魔人ブウとの激戦が終わり、数年が経った。

悟天・トランクスは中学生となり、悟飯はビーデルと婚約していた……。

そんな中、彼らは……。

〜カプセルコーポレーション内・強化訓練ルーム〜

ベジータ「ハアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」ドンッ!

悟空「!やべえっ!」ババッ!

バジッッ!!

ベジータ「……よく避けたな、カカロット」



悟空「いやぁ、腕ぇ上げたなぁベジータ。今のはギリギリだったぞ」

ベジータ「ふん、見え透いたお世辞など止めるんだな」

悟空「別にお世辞じゃ……」

ベジータ「だまれっ!」

ベジータ「全力で戦っていない貴様に勝てそうになっても……面白い訳がないだろう」

悟空「……スーパーサイヤ人3、か」

ベジータ「俺には……まだ、あの変身はできん」

悟空「おめえなら、そのうち……」

ベジータ「だまれと言っているっ!」

悟空「く……」

ベジータ「……ちっ。今回の勝負はオレの負けだ」

ベジータ「ブルマから試合料金を受け取って、さっさと帰りやがれっ……」

悟空「ベジータ……」

ベジータ「なんだ。今のオレの情けない姿を見て笑いたいのか?」

悟空「いや」

ベジータ「だったら……」

悟空「オラも、情けないさ」

ベジータ「なに?」

悟空「……こうやって、一年に一度、おめえと試合してカネもらって帰って」

悟空「それをチチに渡す時とか、な」

ベジータ「……」

悟空「正直、死んであの世で暮らしてたほうが良かったかもな」

悟空「……はは」

悟空「じゃあな。また一年後、勝負しようぜ……」

プシュー

ベジータ「……あいつも、同じ苦労をしているのか」

サイヤ人は戦闘民族である。

基本的に労働という概念が存在しない。

他の星を住民や余計なモノを破壊し、それをまた他の異星人に売る、とういうのが民族としての仕事であった。

細々とした金感情は、雇った・もしくは拉致した異星人にやらせるか、戦闘に興味が無いという変人のすることだった。

つまり、フリーザが言っていた「戦うしか能が無い猿」というのは比喩ではなく本当のことだった。

ベジータは典型的なサイヤ人である。

王族であることがそれに更なる拍車をかけ、一時期など着替えもお付きの上級戦士(ナッパ)にさせていたくらいだ。

惑星ベジータが存在していた頃はそれでも良かった。

フリーザの強制勧誘に王が屈服し、実態が「フリーザ宇宙株式会社」となっていた時でさえも、ベジータの思いは変わらなかった。

強ければそれで良い。

戦っていれば良い。

父親であった王は、その頃にはすでに自分の戦闘力が上になっていたが、ベジータは軽蔑することは無かった。

戦闘民族の王としての能力は自身の戦闘力だけではなく、指導力も含まれた。

それが高かったのであろう、ベジータの目に映る王の、父親の姿は誇らしいものであった。

それが例え、更に上に立つフリーザであろうとも、尊敬の度合いは比べるまでもなかった。

強い父親は尊敬される。

ベジータはそう考えていた。

しかし、魔人ブウとの戦いが終わり、平和な世の中になった、ある日――

〜カプセルコーポレーション内・トレーニング用重力室〜

プシュー

トランクス「……」

ベジータ「はっ!はっ!」フッキンウンドウ

トランクス「……」

ベジータ「はっ!はっ!」フッキンウンドウ

ベジータ「……ん?」

ベジータ「帰ってたのか、トランクス」

ベジータ「ただいま、くらい言いやがれ!」

トランクス「……」

ベジータ「ふん……反抗期とかいうやつか?」

ベジータ「反抗するのは自由だが……父親のオレと良い勝負ができてからやるんだな!」

ベジータ「かかってこい!トランクス!」

トランクス「……」

トランクス「……父さん」

ベジータ「何だ、怖気づいたのか?」

ベジータ「そんな事では、いつまでたってもオレを抜くことなぞできんぞ?」

トランクス「……父さんは、いつもそれだ」

ベジータ「なにぃ?」

トランクス「トレーニング、トレーニング、トレーニング」

トランクス「悟空さんより強くなるために」

トランクス「気持ちは分からない訳じゃないけど」

ベジータ「……何が言いたい?」

トランクス「父さんは、働かないの!?」

ベジータ「!」

トランクス「悟飯さんはもう大学で講師のアルバイトをしてるよ」

トランクス「悟空さんだって、年に一回、父さんと試合して稼いでる」

ベジータ「そ、それは……」

トランクス「うちはお爺ちゃんが創ったカプセルコーポレーションという会社でお金持ちだ」

トランクス「母さんも発明の手伝いで、その仕事を手伝ってる」

トランクス「ボクだって、もっと大きくなったら、この会社で働くつもりだよ」

ベジータ「……」

トランクス「でも、でも、父さんは……」

トランクス「父さんは……」

ベジータ「……」

トランクス「ねえ」

ベジータ「ん?」

トランクス「父さんは、サイヤ人の王族だったんだよね」

ベジータ「今でもそうだ。オレはサイヤ人の王子だ」

トランクス「……それだよ」

ベジータ「!?」

トランクス「もしかして、王族だから働かなくてもいいって思ってるんじゃないの?」

トランクス「そんなの、もう関係ないよ。父さんは地球で暮らしてるんだから」

トランクス「それに」

トランクス「四十近いおっさんが自分の事を『王子』って名乗るのは……」

トランクス「もし、ボクが他人だったら、笑ってる」

ベジータ「き、貴様っ!」

トランクス「でも、他人じゃないから辛いんだ」

トランクス「父さんは、ボクの父さんだから」

トランクス「ねえ」

トランクス「せめて、王様になってよ」

トランクス「それなら……まだ少しはマシに思えるんだ」

トランクス「……」

プシュー

ベジータ「……」

ベジータ「……ちくしょう」

ベジータ「ちっくしょーう!!」

ベジータは生まれて初めて心の底から打ちひしがれた……。

我が子からの軽蔑と、自身の決定的な生活能力の無さに……。

悔しさと絶望に涙すら流した。

これは初めてではなく、フリーザ戦以来だったが……。

ベジータは既に父親としての威厳を失っていた……。

孫悟空が帰ってから――

〜カプセルコーポレーション内・強化訓練ルーム〜

プシュー

ベジータ「……」フラフラ

猫「にゃー」

ベジータ「……」フラフラ

恐竜の子「がおー」

ベジータ「……」フラフラ

ブルマ「!ベジータ?どうしたのよ!」

ブリーフ博士「顔色が悪いぞい……」

ブルマ「さっき、孫くんが試合代を受け取って帰ってったけど」

ブルマ「彼の顔色も良くは無かったわ……」

ブルマ「まさか。大怪我してるんじゃ」

ベジータ「……いや……心配ない……」

ブリーフ博士「しかしだね、ベジータくん。やはり君は無茶をしすぎだと思うよ、うん」

ブルマ「そうね……トレーニングもいいけど、程々にしときなさいよ」

ベジータ(オレは無茶をしすぎる?)

ベジータ(トレーニングは程々にしろ?)

ベジータ(……)

ベジータ(働かないのに心配かけるな)

ベジータ(どうせカカロットに勝てないのだからトレーニングなんてやめろ)

ベジータ(……そう言いたいのだろう)

ベジータ(はっきり罵られたほうがマシってもんだぜ……!)

ベジータ「出かけてくる」

ブルマ「え?大丈夫」

ベジータ「……ああ」

バシュッ−!

ブリーフ博士「ベジータくん、本当に大丈夫かいなぁ?」

ブルマ「まあ、カラダが丈夫なだけが取り柄みたいなもんだから、心配いらないと思うけど」

ブリーフ博士「帰ってきたら、ごちそうをたくさん食べさせてやりなさい。栄養をつければ良くなるやもしれん」

ブルマ「うん」

ブルマ(……大丈夫よね、ベジータ……

〜パオズ山・孫悟空家〜

バシューッ

悟空「けぇったぞ、チチー」

チチ「お帰り、悟空さ。今日はえらく早かっただな。……まさかサボったんじゃあるめぇな?」

悟空「いいーっ!?そ、そんな事ねぇよ」

悟空「ほら、試合代金だ」

バッ

チチ「ひいふうみい……、よし、ちょろまかしてないだな」

悟空「オラがそんな事する訳がねえだろ」

チチ「……一昨年に途中で祭りがあって買い食いで、この半分遣っちまったのは誰だ?」

悟空「うっ!あれぇあその……」

チチ「それにだな、この試合代金も、ブルマさんが毎年毎年、ベジータさんに付き合って勝負してくれて悪いからって」

チチ「仕事しねえ悟空さに、収入が入るようにしてくれたもんだべ」

チチ「悟天ちゃんの教育にも良くねえし、あんまり大きな顔できねえべ?」

悟空「そ、それ言われると何も言えねえけど、さ」

悟空「は、ははは」

チチ「……」

悟空「ははは……」

悟空「は……」

チチ「……」

悟空「……生まれてきてすんません」

チチ「いや、そこまで落ち込まなくてもええだよ」

チチ「とにかく、今日、悟空さが銭を稼いできたのは確かだ」

チチ「よーし!オラが腕を奮ってごちそうこさえてやるだよ!」

悟空「ホントかー!?」

チチ「んだ!いっぺえ食うだ!」

悟空「オラ、わくわくしてきたぞー!」

〜隣の室でゲーム中の悟天〜

悟天「うるっさいなあ」ピコピコ

悟天「でも今日はごちそう、かぁ」ピコピコ

悟天「お父さん、いつも大量の生の野キャベツや野良恐竜ばっかりだったから」ピコピコ

悟天「アレは見てるこっちが凹んでくるんだよなあ」ピコピコ

悟天「本人はあんまり気にならないようなのが、また辛いんだ」ピコピコ

悟天「ま、しばらくはボクらと同じ料理を食べるんだろうから……」ピコピコ

悟天「一安心ってとこかな」チャラリラチャッチャッチャーン

悟天「お、やっとメラガイアー覚えた」

〜カプセルコーポレーションを飛び出したベジータ〜

ベジータ(ちくしょうちくしょうちくしょう!)

ベジータ(イライラするぜ!)

ベジータ(むしろオレがあいつらをイライラさせているのか?)

ベジータ(くそっ!)

ベジータ(ここいらにファイナルフラッシュでもかましてやろうか?)

ベジータ(……いや、落ち着け)

ベジータ(オレはサイヤ人の王子、ベジータ様だ!)

ベジータ(そんな小さな八つ当たりなどって……)

ベジータ「だから王子と言ってはいかんのだくそったれーー!!!」

通行人A「な、なんだアレ……空、飛んでる」

通行人B「というか、王子?」

通行人C「プ、何言ってんだあのおっさん」

サンディ「マヂチョ−ウケるんですけどーみたいな〜」

ベジータ「はっ」ビッ

サンディ「オンヌッ!」ドカーン

ベジータ「へっ、汚ねぇ花火だ」

ベジータ「くそっ、ますますムカついてきたぜ……」

ベジータ「……ん?アレは……」

スチャッ

ベジータ「やはり悟飯か」

悟飯「あ、ベジータさん。お久しぶりです」

ビーデル「こんにちわ」

ベジータ「ふん……」

ビーデル(ね、ねえ悟飯くん。ベジータさん怒ってる?)

悟飯(え?……ああ、あの人はいつもこうなんだ)

悟飯(ふん、っていうのが相槌だと思うよ)

ビーデル(そ、そう)

ベジータ(……そういえばコイツはカカロットの息子)

ベジータ(自分の父親をどう思っているのか、サイヤ人的に聞いておきたいところだな)

ベジータ「あー、うん、ごほんっ!」

悟飯「あ、じゃあ僕らはそろそろ行きますね」(ホテル的な所へ)

ビーデル「最近、悟飯くんといられる時間、少なかったからね」(甘い恋人的な意味で)

ベジータ「ごほっ、ごほごほっ、げぼっ」(注意を引く的な意味で)

悟飯「講師のバイトって実入りが少ない割りに、資料作りとかで時間取られるからね」

悟飯「ちゃんとした学者になれば、自分で時間が作れると思うけど」(性行為の時間的な意味で)

ビーデル「本業になったらもっと忙しくなるんじゃないの?」

ビーデル「食事とか悟飯くん大変でしょ。いつも一緒なら、お世話してあげるのにな」(結婚的な意味で)

悟飯「お、お世話って……」(性処理的な意味で)

ベジータ「が……がっふ……げびぼっ……ごぼっ!げぼっ!ゴバッ」(なんかほんとに苦しくなってきた)

悟飯・ビーデル「ベジータさーーーーん!!」

――結局、ビーデルは空気を読み、ありもしない用事を思い出し一人で帰宅。

ベジータと悟飯は、話をするべく何故か人里を離れた荒野へ飛んでいった。

〜戦いの出来そうな人里離れた荒野〜

スチャッスチャッ

悟飯「……」

悟飯(何なんだよ、ベジータさん……)

悟飯(一週間ぶりに、ぱふぱふやつんつん、ずっこんばっこんできるところだったのに……)

ベジータ「す……すまなかったな……悟飯……」

悟飯(あ、あのベジータさんが謝るなんて……)

悟飯(悟っていたんだ……ボ……ボクが一週間ぶりにビーデルさんと合体する、チ……チャンスだったってことを……)

悟飯「……いえ……それよりも、こんな所まできてしかできないお話とは?」

ベジータ「ん?いや……さっき何故か地球人が集まってきたから場所を変えただけだが」

悟飯「あれだけ苦しんでたら、そりゃ人も集まってきますよ」

悟飯「それでいてむせて咳き込んでいただけなんて……」

ベジータ「ふん……どうでもいいんだそんなことは」

ベジータ「それより、お前に聞きたいことがある」

悟飯「?はい……」

――ベジータの話はサッパリ要領を得なかった。

元より素直でない性格のベジータが、自分と悟空との父親としての尊敬の度合いを比べたいがために、悟飯に問うている。

しかし、そのこと自体を悟飯にも知られたくないベジータの話し方では、悟飯も何を聞かれているのか、何を言えば良いのか、分からなくなるのも当たり前だった。

――そして悟飯がキレて気を上げ、ベジータが数滴、小便を漏らした。

潜在能力全開放状態の悟飯は、スーパーサイヤ人3の悟空を上回る。

実際のナンバー1である悟飯に恐怖したベジータ。

この後、トランクスの事、仕事の事、王子の事、全てを話してしまったのは、特に情けないとは言えないだろう。

悟飯「……そうですか、そんなことが」

ベジータ「はい」

悟飯「え……ベジータさん、何で敬語なんですか?」

ベジータ「あ……違う!さっきのは溜息だ!何故、貴様に敬語など……」

悟飯「あぁ?」

ベジータ「たまには使ってもいいかもしれませんなあっ!」

悟飯「……あの、やっぱり気持ち悪いですからいつも通りにお願いします」

悟飯「ボクがイラつかない程度に」

ベジータ「ふん……で、何か打開策はあるのか?」

悟飯「投げっぱなしですか?自分の事でしょう?」

ベジータ「……悔しいが、この問題はオレたちサイヤ人には自力で解決するのは困難なようだ」

ベジータ「カカロットも同じような状況にあるらしいしな……」

悟飯「少なくともボクは父さんの事を尊敬してますよ、ピッコロさんの次に」

ベジータ「……地球人との混血のお前なら、何か思いつかないかと考えたんだ」

悟飯「んー……問題は3つですよね」

「.肇薀鵐スくんに尊敬されたい」

「∋纏してないって言われるのが辛い」

「2子から王様になりたい」

悟飯「,廊↓をクリアすればオーケーだと思います」

悟飯「強さだけが尊敬に値しないのは、地球の常識です。ここポイント、テストにでます」


悟飯「△蓮帖帖△箸いΔ仕事したらどうですか?カプコならどこでもポストあるでしょう?

※「カプコ」――「カプセルコーポレーション」の略。悟飯の大学ではこう略する。

ベジータ「……無理だ」

悟飯「そんなやってもみないで……」

ベジータ「聞け!」

ベジータ「ブルマの会社で役職に就いたとするぞ……それはコネでしかない」

ベジータ「コネではトランクスは尊敬しない……」

ベジータ「それにオレは、あの会社の『仕事』が充分にできるとは思わない……!」

悟飯(絶対できないって言わないあたり、往生際が悪いよな、ベジータさん)

悟飯「ならパワーを活かした土木工事なんかどうですか?お父さんも三年くらい前、やったことあるんですよ」

悟飯「ただ、力加減ができなくて、機材や現場を破壊してクビにされちゃいましたが」

ベジータ「それはオレも考えた」

ベジータ「しかし、籍を入れていないとはいえ、オレは大会社の娘の夫」

ベジータ「『社長令嬢の旦那がドカタだけは世間体が悪いからやめて』とブルマに釘を刺されている」

悟飯「あらー」

悟飯「じゃあ、もうしかないですね」

悟飯「サイヤ人の王様になりましょう」

悟飯「もうお父さんとベジータさんしか残ってませんし、ベジータさんは王子なんですから決まりですね」

悟飯「では、ボクは帰ります」

ベジータ「待てっ!」

悟飯「あぁん!?」

ベジータ「ひっ……お待ちになりやがって下さいっ!」

悟飯「何なんですか、もう」

ベジータ「いや……、オレは王にはなれない」

悟飯「何故です?」

ベジータ「しきたりがある」

悟飯「サイヤ人の……ですか」

ベジータ「ああ」

悟飯「でも、もう惑星ベジータも無いんだし」

ベジータ「だからこそだ」

ベジータ「星も、人も無くなった国の王になるのに、口先だけなら簡単だ」

ベジータ「しかしオレはそれをしなかった」

ベジータ「サイヤ人の誇りがそれを許さなかった」

悟飯「面倒くさいなあ……。今回は、トランクスくんの為に誇り捨てちゃいましょうよ」

ベジータ「えー」

悟飯「いやもう、ベジータさん王様。決定。はい終了ー」

ベジータ「いやいやいや。待ってくれ」

ベジータ「確かに、オレの誇りは良いとしてもだ」

ベジータ「こんなやり方で王になってもトランクスが尊敬すると思うのか?」

悟飯「……ボクならしませんね」

ベジータ「しっかりしてよ、もうー!」

悟飯「はあー……」

悟飯「仕方がありません。口先だけでなく、本当にベジータさんを王にすればいいんでしょう」

悟飯「どうしたらいいんです?」

ベジータ「だから、しきたりがあって無理なのだといってるだろうっ!」

悟飯「ああ……」

悟飯「というか、なんで無理なのか、そのしきたりというのを教えてくださいよ」

ベジータ「いいだろう。耳の穴かっぽじって、よーく聞きやがれ」

悟飯(鼻くそほじる的な)

ベジータ「では、惑星ベジータの王位継承の儀についてだ。

,泙困聾什澆硫Δらの推挙を得、王候補となる。

△修靴撞族から集められた上級戦士の十人と連続で戦い、勝利を収める。

この戦闘は双方、本気での殺し合いだ。

す濟欧呂△襪、手を抜いた戦闘は無効とされる。

ゲΩ補、十人の上級戦士ともども、相手を殺しても構わない。

Δ、生かした場合にはその戦士から王になる承諾を得られらければならない。

大怪我を負わされた戦士が承諾するには、かなりの度量が必要だろうぜ。

全ての戦闘が終わり、王候補が生きていれば次は『指揮』の要素を問われる。

先ほどの上級戦士の生き残りを連れて、同じ数、又はそれ以上の敵(他星人)と戦い、無傷で勝利させる事。

最初の戦闘で殺し過ぎたり、大怪我を負わせていると、グンと難易度は上がる。

気をつけなければならないのは、この戦闘では敵(他星人)を殺してはならないということだ。

これはサイヤ人の殺戮衝動を押さえ込めるか、意思の強さを図られるテストでもあるからだ。

他星人にとってはいきなり攻め込まれる訳だから無論、奴らからの手加減など期待せんほうが良い。

これに勝利して、やっと王から王権を受け渡されるわけだ。

ベジータ「どうだっ!分かったか!」

悟飯「はい。おおよそのところは何となく漠然と……」

ベジータ「無理だということが理解できたようだな」

ベジータ「既に王は死んでいる」

ベジータ「が、それは前例として王に息子がいた場合、その役目を代行できる」

ベジータ「要はオレがオレに王位を継承することを承諾することは可能なわけだ」

ベジータ「しかし十人の上級戦士がいなくては話にならん」

ベジータ「この戦士はサイヤ人の貴族でないと絶対に許されんし、命がけだ」

ベジータ「そして今現在、残っているサイヤ人はオレとカカロットの二人だけ……!」

ベジータ「どう足掻いても王位継承の儀なぞできんぞ、くそったれーーっ!!!」

ベジータ「はははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

悟飯「うーん、確かにできない、かな」

悟飯「でも、しないとトランクスくんが可哀想だし、なんかベジータさんも哀れだ」

悟飯「誰か、いいアイデアがあれば教えてくれませんか?」

悟飯「条件は『王位継承の儀を行い、ベジータさんを王にする』事」

悟飯「ドラゴンボールを使っても良いけど」

悟飯「現在、叶えられる願いは2つ」

悟飯「『王にしてくれ』という直接的過ぎる願いはベジータさんの誇り(笑)が許さないし」

悟飯「『十人の貴族のサイヤ人を出現させる』なんて願いはデンデの能力を大きく超えるので無理です」

悟飯「そうだ!良い方法がある!」

ベジータ「な、なんだ?」

悟飯「ドラゴンボールで惑星べジータとサイヤ人の復活をお願いするんですよ」

悟飯「今のベジータさんなら王位継承の儀、なんてちゃらー、へっちゃらーでしょ?」

悟飯「これなら悩まなくて済みますし」

ベジータ「なるほどな……っておい」

悟飯「はい?」

ベジータ「確か、地球のドラゴンボールでは大勢の人間を生き返らせると、叶えられる願いは合計で2つになってしまうはずだ」

ベジータ「どうやって、その復活した惑星ベジータに行くのだ?」

悟飯「え……と、宇宙船……はもう無いから、次のドラゴンボールで瞬間移動ですかね」

悟飯「いくら産まれた星でもお父さんは知り合いがいないから瞬間移動できませんし」

悟飯「あ、それに地球のドラゴンボールでは死者の復活は死後一年以内に限られるんだった!」

ベジータ「……お前はオレに惨めなまま一生を過ごせと言うんだな」

悟飯「いやその……あ、そうだ」

悟飯「地球のドラゴンボールでナメック星に行きましょう」

悟飯「ポルンガで願いを叶えるんです。デンデの神龍より高性能ですし」

ベジータ「ナメックの奴らがオレの願いを叶えさせると思うか?」

ベジータ「オレは一度、ドラゴンボールを狙い、あそこの集落を一つ壊滅させた」

ベジータ「デンデでさえ内心はまだ許しちゃいないだろうぜ」

ベジータ「そんなオレを勇者として認め、ドラゴンボールを使う権利……与えると思うのか?ええ?」

悟飯「はは……」

悟飯「あ、そうだ。ボクが代わりに願いを叶えに行ったらどうでしょう?」

悟飯「フリーザの時に向こうの最長老様と面識もありますし」

ベジータ「お前がサイヤ人を復活させる理由が無い」

ベジータ「オレの為に、と分かれば結局同じことだ」

悟飯「むむむむ……」

悟飯「あ、あの世にいるサイヤ人に手伝ってもらえば……」

ベジータ「あの世とこの世の行き来が、そう簡単に行くと思うか?」

ベジータ「それにどうせサイヤ人は全員、地獄行きだ」

ベジータ「そんな状態の奴らを説得するのも骨だと思うぜ……」

悟飯「お父さんなら瞬間移動で行けると思いますけど……」

悟飯「無理やり十人ほど、ドつき倒して言うこと聞かせてみるってのは?」

ベジータ「ふう」

ベジータ「オレたちで宇宙の秩序とやらを乱して構わんのか?」

ベジータ「オレは今の暮らしが気に入ってるからお前に相談してるんだがな」

ベジータ「今からでも元のオレに戻っていいんだぜ」

ベジータ「悪になりきれば貴様らともマシに戦えそうだしな」ニヤリ

悟飯「さ、さすがあの世帰りは言う事が違いますね……なんて……はは……」

悟飯(頼みごとしてるのに偉そうだよこの人ー!)ガビーン

悟飯「ど、どうしよう……?」

???「話は聞かせてもらった」

ベジータ「誰だっ!」

天津飯「オレだ」

悟飯「天津飯さんっ?」

ベジータ「……誰だ?」

悟飯「え、マジで忘れちゃったんですか!?」

ベジータ「というか、知らんぞ」

天津飯「……帰ろうかな」

悟飯「ちょっ、待ってくださいよ。何故、天津飯さんがこんな所に?」

天津飯「……元々、オレたち最近はここら一帯で修行していたんだ」

天津飯「さっきの悟飯、お前の気を感じてやってきた」

天津飯「それで、オレがベジータを王にする話を聞いていて、何とかできるかも知れんと思ってな」

悟飯「本当ですか!?」

ベジータ「知らない奴!感謝してやるぞ!」

天津飯「……」

悟飯「いや、もうベジータさんはこういう人ですから……」

天津飯「ああ、もう慣れた……」

天津飯「では説明しようか、王位継承の儀の、その手段を……!」

天津飯「その前にベジータ。孫は下級戦士だそうだが王位継承の儀には参加できんのか?」

ベジータ「うん?……確かに生まれはそうだが」

ベジータ「現在の強さ、そしてオレたちの世代で初めてスーパーサイヤ人に目覚めた所を考慮すると……」

ベジータ「オレの王子の権利で貴族にすることは可能だ」

ベジータ「これには特に試練などは無い。王族が認めさえすれば良いのだし、何より王位継承の儀ができるなら幾らでも貴族の位を与えよう」

悟飯「最後、ぶっちゃけましたね」

天津飯「もう一つ!」

天津飯「悟飯やその弟、そしてトランクスは混血だがサイヤ人として参加できるか?」

ベジータ「む……それは……」

ベジータ「地位的には問題は無い。貴族の子は貴族として扱う」

ベジータ「しかし純粋なサイヤ人ではないので……2人で1人分とせねばならんだろう」

悟飯「細かいコダワリですよね……」

天津飯「よし、それなら良しだ。では、これを見ろっっ!」

天津飯『四身の拳』バッ!バッバッ!

ベジータ「な……なにぃ、四人に増えた!?馬鹿な、残像ではない……だと!?」

悟飯「何で今頃そんな技を!?」

――天津飯の、王位継承の儀を行えるようにする、その手段はこうであった――

この自身の四人に分身する技、『四身の拳』を、悟空・悟飯・悟天・トランクスに修得させる。

本来、この技は三つ目人の末裔である天津飯にのみ扱える技だが、この四人なら恐らく短期間でモノにできるだろう。

使ってる本人が言うのだから間違いない。

各人が四人になり、混血組の2人で1人前計算を考慮し、それを合計すると――

悟空×4人+(悟飯×4人+悟天×4人+トランクス×4人)÷2=10人

――となる!

上級戦士10人の誕生だ!しかも『四身の拳』で一人一人が弱くなってるからベジータでも何とかいけるだろう!(主に悟空・悟飯)

ベジータ「そうか、そんな手が!」

悟飯「あるのかなぁ……てか面倒くさいなあ……」

天津飯「さあ、グズグズするなら置いて行くぞ!」

天津飯「早くみんなを集めるんだ!」

バシューッ

ベジータ「何で奴はオレにあんなに親切なんだ?」

悟飯「……多分、自分より強すぎるボクたちに技を教えられるのが嬉しいんでしょう」

悟飯「あの人も歪んでますよね……」

バシューバシュー

??「……」

チャオズ「天さんはボクを置いていった」

チャオズ「修行はしたけどこの話にはついていけないからって」

チャオズ「天さん……」

チャオズ「割り算ができなかったらダメかな……?」

チャオズ「……掛け算なら、1の段は言えるようになったのに……うう……」

天津飯は小物なんかではありません。

ドラゴンボールの中でも一番好きなキャラであります。

排球券とか大好きですし、強襲サイヤ人編で気巧砲の使用で死んだのを逆恨みしてる所とか最高じゃないですか。

ブウ戦でも役に立ったし(すぐノックアウトされたけど、それがいいんじゃないでしょうか)。

では、ちょっとだけですが続き行きます。

バシュー

ベジータ「……」

ピタッ

ベジータ「いや、少し待て」

悟飯「どうしたんですか、ベジータさん」

ベジータ「さっきの案……確かに王位継承の儀は行えるが……」

ベジータ「その儀式にトランクスを参加させるのはおかしくないか?」

悟飯「……んー、できればその後の戴冠式を含めて、見学してもらうのが良いかと思いますけど」

天津飯「しかし、この方法しかない。サイヤ人の数が足りん」

ベジータ「……」

天津飯「割り切ってしまえ。少しばかりの不都合は」

悟飯「確かに……あれ?」

天津飯「何だ?」

悟飯「あそこ……何か光って……、あ、あれは!?」

天津飯「あれは……!」

ベジータ「タ、タイムマシン……!?」

悟飯「未来のトランクスさんが、来た……?」

ベジータ「よーし、少しだけ運が向いてきやがったぜ」

バシュー

トランクス(未来)「父さん!悟飯さんも!……て、天津飯さんも!」

天津飯「何故、オレの名だけどもったのかな?忘れてたのかな?かな?」

トランクス(未)「そそそ、そんな訳ないじゃないですか。意外な組み合わせでしたので……」

ベジータ「そんなことはどうでも良い」

ベジータ「どうしたトランクス、何故ここに来たこいつから技を習ってオレと戦え今すぐに!」

トランクス(未)「と、父さん、貴方が何を言ってるのか分かりません」

ベジータ「ガーーーーーーーーッ!」

トランクス(未)「ひぃっ」ジョロジョロ

悟飯「まあまあベジータさん……

悟飯「えっと貴方は未来から来たトランクスさんで合ってますか?」

トランクス(未)「は、はい……実は……」

――未来の世界のトランクスがこの時代にやってきた理由。

あまりに変わりパラレルワールド化したこの時代と自分の時代が、そろそろタイムマシンでの行き来が出来なくなる、と分かったからであった。

世話になった過去の父たちに最後のお別れをするべく、彼は偶然にもこの近くに到着したのだ。

――三人は(主に悟飯)成り行きを説明し、王位継承の儀に未来のトランクスに参加してくれるように頼んだ。

彼がいれば、現代のトランクスは王となるベジータを見物人として見ることができる。

未来のトランクスは快く、了承してくれた。

トランクス(未)「すみません、父さん……ここのオレが父さんを尊敬していないなんて……」

ベジータ「お、お前は、オレを尊敬しているというのか?」

トランクス(未)「もちろんです!セルとの戦いで見せてくれた(ヤムチャから聞いた)オレに対するセルへの怒り……立派な父親です」

ベジータ「……ふぐっ……ぐすっ……そ、そうか……う、……よがった……」ポロポロ

全員(泣いてるーっ!)ガビーン

天津飯「で、では計画は完璧になったことだし、孫の家で修行をするか」

悟飯「そ、そうですね」

トランクス(未)「が、頑張りますよ、オレ……」

ベジータ「はぐぅ……ううぅ……あうあうあぅ……」エグエグ

全員(涙が止まらないーっ!)ガビーン

――そしてパオズ山・悟空の家にて

ちょうど食事が始まるところであった孫家では意外な客が数名参加していた。

とにかく量を食べるサイヤ人が2人増えたので、急遽チチは食事のランクを下げ、チャーハンを大量に作成。

不満を漏らしかけた悟空は食べ終わって腹が膨れたら満足そうであった。

――それから悟空・悟天をつれて山奥へ

悟空は説明を受けても理解できなかったようだが、仲間はずれは嫌だし、技の修行になり、更に戦えると聞いて了承。

悟天はゲームに未練を惹かれていたが、キレた悟飯に一喝され小便を数滴、大便を18mg漏らし、了承した。

悟天「……でも、分身なんて本当にできるのかなあ?」

悟天(パンツ替えたいなぁ)

悟飯「トランクスと合体してた奴がよく言うよ」

トランクス(未)「え?オレと合体って……え?何ですか、オレ、悟天さんと……そういう関係なんですか!?」ポ

悟飯「ああ、いや違いますよ……フュージョンって技で融合できるんですよ、悟天とこっちのトランクスくんは」

悟空「フュージョンしたら、スーパーサイヤ人3にもなれっからなー。すこしずりーぞー」

トランクス(未)「あの……スーパーサイヤ人3って……?」

ベジータ「ええい、ゴタゴタ五月蝿い奴らだ!今は『四身の拳』とやらに集中しやがれ!」

天津飯「トランクスの疑問も最もだが、まずこれができないと話にならんからな」

悟空「んで、天津飯。あれって難しいのか?」

天津飯「実は天家の家系の者にしか会得できないのだ」

ベジータ「今更ふざけるなよ!」

天津飯「まあ聞け。しかしお前らは、今まで不可能を可能にしてきたサイヤ人……」

天津飯「オレの技くらい、比較的、短期間で修得できると思うがな」

ベジータ「ふん。当然だ」

悟飯「というかベジータさんは修得しなくてもいいんでは?」

ベジータ「ふん。興味はあるし、カカロットも覚える技だ。やらせてもらう」

悟飯(ベジータさんも相当に寂しがりやだよな……)

天津飯「では『四身の拳』を教えるぞ!」

天津飯「これからオレがやることを良く見ながらマネをするんだ!」

全員「おう!」

天津飯「まず、全身の気をくまなく均等にする!」

天津飯「そして自分が4人いるようにファンタステックにイメージするんだ!」

天津飯「そして、ここだ!と思った時に両腕をクロスさせる!」

グッ

天津飯「単細胞生物になった感じで分裂をイメージしつつ両腕を横に広げる!」

バッバッ

天津飯×4『……とこんな感じだ!」ジャジャーン

天津飯×4『さあてお前たちは……』

     ヽ\

  ,-''l ,,-''l  ,,-''l ,,-'l\

 / ,‐'''''/ ,,''''/  ,'''''/  ,─ヽ、 -─'''''ヽ、

 .・  ・  ・   ・ lヽヽ_,,-\

_/-ヽ/-ヽ/-ヽ// ヽ

. /  / / / \二ヽ.

.     .     ヽ

 ヽ_o  ヽ_o ヽ_o .ヽ_o  ヽ二

ヽ_\lイ,.  ヽ\‐イ   ヽ\‐イ ヽ\イヽ ,,,/

゙ヽ‐ ゙' ゙''ヽ‐ ゙' ゙'ヽ‐゙'' ゙''''‐--゙',,,,''

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  /゙'' / ゙'' /゙''  /゙''

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ヽ、_,-、_ヽ、,-、_ヽ、,-、_ヽ、,-、 ,,,,,,,,

 ゙/ \ / \  / \ ヽ \

 ヽ-  ,,\ヽ-,,,\-- ,,,\--,,-ヽ, ./

  \,,/   \,/  \,,/   \/   /

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  l,,,_ ...

  ゙゙'Tヽ、 ゙''Tヽ、゙''Tヽ、  ヽ   ,,,,,,,,_......

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ヽ,,,,_,,/ ヽ,,,_,,/ヽ,,,,_,,/ ヽ---,''' ヽ



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ヽ-, ヽ-,  ヽヽ ヽヽ

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    ノ

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 /  / //│

悟天×4『で、できたー!』ジャジャーン

悟飯×4『ボクもだあ!』ジャジャーン

トランクス×4『オ、オレが4人に……!こんなことが……!』ジャジャーン

悟空×4『ひゃー!オラがいっぺえだ……こりゃチチが見たらぶったまげるぞー!』ジャジャーン

ベジータ×8『うおおおおおおおっ!分裂しすぎたっ!』ジャジャーン

天津飯×4『……』

悟天×4・悟飯×4・トランクス(未)×4・悟空×4・ベジータ×8『早ぇ―――――!!』

天津飯×4『いやぁ……みんな、はっきり言って完璧だ!』

天津飯×4『もう教える事は何も無い……!!』

悟天×4『うそ―――!』

悟飯×4『こんな簡単でいいんですかー!?』

天津飯×4『まあ……できないよりか良かったんじゃないか?』

天津飯×4『いやー、ははは!さすが皆、オレより遥かに強いだけのことはある。ははははは!』

トランクス(未)×4『そんな笑ってていいんですかー!?貴方の独自の技だったんでしょう!?』

天津飯×4『ははははは……』

天津飯×4『いやー、確かに……』

天津飯×4『ここまで簡単に修得されると、精神的なダメージは大きいかな……』

天津飯×4『……ほんま、なんかゴメン……』

悟飯×4『い、いやだなあ天津飯さん、謝ることないですよ』

トランクス×4『そうですよ、上手くいったんだし笑いましょうよ、ははは……』

――その後、天津飯が大きく凹んだものの、修行は完璧なものとなった。

――

――――

ベジータ(1)「やはりオレは天才だな!『四身の拳』で8人になってしまうとは!」

ベジータ(2)「しかし、目的の数と違うということは、オレは間違えてしまったのでは?」

ベジータ(3)「他の奴らの倍ってことだ、素直に喜べ!」

ベジータ(4)「でもこのオレは元の8分の1の強さしかないのか」

ベジータ(5)「それでも充分に強いがなっ!はっはっはっあ!」

ベジータ(6)「そこのオレ、少しハゲてないか?」

ベジータ(7)「何ぃっ!ちょっ、マジか!よく見やがれ!」

ベジータ(8)「はーっはっはっ!オレ様が8人!いい眺めだぜ!」

ベジータ×8『よーし。どこまで分身できるか、試してやるぜ!』

ベジータ×8『おうっ!』

天津飯(戻った)「ち、調子に乗りやがって……。どうなっても知らんぞ……!」

ハァーバッハァーバッハァーバッハァーバッハァーバッハァーバッハァーバッ

ざわっ……

ざわっ……

悟飯(戻った)「そ、そんな、ベジータさん……」

トランクス(未)(戻った)「父さーーーーーんっ!」

悟天(戻った)「ちょっwwwwwwwwベジwwwwwwwwwwwwタwwwwwwwwwwさんwwwwwww何wwwwやってんwwwwwwすかwwwwww」

悟空×16(調子に乗って2回ほどやってみた)『ひ、ひえええ〜〜〜!ベジータ、おめぇ……!』

ベジータ×1024『ベジータ軍団だっ!』

ざわっ……

ざわっ……

――軍団というよりは「1024匹ベジータちゃん大行進」的な感じであったと、後に悟飯は語った。

ベジータ×1024『カカロット!勝負だ!』

悟空×16『何っ!?』

ベジータ×1024『今のオレたちに勝てるかなっ!』

――

ドサドサドサドサッ

悟空×16『おめえらしい失敗だったな、ベジータ。1人の力を1000人くれえに分けちまったら、勝てるわけねえだろうに』

ベジータ(戻された)「く、くそったれ……小さい技を連発する暇も無かったぜ……!」

――という、天津飯の古いトラウマをえぐる場面もあったが、とにかく全員の『四身の拳』か完璧なものであった。(弱くなるのも含めて)

――これなら、と明日、王位継承の儀を行うということになった。

カプコ(カプセルコーポレーションの略。悟飯によればラブホ→ラブホテル、のような感じで)の、

一階庭園を勝手にだだっ広く吹き飛ばし、準備は万全であった。

一般に広く開放……はできないので孫家とブルマの家族たち、

そして地球人の戦士たち、ヤムチャ・クリリン・ピッコロ・ヤジロベー・亀仙人は、

他星人との戦いの相手として(何も知らされず)呼ばれる事となった。

しかし彼ら5人と分身した天津飯×4人を合わせて9人。

素で全員に(天津飯含む)忘れられていたチャオズは、この時思い出され連れて行かれる時に、密かに世界に復讐を誓ったという。

――そして、ついにベジータの王位継承の儀が始まった!

〜一階庭園跡地・新設『王位継承の儀』会場〜

ざわ……

ざわ……

悟飯『えー、テステス』

悟飯『皆さん、お集まり頂き、まことに有難う御座います』

悟飯『司会を任されました、孫悟飯です』

悟飯『まあ、ここにいる人たちはみんなボクを知ってますけどね(笑)』

悟飯『これからベジータさんの惑星ベジータ・王位継承の儀というのを行います』

トランクス(お父さんの……)

悟飯『皆さんご存知のとおり、ベジータさんはサイヤ人の王子です』

悟飯『しかし、今まで王だとは名乗っていませんでした』

悟飯『もう中年だというのに、王子を名乗るのはイメージ的に辛かった事でしょう(笑)』

全員「(笑い)」

悟飯『では、何故、そうしてきたか!』

悟飯『それは、王になりたくてもなれなかったからです!』

悟飯『サイヤ人の王家では、代々伝わる『王位継承の儀』を行わなくては王にはなれない!』

悟飯『その『王位継承の儀』にはサイヤ人貴族から選ばれた10人の上級戦士が必要だったのです!』

悟飯『しかし現存しているサイヤ人は、僕たち混血を含めても10人には届きませんでした』

悟飯『なりたくともなれない……』

悟飯『これは、ナメック星でベジータさんがスーパーサイヤ人になりたくてもなれなかった時と似てますね(笑)』

クリリン・デンデ・ピッコロ・悟空「(笑い)」

悟飯『まあ、それは関係ありません』

悟飯『とにかく、10人のサイヤ人が必要でした』

悟飯『それを解決して下さったのが、なんと天津飯さんだったのです!』

悟飯『あの方の独自の技『四身の拳』を使えば、とにかく人数が増やます!』

悟飯『僕たちサイヤ人の血を持つ者は、過酷な修行し、『四身の拳』を修得することに成功致しました!』

悟飯『主にボロボロになったのは天津飯さんのプライド面でしたが(笑)』

全員「(笑い)」

悟飯『サイヤ人の貴族の上級戦士しか参加できない、という制約ですが』

悟飯『ベジータさんの王子(笑)の特権として、生きてるサイヤ人全員を貴族にすることで解決しました!』

全員「(笑い)」

悟飯『では、肝心の『王位継承の儀』(笑)の内容ですが』

悟飯『王候補者……が10人の上級戦士と戦い、勝利する事!』

悟飯『つまり、ベジータさんが分身したボクたちと一対一で勝ち抜き、全勝すればオーケーです!』

悟飯『ぶっちゃけ有利ですよね、分身は弱体化しますから(笑)』

全員「(笑い)」

悟飯『しかしこの有利さを、誇り高いベジータさんは良しとしませんでした!』

悟飯『なんと、今回、ベジータさんはスーパーサイヤ人にならないそうです!』

全員「ざわ……ざわ……」

悟飯『また余計なことを、とか、さくっと片付けてしまえ、とかは言わないであげてください!』

悟飯『これには、ベジータさんの、そして……』

悟飯『いえ……』

悟飯『ベジータさんのプライドの高さを、今更ですが称えるのみに致しましょう!』

悟飯『なお、今回、10人の戦士として参加するメンバーは以下の人物です』

悟飯『孫悟空!』

悟飯『お父さんは、純粋なサイヤ人ですので1人と数えます』

悟飯『分身で4人になれば、4人分として扱います』

悟飯『いくら分身しても1人分じゃん、とか言わないで下さい』

悟飯『話が進みませんので』

全員「(笑い)」

悟飯『そして混血組みですが』

悟飯『半分しかサイヤ人の血が流れていないので、2人で1人分として扱います』

悟飯『ボク、悟天、未来からきたトランクスさんの3人が、それぞれ『四身の拳』で分身し……』

悟飯『0.5人分×4人=2人分×3=6人分、という計算で、お父さんと合計して10人分のサイヤ人戦士とします』

悟飯『計算の意味が分からないという人は、突っ込まないようにお願い致します』

悟飯『ぶっちゃけボクは早く終わらせて、ビーデルさんとチョメチョメしにいきたいので(笑)』

全員「(笑い)」

ビーデル(もうっ……悟飯くんったら……)

悟飯『あ、後は補足説明です』

悟飯『実はお父さん、10人以上の分身ができました』

悟飯『しかし、それでは弱くなりすぎて、いくらベジータさんがスーパーサイヤ人にならないといっても』

悟飯『瞬殺できちゃいますから、人数ぎりぎり合わせられる4人まで、としておりますのでご了承下さい』

悟飯『それでは、王候補者、ベジータ王子(笑)の入場です!皆様、拍手でお迎え下さい!』

全員ワーワーパチパチ

――ベジータの入場曲

「DANZEN! オレ様はベジータ」歌詞:ベジータ

ベジータベジータ

ベジータベジータベジータベジータ

ベジティでジタジタオレ様はベジータ〜!

一難去って、また一難ぶっちゃけありえないっ!!

戦闘服(ジャケット)着ているオレ様はむちゃくちゃタフだぜぇ

オレ様ピンチを乗り越えるたび強く強くなるぜ★

your best! my best!

生きてるんだから失敗なんてメじゃない!

笑うオレに福来るだろ!ネガティブだってブッ飛べぇ〜!

汚ねぇ(キョイ)の花火咲かせて!思いっきり〜もっとシャインシャインッ!!

ベジータベジータベジータベジータ

ベジティでジタジタオレ様はベジータ〜!

たまには地球の午後のほほんとお食事very time

食事はトレーニングするオレ様の栄養源だからな

闇夜に浮かんだ満月の月見ても大猿(サル)にならん★

your best! my best!

全力だから友情、愛情、くだらんっ!

論より証拠の輝くパンチ必殺技が効かないぞっ!

瞳に、○(つき)映して!思いっきり〜もっとシャインシャインッ!!

ベジータベジータベジータベジータ

ベジティでジタジタオレ様はベジータ〜!

〜間奏〜

明日は明日の風吹くマジ意味わからんぞっ!

今しか出来ないトレーニングガンバらなくっちゃ!

真逆のキャラだから分かり合えない1人生きるチカラ★

your best! my best!

生きてるんだから失敗なんてメじゃない!

笑うオレに福来るだろ!ネガティブだってブッ飛べぇ〜!

汚ねぇ(キュイ)の花火咲かせて!思いきり〜もっとシャインシャインッ!!

ベジータベジータベジータベジータ

ベジティでジタジタオレ様はベジータ〜!

ベジータベジータ

ベジータ「悟飯っ!今のMCはなんだっ!

ベジータ「それとオレ様の趣味で作った歌を勝手に流すなっ!」

悟飯『いやあ……良かれと思ってやっちゃったんです、すみません』

ベジータ「ふんっ!ま、まあ良かろう!ちょっとだけ褒めてやる!」

悟飯『えへへ……』

会場内ベジータベジータダアレジブンノキョクアンガイイケテンジャンミナオシタゼプリキュアトイウヤツラシイナ、ヨクワカラン

悟飯『はい、ではですね!さくさく進めたいと思います!』

悟飯『まずはベジータ王子……もとい王候補と戦う戦士たちの、その順番を発表致します!』

悟飯『この内容にはベジータ王候補の体力と、各選手の実力、そして因縁(笑)が考慮されています!』

悟飯『尚、混血組みは2人で1人分ですので結果的に1対2の戦いが6組組まれます!』

――第一試合――

戦士孫悟天1&孫悟天2

――第二試合――

戦士孫悟天3&孫悟天4

――第三試合――

戦士トランクス(未)1&トランクス(未)2

――第四試合――

戦士トランクス(未)3&トランクス(未)4

――第五試合――

戦士孫悟飯1&孫悟飯2

――第六試合――

戦士孫悟飯3&孫悟飯4

――第七試合――

戦士孫悟空1

――第八試合――

戦士孫悟空2

――第九試合――

戦士孫悟空3

――第十試合(最終試合)――

戦士孫悟空4

悟飯『と、以上となっております』

悟飯『司会は続けてボクが、そして解説にピッコロさんをお迎えしております!』

ピッコロ「なにぃ!?聞いておらんぞっ!」

悟飯『ピッコロさぁん……』

ピッコロ「……ま、まあ良かろう」ポ

悟飯(ニヤリ)

悟飯『それでは、早速ですが第一試合が始まります』

悟飯『尚、司会と共に審判も務めさせて頂きます。ピッコロさんにはフォローをお願い致します』

ピッコロ『うむ』

悟飯『では…『王位継承の儀』、第一回戦……始めっ!!』

悟天1「うう……やだなあ。ベジータさんにかなうわけ無いじゃないか」

悟天2「でも、スーパーサイヤ人にはならないって言ってたぜ」

悟天1「それなら……いけるかな……」

悟天2「全力を尽くそう」

……『第一回戦……始めっ!!』

悟天2「じゃ、じゃあ……」

ドカーンッ!!!

悟天1「え?」

ドゴオッ!!!

ドタリバタリ

悟飯『おーっと!ベジータ王候補、開始の合図と共に、悟天選手を瞬殺です!』

ベジータ「ふん」

悟天3「ちょっ、酷いよベジータさん!」

悟天4「兄ちゃん、これ反則だよね!?」

悟飯『どうでしょう、ピッコロさん』

ピッコロ『試合開始の合図はされていた……攻撃をまともに食らうような気を抜いていた悟天が悪い』

悟天4「そ、そんなぁ〜」

悟飯『では、一回戦、ベジータ王候補の勝利!』

全員ウオオオオオオオデモヤッパリヒキョウクサイヨナバカキコエルゾヤムチャ

悟飯『では第二試合、孫悟天3&孫悟天4選手!』

悟飯『第二回戦……始めっ!!』

――

――――

悟天「ううっ……ぐす……」

悟飯『悟天3&悟天4選手、今回は最初からスーパーサイヤ人でいったのに負けちゃいましたねー』

ピッコロ『経験の差が出たな』

ピッコロ『パワーやスピードが上回っていても、悟天には圧倒的に戦闘経験が足りん』

ピッコロ『対するベジータは、相手の動きの先を読み、決定打を浴びせた』

ピッコロ『もっというなら悟天は修行不足だな』

悟空「悟天ー。ゲームばっかやってっからだぞ」

チチ「いいんだべ。悟天ちゃんは今、心の病気だから学校も休学中だ」

チチ「体重も100kgを超えてるから仕方なかんべ」

トランクス「……あ、あれ悟天だったんだ」

トランクス(未)「気づいてなかったんですか!?」

トランクス「いやあ、良く似た別人かと思ってた」

トランクス(未)「以外に薄情ですね、この時代のオレって」

悟飯『さあ第三試合トランクス(未)1&トランクス(未)2!』

悟飯『未来からやってきた孤独な戦士の、父親への挑戦です!』

ピッコロ『トランクス(未)が勝ったらダメなんじゃないのか?』

悟飯『しかし勝負はガチでやります!』

悟飯『手を抜いてると分かったら、試合は無効!』

悟飯『ベジータ王候補、果たしてこれまでのように快勝なるかー!』

トランクス(未)1「父さん、オレ……」

ベジータ「遠慮はいらん」

トランクス(未)2「!」

ベジータ「真剣勝負でないと意味が無い……」

ベジータ「全力で来い!トランクス(未)1&2!」

ガガッ!ズバババッ!

ドドドッ!バッ!ガッ!

ナラララララランチャッ

ヌルポッ ガッ!

クリリン「な、何だよ……いくら4分の1のスーパーサイヤ人2人だからって」

クリリン「ベジータ、互角に戦ってやがる……」

悟空「……これも、経験の差ってやつだな」

クリリン「え?で、でも未来からきたトランクスは……」

悟空「そりゃあ、悟天に比べりゃ全然ちがうさ」

悟空「けど……あいつはこんな試合なんてした事が無い」

クリリン「あ……」

悟空「いつも命がけ……この時代でもそうだった」

悟空「精神と時の部屋ではベジータと一緒だったが、組み手は殆どしてなかったみてぇだし」

悟空「自分の親父相手に、試合で全力を出すのを、無意識の内に躊躇ってるんじゃねえのかな」

トランクス(現)「……」

悟飯『お父さんが何かかっこいいこと言ってたつもりのようですが無視します!』

悟飯『第三試合結果、トランクス(未)1&2選手の負けー!』

悟飯『これは予想だにしませんでした!』

悟飯『両者とも、深いダメージを受けてはいますが、カリン印の仙豆を食べて回復した模様です』

悟飯『ピッコロさん、この結果はどういうことでしょうか?』

ピッコロ『恐らく、孫の言った通りだろう』

悟飯『いやー、やっぱりピッコロさんの言葉は深い!サイコー!』

悟空「……」ショボーン

悟飯『しかし、次の試合もトランクス(未)さんですが、同じ結果に終わるんでしょうか?』

ピッコロ『……どうかな?トランクスも吹っ切れたかも知れん』ニヤリ

――

――――

悟飯『第四試合、トランクス(未)3&4の負けーー!』

悟飯『ベジータ王候補、順調に勝ち進んでおります!』

悟飯『……ピッコロさあん。さっきのニヤリは、なんだったんですか?』

悟飯『まさか、ピッコロさんが間違えるなんて、ねぇ……』

ピッコロ『……トランクスは確かに吹っ切れていた』

ピッコロ『しかし問題はベジータだ』

ピッコロ『奴はこの戦いで、強くなってきている』

悟飯『へ?』

ピッコロ『何も死からの復活のみがパワーアップの条件ではない、ということだ』

ピッコロ『必ず勝つという強い意志、そして今まで無かった連続した試合……』

ピッコロ『やはりベジータは戦闘の天才だ』

ピッコロ『今のベジータ……すでに数日前のベジータではないぞ』

悟飯『そ、そうですか……』

ピッコロ『次はお前だったな。審判はオレがやるから、行ってこい』

ピッコロ『……ベジータをなめるなよ……』

悟飯『……』

悟飯『全力を出し切ります』

ピッコロ『……そう、それで良い』ニヤリ

〜第四試合後・便所〜

トランクス(未)「父さん……」

ベジータ「……貴様はまだ甘さが残っているようだな」

トランクス(未)「すみませんでした……」

ベジータ「だが、平和な世の中では、それでいいのかも知れん」

トランクス(未)「……いえ」

ベジータ「ん?」

トランクス(未)「貴方は、やはり……オレの目標です。乗り越えたいと思える、父親です」

トランクス(未)「世界がどうあろうと……別の時代であろうと……それは変わりません」

ベジータ「……ふん」

スタスタ……

トランクス(未)「……」

トランクス(未)「この時代のオレはどう思ってるんだろう」

トランクス(未)「ねえ、そこに隠れてるキミ?」

トランクス(現在)「!?ばれてたの!」

トランクス(未)「ああ……。君は、お父さんの事、本当に尊敬していないのかい?」

トランクス(現在)「んー……。というか」

トランクス(現在)「おじさんだれ?」

ピッコロ『えー、司会が試合の為、一時、司会審判代行兼解説をやらせて頂きます、マジュニアです!』

ピッコロ『いやー、ベジータ王候補、頑張ってますねー!』

ピッコロ『ふん……オレは興味ない』

ピッコロ『またまた〜!結構楽しんでるくせに〜!』

クリリン「……ピ、ピッコロの奴、1人で何やってんだ?」

天津飯「とうとうアレになったか」

デンデ「……違いますよ」

デンデ「ピッコロさんは、マイクを持つと性格が変わるんです」

デンデ「神の宮殿で月に3回行われる『ドキッ!ナメック星人だらけのカラオケ大会〜ポロリもあるよ〜』の時も結局自分1人だけ歌ってますし……」

デンデ「今までは悟飯さんが近くにいたので自重できてたんでしょうけど」

クリリン「……デンデも大変だな」

天津飯「何がポロリするのか気になるぜ……」ゴクリ

デンデ「ああ、それはですね、ボクたちのk」

ピッコロ『それではサクサク続けてまいります!』

ピッコロ『ハゲが何かほざいてましたが無視して進めましょう!』

ピッコロ『……貴様もハゲだがな』

ピッコロ『同一人物なので貴方もハゲです!ハゲばかりです!ムハハハ!』

ピッコロ『さあー!それではピッコロさんの愛弟子である、孫悟飯選手の入場です!』

ピッコロ『……4分の1が2人では、あまり面白くなさそうだがな』

ピッコロ『それでは第五試合、孫悟飯1&孫悟飯2選手です!』

ワーワーワーワー

悟飯1「……」

悟飯2「ベジータさん……手加減はしませんよ」

ベジータ「当然だ」

悟飯1&悟飯2「ハアッ!!」ドウッ!

悟飯1&悟飯2(潜在能力開放)「では……いきます」

ベジータ「……タイムだ」

悟飯1&悟飯2(潜在能力開放)「え……」

ベジータ「審判!」

ピッコロ『何でしょう、ベジータ王候補?』

ベジータ「オレ、スーパーサイヤ人になってもいいよな?」

ベジータ「自分ルールで言ってただけだし……な?」

悟飯1&悟飯2(潜在能力開放)「……」

ピッコロ『……』

トランクス(現)「……」

全員の心の声(な、情けねえ―――――っ!)

ベジータ「いや、別に勝てないからではないんだ」

ベジータ「ただ、全力を出して戦わないのが申し訳なくなってきてな」

ベジータ「それで勝って、王になっても悟飯たちに申し訳ないかなって」

ベジータ「いやホント、マジでだからな?」

全員「……」

ベジータ「え?なにこの空気?ダメなの?バカなの?死ぬの?」

ピッコロ『……好きにしろ』

ベジータ「ふん……!素直に認めやがれ」ドウッ!シュワンシュワン

全員の心の声(限界のスーパーサイヤ人2になった―――――っ!?)

SS2ベジータ「これなら……今のてめえ2人程度なら瞬殺か?」

悟飯1(潜開)「言ってくれるじゃないですか」

悟飯2(潜開)「あまり舐めないでくださいよ」

SS2ベジータ「くくっ……。4分の1が2人では、流石の貴様も赤子のようだぜ」

悟飯1&悟飯2(潜開)「!舐めるなといってるだろうがーっ!!!」

ピッコロ『!そういうことか!よせっ、悟飯―――!』

―――

――――――

悟飯1&悟飯2(潜開・解除)「う……うぐ……な、何故、ボクがこんなダメージを……!?」

SS2ベジータ「へっ……」

ピッコロ『いったいコレはどういうことなんでしょう、解説のピッコロさん?』

ピッコロ『……やはり。ベジータは戦闘の天才だということだ……』

ピッコロ『いくら4分の1といっても、潜在能力を全て開放された悟飯が2人相手では、辛い……』

ピッコロ『奴は、わざと悟飯を逆上させた』

ピッコロ『これまでの悟飯なら、逆上することで更に強さを増したかもしれん』

ピッコロ『しかし、今の悟飯は老界王神様によって、全ての力を引き出されている……』

ピッコロ『怒りに目が眩んだ悟飯は、戦いに慣れたベジータにとって、叩きやすい相手になってしまった、ということだ……』

ピッコロ『なるほど、ベジータ王候補、卑怯ですが流石です!』

ピッコロ『しかしこの試合は勝っても、次の第六試合は同じく悟飯3&悟飯4選手が相手です!』

ピッコロ『ベジータ王候補は、一体全体どうするつもりなのでしょうか?』

ピッコロ『知るか……策があるんだろうよ』

―――

――――――

−第五試合、孫悟飯1&孫悟飯2の敗北ー

悟飯3&悟飯4「くそう……しかし、次はこうはいきませんよ」ヨロヨロ……

ベジータ「フッ」

ベジータ(さあて、もう策は尽きた)

ベジータ(ど、どないしましょ……)

ゴハンクンマケチャッタワネミ、ミットモナイトコロヲミラレチャッタネ、ビーデルサンウウン、ベジータサンガヒキョウキワマリナイダケヨ。ツギハカテルワ

ベジータ(あれは悟飯の婚約者か)

ベジータ(!)

ベジータ(よーし、この策でいくか……)ニヤリ

ピッコロ『では第六試合、悟飯3&悟飯4選手―――!』

悟飯3&悟飯4(潜開)「さぁて……もう挑発には乗りませんよ、ベジータさん」ハッ!

バヂッ!

ピッコロ『おおーっと!ベジータ王候補、なんとか2人の悟飯選手のパンチを受け止めたー!』

SS2ベジータ「……悟飯、オレは貴様に謝らなくてはならんことがある……」ボソボソ

悟飯3&悟飯4(潜開)「……」

SS2ベジータ「聞く耳持たんというなら勝手に喋らせてもらうぜ」ボソボソ

SS2ベジータ「てめえの彼女、ビーデルといったか。オレ、何度かやっちゃった」ボソボソ

悟飯3&悟飯4(潜開)「ぼふっ!?」

SS2ベジータ「勝気な顔してるけど、結構、純粋だよな、ベッドの中では……」ボソボソ

悟飯3&悟飯4(潜開)「ん……な……」

SS2ベジータ「Mっ気もあるみたいだな……」ボソボソ

SS2ベジータ「しゃぶらせたその口で貴様とキスした写メ撮れって言ったら、律儀に送ってきやがった」ボソボソ

悟飯3&悟飯4(潜開)(あ……あの時のキス……!?なんか匂ったのは、そうだったのか?)

SS2ベジータ「更に、既に腹にはオレの子が……」ボソボソ

悟飯3&悟飯4(潜開)「な!……がああああああああああああああああああああああっ!」

SS2ベジータ「!」

SS2ベジータ「今だ必殺、ハイパープラズマショートケーキ!!!」

ズガガッ!!!

悟飯3&悟飯4(潜開)「あ、ぐふ……そんなぁ……嘘でしょ……」

SS2ベジータ「ああ、全部、嘘だ」

悟飯3&悟飯4「!」

SS2ベジータ「しかし、その嘘に騙されて、また逆上した貴様の負けだな」

悟飯3&悟飯4「……悔しい……けど……嘘でよかっ……た……」ドサリ

ピッコロ(オレは聴覚が良いから聞こえてたが、ベジータよ……えげつなさすぎるぜ)

ピッコロ(まあ、悟飯の精神面の甘さを思い知らせるいい機会だったから不問にするか)

ピッコロ『第六試合、悟飯3&悟飯4選手の負けー!』

――第六試合・男子トイレ――

ビーデル「悟飯くん、だいじょうぶ?」

悟飯「う、うん。……ごめんね、ホントに不様な試合で」

ビーデル「ううん、悟飯くんもベジータさんも真剣な上でのことだから……」

ビーデル「良い試合だったと思うわ!」

悟飯(それは本気で言っているのか)

悟飯「あ、あの……」

ビーデル「なあに?」

悟飯「ビーデルさんってボクと付き合ってて楽しいのかなって……」

悟飯(ベジータさんじゃなくとも浮気されてる可能性はある。探らねばならない……!)

ビーデル「何よ、もう」

悟飯「え?」

ビーデル「楽しくなくちゃ、付き合ったりしないわよ!」

悟飯「そ、そう……あはは」

ビーデル「それに……これからもっと楽しくなるから」

悟飯「え?」

ビーデル「……お腹にね、悟飯くんの赤ちゃんがいるの……」

悟飯「」

悟飯「……」

悟飯「どえええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!」

悟飯「ほ、ホントにボクの赤ちゃんが!?」

ビーデル「うん!って悟飯くん以外の誰の子なのよ!」

悟飯(ベジータさんとか)

悟飯「い、いや〜そんなこと疑ってやしないよ」

悟飯「でも、びっくりしたなぁ。ツワリとか大丈夫?」

ビーデル「んー、まだひどくはないけど、食べたいものが変わったのよね」

悟飯「す、酸っぱいものとか?」

ビーデル「ううん。海鮮丼!」

悟飯「……はぁ」

ビーデル「新鮮な海の幸が、美味しいのよね!マグロやイカとか!」

悟飯「イカ!」

悟飯(ハイ特定〜〜〜〜〜!!)

ビーデル「どうしたのよ?」

悟飯「い、いや〜、何でもないよ。たくさん食べて元気な子を産んでね、ビーデルさん」

悟飯(キスする前には歯磨きして下さい!)

ビーデル「先に籍を入れないとねー」

悟飯「ああ、大事なことだよね。……サタンさんに『お嬢さんを下さい』っていうのかな?」

ビーデル「ふふっ、パパなら喜んで賛成するわよ」

ビーデル「もし反対したら、サクッとヤっちゃって?ね?ね?ね?」

悟飯「……怖いなあビーデルさん(笑)」

悟飯「ま、今は『王位継承の儀』を済ませないとね」

悟飯「ピッコロさんがアレになっちゃってるし、司会と審判、早く変わらないと」

――

ピッコロ『いやー、まさかの悟飯選手、完全敗退ですねー』

ピッコロ『修行を怠っているからだな』

ピッコロ『師匠としては、今後どういった対応をなされますか?』

ピッコロ『ビシビシしごいてやる』

ピッコロ『いやー、恐ろしいやら頼もしいやら』

クリリン「……デンデ、怖えーよ、ピッコロの1人漫談」

デンデ「ボクはもう慣れましたけど」

ミスター・ポポ「ポポ、複雑……」

――アレになったピッコロから司会兼審判の権利を取り戻した悟飯は、試合を次の段階へと進める。

――そう、因縁のベジータ対孫悟空というカードである……

――

悟飯『さあ、『王位継承の儀』試合も半分を消化致しました!』

悟飯『というかこれからが本番です!なんといっても因縁ある孫悟空選手が相手ですから!』

ピッコロ『……』

悟飯『司会交代したからって、ムクれないでくださいよー』

ピッコロ『……もっと漫談したかった……』

悟飯(完璧にアレになっちゃいましたね、さよなら、ボクのピッコロさん……)

悟飯『さて、ピッコロさんはおいおい復活するでしょうから、進行をさせて頂きますよー!』

ベジータ(さぁて、まずいぞ……)

ベジータ(悟飯は4分の1でもかなりの戦闘力だった)

ベジータ(恐らく、心理戦に持ち込めなかったら負けていただろうな)

ベジータ(次はカカロット……)

ベジータ(奴はオレと同様トレーニングは欠かしていないはず)

ベジータ(怠けていた悟飯たちとは違う……)

ベジータ(何より、オレはあいつに勝てたことがない……)

ベジータ(4分の1なら勝てるか?)

ベジータ(……いや、スーパーサイヤ人3になられると、それでも厳しい)

ベジータ(奴には心理戦など通用しないだろうしな)

ベジータ(バカではないがアホだからな)

ベジータ(それを4連続……!死ぬ死ぬ……)

ベジータ(あーもう、やめよっかな)

ベジータ(……ん?死ぬ……だと……)

ベジータ(そうか、あの手があったか……!?)

悟飯『では、お次は第七試合で……』

ベジータ「タイムだっ!」

全員(……またかよ!)

悟飯『何でしょうか、ベジータ王候補?』

ベジータ「これから残りの四試合……同時に行ってもらいたい!」

悟空「ど、どういうことだ、ベジータ……」

ベジータ「……カカロット。貴様とは…貴様とだけは、中途半端な勝負をしたくないのだ」

ベジータ「これが『王位継承の儀』であるなら、尚更……」

ベジータ「互いに万全な状態で戦い、勝つ!」

全員オオークサッテナイリッパデモヨ……

悟飯『しかし、それでは10人の戦士という条件が満たされなくなるんでは?』

ベジータ「それについてはこうすれば良い……」

ベジータ「カカロットは試合前には『四身の拳』で分身しておく」

ベジータ「第七〜第十試合を同時に行うと貴様は宣言しろ」

ベジータ「そして試合開始すれば元に戻って戦うんだ」

悟空「……それで、いいんか?」

悟飯『まあ、ベジータさんがいいんなら』

ピッコロ『まあ、問題はなかろう。ただ……』

悟飯『なんですかピッコロさん教えてくださいピッコロさん!』

全員オシエテオシエテピッコロサン!オシエテオシエテピッコロサン!

ピッコロ(なんだコレ)

ピッコロ『ただ、ベジータはいままで孫に勝った事がないという事だ』

悟飯『あ……』

全員(言っちゃったよ、この緑―――!)

ベジータ「……認めよう」

ベジータ「オレは貴様に勝ったことはない」

悟空「ベジータ……!」

ベジータ「しかし、だからこそ、ここで勝つ!」

全員オオーーーーーカッコイイカモッテ、ミサカハミサカハチョットホホヲソメテミル!ハァバカ、アイテハオッサンデスヨォ

悟空「……ベジータ、おめえの覚悟、よっく伝わったぞ」

ベジータ「そうか。なら細かい条件を少し付け加えさせてもらいたい」

悟空「へ?」

ベジータ「まず、オレは4つ分の試合を一度に行うぶん不利だという事!」

ベジータ「よってオレにだけそれぞれの試合後に支給される仙豆を、この試合前によこせ!」

ベジータ「3粒、3粒でいい!試合後に1粒という計算だからな!」

ベジータ「そして一番肝心な事を言おう!」

ベジータ「試合中の仙豆の許可を要求する―――――っ!」

悟空「……へ」

悟飯『へ』

全員「「へたれだこの人―――――――っ!!!」」ガビーーーーーーン

――結局、ベジータが悟空より弱いのは明白ということもあり、彼の主張は認められた。

――そして最終決戦が、今まさに始まろうとしていた――!

悟飯『さー!泣いても笑っても、これが最後の試合です!』

悟飯『ベジータ王候補VS孫悟空選手!』

悟飯『ガチで因縁の対決です!』

悟飯『ベジータ王候補が負けるか、悟空選手が勝つか、見所満載ですねー、ピッコロさん!』

ピッコロ『それ、どっちもベジータが負けるやんけ』

悟飯『いやいや……。いやいやいやいや!ほんまや!』

ピッコロ『もうちょい気ぃ遣うたれボケ!ベジータが負けるん確定やねんから!』

クリリン「……なんで師弟漫才してんだよ……」

デンデ「……以前から、神の宮殿で練習してましたから」

ミスター・ポポ「披露できる場ができて嬉しそう」

クリリン「……平和だよなぁ」

悟飯『では!最終試合!孫悟空選手どうぞ!』

悟空「おうっ」

悟空「『四身の拳』!」グッバッ!グッバッ!

悟空×4『いいぞ!始めてくれ!』

悟飯『試合、開始!』カーン

悟空×4『ふんっ』シュルシュル(戻ってる)

――

悟空「さあ、始めようぜ、ベジータ」

ベジータ「手間をかけさせたな」

悟空「ホントだぞ。でも……」

悟空「オラ、わくわくしてきたぞ……!」ドウッ!(スーパーサイヤ人2化)

ベジータ「オレもだ。そして……」ニヤリ

ベジータ「何故か、この試合、負ける気がせんっ!!」ドウッ!(スーパーサイヤ人2化)

―――ベジータは、正に獅子奮迅たる健闘を見せた。

しかし悟空の力には、僅かに及ばない……。

―――すでに仙豆も全て消費し、その死の淵から這い上がって上昇した力でさえも、

本気になった悟空の、スーパーサイヤ人3にはフルボッコであった……。

―――

――――――

しかしベジータは諦めなかった!

それは、正に自分が初めて地球に来た時に悟空たちが見せたような、悪足掻きではあった。

だが、それだからこそ、ベジータの姿は会場の皆の心を奪ったのかもしれない……。

――

悟空「いて、いてぇよ……ベジータ」

悟空「目ぇに指入れんなって……鼻を引っ張るなって……」

ベジータは、ボロボロの姿で、尚、戦っていた。

傍目には悟空に寄りかかってるだけにしか見えないだろうが、その闘志は消えなかった。

ベジータ「……オレが」

ベジータ「……オレがお前に勝たないと」

ベジータ「トランクスがオレを尊敬できないんだっ……!」

悟空「しらねえよ、もう」ポイ

ドサッ

悟空「あちちち……引っかき傷だらけだ」

悟空「……まいったまいった……オラの負けだっつーの」

ベジータ「……う、うう……」

悟飯『……ベ、ベジータ王候補の……勝利……です……』

トランクス(未)「とうさーん!」バッ

――トランクス(未)に肩を貸してもらったベジータは、意識が朦朧としていた……。

ベジータ「……どうだ、勝ったぞ、カカロットに……」

トランクス(未)「……ハイ」

ベジータ「……これで、オレを尊敬できるだろ……」

トランクス(未)「……ハイ」

ベジータ「…………」

トランクス(未)「……父さん」ポロポロ……

トランクス(現)「…………」

―――

――――――

ベジータの目が覚めたときには、全てが終わっていた。

『王位継承の儀』の次の段階、異性人との戦いも、指揮をするベジータが意識を失っていては実行できない。

仙豆はもちろん、無理やり食べさせたが、あまりの無理のしすぎであろう……ベジータは丸3日、目覚めなかった。

その間に、次元の繋がる期限が過ぎ、未来のトランクスも自分の時代へと帰ってしまった……。

事実上、『王位継承の儀』は不可能になっていた……。

―――

――――――

――カプセルコーポレーション――

ベジータ「……」ズズッ

ブルマ「ベジータ、最近トレーニングもしないでお茶ばっか飲んでるけど、大丈夫?」

ベジータ「……」

ブルマ「……聞いてるの?」

ベジータ「ん……美味いぞ……この茶……」ズズッ

ブルマ「あ〜あ。トランクスに尊敬されたいから王になるって……」

ブルマ「あんな大事までひきおこして、さ」

ブルマ「今のアンタ、腑抜けちゃってるわよ」

ベジータ「……結局」

ベジータ「……オレは王にはなれなかった」

ベジータ「カカロットにも勝てず、不様な姿を見せただけ……」

ベジータ「……この有様で、尊敬しろと言うほうが間違ってたんだ」

ベジータ「もう、オレは戦わん……」

ベジータ「……ニートで充分だ……」

ブルマ「もう……」

ブリーフ博士「おや、2人ともここにおったのかね」

ブルマ「パパ……」

ベジータ「……」

ブリーフ博士「いやあ、さっきな、拾ってきて飼ってる野良猫と野良恐竜のケンカがあってな」

ブリーフ博士「ちょうどレコーダーを持ってたんで録音してきたんだ」

ブリーフ博士「面白いからきいてみなさい」

ブルマ「もう、なによ」

ベジータ「……」

ブリーフ博士「まあたまにはいいんじゃないかね?」

カチッ

『ニャーニャァーッ!ガオウゥンッ!』

『ウガガゥガッ!ニャーアアアアオウッニャオウ!』

『……おや悟天くん、来てたのかね』

『こんにちわー』

『おじいちゃん、こいつ少し痩せたと思わない?』

『おお、トランクスも……そうだね、3世曚描蕕擦燭な』

『3世……頑張んなきゃなー』

『こいつ、急に彼女が欲しくなったーってダイエットに来てるんだ』

『カプコの重力室なら、環境バッチリですから』

『うんうん、ギャルにもてるためには頑張らないとな』

『頑張ると言えば、ベジータくんは頑張っておったなーあの大会』

『でも、ベジータおじさん結局負けちゃったし……』

『!お父さんの悪口を言うな、悟天!』

『え?あのいや……』

『……確かに、今はまだ、悟空おじさんには勝てないけど……』

『絶対にいっかは、きっと……!』

『……ウチの父さんも同じさ』

『うかうかしてたら追い抜かれるって、今日も修行だよ』

『次は絶対、お父さんが勝つさ!』

『なんたって、戦闘民族サイヤ人の王子なんだから!』

ベジータ「!」

カチッ

ブリーフ博士「おっと、余計なものまで録音してたか」

ブリーフ博士「じゃあワシは研究があるから」

ブリーフ博士「邪魔したねー

プシュー

ベジータ「……」

ブルマ「……」

ブルマ「ねえベジータ」

ブルマ「どうやら、貴方は尊敬されない父親なんかじゃなかったみたいよ」

ベジータ「……」

ブルマ「……それに、王様なんて無理にならなくて良かったんじゃないかな?」

ベジータ「……自分の夫がいつまでも、王子なんぞ名乗ってても恥ずかしくないのか……?」

ブルマ「ぜーんぜん!」

ブルマ「わたしにとって、ベジータは『遠い星からやってきた王子様』なんだから!」

ベジータ「……ふっ」

ブルマ「……ふふっ」

ロマンティックあげ〜るよ〜

ロマンティックあげ〜るよ〜

〜ありえない終わり方で終わる〜

【完】

この数年後、ウーブとの出会いにつながります。

投げっぱなしのやりっ放しでお目汚し失礼致しました。

SSを書くのはほぼ初めてでした。

南部十四郎というSSコテも用意してたのですが、結局使わず。

全くバトルの描写が無いというのは予想しておりませんでしたが、1はドラゴンボールのバトルが大好きです。

特に天津飯やベジータといった、元敵キャラには強い愛情を持ってます

保守して下さった方々、どうも有難うございました。

南部十四郎がお送り致しました。(使った)

では。

・番外編

天津飯「チャオズ。お前は、いつ割り算ができるようになるのだ?」

――

チャオズ「……」

天津飯「じゃあ掛け算からいくぞ」

天津飯×4「『四身の拳』!」ズァァァ

天津飯『さあ、今のオレは何人だ!答えろ―――っ!』

チャオズ「ええと、ええと……よ、4人っ!」

天津飯×4『指折り数えるな―――っ!いったい何才だお前は―――っ!」』

チャオズ「ええと……四十過ぎかな?」

天津飯×4『分かってるなら学習してよ、もうぅー』

チャオズの周囲をぐるぐる練り歩きながら愚痴る天津飯。

天津飯×4『ではお次は『四妖拳』で腕を増やすぞっ!』グッニョキニョキ

チャオズ「ひいっ!キモイっ!」

天津飯×4(四妖拳中)『キモイ言うな!さあ、これでオレの腕は何本だ―――っ!』ワサワサワサワサ

チャオズ「ええと……ええと……」

チャオズ「……ゴメン、天さん……分からない……」

天津飯×4(四妖拳中)ズッキューン♪

天津飯×4(四妖拳中)『んもうっ、可愛いなあチャオズったら〜』カイグリカイグリ

チャオズ「て、天さん……恥ずかしい」

4本腕の4人の天津飯に愛でられるチャオズ。

これも一つの愛の証なのかもしれない。

――天界・神の宮殿――

ピッコロ「恋愛というやつらしいな……ざっぱり分からない」

デンデ「でも、アレがそうなんでしょうね」

ピッコロ「ああ。仲が良いのはいい事だ」

デンデ「平和っていいですね」

ミスター・ポポ「おええええええええ」

ミスター・ポポ「神様、アレは特殊な例。覗き見するなら、孫悟飯が良いと思う……」

番外編【完】

・番外編2

悟飯「ビーデルさん……。いいよ……そう……ああっ……」

――

悟飯「あふ……いいよ……ビーデルさん」

悟飯「わたしも……もう限界……きて……悟飯くんのが……欲しいのぅ!」

悟飯「ボクのスーパーサイヤ人をビーデルさんに入れる、よ……」

悟飯「ああんっ!しゅごいっ!しゅごいのおおおっ!」

ドクドクドク……

悟飯「……ふう。資料集めしないとなぁ……

――天界・神の宮殿――

ピッコロ「悟飯は何をしてたんだ?新しい修行か?」

デンデ「ボクが地球に来た時には、もうしてましたが……よく分かりません」

ピッコロ「なら、オレもしてみるか……。股間の部位が多少違うな」

デンデ「額の触覚で代用してみたらどうでしょう?」

ミスター・ポポ「…………」

ミスター・ポポ「不本意だけど、2人には、ポポが性教育をする……!」

カミサマ、ピッコロ、コレヲミル。モロンオオ、ゴハントオナジモノダ!シコシコ……コレヲコスルノハジイトイッテ……

番外編2【完】

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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:eJtcCMQf0編集削除
この手の投稿は飽きたわ
2 . 名無しさん  ID:QAfJ.ZxW0編集削除
面白いなら良いけど、これは俗すぎて不快になる。
3 . おれ  ID:ajOfAJx70編集削除
この手のSS好きだが、単純にこの話は面白くないだけだわ

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