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悟空「えーと、今エイジ何年だっけ?」


悟飯「761年ですよ、お父さん」


悟空「もうちっとでラディッツがくるな……」


悟飯「対策を練らないといけませんね」


ヒューイ シュタタタッ


クリリン「よー悟空」


天津飯「久しぶりだな」


餃子「こんにちは」


悟空「オッス、みんな若いなw」


ヒューイ シュタッ


ピッコロ「……」


悟空「全員揃ったな、じゃー作戦会議を始めっか」


悟空「オラ達は一星龍との闘いの後、記憶を持ったまま過去に飛ばされた」


悟空「更にこの世界じゃドラゴンボールは存在しねぇみたいだ」


悟空「これがシェンロンの試練なのかもな」


悟空「つまり生き返りやらの願い事なしで強敵達を打ち倒さなきゃならねぇ」


ピッコロ「随分と饒舌じゃないか」


悟空「オラだって必死なんだよ」


悟空「要するに確実かつ犠牲のない勝利が必要って訳だ」


悟空「クリリン、天津飯、餃子、おそらくオメエ達が作戦の要になる、頼んだぞ」


クリリン「なんか悟空らしくないぞ」


悟空「オラの戦闘癖は生き返りの保障があるからだ」


クリリン「えー」


天津飯「ともかく修行をやりなおさないとな」


悟空「ああ、今のオラ達じゃラディッツ相手でも危ういもんな」


悟空「だがその前にオメエ達に教えるもんがある。それは――」


〜エイジ761年 10月12日〜


キュイィィィィン……


ピッコロ「来たな」


クリリン「農場のオッサンは避難させといたぜ」


悟空「よし……悟飯! 餃子!」


悟飯「はい、ではいきます」


餃子「フュー」


悟飯「ジョン」


「「はっ!!」」


「「餃子悟飯!!」」


プシュー ガチャン


ラディッツ「ふぅ、ここが地球か。ん? 何か戦闘力が固まってる……うっ!」


「「超能力だ!」」


ラディッツ「は、腹が!」


悟空(フュージョンによる戦闘力の引き上げで餃子の超能力の効果範囲を高める。うまくいったな)


天津飯「気功砲!」


ピッコロ「魔貫光殺砲!」


ラディッツ「うぎゃぎぃ!?」


クリリン「とどめは気円斬!」


ザクゥッ!ラディッツは真っ二つに切断された


ラディッツ「あ、あ、あ……」


悟空「いい眺めだぜ、兄ちゃん。だめ押しのかめはめ波!」


ラディッツは、跡形もなく消え去った!


クリリン「勝つには勝ったけど、何か微妙な気分だ……」


悟空「命には代えられんさ」


悟飯「これで人造人間ができるまで安心ですね」


悟空「……いや、ベジータ達がくるかもしれねぇ」


ピッコロ「? ドラゴンボールについて一言も喋ってないはずだが」


悟空「とにかく修行に励もう」


〜とある惑星にて〜


ベジータ「ラディッツが殺られたみたいだな」


ナッパ「情けねぇ野郎だ!ベジータ、あんな奴いらねぇから二人で目的の星に攻め込もうぜ」


ベジータ「……いや、地球に行こう。奴を倒したカカロットに興味がある」


ナッパ「えー……一年もかかるし嫌d


ベジータ「ナッパ!オレの言うが聞けんのか!行くって言ったら行くの!!」


ナッパ「わ、わかったよ」


ベジータ「……」


〜カプセルコーポレーション〜


悟空「オース、ブルマ、例のもんはできってっか?」


ブルマ「あら孫くん。あんまり外見が変わってないわねw」


悟空「オメエはまだピチピチだなwオラムラムラしてきたぞwwwwいっちょSparkingするかwwww」


ブルマ「やあねぇ私には旦那さんがいるからダーメ」


悟空「ちぇっ」


ブルマ「はい、まだまだ改良の余地はあるけど」


ブルマはホイポイカプセルを差し出した


悟空「今んとこはこれで十分さ」


ブルマ「……ねぇ、話は変わるけど、さ。ヤムチャはまだ見つからないの?」


悟空「んーアイツの気はまったく感じねえなぁ」


ブルマ「やっぱり気まずいのかしら……」


悟空「オメエとのことか? ベジータにNTRれてからもずうずうしく同居してただろww気にすんなwwww」


ブルマ「うん……」


〜エイジ762年 11月3日〜


キュイーン ガチャ


ナッパ「ここが地球か。へへ、ピーピーうるさいヒヨコたちにあいさつしてやるか」


ベジータ「ナッパよせー!!!!」


ナッパ「え?」


ベジータ「い、いや、無駄なエネルギーは使うんじゃない」


ナッパ「それもそうだな」


ヒューイ シュタッ


悟空「よーオメー達」


ナッパ「へっへっへ、テメーがカカロットか」


悟空「場所を変えようぜ」


ベジータ「……いいだろう」


〜荒野〜


悟飯「お父さん達の気が近づいてきます」


クリリン「よし、やるか」


悟飯「フュー」


クリリン「ジョン」


「「はっ!!」」


「「クリ悟飯!!」」


天津飯「気が進まんが……」


ピッコロ「俺も同じだ、くそっ」


天津飯「フュー」


ピッコロ「ジョン」


「「はっ!!」」


「「天コロ飯!!」」


ヒューイ シュタタタッ


ナッパ「へへ、少しは楽しませてくれるんだろうな」


悟空「もちろん、ただし――


悟空は目を瞑った


「「「「ダブル太陽拳」」」」


ナッパ「うぉぉぉ!?」


悟空「相手はオラじゃねぇ!」


ナッパ「目が、目がぁぁぁ!!」


ベジータ「……」


悟空「ベジータ!」


赤い気を纏った悟空がベジータに突撃する!


ベジータ「む!」


悟空「地球に来たってことはよー、太陽拳に驚かないってことはよー……」


悟空「多分大丈夫だとは思うが、足止めさせてもらうぞ!」


ベジータ「ふん、望むところだ、こい!」


ナッパ「くっそぉぉぉぉ姑息なマネしやがって!」


クリ悟飯「「気円斬!」」


エネルギーの刃がナッパに迫りくる!


ナッパ「何も見えねぇ……んっ」


ピピピッ


ナッパ(スカウターの警戒音……不味い!)


ナッパは全力で飛び上がった!渾身の気円斬は空をきるのみ……


ナッパ「はぁ、はぁ、だんだん視界が戻ってきたぜ」


ナッパ「皆殺しにしてやる!!」


天コロ飯「「ハアッ」」


追撃のため飛び上がる天コロ飯、しかし……


ナッパ「ふん!」


巨大な体駆から繰り出される手刀、肩先から一文字に切り裂かれてしまった……


クリ悟飯「「まだ戦闘力の差があるか」」


ナッパ「ワハハ、脆いぜー!」


ナッパ「次はてめえだ」


クリ悟飯「ニヤニヤ」


ナッパ「何がおかしい!」


天コロ飯「おい、そこのハゲ」


ナッパ「てめえもハゲだろ……てなにい!?」


ナッパが見上げると五体満足の天コロ飯が佇んでいた!


ナッパ「そうか、再生能力のある種族なんだな。次は頭を潰してやるぜ」


天コロ飯「それはどうかな……」


ミチィ……ブチチッ!!


身体から不気味な音を発する天コロ飯


天コロ飯「ピッコロの再生能力、天津飯の四身の拳」


天コロ飯「実に相性が良い」


ブチチィ!!


天コロ飯の身体が破裂する!周囲に肉片が散らばっている


ナッパ「な、なんだぁ?」


間髪いれずにブクブクと膨らみ、肉片が再び人の姿をとる


――その数、およそ50体


天コロ飯「四分の一の力を持った分身をいくつでも量産できるのさ!そして喰らえ、気功砲!!」


ナッパ「ぬぅぅぅ!」


天コロ飯「分身から放たれるエネルギー波に大した威力は無い。しかし――」


ナッパ(動け……ない!)


天コロ飯「気功砲に戦力差は影響しないのさ」


ブチュ!ミチチッ!!


気功砲は身体への負担が大きい。分身が次々と崩壊していく


天コロ飯(本体は静観することによって消耗を抑える。だが分身を作ること自体コストが高い……)


天コロ飯「今だ、クリ悟飯!」


天コロ飯「今だクリ悟飯!」


クリ悟飯「――気円」


クリ悟飯「――かめはめ波!」


エネルギー刃が渦を巻くかめはめ波!通常の気円斬より遥かに速く、そして強大!


ナッパ「おぉぉぉぉぉぉ!!!!」


まともに直撃する。その死体は凶暴な鮫に食い千切られたごとくギザギザの大穴が開いていた……


悟空「あっちは終わったな。ベジータ、そろそろ止めようぜ」


ベジータ「む!まだ決着g


悟空「……ブルマに悪い虫が付いてるかもな〜」


ベジータ「なにぃ!?」


悟空「ピチピチのギャルに戻ったんだぞ? そりゃー性欲が有り余ってるだろうなー夫の帰りなんて待てるかなー」


ベジータ「ぐぐぐ」


悟空「これまた若いイケメンの元彼がいるしー、ヤムチャとか、ヤムチャとか」


ベジータ「ブルマぁぁぁぁ!!!!」


ドヒゥン!


悟空(ちょろいもんだ)


クリリン「ベジータは大丈夫だったのか?」


悟空「ああ、やっぱり将来的に仲間になる奴にも記憶の引き継ぎがあるみたいだ」


悟飯「多少は楽になりますね」


悟空「うーん……」


ピッコロ「どうした」


悟空「いや、何でもねぇ」


悟空(おかしい、ここまで至れり尽くせりなのにヤムチャだけいないのは。身を隠しているとしか考えられねえ)


悟空(ブルマと会うのが気まずいのか、それとも闘いが怖いだけなのか?)


悟空(嫌な予感がするな)


クリリン「だかららしくないってば悟空」


悟空「……とにかく、人造人間ができるまで時間がある、修行すっぞ」


天津飯「人造人間の拠点は叩かないのか?」


悟空「んー下手に動いて場所を移されてもなー。奴らが町を襲撃してる時に何人か先回りさせとけばいいだろ」


クリリン「俺の嫁さんが開発されなきゃ困るしwwww」


悟空「ノロケんなおめーwwww」


悟飯「じゃあそろそろ帰りますか」


ドヒュン!


ヤムチャ「……」


ヤムチャ「悟空、何もかもお前の計画通り進むと思う……!」


ナッパの死体にかがみ込むヤムチャ


ヤムチャ「スカウターは無事だな。あーあーテステス」


ヤムチャ「フリーザ様ー!ナメック星にはドラゴンボールという願い事を叶えるアイテムがありますよー!不老不死になれますよー!」


ヤムチャ「さて、これでよし。次は……」


ナッパの衣服をひんむいていく。荒野で死体を漁るその姿、まさに飢えたハイエナ


ヤムチャ「お、あったあった。フフフ……」


ヤムチャ「トラウマなんか気にしてちゃ悟空には勝てない」


ヤムチャ「俺はこいつで宇宙一になってやるんだー!ワーハッハッハッ!」


高々と天に掲げるその掌には、サイバイマンの種が握りしめられていた


ゲロ基地壊さなくて正解だった


ピッコロ!フリーザにナメック星のことを伝えた!同族を殺されたくなかったらさっさと故郷に帰るんだな


by孤高のロンリーウルフ


ピッコロ「あの野郎……!」


怒りの形相でヤムチャからの手紙を握りつぶす


悟空「行くしかねーな」


悟飯「あれ? お父さん珍しいですね」


クリリン「お前命が惜しいんじゃ……」


悟空「勝算があるってことさ」


悟空(しっかしヤムチャの目的が何なのか検討もつかねぇ)


悟空(どうも後手にまわっている気がするな)


ブリーフ博士「宇宙船の準備ができたぞい」


悟空「サンキュー」


悟空「じゃーさっきも説明した通り、オラ、悟飯、クリリン、ピッコロ、天津飯、それにベジータでナメック星に向かう」


悟空「全員フュージョンで戦うことが前提だ。嫌だとか言うなよー? フリーザはまだ危ない相手だからな」


悟空「じゃあいくか」


ベジータ「いいか!俺がいない間ぜーったい男を入れるんじゃないぞ、約束だぞ!」


ブルマ「わかったわかった」


ベジータ「ヤムチャが現れても相手するんじゃないぞ!あの男を切り刻んでお好み焼きの具にしてやるぞ!」


ブルマ「はいはい、ベジータ」


ベジータ「なんd


チュッ


ベジータ「!!!!????」


ブルマ「いってらっしゃいのチューよ、ほらほら、早くしなさい」


ベジータ「あ、ああ」


悟空「何やってんだあいつら」


〜フリーザ軍 母艦〜


フリーザ「ドラゴンボールねぇ……ま、暇つぶしにはいいかもしれませんね」


〜悟空達の宇宙船〜


悟空「修行するぞ修行するぞ修行するぞ」


ベジータ「貴様には負けない!」


クリリン「し、しんどい」


天津飯「ぬおー!」


ピッコロ「これしきのこと!」


悟飯「早くアルティメット化して無双したい」


〜カプセルコーポレーション〜


ヤムチャ「――こんばんは、ブリーフ博士」


物語は加速する――


ギュイーン ガシャン!


悟空「ふぅ、ナメック星に到着だ」


ピッコロ「まだフリーザの気は感じないな」


悟飯「先回りできましたね」


悟空「ラッキーだ。じゃー最長老のところに行くか」


ヒューイ シュタタタッ


悟空「オッス、久しぶり。といってもオラと面識ねーかw」


最長老「こんにちは、アナタ達の目的は分かっていますよ。さぁ、こちらへ」


ギューン


悟空達の戦闘能力がグンと上がった!


悟空「ありがとさんwwww」


悟空「んで次はピッコロだ」


ネイル「憎きフリーザを再び倒す為だ。我が身、喜んで捧げよう」


シュインシュイン


ピッコロとネイルが同化した!ピッコロの戦闘力が大幅アップ!


ピッコロ「おお……!」


悟空(実は同化しなくても倒せるんだけどなー。まぁ確実に仕留めなきゃいけないし)


悟空「次はデンデを回収しにいくぞ」


ドヒゥン!


最長老「……あの者達、かって抱いていた正義の心、闘争への喜びを失っていますね」


最長老「それも致し方なし、ですか」


最長老「シェンロンよ、カタッツの子が創りしドラゴンボールよ」


最長老「これがお前の望んだ世界なのか……?」


ヒューイ シュタタタッ


悟空「よー」


デンデ「悟空さん!」


悟空「オッス。デンデ、いきなりワリーけどよー」


悟空「死んでくれねぇか? ナメック星のために」


デンデ「え? ちょ、なにを」


悟空「ふん!」


悟空の右ストレート!デンデの腹部を貫通する!


ピッコロ「孫ー!!これはどういうことだ!」


悟空「こういうことさ」


瀕死のデンデをピッコロに投げつける


悟空「そいつと融合しろ、ピッコロ!強い回復役がぜひとも欲しい」


ピッコロ「な、な……」


悟空「ほらほら早く、どうせ死ぬんだからさー」


クリリン「仙豆を温存してるはずだ!早く食べさせ――」


悟飯「駄目ですよクリリンさん」


気を解放してクリリンの前に立ちはだかる悟飯


悟飯「まだくそ雑魚ですけどークリリンさん程度なら圧倒できますよー」


クリリン「ううっ」


ベジータ「チッ流石にガキを殺るのは胸糞悪いぜ」


悟空「とかいって掴みかかってこないのがベジータのいいところだ。さ、ピッコロ」


悟空「ゆ・う・ごう!」


悟飯「ゆ・う・ごう!」


悟空「ゆ・う・ごう!」


悟飯「ゆ・う・ごう!」


ピッコロ「ちくしょう……」


デンデ「い、いいんですピッコロさん」


ピッコロ「デンデ、あまり喋るんじゃない……」


デンデ「ぼ、僕弱いから……ドラゴンボールが創れなきゃ何の取り柄もないから……」


ピッコロ「……!」


デンデ「フリーザは絶対に倒さなくちゃいけない。しかも今度はナメック星のみんなを守り抜かなきゃいけない」


デンデ「死ぬのが僕一人なら、安いもんだよ……」


ピッコロ「デンデやめろ!!」


シュインシュイン


ピッコロとデンデが同化した!ピッコロは回復能力を得た!


悟空「これで準備オッケーだwwwwww」


ゴウンゴウン


悟空「フリーザの宇宙船がきたぞーwwwwグッドタイミングだwwww」


ピッコロ「……孫!」


悟空「何だピッコロ怒鳴るんじゃねーwwww」


ピッコロ「俺はナメック星や地球を守る為に全力を尽くす。後ろから撃つような真似もしない」


ピッコロ「だが、お前を許すことは決してないだろう……!」


〜ところ変わって神殿〜


神様「むむっ!」


ミスター・ポポ「どうしました、神様」


神様「……ヤムチャが現れた」


ミスター・ポポ「神様、孫悟空にヤムチャの追跡を頼まれてた」


神様「うむ。まぁ、ヤムチャごときに何かできるとも思えんが」


ミスター・ポポ「悟空、心配しすぎ」


〜カプセルコーポレーション〜


ブリーフ博士「ヤ、ヤムチャくんか」


ヤムチャ「ふ……そんなに怯えなくてもいいでしょう、オレは足元がお留守なかませ犬のヤムチャ。だが――」


ドゴォッ!


常人には視認すらできない速度の突きで側壁を粉砕する


ヤムチャ「無力な一般人は容易くミンチにできますけど、ね」


ブリーフ博士「何が望みだ」


ヤムチャ「あーそうそう俺の元カノ、あんたの娘さんは寝てるのかな。久々にニャンニャンしにいこうかな」


ヤムチャ「とびっきりSなプレイを楽しみに――」


ブリーフ博士「娘には手をだすな!私が要求を飲めばいいんだろう。望みを言え!」


ヤムチャ「そうですね、だがその前……」


狼牙風風拳の構えをとるヤムチャ


ガシャーン! シュタッ


餃子「……悟空に頼まれていた。ヤムチャ、お前を殺す」


ヤムチャ「来ると思っていたぜ、ギョーザ君」


ヤムチャ「やはり神様の千里眼で見張られていたか。今回の悟空は恐ろしく知恵が回りやがるぜ」


ヤムチャ「しっかしまぁ……俺と餃子じゃどっこいどっこいじゃね? 万全を期すならベジータを残しておくべきだった」


ヤムチャ「失敗したな、悟空」


餃子「ぶつくさ言って。――どどん波!」


ヤムチャ「うっ!」


光線がヤムチャの右肩を貫く!


ヤムチャ「ううっ、この野郎!」


右腕をダラリと垂らす。そして残った左腕に精神を集中させ遮二無二突っ込んでいく!


ヤムチャ「はい!はいはいはいはいぃはぃやぁ!おー!」


ヤムチャ「  狼  牙  風  風  拳  」


餃子「ぐっ」


数多の突きがクリーンヒット!しかし所詮は片腕で放たれた狼牙風風拳 、まだ手数が足りない!


餃子「距離を取ろう」


攻撃の勢いを利用してバックステップ。追走してきてもどどんぱ波で撃ち落とせる間隔をとった


ヤムチャ「ハァ、ハァ……」


餃子「やっぱり抜けてるよ。アンタはZ戦士のお荷物だ」


ヤムチャ「へへ……その言葉、そっくりそのまま返すぜ」


ヤムチャ「お前は、いらないから地球に残されたんだよ」


餃子「僕は違う!」


懐から小さな豆を取り出す


餃子「悟空は貴重な仙豆を僕に分けてくれた!僕を戦力として認めてくれてるんだ!パクッ!」


餃子の体力が全回復した!


餃子「お前を殺す。そうしたら、悟空は僕のことをもっともっと認めてくれるはずだ……!」


ヤムチャ「ふん、そこまで悟空に気に入られたいか。飼い犬根性丸出しだな」


ヤムチャ「俺は違う。俺は他人の死骸だろうが喰らいつく孤独なハイエナさ」


ヤムチャ「もう見てくれなんざ気にしねぇよ。頂点に立つためならどんな修行でも耐えてみせる、いくらでも血を啜ってやる」


ヤムチャ「こんな風にな」


ボンッ!


餃子「……え?」


普段は鬼作で頼れる男


餃子「え、え? なにこれ僕の血? なんで? どうしてどうしてどうしてどうして」


腹部から漂う肉の焦げた匂い。四散する臓物


餃子「い、嫌だあぁぁぁぁ!!!!!死にたくない!死にたくない!天さん助けて」


ヤムチャ「見苦しいぞ」


ヤムチャが人差し指を餃子の顔に向ける


ヤムチャ「BOM」


掛け声と同時に餃子の頭が爆散。焼けた脳漿をばら撒きながらどうと倒れ込んだ


ヤムチャ「『時限操気弾』。対象と接触し気を流しこむ、そして任意のタイミングで爆発させる」


ヤムチャ「操気弾がヌルい技だと思えるほど習得にてこずった」


ヤムチャ「血反吐がでるほど訓練を重ねた」


ヤムチャ「全ては頂点に立つため――」


ヤムチャ「さて、なぜいちいち解説したか、聡明な博士なら分かりますよね」


ブリーフ博士「ひっ」


トンッ


博士の頭に優しく人差し指を当てる


ヤムチャ「お前に爆弾を仕掛けた。これから俺の言う通りにしろ」


ブリーフ博士「あ、あ……」


ヤムチャ「おっと、神様の野郎が見ているんだな。場所を移すぞ」


博士をひょいと持ち上げるヤムチャ


ヤムチャ「そうビビるなって。命は保証してやるよ」


ドヒュン!


ヤムチャ「……くっくっくっ」


ヤムチャ「ひゃーはっはっはっ!」


〜舞台はナメック星に戻る〜


悟空「よし、みんな気を抑えろ。まず相手の戦力を探るんだ」


ベジータ「……? ドドリアとザーボン程度なら楽に倒せるだろう」


クリリン「あんまり待ってたらナメック星人が殺されてしまうぞ!」


ピッコロ「……」


悟飯(うわープルプル拳を握りしめてるや)


悟空「まぁまぁ、オラ達には監視衛星があるんだ。出方を窺うのが得策ってもんさ」


界王『誰が監視衛星じゃバカタレ』


悟空「よー界王様、あーあーテレパスの感度は良好なり。よく聞こえるぞ」


界王「えらいノリがいいのぅ。ところで、今宇宙船の内部を覗いてみたが……バッドニュースじゃ」


悟空「良い情報より悪い情報のが貴重さ、遠慮なく言ってくれ」


界王「うむ。……今回は、なぜかギニュー特戦隊も乗り合わせとるぞ」


クリリン「えー!?」


悟空「ふむ」


悟空「うーんどうしたもんか(チラッ」


ピッコロ「……」


悟飯(うえー力みすぎて口やら拳からダラダラ血を流してるや)


悟空「……はー」


悟空「しょうがない、戦力を分散しよう。あいつらも一固まりでいる訳じゃねーだろ」


悟空「オラとベジータがフリーザの足止め、まーフュージョンしつついい具合に戦えば最終形態まで持つだろう」


悟空「ピッコロはギニュー特戦隊をやってくれ。今のオメーなら瞬殺だろうが、ギニューには気をつけろよ」


悟空「クリリンと悟飯、それに天津飯は他の雑兵を頼む」


悟空「担当を殺り終わったら急いでオラのところまで来てくれ。多分、最終形態100%までいったらちと厳しくなるからな」


悟空「じゃー作戦開始だ」


天津飯「俺はピッコロと一緒にいかないのか」


悟空「あーフュージョンのこと? あんだけの戦力差ならピッコロがオメーの気に合わせなくちゃなんねーだろ? 逆に戦闘力が落ちる」


天津飯「そ、そうなのか」


悟空「でもフリーザ戦じゃ必要だからな。期待してるぞ」


天津飯「おう!」


悟空(……こいつも餃子と同じか。オラに妙な引け目を感じてやがる)


悟空(光るもんがあるのに!もっと修行すればオラの良いライバルにもなってくれたのに!)


悟空(ベジータはパパ、ピッコロは神様、悟飯は学者さん。ははっ、つえー奴はみんな忙しいみてーだ)


悟空(……寂しいなぁ)


悟空(誰か、オラとガチンコで、容赦なくやりあってくれる相手はいねーかなー)


ギニュー「フリーザ様、失礼ですが我々ギニュー特戦隊まで出張ることはないのでは?」


フリーザ「暇つぶしは派手なほうが楽しいですよ。ナメック星人は中々強者らしいです、あなたも遊んでいらっしゃい」


ギニュー「ハハッ。ギニュー特戦隊、出撃!」


ドヒゥン!


フリーザ「彼らは東ですか。私は北を散策してきます。ザーボンさんやドドリアさん達は西で遊んできなさい」


ザーボン「ははっ!」


ドドリア「仰せのままに」


フリーザ「どうせドラゴンボールなんて無いですけどね。ふわぁ……」


キュイ「ザーボン様、ドドリア様、どうします?」


ザーボン「とりあえず適当に暴れときましょうか」


ドドリア「願いを叶えるボールなんてあるわけねーだろ」


アプール「フリーザ様もそこは承知の上でしょう。我々の休暇代わりですよきっと」


ザーボン「でしょうね……お、スカウターが反応してますね。数が多い、ナメック星人の集落です」


ドドリア「いっちょやるか」


「「ダブル太陽拳!!」」


ザーボン「目がっ、目がぁぁぁぁあああ!」


クリ悟飯「――気円 かめはめ波!」


気のスクリューがザーボンの頭部を抉りとる!


ドドリア「ザ、ザーボン!?」


天津飯「まだまだ、太陽拳!」


ドドリア「二度も同じ手は喰らわねー!」


とっさに目を瞑るドドリア。しかし……


ザシュ


ドドリア「うぎゃ!」


ドドリア「馬鹿な!あのザーボンを殺った大技の後にいくらの時間も経ってねぇ!こんな……」


キュイ、アプール、ドドリア。ほぼ同時に胴体を切断された


ドドリア「ありえない!」


クリ悟飯「ふぅ。かめはめ波に纏わせたエッジを分離、射出する技『地ずり気円斬』」


クリ悟飯「初めて成功した。やっぱ何事もパワーを上げないとなー」


ギニュー「フリーザ様のご厚意だろうが、さっさとヤードラット星を攻めにいきたいぜ」


ジース「まあいいじゃないですか、実質ノルマのない任務なんてこれくらいですよ。楽しみましょう」


ギニュー「うむ。……お、スカウターに多数の反応あり。可愛がってやるか」


ズギュン


ピッコロ「……」


リクーム「おほ、エライ強そうじゃないの」


ジース「誰がやるかジャンケンで決めようか」


ギニュー「ああ、だがその前にスペシャルファイティングポーズを――」


ピッコロ「……」


ピピッ


ピッコロの光線!


リクーム「グゥ!?」


バータ「ギャッ!」


グルド「うべぁ!」


三体を一掃する!


ギニュー「なにぃ!?」


ピッコロ「……」


間髪入れず超速をもって距離を詰める


ジース「ぐわー!」


ジースは、バラバラになった


ギニュー「す、凄まじいな……」


ギニュー「だが、強ければ強い程有利になるのだ。いくぞ!b


ピッコロ「ボディチェンジ、だろ」


ギニュー「!!??」


ギニューの背後を大回りでとる


ピッコロ「魔貫光殺砲」


あまりの威力に、ギニューの五体がはじけ飛んだ!


ピッコロ「……もう誰も、殺させないぞ」


フリーザ「さーて、どうしましょうかな」


フリーザ「最初から全力でいってもつまらないですね、多少は骨のある奴がいると良いのですが」


ズギュン ズギュン


悟空「よーフリーザさん」


ベジータ「……」


フリーザ「おや、ベジータさんに……そちらの方は?」


悟空「カカロットですよwサイヤ人の生き残りのwwww」


フリーザ「ふーん。ま、あなたも適当に楽しみなさい。それじゃ」


くるり


悟空(今だ!)


ベジータ(チッ、とことん気がのらねーぜ)


悟空「フュー」


ベジータ「ジョン」


「「はっ!!」」


ゴジータ「フリーザー!!かめはめ波!」


フリーザ「なにぃ!?」


かめはめ波が、フリーザの背に撃ち込まれる!


ゴジータ(これで決まるといいんだが)


シュウゥゥゥ……


フリーザ「今のは痛かった……」


フリーザの最終形態!


フリーザ「痛かったぞー!!」


ゴジータ(そう上手くはいかねーか)


フリーザ「不意打ちとはいえ、これ程の力を隠していたとは」


フリーザ「私も本腰を入れなければ。70%!」


ズオォォォ


ゴジータ(既に界王拳は使っている。さて、どこまでサシで渡り合えるかな……?)


ピシュン!


フリーザが距離を詰めてきた!


フリーザ「ふんっ」


フリーザの尻尾攻撃!


ゴジータ「だりゃー!」


ゴジータは尻尾を掴んだ!そのまま回転をつけフリーザを投げ飛ばす!


ズギャギャギャギャ!


フリーザ「ぐっ……」


フリーザ「この私と互角に渡り合うヤローがいるとはな……80%」


ズオォォォ


フリーザの気が上昇する!


ゴジータ(ちとヤベーな)


スッ


フリーザ「デスビーム!」


フリーザのエネルギー光線!


フリーザ「ひゃあ!ひゃあ!ひゃあ!」


休む暇を与えぬ、怒涛の連撃!


フリーザ「念には念を、90%!ハアッ」


ズオォォォ


フリーザの気が上昇!既にゴジータの戦闘力を上回っている!


ゴジータ(もう一人だけじゃ厳しいな)


ゴジータ「残り20分、か」


コルド「( ^ω^)」


フリーザ「何をごちゃごちゃと……」


ゴジータ「別にぃ。ところでフリーザさんよ、あんたドラゴンボールを探しにきたんだろ?」


フリーザ「ただの戯れだ、本気で信じちゃいないさ。くだらない時間稼ぎは……」


ゴジータ「へーそっかー」


ゴジータ「なら、オレが先に使っちゃおっかなー」


ゴジータはホイポイカプセルを取り出した!


ボンッ!


7つの球が出現!その大きさ、艶かたち、まさにナメック星のドラゴンボールそのもの!


ゴジータ(ブルマに作ってもらったレプリカだけどな。リアリティはあったほうがいいだろ)


フリーザ「それがどうした……」


ゴジータ(信じちゃいないが関心をもったな。しめしめ)


ゴジータ「まー見てな。えータッカラプト・ポッポルンガ・プピ……あー、dandan 心魅かれてく!」


ピカッ!バーン!


7つの球が強烈な光を発する!その輝きは天まで伸び、巨大なる龍のヴィジョンを形成する……


フリーザ「おお……!」


ゴジータ(ただのホログラフだけどな)


フリーザ「ほうほう、これは凄い」


ゴジータ(バーカバーカ)


ゴジータ「後はナメック星人をとっ捕まえて現地の言葉で願いを喋らせればいいのさ」


ゴジータ(真実に虚を混ぜ込む駆け引きの基本さ)


フリーザ「そうですか、いいことを聞きましたよ」


スッ


フリーザ「あなたが死ぬことに何の変わりもないですけど……デスビーム!」


ゴジータ(ですよねー)


ギリギリのところで光線を回避。まともに直撃したら大ダメージは免れないだろう


ゴジータ「あーあーフリーザ様、手品の一つでもいかがですかー?」


フリーザ「知ってたはずだろ。僕がくだらないジョークが嫌いだってことをさ」


ゴジータ「……フッ」


フリーザ「もう思わせぶりな態度はいいよ。さっさと殺してあげる」


ゴジータ「残り15分――」


キュイーン シュバババッ


クリ悟飯「ゴジータ!」


天津飯「待たせたな」


ピッコロ「……」


Z戦士が集結する!


フリーザ「虫けらがうじゃうじゃと……」


ゴジータ「パワーは無くとも使える戦力なのさ!みんな、打ち合わせどおりにやるぞ。ハアッ!」


界王拳、20倍!


ゴジータ「全力で足を止める!」


フリーザ「ぬぅ!」


何者も介入することができない、強烈なインファイト!


天津飯「今のうちに!」


ピッコロ「……」


天津飯「フュー」


ピッコロ「……ジョン」


「「はっ!!」」


天コロ飯「――二身の拳」


ナッパ戦の時とは違い分身を一つだけ生産する


天コロ飯「はぁっ」


そして肉弾戦の余波を受けぬよう慎重にフリーザの頭上まで飛び上がり……


天コロ飯「いくぞ!」


ゴジータ「オーケー!」


ゴジータがフリーザを 羽交い締めにする


フリーザ「何を……?」


天コロ飯「気功砲!!」


フリーザ「おおっ!?」


ゴジータ「ギギギッ」


ゴジータを巻き込んだ気功砲!二人まとめて地面まで叩きつけられた


天コロ飯「気功砲!気功砲!気功砲!」


逃げ出す時間など与えない!


フリーザ(ぐっ、タイミングを図ってデスボールで相殺することは可能だ)


フリーザ(……こいつさえいなければ!)


ゴジータ「へへへ」


フリーザの両腕は塞がれている。エネルギー波は使えない!


天コロ飯「フーフー……分身体よ!」


分身「おう」


天コロ飯の肩に手を触れる


シュインシュイン


本体は、全回復した!


天コロ飯「気功砲! 気功砲!」


フリーザ「むうっ!」


天コロ飯「気功砲!気功砲!」


ゴジータ「うっ!」


天コロ飯「気功砲!気功砲!ハァハァ、回復!」


シュインシュイン


ゴジータ「あと、5分!」


フリーザ(抜け出せはしないがダメージもない。まさか無限に続く訳じゃないでしょう)


フリーザ(何を狙っている……?)


クリ悟飯「――気円」


キュインキュインキュイン


フリーザ(もう一匹が動いた!まさか、仲間もろとも私を撃つのか!?)


ゴジータ「……そいつはどうかな」


フリーザ「!?」


ゴジータ「5……4……3……2……1……」


バシューン!


フュージョン解除!分離の勢いで気功砲の連打から脱出!!


フリーザ「なにぃ!?」


クリ悟飯「――かめはめ波!」


フリーザ「くそがあぁぁぁぁ!!」


身動きのとれないフリーザを直撃!肉や内蔵の入り混じった体液が四散する!


悟空「汚ねえ花火だなwwww道着が汚れちまったぞwwww」


フリーザ「た、助けて……」


悟空「おっとメカフリーザになられたら面倒だなwwww」


悟空「か〜め〜は〜め〜波wwww」


フリーザ「うわぁぁぁぁ!!」


フリーザは、跡形もなく消滅した!


ベジータ「どうもスッキリしねえぜ」


悟空「気にすんなwwww」


天津飯「じゃあ帰るか」


悟飯「いや、まだ残党が残ってますよ。ちょっと狩っていきましょう」


悟空「いいね、ついでにフリーザの宇宙船でも乗っ取るか。帰りはラクチンだw」


クリリン「あ、ああ」


ベジータ「……」


ピッコロ「……」


〜同刻 地球の某所にて〜


ヤムチャ「探しましたよ。……ドクター・ゲロ」


ゲロ「ふん、ヤムチャごときにわしの隠れ家が見つかるとはな」


ゲロ「だが、開発途上とはいえわしの身体は改造を施しておる。貴様に負けることは……」


ヤムチャ「おっと、俺は喧嘩をしにきたんじゃないですよ。天才科学者様にちょっとしたアイデアを提供しにきたのです」


ヤムチャ「人造人間・セルのこととか、ね――」


ゲロ「!?」


そして2年の月日が流れる――


〜神殿〜


ヒューイ シュタッ


悟空「よー神様。ヤムチャ、見つかったか?」


神様「うーむ、それが皆目見当もつかんわい」


悟空(使えねーやつだ)


神様「ヤムチャなんか気にせんでも問題ないと思うがのう」


悟空(うるせー融合させるぞ)


悟空「ま、引き続き捜索にあたってくれ」


神様「うむ」


悟空(ブリーフ博士の誘拐……ヤムチャはこの一点のためにフリーザを騙した)


悟空(見事なもんだ)


悟空(そして今、あいつは地下に潜って何かを企んでいる)


悟空(……へへ、何でだろうな。危険なのに、死ぬほどの脅威かもしれないのに)


悟空(――オラ、ワクワクすっぞ)


神様「ん、むむむ!」


悟空「……!」


界王『おーい悟空、大変じゃ!』


悟空「界王様、オラも今感じたぞ」


悟空「コルド大王の気だ」


ヒューイ シュタッ!


クリリン「悟空ー!だ、大丈夫だよな、未来のトランクスが倒してくれるよな!」


悟空「そうとも限らねーぞ」


悟飯「フリーザを倒した時の作戦でいきますか?」


悟空「……いや、いい。オラ一人でやる」


天津飯「確かに力量は上がったが、それは危険……」


ズオォ!!!!


悟空は、スーパーサイヤ人になった!


ベジータ「カ、カカロット貴様」


ピッコロ「……」


悟空(さぁ、早くこいヤムチャ!オラはどんどん強くなっていくぞ。オメーの策を全て打ち砕くぞ)


悟空(全力で殺りあうぞ!)


645 名前:しおん ◆SHION//ih2 [] 投稿日:2010/07/18(日) 20:55:50.56 ID:zrwi9poz0

スーパーサイヤ人ってコツさえ覚えれば簡単そうだな

怒りとかいらねーだろ


ギュインギュインギュイン ガッシャーン!


コルド大王「ここが地球か、小さな星だ」


コルド大王「我が息子を倒したサイヤ人がいるはずだ、探せ!」


「はっ!」


コルド大王「ふー。久々に全力を出さねばならんかな」


ヤムチャ「よう、フリーザのパパさんよ」


コルド大王「なんだお前は?」


ヤムチャ「ただの地球人さ」


「戦闘力たったの5、ゴミめ!」


雑兵が光線銃を放つ


「ふん」


ヤムチャはそれを軽々と弾き飛ばす


「ぎゃ!」


一気に跳躍、雑兵の胸を手刀で突き刺した


コルド大王「ほう……」


コルド「中々のお手並み、私が相手をしよう」


ヤムチャ「つべこべ言わずにさっさとこい」


ズズッ ズズズッ ズオォォォォ


悟空「……」


クリリン「こ、これはヤムチャさんの……!いや、でも!」


天津飯「なんだこのバカでかい気は!」


ベジータ「ハー……ハー……!」


ピッコロ「……ありえん!」


悟飯「ヤムチャのくせに」


ゾク ゾククククッ!!


悟空「へ、へ、へ。やっぱり強敵の手の内が分かってちゃ、つまらないよなー」


悟空(修行を重ねればオラは青天井に強くなる。だから今は頭を使おう)


悟空(ずっと自分に嘘をついていた)


悟空(もう、いいや)


悟空「ヤムチャあぁぁぁ!!!!」


ドギュン!!


コルド大王「くそー!この私が、私がー!」


ヤムチャ「弱い犬ほどよく吠えるってね」


コルド大王「やろう!」


コルド大王の、連続エネルギー波!


ヤムチャ「くだらん」


ヤムチャは右手を前に突きだす。その掌には、赤のレンズが埋め込まれている!


ヤムチャ「エネルギー吸収」


コルド大王の攻撃は全て掌に吸い込まれてしまった……


熱い展開だ


ヤムチャ「もう終わらせるか、厄介な奴が飛んできている」


フリーザと同格、またはそれ以上の実力を持つコルド大王が迎撃できないほどの超スピードで接近する


ヤムチャ「左腕、右腕、左脚、右脚、首部」


左の手刀で指定した部位の付け根を正確に突いていく


ヤムチャ「BOM」


コルド大王「ああー!!」


ヤムチャの掛け声と同時に、五体バラバラに吹き飛んだ!


ヒューイ シュタッ


ヤムチャ「悟空か」


悟空「へへ、へへへへへ。ヤムチャ、それ、オメーがやったのか?」


爆散したコルド大王の死体を指さす


ヤムチャ「……だったらなんだ?」


悟空「すげーじゃねーか!最高じゃねーか!アハハハハハハ!」


悟空の気が、更に膨れあがる!


ヤムチャ「まてまて。今日はお前とは戦わねえよ」


コルド大王の死体をひょいと持ち上げる


ヤムチャ「こいつを回収すためにきた。それだけさ」


悟空「や、やっぱりオメー、ゲロと組んでるんだなwwwwなにやってんのwねぇねぇオラに教えてくれよwwww」


ヤムチャ「興奮しやがって……いいか、お前にライバル認定されようが俺には何の感動もねえ」


ヤムチャ「ただ万全の準備で、全力をもってお前を打ち倒すのみ。そして、今はその時じゃねー」


バシュン


悟空「逃がすかよwwww」


バシュン!


舞空術を使いヤムチャを追いかける悟空


悟空「早いなーどこにいくのかなーwwww」


ヤムチャ(新しい研究所ばバレたら不味いな。振り切らねーと)


ズサッ


ヤムチャは樹木が密集する地帯に降り立った


悟空「無駄無駄!気を探ってえー」


悟空「瞬間移動wwww」


悟空「修行の賜物さwwww」


悟空「……あらら?」


ワープした先にヤムチャの姿はなかった


悟空「おっかしいな、オラ間違えたかな。いや、確かに気は感じ――」


シュルリ シュルリ


悟空「おおっ!?」


振り返ると、人間大はあろうかという巨大なエネルギー球――操気弾が宙に浮かんでいた


悟空「やべっ」


ドッカアァァァァン!!!!


大爆発!!


ヤムチャ「『操気機雷弾』、対瞬間移動の技さ。さて、帰るか」


ヤムチャ「ドクター・ゲロに協力してやるのもこれで最後だ、くくく」


悟空「ぶはぁ!」


一面焼け野原の中、孫悟空はダメージを負いながらも生存していた


――ヤムチャはヤムチャを越えている


悟空「ヤームチャー!次は思いっきり殺りあうぞー!ワーハハハ!」


――ここから三年、エイジ767年の人造人間襲来までの各勢力の動きを覗いてみよう


〜悟空一家〜


チチ「はー悟空さの戦闘狂いが治ったと喜んでたのに……「オラより強い奴に会いにいくwwww」とか行って出て行ってしまっただ」


悟飯「仕方ないですよ。じゃ、僕は勉強なんて余裕のよっちゃんなので、幼女ビーデルと戯れてきます」


〜とある荒野〜


天津飯「はっ!はっ!」


ピッコロ「まだまだ甘い!」


天津飯(餃子……必ずカタキはとってやるからな)


ピッコロ(孫が悪に落ちたなら、地球の害となったなら、俺は容赦なく撃つ!)


〜カプセルコーポレーション〜


ブルマ「ねぇベジータ。まだ、パパ見つからないのかな」


ベジータ「チッ……」


ブルマ「元気にしてるかな、ご飯ちゃんと食べてるかな、ヤムチャに酷い目にあわされてないかな」


ブルマ「私、私、ううっ!」


ベジータ「ごちゃごちゃうるさいぞ!じーさんは俺が見つけてきてやる、ヤムチャの野郎もぶっとばしてやる。だから、泣くな!」


ブルマ「……本当に? ヤムチャ倒せるの?」


ベジータ「うっ(ガクガクブルブル)」


ブルマ「ふふ。でもアリガト、ベジータ」


〜ドクター・ゲロの秘密研究所〜


ヤムチャ「はかどってますかな? ドクター・ゲロ」


ドクター・ゲロ「おお、コルド大王だったか? 奴の細胞は実にイキが良い。究極の人造人間・セルの基本型は完成しそうじゃ」


ドクター・ゲロ「じゃがのう、セルはあまりにも複雑で高度すぎる。コンピュータに任せても10年以上はかかるぞ」


ヤムチャ「その心配はありませんよ」


ヤムチャは幾重にも積み重ねられた資料をテーブルに置いた


ドクター・ゲロ「これはなんじゃ?」


ヤムチャ「タイムマシン理論ですよ」


ドクター・ゲロ「なんだとっ!」


流石は天才科学者、ぎっしりと詰め込まれた文字を血眼になってパラパラと読み進めていく


ドクター・ゲロ「興味深い、実に興味深いぞ!しかし、こんなもの一体どこで?」


ヤムチャ「カプセルコーポレーションから拝借してきたんですよ」


ドクター・ゲロ「ブリーフ博士か、娘のブルマだな。学会では有名な二人だが、フムム、ここまで進んでいたとは!」


ヤムチャ「これでひな型を過去に転送、現代で完成するよう調整したら手っとり早いでしょう」


ドクター・ゲロ「うむ。ではすぐ開発に取り掛かろう」


ヤムチャ「そうですね」


ドクター・ゲロ「平行してセルが食いやすいよう17号、18号の調整もせねば。アレらは失敗作だわい」


ヤムチャ「あーその必要はないでしょ」


ドクター・ゲロ「?」


ヤムチャは懐から仙豆を一掴み分取り出した


ヤムチャ「サイヤ人の特性を利用した戦闘力の強化、こいつで十分では?」


ドクター・ゲロ「セルをいたぶるのか!」


ヤムチャ「コンピュータで計算してみてくださいよ。仙豆はまだまだあります


ヤムチャ(カリンさまに爆弾を仕掛けて脅迫、定期的に横流ししてもらっているからな) 


ドクター・ゲロ「ほほ、成程のう。しかし貴様、目的はなんじゃ? 役に立ちすぎて怖いわ」


ヤムチャ「いやぁ、無敵のセルに悪の科学者ドクター・ゲロ。そのおこぼれを頂戴したいだけですよ」


ドクター・ゲロ「ふん、そういう事にしといてやろう」


ヤムチャ「頼みましたよ」


ヤムチャは、ドクター・ゲロの肩に手をかけた!


ドクター・ゲロ「慣れ慣れしいのう」


ヤムチャ(ククク……)


ヤムチャ「じゃー17号、18号は廃棄しときますよ」


ドクター・ゲロ「うむ、任せた」


ヤムチャ(賢ぶっていても所詮は科学者、もう俺のことを信用してやがる。馬鹿め)


〜カメハウス〜


コンコン


クリリン「はいはーい武天老師様なら留守ですよっ……」


ヤムチャ「よう、久しぶり」


クリリン「あ、あ、あ……」


クリリン「ヤムチャ……さん」


ヤムチャ「はは、そうビビるなって。ホレ」


ドサッ


ヤムチャは両脇に抱えた17号、18号をクリリンに投げてよこした


ヤムチャ「お前の奥さんと親戚だ。ブルマに起動してもらいな」


クリリン「え?」


ヤムチャ「用はそれだけさ。じゃ、もう会うこともないだろ」


クリリン「ま、待って!」


ドヒゥン!


クリリン「……」


プーアル「ふんふんふーん」


プーアル「ヤムチャ様ー!今日はたんと御馳走を作りましたよ!一杯食べてくださいね!」


プーアル「毎日修行、お疲れ様です!ヤムチャ様は頑張り屋ですから、きっと悟空さんにも勝てますよ!」


プーアル「そうしたら、ちょっと休みをとって、また砂漠を駆け回りましょうよ!」


プーアル「二人、一緒に……ヤムチャ様と……」


ヤムチャ「へえ、美味しそうじゃないか」


プーアル「!!!!????」  


プーアル「ヤヤヤ、ヤム……チャ……様?」


ヤムチャ「どした、ぼーっとしてたら全部俺が食っちまうぞ」


プーアル「ははははいぃどうぞ!!喜んで!!」


ヤムチャ「ふふ、そうテンパるなって。一緒に食べよう」


――ヤムチャ様がニッコリと笑って言った


――その時僕は確信したんだ、これはうたかたの夢だと


――目が覚めると、またいなくなってしまうことを


――ヤムチャ様と笑って過ごせるのが、最後だということを


悟空「………………」


悟空「ウホッウホホホホホwwwww」


悟空「ヤームチャーwwwwww」


悟空「ウワヒャヒャヒャヒャwwwwwwww」


悟空「強い子はいねーがーwwwww」


悟空「ぐっふふふふふwwwww」


悟空「グフフフフフwwwww」


悟空「……ふぅ、すっきりした」


悟空「あんまり興奮してても100%の実力を出せねー」


悟空「それじゃ、強敵に失礼だもんな」


悟空「まずは修行しねーとなー」


悟空「ガチンコで殺り合う実力を付けねーと」


悟空「だがヤムチャ、オメーは道具を使いまくってるんだ。こっちも多少の小細工はするぞ」


悟空「それが勝負ってやつだから、な」


悟空はホイポイカプセルを掲げた!


悟空「ブルマに開発してもらったコレ……使うことになるかもなー」


悟空「……くっ」


悟空「グヒヒヒヒwwwwww」


天津飯「前の世界なら、今日人造人間が町を襲撃するはずだ」


ピッコロ「奴らにはヤムチャがついている。律儀にこの日を選ぶとも思えんが」


悟飯「アジトも移されてましたしねー」


ベジータ「くそったれめ」


クリリン「……」」


ドーン!ドーン!ワーワー


クリリン「町が!」


ピッコロ「行くぞ、被害が広がる前に仕留めるんだ!」


悟飯「ヤムチャの計画通りって感じがプンプンしますねーどうでもいいけど」


キュイーン シュタタタッ


19号「孫悟空の仲間か」


天津飯「20号が、ドクター・ゲロがいない!?」


ザッ


ベジータ「おい、そこの肉饅頭、ヤムチャはどこだ」


19号「答える義務はない」


ベジータ「嫁さんの親父はどこだって聞いてるんだよ!ハアァァァァ!!」


ベジータは、スーパーサイヤ人になった!


戦闘力の大幅アップ!


19号「なん……だと?]


ベジータ「フン!」


19号「ぐおっ」


ベジータの蹴り上げ!19号に大ダメージ!


ベジータ「とどめだ!ビッグ・バン・アタック!」


エネルギー波が19号を襲う!吸収する時間など与えない!


19号「ギギギ……」


19号は、戦闘不能になった!


ベジータ「さて、機械人形に拷問がこたえるとも思えねーが、洗いざらい吐いてもらうぞ」


19号「ギ、ギ、ギ」


ピカッ


19号のボディが激しく発光する!


19号「い、嫌だ、死にたくない。ヤ……ム……」


ピッコロ「……!? ベジータ避けろ!」


ドグゥオォォォォン!!


大爆発が、ベジータに直撃する!


ピッコロ「ベジータ!」


ベジータへ駆け寄るピッコロ


ピッコロ「まだ息がある、ふん!」


シュインシュイン


ベジータは全回復した!


ベジータ「う……くそったれ、油断してたぜ」


ピッコロ「気をつけろよ、ドラゴンボールでの甦りは無いんだ」


ベジータ「ああ。……済まなかった、ピッコロ」


悟飯(ベジータさんも別の意味でキモいなー)


悟空「……向こうの騒動はブラフだ」


悟空「何かやらかすつもりなんだろう。それには気の解放が欠かせない」


悟空「集団と戦ってハメ技を食らうのはもっとも避けたいことだからな」


悟空「……西にいこう。オラの勘だが、ヤムチャはそこにいる」


ズギュン!


悟空「ヤームーチャくーん!」


悟空「あっそびっましょーwwwwwwww」


ドクター・ゲロ「……なぜ勝手に19号を出撃させた?」


ヤムチャ「いやーアレ、もういらないでしょ? 暑苦しいし、デヴだし。間引きですよ」


ドクター・ゲロ「ふん、あまり図に乗るんじゃないぞ。アレはわしに忠実な良品だったのに」


ヤムチャ(爆弾仕掛けたらコロリと言う事聞いたけどねえ)


ヤムチャ「まま、いいじゃないですか。だってこっちには」


セル「……」


ヤムチャ「パーフェクトな人造人間がいるんですから、ね」


ヤムチャ「これで打倒、孫悟空なんて楽勝ですよ!ワッハッハッハ」


ドクター・ゲロ「お前も調子がいいのう、クハハハハ。セル、余裕で孫悟空に勝てるよな!?」


セル「……フフ、当然ですよ」


ドクター・ゲロ「ワハハハハ!頼もしいかぎりじゃ」


ヤムチャ「そうそう、ところでこの前の改造手術の件ですが……」


ドクター・ゲロ「ん?」


ヤムチャ「私は博士と取り引きしましたよね? 完全体セルができた暁には、その細胞を一部俺に移植するように、と」


ドクター・ゲロ「おうおう、あの実験は成功じゃ。別に拒否反応もなかろう」


ドクター・ゲロ「お主の人造人間化した右腕、そこにセルの細胞を埋めこんだ」


ドクター・ゲロ「今のお主には、サイヤと、ナメックと、フリーザ一族の特性が詰め込まれておる。右腕限定じゃがの」


ドクター・ゲロ「わしは全身に埋め込んで超パワーアップを図るとするよ。わっはっは」


ヤムチャ「いやーそれは叶わぬ願いですよ」


ヤムチャ「――BOM」


ドクター・ゲロの身体が激しく光る!


ドクター・ゲロ「え、な、なんじゃ」


セル「博士ー!」


ドゴン ドゴン ドグォン!


ドクター・ゲロは、木端微塵に消し飛んだ!


セル「ヤムチャ、貴様!」


ヤムチャ「――かかってこいよ」


ズズズッ  グオオオオォォォォ!!!!


天津飯「うわぁぁぁぁ!」


クリリン「ごった煮のような気……セルだ!それとヤムチャさん。し、しかし」


ピッコロ「前のヤムチャよりも遥かにケタ違いだ。神のヤローと融合しても、どうにもならん!」


ベジータ「もう駄目だ、おしまいだぁ(ビショビショ)」


悟飯「マジキチ」


悟空「アーッハッハッハッハ!かあぁっとばせーwwwwwww」


セル「解せんな」


ヤムチャ「おや、案外冷静じゃないか。俺は親のカタキだぜ」


セル「感謝はしていたが、激昂する程でもない」


ヤムチャ「冷たいこった」


セル「私はパーフェクトセル、唯一無二の存在だからな」


ヤムチャ「奇遇だな、俺も一人ぼっちのハイエナだ」


セル「一つ目の疑問は、なぜこの時期に行動を起こしたのか」


ヤムチャ「際限なく強さを加速させるヤローがいるんでな、行動は早いほうがいい」


セル「二つ目は、私に挑んで何のメリットがあるのか」


ヤムチャ「ブリーフ博士に改良を加えてもらった」


右腕を前に突きだす


ヤムチャ「生体人造人間を吸収、支配する能力。俺の右腕に核を入れれば、パーフェクトなあんたをそっくりそのまま支配できるのさ」


セル「ほう、それは恐ろしい。そして三つめは――」


セルの右パンチ!ヤムチャはかろうじて回避した


セル「私を倒せるという、その思い上がりだよ」


〜カプセルコーポレーション〜


ブリーフ博士「……ただいま」


ブルマ「パパ……? パパだ!パパが帰ってきたわ!」


トランクス「ダーダー」


ブリーフ博士「はは、トランクスか……おーよちよち」


ブルマ「うう!よかった、二度と帰ってこないかと思ってた」


ブリーフ博士「ブルマ」


ブルマ「逃げだしてきたのね。ヤムチャに酷いことされなかった? 毎日辛かったでしょう」


ブリーフ博士「ブルマ、わしはお前に謝らなければならん」


ブリーフ博士「……わしはな、自分からヤムチャくんに協力していたのだよ」


ブルマ「……パパなに言って」


ブリーフ博士「いや、この言い方は正確ではないの」


ブリーフ博士「最初は脅された。だがヤムチャくんは毎日のように詫びをいれ続けたよ」


ブリーフ博士「理不尽な扱いをうけたことはなかった」


ブリーフ博士「『あなたの力が必要だ』と熱心に懇願してきた」


ブリーフ博士「ああ、この人は支配だとか欲望に囚われてるんじゃない」


ブリーフ博士「ただ、強くなりたい」


ブリーフ博士「それだけを考えていたんだ」


ブリーフ博士「ふ……今回の計算高い孫くんを見ていると、妙に寂しかった」


ブリーフ博士「だから、ヤムチャくんに情が移ったのだろうな」


ブリーフ博士「ひたむきに強さを求めるあの姿に――」


悟空「ヤームチャー!!」


悟空のボルテージは、とどまるところを知らない!


ギュイィン!!バチバチバチ


悟空は、スーパーサイヤ人2になった!


悟空「グフッ言葉になんねーぞwwwwwwwww」


ズズズズズッ!


セル「この気は……!」


ヤムチャ「悟空がきたな、さっさと片付けるか」


セル「片付けるぅ?」


セル「この私をか!? ぶるあぁぁぁぁ!!」


セルのミドルキック!ヤムチャの胴体にクリーンヒット!


ヤムチャ「ぐはっ」


ブレる視界の中、自身の身体にめり込んだ脚を真っ先に掴みかかる!


セル「おっと」


しかし、セルはありえない角度へ脚を折り曲げて回避、そのままバックステップで距離をとる


セル「その手は危ないんだよな」


セル「気を吸収する右手、そしてさっきから大切そうに温存している左手……接近戦は明らかに危険だ」


ヤムチャ(バレたか)


セル「ここは少し、けん制してみるとしよう。フン!」


セルの尻尾が、脈を打つ!


セルJr「ギャース!」


セル「いけ、我が息子よ」


ヤムチャ「舐めやがって。かめはめ波!」


先刻のビック・バン・アタックなど比にもならない威力のかめはめ波!


セルJr「ニギャー!」


セルJrは消滅した


セル「やるな、ではおかわりを差し上げよう」


ボコン ボコンッ!


セルJrを次々と産み出していく


セル「――20体同時ならいかがかな!隠し玉を見せてくれるとありがたいが!」


一斉にセルJrが踊りかかる!


ヤムチャ「くそっ」


前、後ろ、右、左!四方から繰り出される完璧なコンビネーション!


ヤムチャ「おおお!!」


エネルギー弾、乱射!!


セル「違う違う。私が見たいのはそんなヤケクソではないぞ」


3体ほど仕留めることはできた。だが大多数のエネルギー弾は避けられ、空しく彼方へと飛んでいく……


ヤムチャ(背に腹は……代えられねえ!)


打撃ではなく『触る』ことに集中する


ヤムチャ「1体2体3体……」


左手で撫でるように、確実にセルJrと接触する


ヤムチャ「15体16体17体……よし!」


ヤムチャ「『時限操気弾』、爆発しろ!」


セルJrは、一匹残らずはじけ散った!


セル「ふむ、ドクター・ゲロを殺ったのはその爆発能力か」


セル「爆発の左手、吸収の右手」


セル「やっかいだな」


ヤムチャ「ハー……ハー……」


ヤムチャはかなりの体力を消耗している!


ヤムチャ(新技は気の消耗が激しい。神経を使うからな)


セル「ここは私のとっておきで、一撃をもってとどめをさすのが上策だな」


セル「――かめはめ」


ヤムチャ「!!」


瞬時に右手を掲げヤムチャ


セル「セルJr!」


セルJr「ギャー!」


ヤムチャ「なっ!?」


セルJrがヤムチャの右腕にしがみつく。エネルギー吸収装置を突きだすことができない!


セル「私の勝ちだ!」


ヤムチャ「ふー……もう一体、隠していたのかい」


セル「そうだ、私の作戦勝ちさ」


ヤムチャ「……ほんと、奇遇だな」


ヤムチャ「――俺も同じだよ」


ズギューン!


セル「……え?」


セルの両脚が、突如切断された!


セル「なにが起こった!?」


態勢の崩れたセルはかめはめ波を中断!


シュルリ シュルリ


ヤムチャ「さっき滅茶苦茶に撃ちまくったのはただのエネルギー弾じゃない」


ヤムチャ「元祖、操気弾さ」


ヤムチャ「ふーふー……クク、足元がお留守だぜ、セルさんよ」


ヤムチャ「それも、一つではない!操気弾よ、あいつをめった撃ちにしろー!」


何十個にもおよぶ操気弾の一斉放火!


セル「ちくしょう……ちきしょー!!」


再生も追いつかない!セルはボロ雑巾のごとく地面に転がった


ヤムチャ「さて、やりますか」


ヤムチャはセルの頭をむんずと右手で掴んだ


セル「ひっ!やっやめ――おおおおぉぉぉ!!!!」


断末魔の叫びをあげながら、セルは一片も残らず吸収された


ヤムチャ「よし、これで右腕の能力はより盤石のものとなるだろう」


ヤムチャ「――ギリギリ間に合ったか」


ズギュン!ズバババッ!!


悟空「ヤムチャーwwwwwwww会いたかったぞwwwwwwww」


ヤムチャ「ちょっと待ってくれ。回復くらいさせろよ」


悟空「仙豆かwwwwどうぞどうぞwwww」


ヤムチャ「いや、違う。公平を期すためだ、――なぜ俺がこれ程の力を持てたのか、1から解説してやろう」


悟空「どうでもいいわんなもんwwwwwwww」


ヤムチャ「場所を移そう。もっと広々としたところのがいい」


悟空「おっけーwwww」


〜とある荒野〜


ヒューイ シュタタッ


ヤムチャ「まず、始まりはこれだ」


ヤムチャは、枯れた大地に種をばら撒いた!


地面に埋まるや否や、みるみるうちに成長していく


「ギギュアー!」


ヤムチャ「サイバイマンの種さ」


ヤムチャ「サイヤ人の襲来時……ナッパは荒野の土を良いものだと言っていたが、明らかに栄養も水分も少ない劣悪な環境だった」


ヤムチャ「そして戦闘力1000近くを誇るパワー」


ヤムチャ「明らかにコストパフォーマンスが良すぎる。俺はそこに着目した」


ヤムチャ「ブリーフ博士が繁殖法の確立」


ヤムチャ「俺は増えたサイバイマンを延々と喰っていった。こんな風にな!」


ヤムチャは右手で手刀を繰り出した!


「ギニャー!」


貫かれたサイバイマンは、ミイラのように萎れていく!


悟空(うずうずムラムラ)


ヤムチャ「改良種だからな、腹もちは良くできてる」


更に大量の種をばら撒く


ヤムチャ「はい!はいはいはいはぁ!おー!」


生えては貫き、生えては貫き……


………………


ヤムチャ「待たせたな、全回復だ」


悟空「オラむかむかしてきたぞwwww」


ヤムチャ「エネルギー吸収機構はドクター・ゲロを抱き込んで手に入れた」


悟空「うんwwwwwうんwwww分かったからwwww」


ヤムチャ「更に、つい先程セルを支配し取り込んだ」


ヤムチャ「これ以上は教えねえぜ」


ザザッ


狼牙風風拳の構えをとるヤムチャ


悟空「グフュフュwwwwwうほほほほほwwwww」


悟空「……ふぅ」


悟空「――始めっか」


悟空「ダッ!」


跳躍


悟空「オオオおおおおお!!」


殴り、蹴り、突き、体当たり


策など欠片もない


――純然たる暴力の連打!


悟空「うは、ふはははははは!!」


乱れ狂う圧倒的パワーを一身に受けるヤムチャは


ヤムチャ「狼牙風風拳」


――明鏡止水


目の前の獣とは対照的に、平然と攻撃を捌くことのみに没頭した


悟空「どるあああああああ!!」


ヤムチャ(なんて重たい攻撃だ、こっちが攻勢に移る隙が微塵もねえ)


ヤムチャ(こいつは、肉を切らせなきゃなんねえか)


悟空の拳が迫りくる!


ヤムチャは回避動作を止め、右腕を防御に回す


メリリッ ドゴッ!


あまりの威力に捩じり取られてしまった!


ヤムチャ(痛ッ!だが、チャンス!)


もう片方の腕で突きを連発する!


ヤムチャ「はい!はいはいはいはいぃはぃやぁ!おー!」


急所のみを狙った怒涛のラッシュ!


悟空「ぐっ」


流石の悟空も彼方まで吹き飛ばされた


悟空「やっぱ――すげーぞ!ヤムチャ」


舞空術を使い反動を相殺する


地上では、痛みに顔を歪めながらもニヤリと笑うヤムチャがいた


悟空「オラ、このドラゴンボールが無い世界ですげー退屈してたんだ」


悟空「どいつもこいつも命を惜しみやがる」


悟空「オラを救世主か何かみたいに頼りやがる」


悟空「オメーだけだ、ヤムチャ!」


悟空「オメーだけが、オラと全力で殺り合ってくれるんだ!!」


ズオオオッ!


悟空の気が、更に高まっていく!


ヤムチャ「そいつはどーも」


ヤムチャのへし折られた右腕がブルブルと振動する


ブシャアァァァ


以前と寸分違わぬ形で再生された!


悟空「ははは、ほんとにセルみてーだwwww」


ヤムチャ「余裕ぶってる時間はないぜ?」


ヤムチャ「これ以上昂ぶられたら危険だ。もう終わらせるぞ」


悟空「もっと楽しみたいぞー」


ヤムチャ「BO――


悟空「こーいうくだらん技で終わったら、寂しいだろー?」


ヤムチャ「!?」


悟空「ハアッ!!」


気の奔流が悟空の周囲に迸る!


メコッ ブチチッ!


体内に設置した操気弾が、強制的に放出されていく!


悟空の身体からところどころ鮮血が吹き出している


悟空「ふんっ!」


……が、筋肉を強張らせることで噴出口を無理矢理塞いだ


ヤムチャ「……なぜ分かった?」


悟空「勘だ」


ヤムチャ「ふふ、勘か」


悟空「アハハハハ」


ヤムチャ「やっぱりお前、化け物だわ」


悟空「ハハハハハ」


ヤムチャ「――今さらだが、手段は選べないか」


ヤムチャはサイバイマンの種を取り出した


ヤムチャ「ふん」


それを右の掌に埋め込ませる


ヤムチャ「ちょいとゲテモノだが……」


掌を地面に掲げ、何かを発射する!


それは着弾するや否や、みるみる成長していき――


ヤムチャ「セルJrだ、いけ!」


セルJr「ギニャー!」


悟空「おめーが来いよー」


命令通り悟空へと一直線に飛びかかるセルJr


悟空「じゃま」


が、悟空の一振りであっけなく粉砕されてしまった


悟空「オメーがこいよー削りにすらなんねーぞ」


ヤムチャ「いいや、よく見る」


バラバラの肉片が地に落ちる。その瞬間――


セルJr「ギャーギャー!」


セルJr「イギャギー!」


セルJr「ミギャー!」


悟空「おおっ!?」


ヤムチャ「殺せば殺すほど増殖するぜ!いけ!」


悟空「どりゃ」


セルJr「ギャース!」


グチャリ


ボトボト


メコッ メコッ


セルJrの死骸が地面に付着する


セルJr「ギーギー!」


セルJr「ダーダー!」


増殖は止まらない!


悟空「キリがねーぞwwww」


悟空「やっかいだなー」


悟空「だが、要はまとめて消しちまえば――」


ヤムチャ「太陽拳!」


右腕から強烈な光が発せらる!


悟空「ギャッ!」


悟空は一瞬ひるんだ!


ヤムチャ(セルの技術、つまりZ戦士の技は大抵使いこなせるようになった)


ヤムチャ「今だ、全員かかれー!」


セルJr「ギャアー!」


セルJr「マウマウ!」


悟空「あああぁぁぁ!!う ざ っ た い !!」


悟空のいらだちは限界まで達する


悟空「あアぁ!」


怒気の入り混じった赤黒いエネルギーが噴出!


セルJr「ワー!」


セルJr「みゅぎっ!?」


セルJrは近づいただけで跡形もなく消滅した!


悟空「おおおおぉぉぉ!!!!」


ヤムチャ「――かめはめ」


時間を稼いでいる間、冷静に気を集中させるヤムチャ


悟空「ヤムチャあぁぁぁ!!」


ヤムチャの元まで突撃する悟空


だが、セルJrの数が多すぎる!


ヤムチャ「――波!!」


全身全霊を込めた、極大かめはめ波!


悟空「おぉぉぉ!!お、お、おおお……」


完全に――直撃した!


ヤムチャ「まだだ」


再び右腕から能力を行使する


ヤムチャ「気円斬」


クリリンを遥かに上回る操作技術を努力により体得したヤムチャにとって、これ以上はない最適な技だ


ヤムチャ「――これで、終わりだ!」


超レベルのエネルギー波の余波で粉塵が巻き上げられ、視界は最悪だ


だが、わずかに感じる気を頼りにヤムチャは気円斬を射出した


ヤムチャ「……」


ギャリリ ギャリリ ギャリリ


肉を抉り切る不快な音が、無言の荒野に響き渡る


ヤムチャ「……」


悟空「ヤムチャああぁぁぁぁ!!!!」


悟空は生きていた!


悟空「今のは痛かったぞー!」


悟空「グッグッグッwwwwwwww」


悟空は二体のセルJrを捕まえていた


そうして迫りくる気円斬を哀れなJr達で挟み込む!


気円斬の勢いを止め、圧倒的エネルギーの奔流でかき消したのだ!


ヤムチャ「……ハハハ、なんて奴だ」


ヤムチャ「もう、策は尽きた」


悟空「ヤムチャああぁっぁぁぁあ!!」


ヤムチャ「――諦めたわけじゃないさ」


ヤムチャは――若かりし頃から何千何百と繰り返してきた構えをとった


――狼牙風風拳


ヤムチャ「やっぱり、最後はこれだよな」


ヤムチャ「悟空!つまらない駆け引きはもうやめだ!」


ヤムチャ「血を吐き、身を削ぎ、骨となり!それでも終わらない!」


ヤムチャ「純粋な殺し合いを、始めようじゃねえか!」


悟空「…………」


悟空「――最高だ!ヤムチャあぁぁ!!!!」


悟空「オオォ!!」


ヤムチャを目がけて急降下


シュタッ


ヤムチャ「……」


悟空「……」


ヤムチャ「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」


悟空「おああああぁぁぁぁぁぁ!!」


守りやブラフは一切存在しない


正義だとか野心だとか、不純なモノはあり得ない


――ただ、闘争のみがそこにはあった!


悟空「おるぅぁぁ!!」


殴る!


ヤムチャ「があっ!……ハイ!」


突く!


ヤムチャ「爆発しろ!」


すかさず起爆!


悟空「ギグギッ!? ああっ!!」


蹴る!


ヤムチャ「うぼぁ!ぐぐ、ハイ!」


突く!


ヤムチャ「おおお!!」


エネルギー吸収!


悟空「ぐおお……」


悟空「ヤムチャぁぁ!!」


ヤムチャ(能力の分だけ有利か……?)


ヤムチャ(いや、何も考えるな!)


悟空「ヤムチャっおっオオオ!!」


永遠に続くかのよう繰り広げられる修羅と獣の激突


――が、終わりの時はやってきた


「ぐうっ」


膝をついたのは――


悟空「おおお……」


孫悟空!


ヤムチャ「か、勝ったのか?」


身を丸めて苦しそうに息を吐く悟空を見下ろすヤムチャ


ヤムチャ「お、俺が勝ったんだ」


ヤムチャも立っているのがやっとの満身創痍である


ヤムチャ「サシの真剣勝負で」


この日のために


ヤムチャ「あの悟空に」


仲間を殺めた


ヤムチャ「最強の男に」


かって愛した女を悲しませた


ヤムチャ「つ、ついにやったんだ」


一番大切な付き人を、一人ぼっちにさせた


ヤムチャ「俺がナンバーワンだー!!」


全ては最強になるため。いや、悟空を見返すためだけに――


悟空「――ヤムチャ。オラはまだ、切り札をだしてねーぞ」


ヤムチャ「……え?」


悟空「ぐふっ……ハアッ」


先刻の姿から想像もつかない程フラフラと、みじめに飛び上がる悟空


精根を使い果たしたヤムチャはそれを茫然と眺めていた


悟空「ぐ、ぐ、ぐ……ホイポイ、カプセル……」


悟空はカプセルを取り出し、それを緩慢な動きで真上に投げる


悟空「いちち……オメーの気を喰らい、蓄積するというアイデア」


悟空「素晴らしいもんだ」


悟空「――オラも似たようなこと、考えてたからな」


悟空が両手を天に掲げる


ヤムチャ「まさか!」


悟空「た……だの元気玉……じゃ、ねー、ぞ」


カプセルが発動する!


ズ、ズズズズズズズ


グオオオオォォオォォッォォォッォ!!!!


特大の――まるで地球中からかき集めたような、弩級の生命エネルギー!


悟空「気、を……搾取して……貯めておいた……少しずつ、何年も……」


悟空「オ、オラいつも、追い詰められてから、元気を集めてただろ……?」


悟空「それ、じゃ、遅すぎる、よな」


悟空「オラ、も、学習した、のさ」


悟空「へ、へ、へ」


ヤムチャ「させるか!」


微弱ながらも、今の悟空には十分過ぎる程のエネルギー波を放つ


悟空「うはあぁ!?」


大きくのけぞるが、頭上の元気玉は決して離そうとはしない!


悟空「へ、へ、そんなことして、大丈夫かなー、と。ヤム、チャ」


悟空「これだけ、の、質量だ。オラの制御、が、なきゃ、地球、壊れちまう、ぞー……」


ヤムチャ「くっ!」


悟空「ドラゴンボール、は、ないんだぞ、と」


正真正銘、ヤムチャに打つ手はなくなった


その点、悟空には瞬間移動という逃げ道がある


極限まで疲労した現状では厳しいが、気を振りしぼり、元気玉を放った後あらかじめ目をつけておいた近隣の星にワープできれば、悟空の勝ちだ


悟空「ヤ、ヤムチャ、最後の、勝負、や、ろうぜ」


悟空「オラ、は、これから、地球にむけ、て、元気玉、を、放つ……」


ヤムチャ「!?」


悟空「オメー、の、吸収能力、で、防いでみろ……」


悟空「吸いつくせば、オメー、の、勝利」


悟空「仮に、吸収しきれなくて、も、エネルギーを、減らして、地球が、壊れないか、もしれねー……」


悟空「オラは、どっちでも、構わねー、け、ど……へ、へ、へ」


ヤムチャ「……いいだろう」


ヤムチャ「こいよ、悟空」


ヤムチャは初めて異形のモノと化した右腕に感謝した


――抵抗がなかった訳ではない


科学の力に、第三者の手助けで得た力など、武闘家にとって恥ではないか?


ドラゴンボールが存在するかっての世界で、構想だけはしていた


だが、魔人ブウを倒した後の平和な世界、悟空の圧倒的なパワーを目の当たりにするうちに、そんな気は失せた


「勝てる訳がない」


「俺には俺の幸せが、見守る女が、一緒に暮らす相棒がいる」



そこで今回の世界改変である


シェンロンの意図は分からない


だが、この機を逃したら、俺は一生負け犬のままだろう


――ヤムチャには、戦士として、男として、この道しかなかったのである


ヤムチャ「――ケジメはつけるさ」


右腕を悟空に向けて掲げる


悟空「さあっすが、ヤ、ムチャ、だ」


悟空「い、く、ぞ」


大きく、ゆっくりと息を吐く悟空


悟空「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」


元気玉を――振り下ろす!


ヤムチャ「うおおぉぉぉぉ!!」


俺は間違いなく死ぬだろう


だが、パーフェクトな再生能力と吸収機構をもつ右腕、こいつに全てを託す価値はある


ヤムチャ「地球を壊させはしない!もう誰も――俺のわがままで、傷つける訳にはいかねえ!」


そして全てが、眩い白に包まれて――


――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――


………………………………………………………

…………………………………………………

………………………………………………


「ハー……ハー……」


悟空「やっぱり、オメーはすげー奴だった。た、楽しかった、ぞ」


悟空の眼下には、巨大なクレーター


『それだけ』が広がっていた


悟空「ああ、つ、疲れた」


ほぼ自由落下で空中から落ちる悟空


ゴロン、ゴロン


斜面に力なく転がり落ちていく


悟空「うへへ、ハナクソをほじる力も、のこっちゃいねえ、や」


身を休めたらカリン塔へ行こう。仙豆をぶん取って全回復、瀕死からのパワーアップも見込めるぞ。その後は


悟空「その後は――どうすんだ?」


ブウはベジータが馬鹿な真似をしなきゃ未然に防げる


ドラゴンボール自体ないから、ベビーも一星龍もやってこない。超17号は合体前に仕留めればいい


悟空「はは、みんな手の内が分かってら」


悟空「つまんねえ、の」


ゴロン、ゴロン


悟空「うーん、この適度な振動が、気持ちいいな、と」


ゴロン、ゴロン


悟空「はー」


ゴロン、ゴロン


転がる勢いに身を任せて夢心地の悟空。ついに爆心地まで到着した


悟空「はああ……んん?」


グニュリ、グニュリ


そこには、テカテカと光沢を帯びた緑色の物体が蠢いていた


悟空「ああ、そっか」


――セルを支配し取り込んだ


悟空「ヤムチャは、確かに死んだ」


ソレは粘液を垂らしながら、ゆっくりと、悟空に近づいていく


悟空「あの右腕だ。たいしたもんだ、死ぬ前に、単純な命令だけ刻みこんだのか」


グニュリ、グニュリ


ぱっくりと大きな口を開けて、瀕死のごちそうを頂こうと企んでいる


悟空「こいつは、弱い」


悟空「だが、今のオラはもっと弱い」


悟空「相討ちか」


悟空「……くっ、わはははは」


悟空「楽しかったぞー!ヤムチャー!」


グシャ!グチャリグチャリ


ザクザクッ ザクザクッ


……ゴクンッ!


ヒューイ シュタタッ


天津飯「……うっ!」


クリリン「なんてこった……」


ピッコロ「ふん!」


ピッコロは、緑の物体を焼き払った!


ピッコロ「……」


ベジータ「カ、カカロット」


悟飯「さ、流石にひくわ……」


ピッコロ「……ともかく、懸念材料はなくなった」


ピッコロ「これからのことを考えよう」


天津飯「わ、分かった」


ベジータ「……」


悟飯「……」


クリリン「……ヤムチャ、さん」


――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――


………………………………………………………

…………………………………………………

………………………………………………


――悟空、悟空!


悟空「……んー?」


――私だ


悟空「オメー誰だー?」


――シェンロンだ


悟空「ああ、そう……」


――どうだった


悟空「なにが?」


――ドラゴンボールに頼ることができない、この世界だよ


悟空「……んー」


悟空「――ちょっと、しんどかった」


――ほう


悟空「ドラゴンボールは無くても、あんまり不便はしなかったぞ」


――それは良かった。人々が願いの力に頼りすぎないようにする。それが私の狙いだ


悟空「でもよー、オマケは正直、いらなかったぞ」


――記憶の引き継ぎか? あれがなければ、失礼だが、絶対に負けていたぞ


悟空「そのほうが良かった」


悟空「計画を立てて、一から十まで作戦通り動くなんて、オラの性にあわねーぞ」


――確かに。それは考えが及ばなかったな、すまない


悟空「敵はみーんな知ってる奴ばっかだしよ」


悟空「いずれオラのパワーが上回ることは知ってるしよ」


悟空「仲間もほとんど、やれ家族だ、やれ保身だ」


悟空「くっだらない」


悟空「オラ気が狂いそうになったぞ」


――ヤムチャがいたではないか。あれは想定外だった


悟空「おーおー、ヤムチャは良かった。久しぶりに楽しめた」


悟空「何よりオラ一人で、世界がどーのとうざったいこと抜きで闘えたのが、いいね」


――危なっかしいヤツだ


悟空「へへ。……なあシェンロン。あのドラゴンボールがない世界、まったくの幻じゃねーよな?」


――違う。平行して存在するもう一つの可能性、そこに手を加えたのだよ


――あの世界はこれからも続いていく


悟空「それを聞いて安心した。ヤムチャとの闘いがまったくの嘘じゃ、寂しいもんな」


――では行くぞ、本当は一星龍を倒した時点で出発する予定だったが


――まあ、私のきまぐれだ


悟空「いいぞ、死人は甦らないもんだからな。どこ行くんだ」


――遠いところだよ。私の背中に乗れ


悟空「よしっ。……なーシェンロン」


――どうした?


悟空「ありがとな!なんだかんだで、楽しかったぞ!」


 


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この記事のコメント一覧
1 . 名無しのジジィゲーマー  ID:QPPfIc73O編集削除
最近のゲーム…特にRPGは昔に比べてロードによる能力やアイテム等引き継ぎあるから俄然ぬるくなったものよのぉ。

いんたぁねっととかハイカラなもんで攻略もさかんだしの。昔はそんなものなかったから、己の地道な努力のみを武器としてゲームを進めたもんじゃわい…今の若者はその苦労をしらんのが多すぎる!けしからん、けしからんぞぉ!
2 . 名無しさん  ID:9xsAlqBO0編集削除
クリリンの嫁が開発される、まで読んだ。
3 . 名無しさん  ID:De3kbeKL0編集削除
米2だけど
ヤムチャは鬼作、まで読んだ。

Google IMEかな?
続きは読まない。もういいや。

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