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感動体験談

自分が逮捕されて今嫁が好きだと気づいた話です


当時のスペック

俺28

ピザオタ会社員

学生時代まったくモテず、22でソ○プで筆下ろし

28になった瞬間モテ期到来でセフレ作って調子乗りまくり

まじkz男




嫁25

髪の毛サラサラでいい匂いでかわいい

スナックで働いていた

俺より濃いオタ

ツンデレ


全く女に相手にされない学生時代を過ごしたトラウマから

モテ期がきた俺は遊びまくっていた

今にして思うと異常だった、完全に調子に乗ってましたね…

何もしなくても女が寄ってきて入れ食いって状態


嫁と出会ったのはその頃…

普段酒は飲まない俺だったけど、遠方から里帰りしてきた友達と飲んだ足で

たまたま繁華街にあったスナックに入った

そこで隣についたのが嫁だった


嫁「初めてさんだね!なんかアニメとか好きそうwww」


俺「うん、ガンダムとか好きだよ」


嫁「まじ?UCの作画ヤバいよねww」


初めての会話はこんな感じだった

見た目はいかにもお水の女という感じだったのに

趣味が一緒で会話が弾んだのはよく覚えている

意外だな、という印象

その後もアニメ談義は盛り上がり、帰り際にメルアドを交換して店を出た


嫁「今日はありがとう、話してて楽しかったよ!また来てね!」


なんて営業メールをもらいつつ、俺は考えていた

あいつとやりてーな、と…

kz男過ぎるorz


正直俺も何で結婚に至ったのか解らない


とにかく嫁は他の女と違ってよく思考する人だった

個人差はあれど、女性の大半は自分の考えをひとしきり述べたら満足して終わる、もしくは共感貰えたら満足して終わるだろ?

嫁はひとしきり述べたらどう思うか聞いてくる

言って意見が違ったらヒスるんじゃないかと最初は無口貫いてたけど、ある時思わず


「それってこうじゃだめなんですか」


と突っ込んだんだ

そしたら暫くだまって考え込んだあと、またひとしきり述べて意見を求める

女特有の「私の意見が絶対」みたいなところも無かったわけではないけど

俺が述べた意見が納得できなかったり飲み込めないとヒスるのではなく、ぐぬぬと悔しそうに顔しかめてまたよく考える

違うものは違うと筋一本は通ってるけど、そこには何か自分の理解できていない理由があるのかもしれないと考える

考えて解らないと掘り下げて聞いてまた悩む

他の人からみたらまどろっこしい、そんなことまで考えなくていい、いい加減思考に付き合わせるなと言わせるくらい、本当によく考える人だった

話していると深く掘り下げすぎて別の話にとんだりもするんだけど、最後には元に戻るし

なにより良く考えるから物事の考え方が俺は面白いと思った

そうやって話していると自然と自分の価値観を揺るがされたり、譲れる許容範囲が見えてきたり、何かと相手のことがよく解ってくる

よく解ってくると相手との付き合いが楽になってくるし、相手が何が譲れなくて何を譲ってくれるのかが解るから、常に側にいても苦痛でなくなってくる

そのうちお互いよく思考するための話し相手のような存在になり、いつしか常に側にいるのが当たり前になり、なんでも相談する当たり前の相手になり

そして気づいたら結婚していた


それから店には行かなかったけど

嫁とは時々メールするものの会うことはないという日が続いた。

ある時オクを眺めていたら、嫁がメールで欲しいと言っていたアニメの限定グッズを発見

運良く競る相手がいなく定価で入手に成功

それをネタに嫁と会うこととなり、

嫁に渡すとすごく喜んでくれた。

その勢いでホテルに誘って関係を持った。


その後は月2くらいのペースで会ってはセク●スという関係に。

会えない間はメールでとりとめのない話をしていた。

この時点ではセフレをキープって程度にしか考えてなかった。


そんな関係が3ヶ月続いたある日

会う約束をしていた日に、風邪をひいたから会えないとメールがきた。

風邪をひいたというのは、女がドタキャンする時の常套句だ。

俺もついに飽きられたかと思いつつ、お大事にと返信した。

しかし次の日からも、喉が痛いやら鼻水が止まらんやらメールがきた。

どうやら本当に風邪だったようだ。

疑ったことを申し訳なく感じながらも、銀魂みながら寝てなさいとメールしといた。


この頃から、嫁は他のセフレとは明らかに違う存在となっていた。

会ってもセク●スをしないことが増えていった。

カラオケでアニソン縛りしたり、ホテルに行っても2人で銀魂見てたりだ。

正直こういうのも悪くないと思った。

この人が彼女だったら…なんてことも考えてりもした。


でも、ただのセフレではなく恋人として付き合うには、どうしても踏み切れない理由が彼女にはあった。


嫁の体には傷跡があった

肩と背中と脇腹に数箇所だったが、その数と範囲が尋常じゃない

明らかに事故ではなく人為的についた傷跡だ

過去に何かヤバいことがあったと物語る傷跡をみて、深く関わったら面倒なことになるだろうと思い付き合うという頭はなかった


そんな俺の考えに反して、微妙な関係の交際は順調だったが、その頃から完全にセク●スをしなくなったんだ

嫁がはっきり口にしたわけでもないが、その頃からセク●スを拒否されるようにもなっていた

たまにしても、嫁は部屋を真っ暗して、布団を被って離さなかった

それでも俺はセク●ス云々よりも、2人で一緒にいるという事実に安心感を覚えるようになっていて不満はなかった


とか言いつつ俺は、現れては消えていくセフレ達とのセク●スにも励んでいた

次から次へと取っ替え引っ換え、今思うと完全に病気ですわ…orz

仕事も順調、小さな会社だったけど人出不足で、かつ事業所に必要な有資格者が俺しかいないこともあって多忙を極めた


そんなある日の深夜、俺は若いセフレとホテル街を歩いていたら、警官から声をかけられた


警「お兄さん、随分若い彼女を連れてるね?」


俺「それが何か?」


警「青少年健全育成条例って知ってる?」


俺「そういうことね。この子は18歳ですよ。だろ?」


セ「・・・」


17歳と10ヶ月だった

俺は淫行の罪で現行犯逮捕された


髪も染めてたし、ほんとに18だと思ったんだよw


いきなり物騒な話ですみません…

以下しばし警察での話が続きます


俺は警察署に連れて行かれ、簡単な調書を取った後で留置所に入れられた

18だと聞いて信じてたら、18の代って意味だったとのこと

逮捕って何これ?

頭ん中もう真っ白w

完全に人生おわた\(^o^)/

さて首でも吊ろうww

そんなことばかり考えていたが、留置所ってすげーのですよ

どうやっても自*できないような作りになってんのw

こりゃどうしようもないと諦めたら、その日は緊張の糸が切れてぐっすり眠れた


翌日、検察に身柄送検

とにかく自分が今どんな状況なのかもわからんから、一刻も早く弁護士をつけたかった

しかし多少の貯金はあったから国選は使えず、私撰にするにも当てがあるわけでもなく…

結局当番弁護士を呼んで接見し、いい人そうだったので正式に依頼した


状況がわかって少しは落ち着いたものの、親のこと(当時実家暮らし)や会社のことやらで頭の中はいっぱい


「私の方で理由作って説明しておきますよ」


との弁護士先生なので、信用してお任せすることにした

後にこの弁護士先生には大変お世話になるのであった


そして取り調べが始まった

担当の刑事さんは中年の人で、最初は本当に怖かったw

ビビりながらも話すうちに、だんだん自分のした事の情けなさに涙が出てきて、刑事さんが貸してくれたハンカチでチーンしながら号泣した

正直に吐いて泣いた後の刑事さんは優しかったなぁ


取り調べが終わって留置所に戻されると、待っていたのは恐ろしい程の退屈だった

畳1枚の上でただ横になっているだけw

1人部屋だった事もあって退屈と孤独はさらに強まり、誰でもいいから何か話したい、なんなら取り調べをして欲しいという思考に徐々に染まっていった

初めのうちは家族や仕事のことが浮かんだが、それを過ぎると友達のことを考える

それすらも過ぎ去った時、ぼんやりと濁った頭の中で、嫁の顔が浮かんでいた

嫁と話したい…


今年18になるってやつですね


これだけ女遊びをしておきながら、話がしたいと思い浮かんだのは嫁ただ一人だった

好きになってたんだということに気づくと同時に、そんな人がいながら他の女と遊んでいてこんな事になった自分を酷く恥じた


しかし嫁と話したいけど、外とは連絡が取れない

さてどうしたものかと考えていると、弁護士先生の言葉を思い出した


「私を通してなら誰かと連絡取れますよ」


翌日、弁護士先生に嫁に電話してくれるように頼んだ

嫁の番号は12345678みたいな覚えやすい番号だったので、運良く記憶していた

弁護士先生には、ありのままを伝えてくれるように言った

言い訳をしてもいつかバレるし、嫁には真正面から向き合いたかった

とは言え、他の女と遊んで捕まりましたと伝えるのは正直気が引けたけど…


一方で取り調べは、一通りの調書を取るとあとは雑談の毎日だった

この雑談の時間がなかったら、今の自分はなかったと思ってる


刑事さん「お前にはオーラがないんだよなぁ」


俺「オーラ?」


刑「大抵捕まるような奴は悪人オーラ出てるのに、お前は普通なんだよなぁ」


俺「はぁ…」


刑「だからこそ、ここには二度と来るような事するな」


俺「はい…」


刑「お前は弱い。弱いからこそ過ちを犯したが、それを認めて立ち直るスタートラインに立ったんだ」


刑事さんは毎日そうやって励ましてくれた

その度に俺は涙を流したけど、刑事さんはハンカチを差し出してくれた


刑「しかしお前は遊び過ぎだwいい年なんだからちゃんとした彼女くらいおらんのか?w」


俺「彼女ですか…」


刑「正直に吐かないと再逮捕するw」


俺「ちょwwまあ、好きな人はいます」


刑「ほうw誰だ誰だ?w」


1週間も牢屋で暮らしていたからか、この刑事さんに何かを話すことを嬉しく感じていたこともある

俺は余計な事を口にしたと思った


俺「お水やってる人なんです…」


刑事さんの顔が険しくなった


刑「お水やってる女か…」


刑事さんは目を瞑って黙り込んでしまった

取調室に長い沈黙が流れた

やがて刑事さんはゆっくりと語り始めた


刑「俺は今までに何人もの水商売関係者の調べをやってきた。

     その経験からはっきり言う、やめておけ。

ろくな事ないぞ?」


嫁はそんな人じゃない!と言いかけたが、実際嫁と付き合うに至っていないのはその辺りの事を気にしていたのもあるし、俺は図星を突かれた形で黙ってしまった…


刑「だがな、女というものは一緒にいる男次第でどうとでも変われる。

     お前にそれだけの覚悟があるなら、俺は止めはしない」


俺「はい…」


刑「お前は弱い。弱いから、1人の女と向かい合ってこれなかった。次から次へと逃げていたんだ。

     だから強くなれ。

彼女を受け入れて向き合えるだけ強くなるんだ。

できるか?」


俺「わかりません…でも、俺は強くなりたい、変わりたいです…」


この時点で俺号泣

堪りかねた刑事さんはトイレットペーパーを差し出してくれた


刑「今の気持ちを絶対に忘れるな。

     それからな、もし水商売の女と付き合うのなら、お前1人ではどうしようもない困難があるかもしれん。

     お前が真っ当な人間になって頑張って、それでも立ち向かえない事があったら俺に相談しに来い。

     そのための警察だ」


俺「ありがとうございます…絶対忘れません…」


その日の夜、俺は突然釈放されることとなった

どうやら弁護士先生が裏で動いてくれたらしく、身柄拘束は終了で今後は在宅捜査になるとのこと

10日勾留の予定が6日で釈放

ふぅ、シャバの空気はうまいぜ…

こんな事を思いながら警察署を出ると、俺両親がwktkしながら待っていた

弁護士先生の手際よすぎだろ…


父「お勤めご苦労様ですwww」


母「ご飯は!?ご飯は食べたの!?」


相変わらず俺の両親はテンションがおかしい

留置所の中では親に対して申し訳なくて泣けた事もあったのだけど、このテンションにはいつも脱力させられる…

そのまま焼肉屋に連行され、しこたま食わされ飲まされた

両親は終始ハイテンションで、留置所の生活や食事について聞いてきた

家に帰って風呂から上がると、台所から母のすすり泣く声が聞こえた

わかってはいたけど、あらためて親に心配かけた事の情けなさに布団で泣いた


翌朝会社の社長に電話をすると、


「おー、お勤めご苦労さんw」


ファッ!?弁護士先生、理由つけて誤魔化すんじゃなかったのか…


社長「まったく…心配させやがって…」


俺「本当に申し訳ありませんでした。仕事だって1週間も空けてしまったし…」


社「ほんとだよwまあ、俺は弁護士さんから本当の事を聞いたが、

     社員には原付に当てて捕まったってことにしておいた。

弁護士さんの入れ知恵だ」


ナイス言い訳、弁護士先生GJすぎる


社「とにかく、今日は午後から出て来い。お前にいなくなられるとこちらも困るから、簡単には辞めさせんぞw」


俺「ありがとうございます…」


本当にこればかりは感謝するしかない

社長のご厚意でなんとか仕事の心配は大丈夫そうなので、ほっと胸を撫で下ろした次は嫁にメールをする事にした

飼い猫の名前がアドレスだったので、やはりこれも覚えていた

早く嫁と話したかった、会いたかった


しかしいざメールしようとなると、他の女と遊んで捕まったような男が、どの面下げてというのもある…

これからは真面目にしますと言っても説得力ない行いをしてきたし、まさにkz男極まる…

でもやるしかない、俺は変わるんだ

そう決意したんだ


俺「おはよう。昨日の夜に出所したよ。突然連絡が途絶えて、心配かけてごめんなさい。話がしたいです」


俺は嫁にメールした

嫁は朝方に寝て昼過ぎに起きるから、メールを読むのは午後になるだろう

弁護士先生への現状報告とお礼の電話を済ませると、俺は着替えて会社に向かった


会社に着くと、社員のみんなからは


「運が悪かったんだ」

「気の毒だったなぁ」


と迎えられた

職場には元どおりに戻れそうで、本当に安心して、嬉しくて涙が出た

その後は社長に連れられてお詫びの挨拶廻りに行った

話を合わせてペコペコしてろと言われたので、社長に甘えてそうさせていただいた

帰りの車内で社長は、半分笑いながら、半分悲しそうに話した


社「まさかお前がこんな事で捕まるとは思わなんだが、俺も若い頃はいろいろやらかしたもんだ。

     お前もいい勉強になったと思って、これからしっかり生きろ」


俺「本当に申し訳ありませんでした。氏ぬ気で働きます」


社「お前が前の仕事を辞めてうちに来てからな、畑の違う仕事を必死に覚えて、

     お前は本当に頑張ったと思っている。

俺はもう10年も働けないだろう。

お前がみんなの先頭に立てるようになれ」


俺「社長、それって…」


社「だから、次は裏切るなよ?w」


俺は黙って頷くしかできなかった

震える唇を必氏で閉じてこらえていた


その日はもう帰って、明日も休めと言われた

俺は働きますと食い下がったのだが、急のことで気疲れしてるだろうから気持ちを入れ替えて来いとのこと


会社を出て携帯をみると、ちょうど嫁から返信が来ていた

以下やり取り


嫁「久しぶり!早く出られて良かったねw」


俺「ありがとう。本当にいろいろと、ごめん。今度時間ある時に会って話したいです」


嫁「私は今日休みだよ」


俺「じゃあ飯でも食べに行こうよ」


嫁「焼肉以外食べたくないんですけどw」


俺「おーけー」


家に帰って服を着替えて、早速嫁を迎えに行った

何となく会うのが気まずい気もしたが、メールの調子はいつも通りだったので少し安心した

久しぶりに見る嫁は、水色のワンピにマスクにサングラスに野球帽…


俺「なんでそんな格好してんの…?」


嫁「いや…危険な性犯罪者と行動を共にするわけだから変装をだね…」


俺「マジで凹む事言わないでくれwほら、車に乗ってw」


嫁「これが犯行時に使われた車両ですな…」


俺「…」


嫁「わははwこれで少しは反省した?w」


俺「もう十分ですよ…」


嫁「えらいえらいw」


どこまで本気なのかわからない会話をしながら近所の◯角へ

とりあえず飲み物と肉を頼んでから、嫁に深々と頭を下げた


俺「弁護士先生から話は聞いていると思う。本当に嫁には申し訳ないことをした」


嫁「そーだそーだ」


俺「やってしまった事は取り返しがつかないから、これからの生き方でそれを償おうと思う」


嫁「それでそれで?」


俺「だから俺にもう一度チャンスを下さい。これからも一緒にいさせてほしい」


嫁「うん」


嫁はニコニコしながら頭を撫でてくれた


嫁「私の偉大な優しさがよくわかったかね?w」


その日、嫁は自分の過去について語った


嫁「私も昔捕まったことあるよw」


俺「何の?」


嫁「薬で」


俺「ファッ!?」


嫁「実際は使ってないし、不起訴だったけどね」


他にも親が離婚して片親であること、捕まって仕事をクビになりキャバで働き始めたこと、その後各地のスナックを転々として今に至ることなど

大変な人生だったんだなと思った

傷跡のことはついに聞けなかったけど、この人の抱える闇をこれから受け止めていかなければという覚悟のようなものを感じた


嫁「まあ俺君も捕まったし、これで私たち一緒だねw」


俺「おいおい、悪い部分で括るなよw」


自分は前科のある人間で、どれだけ反省しようがもう普通には戻れない

それでもこの人はいいと言ってくれている

逮捕されて気持ちが弱っていたこともあった

俺は嫁の言葉の本当の意味など考える事もなく、ただ嫁に甘えた

嫁にはたらふく上ミノを馳走した


その後も嫁とは以前のように毎日メールをして、たまにご飯を食べに行くという関係に戻った

体の関係はないままだった

嫁の気持ちはわからないが、俺が意図的にそうしていた


俺「俺は嫁の事をすごく大切な人だと思っている」


嫁「またその話?w」


俺「中途半端なままでごめん。裁判が終わって綺麗さっぱりな身分になったら、ちゃんと言うから」


嫁「うん」


俺「だからそれまでは待ってくれ」


嫁「おうwしっかりケジメつけてこいw」


ユッケはもちろん食べられました


そんな思いとは裏腹に、釈放されて以降の取り調べは遅々として進まなかった

忘れた頃に出頭命令が来て警察に出向き、半日雑談して帰るという日々

弁護士先生にも相談してみたが、釈放によって捜査の期限がなくなったから、余罪の有無についてじっくり調べられるだろうとのこと

その一環として、雑談の中から手がかりを探られているのではないかと

今初めて聞いたぜ先生…


嫁とは週に1回くらいのペースで会っていたけど、取り調べがそんな調子だから、いつまで経っても「付き合って下さい」の一言が言えない

嫁に会うたびに中途半端な、宙ぶらりんな今の状況について申し訳ない気持ちが募ってきた

それでも嫁は腐らずに、いつもと変わらずに、ただ待っていてくれた


一方、仕事も平常運転に戻る最中、俺にはもう一つ大切なものがあった

趣味でやっている手芸サークルだ

俺はサークル長をしていて、主婦のおばちゃんや学生のみんなからボスと呼ばれていた

週に1回集まって活動しているのだが、サークル長が音信不通で2回も欠席したのだから大変だ

釈放されて嫁と会った後、こちらがどうなっているか心配になったが、親友である副サークル長がうまくやってくれていた


友「あなたは逃げないと信じている。だからみんなには交通事故で入院したと伝えておきました」


こいつは大学の同級生で以来の親友なのだけど、何故か俺には常に敬語を使い、また勉強も俺よりできるのにいつも俺の後ろに立っていた


友「私は周瑜を敬愛しているのです。だからあなたには孫権であっていただきたい」


そんなお陰で、取り調べが終わらない事以外は元の日常が戻ってきた

嫁に対してはっきりした態度が取れないのはもどかしかったが、逆にゆっくり時間をかけてお互いを知る機会だと気持ちを切り替えていった


だが、ある日突然、俺は身の穢れを落とせぬまま決断を迫られる

夜、俺はいつものように展示会の資料を整理していると、嫁からメールがきた


嫁「助けて」


最初はいつもの疲れたメールかと思ったが、単文というのが気になった


俺「どうしたのか?」


嫁「誰にも話せないけど、どうしていいかわからなくて、その時真っ先に君の名前が頭に浮かんで…」


俺「話して楽になる事なら聞くぞ?メールと電話、どっちがいい?」


嫁「うまく文章にできない」


俺「じゃあ電話かけるよ?」


実はこの時が初めて嫁と電話した時でもあった

いつもメールだったからね

だからこのやり取りはよく覚えている


俺「もしもし」


嫁「やあ…」


俺「元気は、なさそうだな…」


嫁「うん、ない…」


俺「いったいどうしたんだ?」


嫁「あのね…うぐ…えぐ…おあーあんあえいんいおーいおーぐえ…」


俺(ごめん、日本語でおk…)


本当に聞き取れなくて何を言ってるかわからないけど話を聞いていると、どうやら誰かに何か悲しい事があって、それで自分も悲しいという話らしい


嫁「いっじょにね、がいものにいっだらね、わらいながらいうんだもん…

     おあーあんいんいおーいおーだからって…えぐ…ひっく…」


話の雰囲気までは掴めたが、肝心な部分が何を言ってるかわからなかった


俺「大丈夫だから、まずは落ち着け。深呼吸して」


嫁「わがった…ひゅーーぷはーーー」


俺「少し落ち着いたか?」


嫁「うん…わだじなきっぱなじでごめん…」


俺「泣きたい時は泣けばいいんだよ。でも、今は俺に話したい事があるんだろ?」


嫁「うん…おがあざんのばがあ…」


ここでそれまで嫁が何を言っていたのかが繋がった

もしかして嫁のお母さんが…

もし違っていたら不謹慎だと思いつつも、当たっていたら一刻を争う事態と考えて口にした


俺「嫁のお母さん、病気なのか…?」


嫁「心臓病だって…いつ心臓止まるかわからないって…」


実は皆さんに謝らなければならないことがあります

私が書いてきた事は一部を除いてほぼ事実ですが、最後に書いた事はわずか1ヶ月前の出来事です

書いたところのほんの少し未来が現在です

つまり、私はまだ毒男で既婚ではありません


先日、お義母さんの手術が無事に成功しました


先週、裁判も略式で終わりました

お義母さんの事が落ち着いたら未来嫁にプロポーズします

 


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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:.JJu.pbQ0編集削除
俺の頭は禿げてるし
チン◯はお子ちゃま並み
もげろと思ったら
おれのナニがもげた
2 . *  ID:5LvmDH9P0編集削除
※1 生きてりゃいいことあるよ。尻の穴があるじゃない。頑張れ。
3 . 名無しさん  ID:p20UCA8.0編集削除
俺もハゲで短小、包茎だよ。
なのになんで障碍者年金もらえないんだ・・・
どう考えても1級だろうに。
4 . 名無しさん  ID:KCI9ZLSC0編集削除
話が前後し過ぎ
一旦過去に戻る時はそのように表現するとかしないと分かりにくい文章になるだろ

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