うちの猫様が〇吊りを見つけた時の話。
念のためフェイク入り。
我が家の猫様の朝ご飯を用意して、いつもなら準備した時点で駆けよってくるのに来ないので、猫様ー!と呼んでみる。
しかし来ない!
どこ行った?まさか拐われたとか?と探しまわるとうちの裏手の方で鳴き声がしたので、本気で慌てて外に出た。
(通勤する車が抜け道によく使う側道があるので、まさか轢かれた?とか思った)
裏手にある空き家の前で鳴いてる猫様発見!パッと見は無事。
「猫様!よかった〜!」
駆けよる私を無視して、上を見上げたまま鳴く猫様。
「どうした、・・・・・・・!?」
猫様の視線の先にあったもの。
空き家の2階のベランダの手すりからぶら下がるヒモ?と人間。
〇吊りでした。
本物と思わず、まず出てきたセリフが
「なんじゃこりゃあ!」
偶然通りかかった通勤のお兄さんも、私達が見てるものに気づいて、
「け、警察!110番!」
と叫んだのでやっと私も我にかえって、家に戻って電話しました。
当時交番がすぐ近くだったのでそこのお巡りさんが来てくれて、私が事情聴取に残り、警察到着後お兄さんはご出勤しました。
「第一発見者は?」
と聞かれ、
「うちの猫です」
と答えてしまった。
すると
「猫の名前は?」
「コトラです」
「ふむ、コトラ、と」
そのまま調書に書いてたよ、お巡りさん。
空き家の持ち主かと思ったら、全然関係無いよその人だったらしい。
(ショボいけど一応観光地だから、よその人も珍しくはない)
だからといって、こんなところで?とは思ったけどね。
猫様を抱いて帰る時、隣の寺の桜が咲いてて「わ〜、綺麗だなぁ」と現実逃避してた。
新聞取ってなかったので、記事になったのかは知りません。
コトラは数年前に虹の橋を渡り、コトラの子があの頃と同じくらい大きくなった。
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