんとその意味を聞くべきだったと後になって後悔することになる。

毎日の電話、メールの回数が段々と増え、俺の家の前で待っていることも会った。

俺のことを好きだから束縛したくもなるんだろうと思っていたし、そんなカナを愛おしいと思った。
あれ以降、特にカナの言動で気になることもなかったし、順調に付き合いは進んでいた。

あの件から、どのくらい立ったかはよく覚えていないが、最近松嶋の元気がないことが気になった。

俺もあれ以来、松嶋と2人で出かけることもなく、松嶋とカナが会う事もなかった。

仕事の話で松嶋と話すこともあったが、それ以上はお互い距離を置いてしまっていた気がする。

会社で、昼休みは時間がみんなバラバラでその日は、たまたま松嶋を含め何人かで時間があったので、外で飯を食べることになったんだ。

その時松嶋に

「俺君、ちょっと相談したいことがあるんだけど、時間作れるかな?」

と言われた

松嶋の顔は真剣そのものだった。
きっと何か悩みがあるんだろうと思いこういった

俺「仕事が早く終わる日にでも相談にのるよ」

松嶋「ありがとう」

前回の事からだいぶ時間もたってたし、言い方は良くないがカナも落ち着いているように見えたから安心していた。

松嶋から相談を受けた数日後、仕事が終わった後に・・・と松嶋に伝えた

さすがにもう飲み会は良くないと思い、普通のファミレスで飯でも、ということで誘った

カナには残業になっちゃったから少し遅くなるとメールを入れた

仕事が終わってから車で店に向かう

前回と同じく、松嶋のほうが先に着いていた

席についてしばらくすると、松嶋が話し始めた

松嶋「俺君・・・実はさ、最近、といっても結構前からこういうことがあるんだけど・・・」

と、松嶋が話した内容はこうだった

・数ヶ月前から不定期に無言電話がくる
最近特に多い

・アパートのポストに物が投げ込まれてる
中身は髪の毛、ティッシュを丸めたようなやつ、虫の死骸

これも最近頻繁にあると言っていた

・車に傷が付いていた(鍵とかでギィィーっと引っ掻いたような傷)
これは数か月前一度だけ

という内容だった
俺に相談する決め手になったのは、↑で書いたティッシュにくるまれていた物の内容を知ってしまったからだった

人間の皮膚だった
そして松嶋はそれを見せてきた
触りたくないからなのか、なぜかラップに包んで持ってきた
俺は一瞬爪と見紛えたがそれをじっくり見て理解した

爪切りで皮膚を切った?ちぎった?ようなものだった

せっかくミックスグリルを頼んだのに、一気に食欲が0になった。

俺「これ、犯人わかってんの?」

松嶋「わからないから相談してるんだよ」

俺「まぁ・・・確かに」

松嶋「こんなことされる覚えは無いし、最初は怖かったよ。でもムカついてきてね。
        車も傷つけられたし修理代払ってもらいたい」

俺「俺に犯人捜しを手伝ってくれと?」

松嶋「そういうことです。俺君くらいしか相できないんだよこんなこと。
        女友達より、こういうことは男のほうが頼もしいから・・・」

俺は犯人捜しを引き受けた。松嶋の疲れ切った顔を見ると、引き受けてやとうというよりは、やってやるという気持ちになった

そのあとは松嶋と話し合った

まず無言電話は非通知だから調べようがない

ということは犯人を見つけるにはポストに物が投げ込まれる時を狙うしかないということになる

ただわかったのが、いつも松嶋が仕事から家に帰ってくるとポストに入っているということ

だから平日、松嶋が会社に行ってる時にやられてるところまで絞り込めた

だが平日の日中なんて俺は見張りできるわけもなく見張りは断念した

俺「とりあえず、監視カメラをつけよう つけて犯人をまず確認しよう」

と提案した
松嶋も納得してくれたようで、俺はさっそくその日、通販で監視カメラと録音機器(レコーダー)を購入した
小さめでさりげなくつけておいても目立たないようなカメラだった

数日して届いたカメラを松嶋に渡した
もちろんカメラ代はもらった

帰宅後、松嶋が家に帰るとその日ちょうどやられてたようだ。

いつもの中身が入っていたと連絡がきた

その夜、松嶋はカメラを設置した

そのあと3日して、松嶋が朝会社にくるなり俺にこう言った

松嶋「カメラにうつってた」

俺「犯人!?男?女?」

松嶋「言っていいのかな、カナちゃんだったよ。その日帰ったらポストに入ってから多分カナちゃんだね・・・」

声がでなかった
つい数日前遊んだのに?
最近うまくいってたのに?
楽しそうにしてたのに?

カナがそんなことするわけないと思いたかった

だけど、松嶋の家の住所知るはずが・・・

ピンと来た。松嶋の車は一度カナの手に渡ってるんだ
その時に住所やら電話番号を見たんだ、と・・・

俺は松嶋には普通に仕事に毎日くるようにと伝えて、松嶋のOKをもらって松嶋の家の鍵を借り、休みをとりたいと上司にかけあった

暇な時期というのもあり次の週の火曜日〜木曜日までの3日間の有休をとることができた。

もちろん松嶋の家で犯人を捕まえるためだ

日中は俺が家で見張り、松嶋が帰宅したら俺は帰るという流れだ

車があるとバレるので、少し離れたパーキングに止めておいた

松嶋の家はアパートの二階だから住民が通ることがある

一応俺は足音がするたびドアスコープで確認しにいくようにしていた

火曜日、張ってても誰も来る様子はなかった。
俺は暇つぶしにゲームをして過ごした。
いくらただの友達とはいえ女の部屋だ。
少しドキドキしていたのは秘密

夕方松嶋が帰ってきて今日の事を報告する

松嶋は申し訳なさそうに、また明日もよろしくねと言ってきた

次の日も俺はゲームをして松嶋の家で過ごしていた

午前中11時くらいだったと思う。階段を上る音が聞こえた

ドアスコープを覗くとカナがいた

松嶋が言ってたことは本当だったんだ
俺はレコーダーをONにする

ポストから音がする。
投げ込まれたのはあの袋だった。

俺は意を決してドアを開ける
ドアがあいた瞬間、カナがダッシュで逃げて行った

人の家だというのに鍵も締めず、俺は靴下のままカナを追いかけた

俺はすぐにカナにおいついた
カナは俺が捕まえるまで一度も振り向かなかった。

カナ「俺君・・・なんで・・・」

俺「お前、何してたんだよ 松嶋の家で」

カナ「なんで俺君があの人の家にいるの」

俺「お前がずっと松嶋にいやがらせしてたのか」

カナ「俺君がどうしてあの人の家にいるの?」

俺「車に傷をつけたのも、無言電話もお前なのか」

カナ「どうして俺君があの人の」

俺「答えろよ!!」

俺が怒鳴るとカナは俺に抱きついてきた

カナ「俺君どうして浮気なんてしたの カナじゃ駄目だったの?」

俺「浮気なんてしてねーよ、松嶋がいやがらせされてるって聞いたから犯人を捕まえに来ただけだ」

カナ「俺君俺君俺君俺君」

さらにしがみつくカナを引きはがしてどうしようか迷った

松嶋の家に上げるわけにはいかないから、俺の車に乗せて俺の家までカナを連れて行った

カナ「どこに連れて行ってくれるの?」

俺「俺の家だよ すこし黙っててくれる?」

カナ「なんで俺君おこるの?なんで?」

フルシカトして家に向かって、カナを俺の部屋に入れた

松嶋に、会社帰りに家に来てくれとメールを送った

カナは俺の家に来た事で喜んでいる
机の上をじろじろ見ながら幸せそうに笑っていた

ここで俺は見たんだ。カナの手を
前はそこそこ伸びていた爪が深爪状態だった。
絆創膏もしてあった。
それに、爪周りの皮膚もおかしい。
ファミレスで松嶋に見せられたあれを思い出してしまった。
そういうことだったのか、と

カナ「ねぇ俺君、ご飯食べに行こうよ、カナお腹すいたよ」

俺「出掛けない ちょっとまってろ宅配頼むから」

カナ「ねぇ俺君、イライラしてる?」

こいつ、頭おかしいんじゃないかと思った
いや、おかしいんだけどさ

宅配で頼んだ弁当を食いながらカナが話す

カナ「カナと大事なお話しようよ」

俺「なに?」

カナ「俺君がどうして浮気してたのか聞きたいよ、カナは別れたくないよ、
       だからあの女よりも可愛くなるように頑張るから」

涙目で言われた

俺「何度言わせるの?浮気じゃなくて松嶋の家でお前を捕まえるためにいたんだって、さっきも言ったよな?」

カナ「どうしてカナをつかまえるの?」

俺「お前が松嶋にいやがらせしてたからだよ
     俺は松嶋に恋愛感情は無い、ただ友達としていやがらせされてる犯人を捕まえてやろうと協力しただけだ
     お前はなんでそんなことしたんだよ?」

カナ「いやなの」

俺「なにが」

カナ「いやなの」

カナ「いやなの!!!会社でずっとあの女といるなんて嫌なの!!
       私より長い時間一緒にいるなんて考えられない!
       俺君会社やめないんでしょ!?私と一緒に住むためだよね!?だからお金稼がないといけないんだよね!?
       頑張ってくれてるもん!!だったら、あの女がやめればいい!!」

見たこともない顔
鬼のような顔だった 俺は前に味わった感覚を思いだした
それと一緒に、カナへの気持ちが無くなっていく感じがした

カナ「俺君はカナのことが好きなんでしょ?あの女には興味ないんだよね?」

俺「・・・ないっていってるだろ」

カナ「じゃあいいよ、これで仲直りね でもお願い あの女と話をしないで、しゃべらないで、近づかないで」

カナは鬼の形相から一変、今度は泣きながら話している

俺「いや、だからさぁ、お前の話はいいんだよ、いやがらせやめろよ、二度とすんなよ」

カナ「さっきの約束まもってくれるの?」

俺「なんで約束なんてしなきゃいけないの?俺はお前ともう付き合うつもりはない。
     好きだった彼女のあんな行動見られて付き合い続ける男なんていないだろ!?よく考えろよ!!」

カナは嗚咽をもらしながら泣いている

この感情の起伏の激しさ、俺にはどうしようもなかった

カナ「もういいよ・・・私、もうやだよ・・・」

俺「何言ってんの?」

カナ「俺君と別れたくないの、私の幸せだよ?幸せを奪わないでよ」

俺「新しい幸せ見つけろよ、勝手にすればいいじゃん」

そのあとカナはひたすら泣き続けた

俺は完全無視してゲームを始めた
出てけと言ったら恐ろしいことになりそうだったから。だから泣きやむのを待った。
俺から話すことももう無かったし、話しかけられるのを待っていたのかもしれない。

ぐすぐす後ろからきこえてきたのは二時間くらい

俺は完全にゲームに飽きていた

その時後ろからカナが抱きついてきた

カナ「幸せだよ、俺君と一緒。」

怖かった 予想外の言葉を発してくるカナが怖かった

後ろにカナが抱きついたまま、30分以上経過した

俺はゲームのメニュー画面をひたすらいじっていた

その時チャイムが鳴った

まだ仕事が終わる時間じゃないのに松嶋が来た

松嶋「ごめん、ありがとうね 会社早退してきたから」

松嶋はそういうなり俺の部屋にずかずかと入って行った

俺は後ろから追いかけて行ったが、「パン!」と聞こえたのを覚えている

松嶋「カナちゃん、あんたさぁ」

カナ「なんで叩くの!?俺君痛いよ、俺君・・・」

泣きながらしがみついてきた
でも、その顔は泣いてなかった

カナ「助けて、俺君、怖い、松嶋さん、嫌だよ・・・」

俺はカナを突き放して座らせた

俺と松嶋で囲むように座りカナに話しかける

松嶋「なんでこんなことしたの 無言電話はあんた?車に傷つけたのもあんたなの?」

カナ「単刀直入に言います。会社を辞めて頂けませんか?」

松嶋「は?」

俺「いやだからなんで松嶋が」

松嶋「俺君は黙ってて」
松嶋「あなたがしたの?」

カナ「もういいじゃん、早く俺君と二人にしてよ。
       俺君があんたの部屋に入ったって考えるのも嫌なの、出てってよ、俺君に近づかないで」

松嶋「被害妄想もいい加減にしてくれる?」

カナ「妄想じゃない!!俺君はあんたの部屋にいたの!!俺君をとらないで!!」

松嶋「はぁ・・・俺君、どうしようねこれ」

俺「うーん、俺としてはもうカナと付き合ってるつもりはないから、
     松嶋が納得いくまで話してもらっていい。車の傷だってあるし」

松嶋「あー、そうか、そうだよね 車の傷、直してちょうだい、もういいよ、これ以上私もあんたと関わりたくないし」

カナ「俺君に二度と近づくな、しゃべりかけんな、気持ち悪い」

俺「いい加減にしろよお前」

松嶋「車の傷なおしてくれればもういいから。自分のとこでやってもいいし、
        どっかに修理だしてもいいから、それだけやってもらわないと困るわ」

カナ「じゃあ今日、預けてって、お父さんになおしてもらうから。そしたら明日、勝手に取りに来て持って行って。
       俺君が送り迎えするなんてことはしないでよね」

俺「お前勘違いしてるみたいだから言っておくけど今日でお別れだからな?
     松嶋に迷惑かけてんだよ、俺がそのくらいするにきまってんだろ」

カナは何か言おうとしたがやめた。

そしてその日は、俺の車にカナを載せて、後ろから松嶋をついてこさせて整備場へむかった

カナを下して松嶋の車を渡す

嫌な予感がしたから、俺はカナに

「お前、ちゃんと直せよ」

と言っておいた

カナは無言で松嶋の車に乗り込んでリフトに車をつけた

それを見届けて松嶋と俺はそのまま松嶋の家に向かった

俺「本当に申し訳ない、俺の女選びが間違っていたというか、付き合い方を間違えていたというか・・・」

松嶋「いいよもう、私もあの子と付き合ってるのに申し訳ないことしちゃったからね・・・」

そう言って松嶋は夕飯を作ってくれた

相当腹も減ってたし、飯も美味しかった

松嶋も女だし、もし今日カナが来たら怖いということで泊まる事にした

俺は床で寝た

特に何も無いまま、朝を迎えた

次の日、松嶋は俺の車で会社へ行った。俺は休日だから松嶋の家でのんびり過ごしていた

11時 誰かが廊下を歩いてる
俺はまさかと思ってドアスコープを見る

カナだった

カナはポストに何かを入れ始めた
それは、大量の髪の毛

ドアスコープから見えるカナは、髪の毛がギザギザに切られていて、どう見ても自分でやったんだろう、というものだった

俺はここでドアを開けていいのか分からずただ恐怖に震えていた

ただ、このままだとエスカレートするのは目に見えてるし、レコーダーをONにしたあと、思い切ってドアを開けた

カナ「俺く―ん!」

笑顔で俺に抱きついてきた

カナ「帰ろ!ね!!カナお部屋の模様替えしたんだよ!みてね!!いこう!」

俺はカナの手を振りほどき

俺「いい加減にしろよ、俺とおまえはもう付き合ってないし、俺はもうお前に気持ちなんてない。帰れ、二度とくるな」
俺「おい、車は・・どうしたんだ」

カナ「ん?傷直したよ、持ってきたよ」

カナは松嶋の車に乗ってきたらしい

カナ「だから俺君、カナを乗せて一緒に家に行こうよ」

俺は嫌な予感がして松嶋の車がある駐車場へむかった

車の中を覗き込むと、おぞましいほどの髪、それに血。

血はハンドル、シートについていて、その血に髪の毛がへばりついていた

もちろんダッシュボードにも大量の髪の毛があった。

俺「お前・・・・これ・・」

カナ「あの人にぴったりの車に仕上がったよ!傷もないでしょ」

キズはきれいに直されていた。

カナ「カナのオリジナルだよ、頑張ったんだから」

と、服をまくりあげ切り刻まれた手首を見せられた

それに、足まで切っていたようだ。

想像を絶する光景に俺はもうどうしたらいいかわからずその場にへたりこんだ。

カナは俺を抱きしめた。
滲んだ血が服につくような気がして跳ねのけた。

俺「いいよ、わかった、ありがとう、帰れ、もういいから、歩いて帰れよ、
     タクシーでもつかまえればいいだろ、いい加減にしてくれもう」

カナはにっこり笑って歩き出した

そういえば鞄も持っていなかったから金も持っていなかったんだろう

夜、松嶋が帰ってきて、車を見る

ただただ唖然としていた

松嶋に俺はこういった

俺「俺のせいだ、松嶋ごめん、愛着のある車だったろうが、この車はもう廃車にしてくれ。
     俺が新しい車を買うから、これで許してほしい」

と土下座して伝えた

松嶋は俺をみて、

「俺君、ちょっと私の家にいてくれる?一人で考え事してくるから。絶対に来ないでね」

と言って俺の車に乗り込んでどこかへ行ってしまった

松嶋の真剣な顔を見て、俺は松嶋の家におとなしく戻って帰りを待った

その日、松嶋は帰ってこなかった

翌日俺は仕事だったがこんな状態では出社できるわけもなく、体調不良で休みをとった

その時、松嶋も休みだと聞かされた

その日の朝8時、廊下を何人かが歩く音が聞こえてきた。
松嶋と、カナと、カナの両親だった

カナ母「なんてことをしてくれたの!?」

カナ父「お前は一体なんなんだ!!こいつは浮気相手なのか!!ふざけんじゃないぞ!」

といきなり怒鳴り散らされ、殴られた

松嶋「やめて!!座って!!落ちついて!!」

それからカナ父にもう一発殴られた

しばらくして落ちついてきたところで、やっと俺も状況把握できた

昨日の夜松嶋がカナの家に突撃する
カナが両親に、松嶋の事を「この人俺君の浮気相手なんだよ」と嘘をついた
両親激怒
松嶋は事情を説明するも分かってもらえず、全員朝まで話し合い(ひたすら浮気だろ⇒浮気じゃない)を繰り返していたらしい

そして俺に直に話を聞こうとしてきたわけだ

カナは自分でやった傷や髪の毛も、俺と松嶋にやられたものだと語ったらしい

俺はカナがいっていたことを全て話したが聞き入れられるわけもなかった

俺は思いだした

レコーダーがあったことを

レコーダーを見せると

カナ「俺君、ごめんね、私がいけなかったの。俺君が好きすぎて、変なことしちゃったんだよね、ごめんね」

ここまできて、本当にクズなやつだと、心から思った

俺は問答無用で再生ボタンを押した

カナを初めて捕まえた時の会話

カナに別れを告げた次の日の会話

流している最中、カナの両親は真剣な顔でそれを聞いていた

そして全て再生が終わった

しばらくの間無言が続いた

両親は顔を合わせてどうして・・とかつぶやいてた

しばらくそんな時間が続き、やっと理解してくれたのか、カナ父、母共に俺に土下座をしてきた

カナ父「本当に申し訳ない、なんといったらいいか。娘がこんなことをしているなんて思わなかった。」

カナ母「ごめんなさい・・カナを信じ切ってた。本当に、疑って・・・酷い事してしまって・・・」

カナはずっと下を向いてた

ギザギザの髪をカナ父が引っ張ってグーで殴った。
俺を殴る時よりもでかい音がした

カナは涙も流さず、じっとしていた

カナ母は

「どうして嘘をついたの!!」

と泣きながらカナをびんたした

顔を真っ赤にしながらカナは震えていた

少しだけ胸がスカッとした

そのあと両親が提案してきたのは

・松嶋に新車を買って弁償すること

・俺の休みを取った分(有給だけど)と松嶋の早退分の給料に見合った金額を支払うこと

・俺を殴ったこと、松嶋への慰謝料

・カナを病院に通わせ、松嶋と俺に今後一切近寄らないようにすること

松嶋のことを考えて引っ越し代も、と言ってきたが松嶋がそれは結構ですときっぱり断った

カナ父と母の連絡先を聞き、家族には帰ってもらった

一週間くらい、松嶋は上機嫌で車を選んでいた

松嶋「せっかく買ってもらえるんならオプションもつけたいよね〜」

と笑いながらいっていた

そのあと二人で飲みにもいったし、松嶋は元気になっていった

あの件から半年ほどしてカナ母から連絡があった

カナが自殺未遂を起こしたと

通院していた病院にも行きたくないと言うようになり、部屋にこもりっきりになった。

部屋の前に食事を置いていたが、それに手をつけていなかったから部屋に入ってみたら、カナは手首から大量の血を流していたそうだ

病院に搬送されてどうにか一命を取り留めたようだが、それからはずっと精神病棟に居ると聞かされた

カナ母「俺さん、本当に申し訳ないことをしました。あの子がしたことは本当に酷いことです、
           こんな言葉では足りませんが・・・ 私達は親の責任があります。
           これからあの子を更生させられるように頑張りますから・・・」

と涙声で言われた

ここからはもう連絡もとっていないし、カナ関係のことは何もなかった
でも、5年たった今でも俺は彼女を作ろうとは思えなくなったままでいる。

松嶋は去年結婚して、女友達を紹介してやろうと張り切ってくれているから、勇気を出してみようかな、とも思っている。

おしまい

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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:1XQjC9EM0編集削除
長い
2 . ななし  ID:5SCl.Bjd0編集削除
長いし、男も彼女いるのに軽率すぎるやろ。
カナがかわいそうと少し思った。
3 . 名無しさん  ID:QV2H9dCy0編集削除
うらやま
4 . SEXマシーン  ID:2zE7yGVG0編集削除
こ、これがメンヘラってやつか・・・恐ろしい・・・。
でも、こんな恐ろしい女相手でも良いからS・E・Xしたい。
顔射したい!
5 . 名無しさん  ID:hE3cgt0C0編集削除
カナがそおなってしまったこともお前の軽率な行動から始まっているんじゃないのか?
年齢も上でありながら女性の嫉妬心を煽るような行動や軽はずみな後輩と飲み
好きな相手に対して心配や嫉妬させるような発言
ここにこおいう風に晒して嫉妬する女性を○殺や精神的に追いやってしまったのもお前の行動なんだよな晒して楽しい? 同情が得られるとでも思った?
あんた おかしいのでは?
こんなやつがメンヘラ増産するんだよw
6 . 名無しさん  ID:Ecd3HUFM0編集削除
「長い」って言ってるやつなんなの?
書き手はお前らに報告しているわけじゃない。お前らから金もらって書いてるわけでもない。
全部読む義務は無いんだからな。
とりあえず「長い」って言ってみたかったってことなら許す。
7 . *  ID:mdd33S.U0編集削除
※6 とりあえずハゲ
8 . 名無しさん  ID:8P05Jkj40編集削除
※4
蛆虫、また出てきたな。
9 . 名無しさん  ID:hjocM3sh0編集削除
面白かったら長いとは感じないな
10 . 名無しさん  ID:hjocM3sh0編集削除
※8
SEXマシーンがコメすると湧いてくる蛆虫、また出てきたな。
11 . 名無しさん  ID:riYQQrEf0編集削除
ト ン チ ン カ ン

文章の おかしなトコにも 突っ込みどころ満載
でも 頑張ったね
12 . 通りすがりさん  ID:Wg60OHRf0編集削除
西野カナが可哀想
13 . 名無しさん  ID:QRaIGnmo0編集削除
おいおい、そんなに簡単に好かれるはずがないだろ。
14 . 名無しさん  ID:f5yk1wgj0編集削除
長い
15 . 名無しさん  ID:5uiolZiC0編集削除
クソ長いし、つまらん。

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