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おもしろ体験談

セルとの戦いから一年経ったが、俺は後悔をしない日がなかった。

カカロットの野郎は下級戦士の癖に俺よりも強くなりやがった。

しかも、自爆しそうだったセルを連れて瞬間移動だと……

……この俺を差し置いて恰好をつけやがって

ショックの余りに一瞬戦いを放棄しそうになったが、しかし俺はサイヤ人、やはり戦わない訳にはいかない。

俺が強ければ、カカロットを死なすこともなかっただろう。

そもそも、なんでカカロットの野郎の方がサイヤ人の王子で天才戦士の俺様より強くなったんだ?

そこで、俺は一つの考えに思い至った。


ベジータ「俺が地球に送られていれば、カカロットを越えられていたはずだ!」

結論が出たら後は実行あるのみだった。

急いでブルマの元に行った。

ベジータ「おいブルマ!とっととタイムマシンを作りやがれ!」

ブルマ 「ちょっとベジータ、急になによ」

ベジータ「それとカカロットに野郎に関わった記憶を掘り起こしてまとめやがれ!」

ベジータ「ドラゴンレーダーとカカロットに関わった野郎どもの住所も寄越しやがれ!」

ブルマ 「さっきから命令ばっかりしてどうしたのよ」

ベジータ「とっととしやがれ!カカロットの野郎がぶっ殺されんうちにな!」

ブルマ 「ベジータ落ちついて!認めたくないのは解るけど孫君は死んじゃったのよ?」

ベジータ「フン!だから殺されないように俺様が過去に行ってやろうというんだ」

ブルマ 「あんまり意味があるとは思えないけど……

孫君が死なない未来、そんな未来があってもいいわね。いいわ!協力するわ」

俺様はブルマの協力によってカカロットの野郎に関わった連中から、その記憶をまとめた各種メモを手に入れた。

ベジータ「フン!こんなぬるい経験でよく強くなれたもんだな」

その後、ドラゴンボールは集め終わり、ブルマもタイムマシーンを無事に作り終えた。

出発の日にブルマが派手な壮行会とやらを開きやがった

ウパ「悟空さんの事をよろしくお願いします」

ハッちゃん「ソンゴクウいい奴。殺させないでくれ」

ピラフ「邪魔ばっかりされたが、死なれたとなると寝覚めが悪いしな」

お巡りさん「道案内をしただけですが、巡回ついでに一応見送ろうかと…」

ベジータ(見たことが無いゴミみたいな野郎どもが結構集まったな)

ブルマ「ちょっとベジータ!そのまま行く気?」

ベジータ「おっと!そうだったな。出でよ神龍!俺様の願いを叶えやがれ!」

神龍「可能な限り願いを2つ叶えてやろう」

ベジータ「俺様を十二歳にしやがれ!後はいらん!」

神龍「不可能だ。神の力を大きく超えているお前の体を若返らすことはできん。」

ベジータ「なっ!」

ブルマが小声で話しかけてくる。

ブルマ「ちょっと!どうするのよ!こんなに人を集めて壮行会を開いちゃったのに!」

知るか!俺が教えてほしいくらいだ!

悟飯「あのー…聞いていた話だと、お父さんの経験を追体験するんですよね?」

ベジータ「あ、ああ……」

悟飯「それなら、周りから十二歳に見えるようにしてもらって、そこから年と共に見た目を変化させてもらえるようにして貰えばいいんじゃないですか?」

ベジータ「それならできるのか?」

神龍「ああ……願い事は2つになるがな」

ベジータ「ふん!先に言いやがれ。それで十分だ」

神龍「わかった。…願いは叶えた。さらばだ。」

ドラゴンボールは飛び散り、空が明るくなった。

初めに口を開いたのはブルマだった。

ブルマ「ベジータ!可愛い!」

会場も全体的にざわついてやがる。

ベジータ「う…うるさい!」

悟飯「あはは!ベジータさんが照れてる」

ベジータ「くっ……もう行くぞ!」

悟飯「ベジータさん…おとうさんのことをお願いしますね」

ベジータ「……フン!」

スイッチを入れるとタイムマシーンは浮かんで行き、停止すると同時に景色が歪んでいった。

ベジータが出発し、盛り上がってる会場の片隅にヤムチャとブルマがいた。

ブルマ「……グスッ」

ヤムチャ「ブルマ……良かったのか?」

ブルマ「仕方ないじゃない。ベジータが言い出した以上は引くわけないんだし……」

ヤムチャ「しかし、悟空の代わりにって事は、向こうの世界を守らなきゃいけないってことだから、離れることはできないんだし、二度と会えないってことなんだぜ!」

ブルマ「そんなことあんたに言われなくても知ってるわよ!」

ヤムチャ「あ!でもベジータのことだから、セルに勝てて最強になったら帰ってくるかも…」

ブルマ「そんな無責任なことをして帰ってきたら蹴り飛ばしてやるんだから」

ヤムチャ「……蹴り飛ばすことが出来たらいいな……」

ブルマ「……グスッ」

歪みきった景色が段々と整い鮮明になっていく。

景色は完全に安定した。どうやらワープが終わったようだ。

俺はタイムマシーンをホイポイカプセルに戻した。

文明とかけ離れた生活をしていたとあったから、持ち歩く訳にもいかずその場の深くに埋めておいた。

万が一場所を忘れても占いババに探して貰えば良いから安心だ。

俺はダブついたタイツを新しい小さめのタイツに着替え直し、メモを取り出した。

ベジータ「さて、メモによれば、エイジ749の9月1日にブルマがパオズ山に行ってカカロットと出会うようだな。」

俺は地図を片手にパオズ山に飛んだ。

カカロットの戦闘力が小さすぎて見つけられないのは誤算だった。

地図頼りで飛んできたために思った以上に時間がかかってしまった。

パオズ山に到着すると変わった猿を見つけた。

尻尾だけを川に漬けて何をしているんだ?

ベジータ「フン!まぁいい、今はドラゴンボールだな。……カカロット、お前は殺させんぞ!」

カカロットの家に着いた。

幸い誰も居なかったので、飾ってあったドラゴンボールは貰っておいた。

メモによれば、後は道沿いに山を下って行けばブルマと出会えるから、そこで合流すればいいらしい。

取りこぼしが無い様に歩いて下っていると、何だか揉めている声と続いて銃声が聞こえてきた。

予定外のトラブルで計画に支障が出ると困る!

俺は急いで現場に駆け付けた。

そこで見たのは、とても若いが、明らかにブルマな娘が横転した車から銃を構え、それを棒を持ったガキが襲おうとしている場面であった。

だとすると、さっきの銃声はブルマ!?

「助けなければ!」と思った時には、俺はガキを遥か上空に放り投げていた。

そのまま俺は気合砲をその舐めたガキにぶつけた。 ガキは当然爆散した。

「へっ、きたねぇ花火だ」

殺すのはやりすぎかとも思ったが、ブルマに手を出した以上は当然の報いだな。

ブルマ「あ、あの何も殺さなくても……」

ベジータ「ふん。助けてもらっただけでもありがたく思うんだな」

そう悪態をつきながら、ブルマをまじまじと見る。

わ…若い!なんだこれは?

俺がブルマと知り合ったのは三十歳の頃……

付き合い始めたのはそのちょっと後だから……

くそーーーっ!!羨ましいぞカカロット!!

そんなカカロットを殺さないようにと過去に来た自分が馬鹿らしくなった。

もっともこのブルマと一緒に旅をするのは悪くない。

ブルマ「何をジロジロと見てるのよ……」

ベジータ「おい!お前が欲しいのはこれだろう!」

そう言ってドラゴンボールを見せた。

ブルマ「そう!それよ!何でわかったの?」

ベジータ「…ふん。どうでもいいだろう……くれてやってもいいが、一つ条件がある。」

ブルマ「あーーーわかった!!うふふおませさんね!」

そう言うとブルマは車から離れ俺に近づいてきた。

俺の前まで来ると、何を思ったかミニスカートを捲りあげた!

ブルマ「チラ!ちょっとぐらいならさわってもいいのよ?」

くそっ!凄く触りたい!!

若かりし頃のブルマの尻を触る機会など滅多にないだろう!

だがここで触ってしまっては、冒険に付いて行けない……

悔しいが拒否するしかあるまい。

…カカロットはこういう試練を乗り越えて精神を鍛えたんだな。

まったく、大したヤロウだぜ!

俺の本心を悟られないように精一杯の悪態をついてブルマに対応することにした。

ベジータ「……くっ!下品な女だ。どうせ他の球も集めるんだろう?

きさまの護衛を兼ねて付いて行ってやろうと言うんだ!感謝しやがれ!」

ブルマ「あら?そういいながら、パンツから目を離さないのはどこのどなたさんかしら?

もしかして、一目惚れをしちゃったのかな〜?

でも、あたしはもっとハンサムで素敵な彼氏が欲しいから、あんたみたいなガキンチョはお断り。

まぁ、強いみたいだし、ボディーガードをしたいなら連れて行ってあげる。

球が全部そろったら、またパンツでも見せてあげるから精々頑張りなさい!」

全部見透かされてやがる!くそったれーーーーー!!

ブルマ「ところで、あんた名前は?」

ベジータ「俺はベジー……孫悟空だ。」

ブルマ「…あたしは……ブルマ…」

何故かブルマは恥ずかしそうに自己紹介をした。

恥じらうブルマは新鮮で可愛いと思った。

ブルマ「あんた笑ったりしないのね……存外ガキじゃないみたいね」

そういいながら、ブルマはホイポイカプセルを投げてオートバイを出した。

ブルマの運転するオートバイの後ろに乗ってから、かれこれ二十分は経った。

こんな遅い乗り物で集められるのかと思っていたら、突如バイクを止めやがった。

ブルマはバイクから降り、「ちょっと失礼。待っててすぐに戻るから」などと言って離れて行った。

大方、小便かなにかだろう。

そう思っていた矢先に、ブルマの悲鳴が聞こえた!

変質者でも現れたのか?俺は急いで駆け付けた。

そこでは怪鳥がブルマ捕まえていた。

俺は問答無用で、ブルマを奪い取った。

怪鳥は危険を感じたのか急いで飛び去ったが、許すはずがない。

気合砲を飛ばしてやったら、爆散した。

「へっ、きたねぇ花火だ」

ブルマ「……あんた、それが好きね。どうでもいいけど、ここから離れて頂戴」

ブルマはまだ用事を済ませていなかったらしい。

俺は素直にバイクの所に戻った。

ようやく一話分が終了。このペースだと終わらせられそうもないので、雑に、かつ、飛ばしていきます。

その日は、そこから暫く進み、日が暮れるとともに、ブルマが出した家に泊まることになった。

中に入ると突然ブルマが風呂に誘ってきた。

洗ってくれるらしい。

ブルマと一緒に風呂に入るなんて、付き合い初めの頃以来だ。

まして、そのブルマが当時よりも若いとあっては期待しないわけにはいかない。

その期待は脆くも崩れ去った。

ブルマは服を着たままでブラシを片手に

「洗ってあげる」

っときたもんだ。

それでも貴重な機会なので、洗ってもらう事にした。

洗ってもらっている途中、ブルマは俺の尻尾に気が付いた。

尻尾は再生していたのか?

確認の為に尻尾でブルマの持っていたブラシを取り上げようとしたら、普通に奪えた。

どうやら、尻尾は再生していたらしい。どうも調子が良いと思っていたら、これが原因だったようだ。

ブルマは何故か驚いていたが、サイヤ人なら当然だろう?

夕飯も終わり、寝る前に次のイベント確認の為にメモを見ていたら、衝撃的な事実が発覚した。

俺が花火にしたガキがカカロットだったようだ!

くそったれーーーーーー!!

そういうことは先に言いやがれ!!

過ぎてしまったことは仕方がない。とりあえず、目の前のブルマとの旅を無事に終わらせる事に専念しよう。

なんだか本末転倒な気がするがな。

朝になったがブルマはまだ寝ていた。

それにしても酷い寝相だ。

パンツも丸見えじゃないか!

そのパンツを見ているうちに、我慢が出来ない好奇心に捉えられてしまった。

パンツを剥ぎ取り、具をマジマジと見ようとしてしまった。

パンツを取った時点で正気に戻る。

これでは、変態を通り越して、ただの性犯罪者ではないか!

サイヤ人の王子ともあろうものが!

「くそったれーーーーーー!!」

思わず叫んでしまった。

ブルマ「えっ!?えっ!?どっどうしたの!?なにかあったの!?」

ベジータ「くそっ!!なんでもない!気合を入れただけだ!表に行って体操でもしてくる」

そう言って俺は気持ちを落ち着ける為に外に出た。

手当たり次第に辺りの岩を破壊しようとおもったが、カカロットの二の舞を出すわけにはいかない。

こんな所で何かあるとは思えなかったが、一応調べてみる。

確認してよかった。

一つだけ亀仙人とやらの飼ってる亀が混じっているらしい。

こんな感じで注意力を養ったのか。

カカロットが冷静でそつが無いはずだぜ!

……問題は……八つ当たりで付近の岩を既に破壊してしまった後という事だな。

過ぎてしまったことは仕方がない。

無事に旅を終えて、収集を付ける為に、こんどこそちゃんとメモを読む。

本来であれば、亀の案内で亀仙人と出会い、そこでドラゴンボールを貰うらしい。

こうなっては仕方がない。ブルマを何とか説得して、南の亀仙人の持っているドラゴンボールを取りに行かせて、その間に、俺が西のドラゴンボールを取りに行って、ウーロンとやらを仲間に加えよう。

手分けした方が速いとか、本気を出せばそのバイク並の速度で走れるとか、数年の生活でブルマが納得しそうなツボは押さえていたので難なく説得はできた。

ウーロンって名前に聞き覚えがあると思ったら、ブルマの家に居候していた、あの豚野郎だな。

あいつなら一目見てわかる。あんな奴が何かの役に立つとは思えないが、今回の旅には同行したらしい。

聞き取りのメモともども役立って貰うぜ!

……その前にブルマの道中に追いはぎが出るようなので、海岸に出るまでの全てをギャリック砲で吹き飛ばしておいた。

道中少々殺風景かもしれないが、これでブルマの安全は確保できるだろう。

後顧の憂いも無く俺は西に向かった。

ブルマから預かったドラゴンレーダーを確認しながら全速で西に向かう。

さびれた村があった。

どうやらここにあるらしい。

俺は上空から村人にやさしく語りかけた。

ベジータ「やい!3つ数えるうちにドラゴンボールをよこしやがれ!とっとと渡さないと村ごと吹き飛ばすぞ!」

村が隠し持ってるドラゴンボール奪い方ならなば、ナメック星でなれたものだ。

あの時は虐殺前提だったがな……

ベジータ「こうなりたいか!」

付近の山をギャリック砲で吹き飛ばし、ハッタリじゃないところを見せ付ける。

驚いた村人がゾロゾロと出てくる。

どうだ俺様のネゴシエート力をみたか!

帰ったらブルマの会社の営業も余裕だぜ!

村人「どこのどなたか様か存じ上げませんが、力を見込んでお願いします。ウーロンを退治してください」

ベジータ「ドラゴンボールを寄越せば考えてやる」

村人「ドラゴンボールが何かわかりませんが、村にはそれっぽいのはこれしか…」

そう言ってババアが見せたのは紛れもなくドラゴンボールであった。

そうだ。それでいい。昔の俺だったら、それを奪って立ち去るのだが、ウーロンを説教することにした。

俺も優しくなったものだ。

ウーロンのヤロウはここの娘を攫いに来るらしい。

あんな奴に女を渡すとかこの村の連中は何を考えているんだ。

ウーロンが来るまで、村の中で小休止をした。

ズーシンズシーン

突如足音がする。

村人が言うにはウーロンが来たらしい。

あいつがこんな足音を出すはずがないのだが?

とりあえず表に出る。

ウーロンとは似ても似つぬ大男がいた。

なるほど、ウーロンが脅していると聞いていて、おかしいと思ったんだ。

どうやら同名の大男だったらしい。

問答無用のエネルギー波を喰らわせて、塵一つ残らず掃除してやった。

こんな外道にはお似合いの最後だな。

ドラゴンボールを頂いて、ブルマと合流しようとレーダーを確認した。

動いてないじゃないか!

ブルマになにかあったのか?

俺は急いでブルマの元に戻った。

帰った俺を出迎えたのは、寝ぼけ眼のブルマであった。

ブルマ「ふぁーーーー……、もう帰ってきたの?お帰り?」

ベジータ「なんでドラゴンボールを取りに行ってないんだ?間に合わなくなっても知らんぞーーー!!」

ブルマ「あんたが一方的にまくし立てて、ドラゴンボールレーダーを持って行くからじゃない。

場所が解らないと動けないわよ。暇だから、二度寝しちゃったじゃない。」

だから着替えてすらいないのか!くそっ!もっともらしいことを言ってサボりやがって!

ブルマ「あんたの希望は南のドラゴンボールだっけ?移動するからレーダーを返して頂戴。」

スケジュールが厳しい。あの遅い乗り物に乗っていっては計画がずれてしまう。

ベジータ「ふん!お前はそこで寝ていろ。俺が運んでやる。」

そういうと俺は表に出て、簡易式の家ごとブルマを運ぶことにした。

幸い場所はレーダーで解るし、持ち上げて飛んでいけばすぐだろう。

レーダーの示していた南の島にはすぐに付いた。

俺は家をその島に降ろした。

島にあった家からジジイが一人飛び出した。

見覚えがある。あれが亀仙人だろう。

亀仙人「な、なんじゃ!い、家!?ここに引っ越しか!?」

俺は気にせず、ブルマの元に戻る。

俺がネゴシエイト力を発揮すれば、涙を流しながら、喜んで球を寄越すだろう。

だが、たまには、ブルマにも働いてもらわんとな。

家に入ると、俺はブルマに声をかけた。

ベジータ「おい!着いたぞ!後はお前が勝手にやりやがれ!」

ブルマ「え!?もう着いたの?」

そう言うと、ブルマは寝間着姿のままで、おそるおそる外に出て行った。

寝間着姿のブルマも若いと絵になるな……そう思いながら俺は目を瞑り休憩に入った。

「ぎえええ〜〜〜っ!!!パッ パッ パンツが〜〜〜〜〜が!!!!!」

俺のまどろみはブルマの絶叫によって破られた。

パンツを手にしてブルマが狼狽えていた。

テーブルを見ると新たなドラゴンボールがあった。

どうやら無事に手に入ったようだ。

ベジータ「何を叫んでやがる。パンツと引き換えに球を手に入れた訳じゃあるまい。

とっとと、次の場所に行くぞ」

着替え終わった後もブルマは納得してない様子で赤面していた。

赤面しながら家をしまうと入れ替わりに高速艇を出した。

亀仙人は鼻にティッシュを詰め込みながら見送ってきた。

フン。暇な奴だ。

亀仙人「ワシは今非常に機嫌が良い。おぬしにもお土産をやろう。」

そういうと、「来るんだ!!!筋斗雲よーっ!!!」

突然叫びやがった。ボケているのか?

そう思ったのも束の間、雲みたいなのが飛んできた。

あれには見覚えがある。

たしかナッパが悟飯に止めを刺そうとしたら、悟飯を運んで避けさせてた奴だ。

あれはこのジジイからもらっていたのか。

この雲----筋斗雲----は清い心を持っていないと乗れないらしい。

亀仙人も落ちていた。あいつは清い訳ではないらしい。

筋斗雲には俺も乗れなかった。なめやがって……

落ちるのも癪に障るから雲の上で乗ってる風に浮いてやった。

ブルマや亀仙人が驚いてやがった!ざまあみろ!

その後は、海、河、陸路と旅して、日が暮れる頃には荒野に到達した。

今日はここに泊まることになるようだ。

眠る前にメモを確認する。

そういえば、ウーロンが仲間にならなかったな。

あの豚野郎はどこに行きやがった?

メモを読んでいて気が付いた。

……どうやら俺は大事なことを見落としていたようだ。

直接には書いていないが、ウーロンの野郎は変身が出来るようだった。

そうなると俺がぶっ殺したあの大男はあの豚だったのか?

変身するところを見たことが無かったから知らなかったぜ!

そういう大事な事は先に見せておきやがれ!

くそったれーーーーーーー!!

過ぎた事をくよくよしても仕方がない。

前向きに生きて行こう。

とはいえ、カカロットに続いて豚野郎と顔見知りが立て続けに死んでしまうと流石に気分が沈んでしまう。

昔は動けなくなったナッパを嬉々として処刑したのだが、俺も甘くなったもんだぜ。

朝になっても気分は晴れなかった。

気分を変えようと表に出ると向こうから、ラディッツのような長髪のダサい奴が向かってきた。

とりあえず懐のメモを取り出し該当する事案を探し始める。
 
そうこうしているうちにその男が乗り物から降りて、こちらに向かってきた。

男「生きて荒野を出たければ、金かカプセルをよこすんだな」

こちらとしてはそれどころではない。

無視をしてメモを確認する。

男「ほう、無視とは……そんなに天国を旅行したいのか…」

ブルマと旅行したいなぁなどと思いながら聞き流す

男「狼牙風風拳!!!」ペチッ「はい!はい!」ペチペチ「オウ〜〜〜ッ!」ペチッ

俺は構わず、メモの確認を続ける。 

突然家の扉が開くとブルマが出てきた。

ブルマ「ちょっと朝からうるさいわよ!!!」

男の動きが止まる。

男「プ、プーアル と、とりあえず引き上げるぞ……」

プーアル「は…はい!!」

男は立ち去った。

なんだったんだ、あれは?

ブルマ「ねーねー今の誰!?割といい男じゃなかった!?」

ぶっ殺しておけばよかったぜ!

ブルマと朝食を取りながらメモを確認する。

そういえば、さっきの男がプーアルとか言ってたな。

もしやと思い確認すると、さっきの男はヤムチャだったようだ。

地球人はただでさえ、不気味に髪型が変化するんだ。ちゃんと顔に傷をつけておきやがれ!

危うくぶっ殺すところだったぜ。

……家の外、後ろの壁にヤムチャの野郎が着てやがるな。

何しにきているのか知らないが、今は接触する時ではなさそうだ。

無視をしておこう。

なんの為にドラゴンボールを集めているのか気になっていたから、ブルマに質問してみた。

ブルマ「ステキな恋人!!!」

くそっ!俺というものがありながら、ブルマは何を言ってるんだ!

朝食後、荒野を出発し、次の目的地であるフライパン山に到着した。

道中ヤムチャの野郎が付いてきている感じがした。

メモによるとドラゴンボール狙ってついて回ってたらしい。

トレーニングもしないでブルマのケツを追いかけているから弱いままだったのだろう

球は燃えてる山の中の城にあるようだ。

俺は筋斗雲に乗ったふりをして、その城に入っていき球を難なく発見した。

ブルマの所に戻ろうとすると、厳つい男がブルマに絡んでいるではないか!

俺は急いでブルマの元に行き、その厳つい大男を遥か上空に放り投げた。

頃合いをみて気合砲をお見舞いした。男は爆散した。

「へっ、きたねぇ花火だ」

ブルマ「あんた、あいかわらず、そればっかりね」
 
ベジータ「ふん。貴様へのサービスだ」

そういいながら、なんとなく、不安になりメモを確認する。

なんてこった!

あれはカカロットの嫁の父親じゃないか!

ちゃんと自己紹介しやがれ!

くそったれーーーー!!

過ぎた事は仕方がない。

問題は、本来はこの一件を通じてカカロットは亀仙人に弟子入りしたことだ。

このままでは俺は亀仙人に弟子入りできないのは困る。

収拾策を探していると、すでに出発しているチチを回収して亀仙人の元に届ければ良さそうだ。

ベジータ「この火を消さないとダメだな。亀仙人を連れてくる」

ブルマにそう言い残し、俺はチチを回収しに筋斗雲に乗った感じで立ち去った。

ブルマ「ちょっと!なんでここでエロ仙人の名前が出てくるのよ!」

珍妙な恰好をしてた為に一瞬わからなかったが、無事にチチを発見した。

途中、愛とかなんとか言ってたが随分とませたガキだぜ。

なにより気にくわないのは筋斗雲に乗れることだ。

そんな事を考えていたら、亀仙人の元に付いた。

亀仙人がブルマのパイパイを突かせてくれるなら、付いて行くとか言い出した。

パイパイってなんだ?そんなに突きたくなる物を持っているなら、俺も今度突かせてもらおう。

ブルマに聞けと答えて、俺たちは3人に増えてフライパン山に帰った。

亀仙人がブルマを物陰に連れて行った。

カカロットの師匠だし変なことはしないだろう。安心していられる。

何か揉めている様な声がする。

パイパイとはそんなに突かせたくないものなんだろうか?

突かせろと言わなくてよかったぜ!

ブルマが戻ってきた。

ブルマはむくれていた。

よっぽどパイパイは大事なんだろう。

亀仙人は壁によじ登り戦闘能力を爆発的に上げた。

時間がかかりすぎているが、中々だ。

フリーザの所の雑魚連中ならひとたまりもないだろう。

もっとも、筋肉が膨らみ過ぎて、あれではちゃんと動けまい。

カカロットが俺やトランクスがやったような失敗をしなかったのは、ジジイの失敗例を見ていたからか……

亀仙人が構えをとる

!?……あれは!?

亀仙人「…か…め…」

俺のギャリック砲にそっくりなあの技は、このジジイの技だったのか!」

亀仙人「…は…め…」

戦闘力は小さいが、このジジイは天才だな……なにせギャリック砲に似ているからな!

亀仙人「波!」

……ただ、力加減は下手なようだな。あれでは山ごと消えてしまうだろう。

俺様があのかめはめ波の威力を落としてやろう。

ベジータ「ギャリック砲!」

ジジイのかめはめ波を打消し、勢い余って後ろの山も跡形もなく消し飛ばしてしまった。

加減を間違えた。

くそったれーーー!!

亀仙人「へ!?」

ブルマ「ちょっとドラゴンボールも消し飛んでたらどうするのよ!」

ベジータ「球は初めから俺が取ってきている」

ブルマ「へ!?じゃあ何で火を消そうとしたのよ!」

ベジータ「おい!ジジイ!この旅が終わったらてめえの所で修行してやる!覚悟しやがれ!」

亀仙人「え!?」

ベジータ「おい!ブルマ!とっとと次の場所に行くぞ!」

ブルマ「あ!そうね!とっとと離れた方がいいわね!」

ブルマにしては珍しく素早く立ち去った。

亀仙人「えっ?えっ?」

次の場所は離れているのか、一度町によった。

ブルマが町での買い物を済ませると、妙な二人組が絡んできた。

ブルマはいい女だからな。多少は仕方あるまい。

そう思っていたら、一方の男がブルマに銃を突きつけやがった!

俺はそいつの腕をもち遥か上空に放り投げた。

気合砲をぶつけたら爆散した。

「へっ、きたねぇ花火だ」

しまった!つい花火にしちまった!

実はあいつはナメック星人とかいうんじゃないだろうな!!

急いでメモを取り出し確認する。

もう一方の奴が親分とか言っていたようだがそれどころじゃない!

俺がメモと格闘していると奴らのオヤブンが到着したようだった。

もっとも俺はそれどころじゃない。

ブルマにでも相手をさせておこう。

握手をしようと手を差し出すくらい友好的みたいだしな。

そう思っていたら、ブルマはその手を叩いた。

すると、ブルマが人参になった。

な、なんだとおおおおーーーー!!!

「ブルマーーーーー!!!」

俺はスーパーサイヤ人になった。

ベジータ「きさま……ブルマに何をしやがった!!」

兎人参化「私に触れればあなたも人参になりますよ」

俺は無言で左側に向かってエネルギー波を撃った。

町の左半分が消滅した。 

兎人参化「あわわ……お待ちなさい!人参がどうなってもいいんですか!?」

ベジータ「くっ……」

その時、一匹の鳥が人参を咥えて飛び去った。

ヤムチャ「人参は取り上げたぞ!いまだ!」

兎人参化「私を殺したら人参になった女の子はもとにもどりませんよ!!」

ベジータ「ハァッ!!」

俺は兎野郎と人参を咥えた鳥を除いてこの街を消滅させてやった。

ベジータ「ハーッハッハッ!こうなりたくなかったら、さっさともとに戻しやがれ!」

プーアル「そんな…ヤ…ヤムチャ様……」

ベジータ「おい!人参を寄越しやがれ!」

プーアル「…あ…は、はい……」

ベジータ「この人参をもとにもどせ!命だけは助けてやる」

兎人参化「ホッホントですか!?わかりました!!」

兎が手を叩くとブルマがもとにもどった。

兎野郎はガッっと掴めないので、その場できたねぇ花火にしてやった。

くそったれーーーー!!

スーパーサイヤ人になって凶暴になっていたとはいえ、無関係な町を一個消滅させちまった!

しかもヤムチャまで殺しちまった!くそっ!脆い野郎だ!

やってしまったことは仕方がない。

過ぎた事は戻らないからな。

ブルマ「へっ!?ここどこ?あんた何で金髪になってるの?」

プーアル「う、ううっ……ヤムチャ様…グスン」

ベジータ「くっ!ブルマ!!少しは気をつけやがれ!!!」

ブルマ「え?あたし!?」

くそっ!!ブルマがピンチになるとカッとなって昔の自分に戻っちまう……

このままじゃ、メモ通りに行けるかどうかも怪しいもんだぜ

ベジータ「ちっ!とっとと行くぞ!プーアルも行く場所がないんだろう?ついて来い!」

ブルマ「なんでアンタが仕切るのよ!」

プーアル「う、ううっ……ヤムチャ様…グスン」

3人旅になって、町があった場所を離れて行った。

ここから暫くのメモは完璧だ。

あのピラフとかいう連中のメモはまとまっていて素晴らしい。

そろそろパワードスーツとやらで攻撃してくるはずだ。

もっともヤムチャが居ないので移動の足を破壊されるわけにはいかないから迎撃するがな。

と、おもっていたら攻撃がきた。

俺はそれを難なく打ち消した。

パワードスーツはそれを確認すると計画を変えて撤退したようだ。

こちらから行くのだから同じだろう。

ピラフの城についた。通路に矢印が書いてある。親切な野郎どもだ。

っと、思ったら罠だった。

くそったれーーー!!

卑劣な奴らめ!!

罠にかかり、部屋に閉じ込められた。

ブルマを攫おうとロボットアームが出てきたが、それはへし折っておいた。

その後催眠ガスが流し込まれた。寝ているうちドラゴンボールを奪う…っと。

ピラフ「よく眠っておるわい!さっそくドラゴンボールを……」ドテッ

マイ「ガスマスクを付けてなかったんだわ!ボールは私が探すからあんたはピラフ様を…」

女が忍者の恰好をしている奴に指図する。

ベジータ「よう!」

マイ「え!?」

ベジータ「探しているのはこれだろう?」

俺はドラゴンボールの入っている袋をその女に渡す。

マイ「へっ!?」

ベジータ「用事が終わったなら出て行きな。」

マイ「はぁ…」

夜になった。

外が見えるように壁に穴を開けた。

丁度、神龍を呼び出すところだった。

ピラフ「出でよドラゴン!! そして願いをかなえたまえ!!!」

神龍が呼び出された。

神龍「どんな願いもひとつだけかなえてやろう…」

ピラフ「で、では願いを…」

……そろそろだな。

俺は壁をぶち破った。

それと同時に、一気に神龍のもとに駆け寄る。

ピラフ「わ、私は世界を………」

ベジータ「俺が殺したり壊した物をもとに戻しやがれ!!」

神龍「願いはかなえてやった。ではさらばだ」

ここで月を見て帰ってもいいのだが、あまり意味はないだろう。

ピラフ一味を全員気絶させ、ブルマ達を開放した。

ブルマ「あーあ!ステキな恋人も一年お預けかぁ〜」

なにをいってやがる!俺がいるだろう!!

ベジータ「…とりあえず、俺は亀仙人の所に行って修行してくる。」

これ以上一緒にいるとブルマと別れるのが辛くなりそうなので、早々に筋斗雲を呼び出し飛んで行った。

プーアル「あ!悟空さんのおかげでヤムチャ様も生き返ったんだ!迎えにいかないと!」

ブルマ「ヤムチャって、あんたと一緒にいた、ちょっと恰好がいい人?」

プーアル「たぶん……」

ブルマ「ふ〜ん……いいわ!あなたたち都にきなさいよ!!」

亀仙人の所直行しようかと思ったが、その前によるところがあったな。

俺はフライパン山に行った。

やっぱり燃えてる状態だった。

「はぁ!!」

今度は上手く火だけを消せた。

立ち去ろうとしたら下から声がした。

牛魔王「おーーーい!!」

ベジータ「なんだ!」

牛魔王「火を消してくれたのはおめぇだろ!!降りてきてくれねぇか」

俺は筋斗雲に乗って降りて行った。

牛魔王「あれ?それ筋斗雲じゃねぇか?」

ベジータ「ああ……俺は心が清らかだから乗れるんだ」

牛魔王「まぁ、今は武天老師様に用はねぇからええべ」

ベジータ「ふん、用がないならもう行くぞ」

牛魔王「ちょっと待ってけろ!」

ベジータ「なんだ?」

牛魔王「ウチと結納を取り交わしてくんねぇか?」

ベジータ「ユイノウ?なんだそれは?」

牛魔王「おめえのおかげで、城の財産も残ったで、結納金もたっぷり持たすでよ」

ベジータ「何か知らんが、くれるというなら貰っておこう。じゃあな!」

牛魔王「大きくなったら、絶対にきてくだせえだ」

よくわからんが、今くれるものではないらしい。くだらん。時間の無駄だったな。

俺は心置きなく亀仙人の下に向かった。

筋斗雲を使うふりをする必要がなくなったので、一気に亀仙人の所に飛ぶ。

こいつは少しだけ戦闘力が高いおかげで探すのが楽だ。

そう思っているうちに着いた。やっぱり普通に飛ぶと大分早く着くな。

ベジータ「おい!来てやったぞ!」

カメハウスのドアを開ける。

亀仙人「へ!?」

ベジータ「とっとと稽古をつけやがれ!!」

亀仙人「……おぬし…わしの稽古なぞ不要じゃろ?」

ベジータ「うるせえ!さっさと俺を弟子にしやがれ!ぶっ殺されないうちにな!」

亀仙人「……それじゃあ、ここに住んでくれるピチピチギャルを連れてくるのじゃ」

ベジータ「ああ…いいだろう。」ニヤッ

このジジイやるな…俺がブルマと一緒に居たい気持ちを察しやがった。

流石はカカロットの師匠だな。

ベジータ「フハハハ、すぐに戻ってくるぞ!待ってやがれ!」

俺は飛んだ。

亀仙人「あれ?舞空術?」

ベジータ「これはマグレだ!筋斗雲ーーーー!!」

そう言いながら加速していった。

数分もしないうちに西の都に到着した。

勝手知ったるカプセルコーポレーションに行った。

自分の家なのにブザーを押すのは何とも妙な感じだが、とりあえず押してみる。

メイド「はい。何の御用でしょう?」

ベジータ「ベジ…孫悟空だ!ブルマを出しやがれ!」

メイド「お嬢様は旅に出ております。」

まだ帰ってきていないのか!

遅いぞ!くそったれーーーー!!

そう思っていたら、小型の飛行機が裏庭に入って行った。

十中八九ブルマだろう。

俺は裏庭に行った。

丁度ブルマが飛行機から降りるところだった。

他にいるのは、ヤムチャとプーアル。

誰か足りない気がするが気のせいだろう。

ブルマ「あら?孫クンじゃない。あのエロ仙人の所に行ったんじゃないの?」

ベージタ「……用事が終わったらすぐに戻る」

お前と一緒にな

ブルマ「あんな所に行かずに都に住めばいいのに。ヤムチャ達もここに住むのよ?」

ベジータ「なに!?」

ブルマ「あそこは青少年に悪影響を与えるわよ。絶対!」

ブルマとヤムチャが一緒に住むだと……くそったれ!

待て、落ち着くんだ。これからブルマは俺に付いて行って亀仙人の所に行くんだ。問題はない。

ベジータ「おいブルマ!俺と一緒に亀仙人の所に住みやがれ!」

ブルマ「嫌よ!なんであんなエロ仙人がいる危険な所にあんたと一緒に住まなきゃいけないのよ!」

ベジータ「そ……それは……」

ブルマ「折角彼氏もできたんだし、これからステキな都会生活をエンジョイするんだから!」

ヤムチャ・ブルマ「ねー?」

ベジータ「か…彼氏……だとぅ………」

ブルマ「そうよ。だからあんたと一緒にエロ仙人の所にはいかない。

そもそも学生だからあそこには住めない。

住めたとしても危険だから住まない。以上」

他にも何か言ってた気がするから、茫然自失としてほとんど何も頭に残らなかった。

亀仙人の所に帰った時には何故かドラゴンボールレーダーを握っていた。

……ああ、そういえば、『あんたはこれで彼女でも探しなさい』とでも言われたような気がする。

俺にとって女はお前一人だというのに、残酷な女だ。

亀仙人「なんじゃ。威勢よく出て行った割には収穫なしか。

おぬしがいない間にもう一人弟子希望者がきての……こやつと一緒にもう一回チャレンジしてくるがよい」

そこにはナメック星にきていたハゲがいた。

ハゲと協力してランチという女を見つけた。

警察に追われているらしく、亀仙人の所に住むことに同意していた。

すぐにわかったことなのだが、この女はくしゃみをすると金髪となり戦闘能力が跳ね上がる。

差し詰めスーパー地球人と言ったところだろう。

なるほど、カカロットの野郎はここでスーパーサイヤ人のイメージを掴んでやがったな。

あんな下級戦士がスムーズにスーパーサイヤ人になれやがったからおかしいと思っていたんだ。

事実、天才である俺様はカカロットやトランクスがスーパーサイヤ人に成ったのを見た後は、すんなり変われたしな。

もし、俺が地球に来ていたら、今この瞬間にスーパーサイヤ人になれたであろう。

ともあれ、無事に亀仙人の弟子になれた。

亀仙人は俺には修行が必要ないと言って追い出したがっているようだった。

追い出されないように弱い振りをするのが大変だった。

遅く走ったり、岩を動かせない振りをしたり、とんだ茶番だ。

もっとも、そうする価値はあった。

特に奴の授業は役に立った。

恥ずかしい話だが、俺はこの地球の文字という奴が読めない。

いまさら読めないから字を教えてほしいという訳にもいかないから、ブルマが新聞をもってきて『これ見て!』と言ってきても興味がない振りをして目をそらしていたからな。

これでブルマと盛り上がれるぜ!

教材にエロ小説を使っていたが、性教育も兼ねさせているんだな。

流石カカロットの師匠だ。無駄がないな。

他にも、『いっしょうけんめい、修行して、人生を楽しく、くらしちゃおう』や

『武道は勝つために励むのではない。おのれに負けぬため』等と言っていた。

ここら辺がカカロットの強さの秘訣なように感じる。

亀仙人の武道の哲学は理解ができなかった。

俺にも理解できる日は来るのだろうか?

そんなある日、天下一武道会に出場しろと言ってきた。

セルが真似をした奴だ。

少しは期待していいのか?

そして天下一武闘会の日がやってきた。

会場では亀仙人が胴着を渡してきたが、俺はそれの着用を拒否した。

あんなカカロットの様な服など着れるか!!

俺は何時ものタイツで参加した。

予選会場では、短髪の妙な野郎に『狼牙風風拳』などと妙なポーズを見せられた。

お前はギニュー特選隊か?

亀仙人が変装をして参加してやがるが、大方『上には上が居ることを云々』等という月並みなこと言うつもりだろう。

ふん。いいだろう。その茶番に付き合ってやるぜ!

もっとも俺には上は居ない。ライバルにカカロットが居るだけって事は理解してるがな!

あっ!っと言う間に決勝戦だ。

実際にはもう夕方だったが、俺はほとんど寝ていた。

決勝戦は、案の定、亀仙人だ。変装しているつもりのようだが、戦闘力の質でバレバレだ。

サングラスの野郎に『驚異のお子様』等と気に入らない紹介をされたが、本当は貴様と変わらんか、年上だぞ。

亀仙人の野郎は、かめはめ波以外の技も持っていそうだ。

ゆっくりと時間をかけて奴の技を全部出させてやる。

亀仙人から仕掛けてきた。

真正面から仕掛けてきたので軽くいなす。

ベジータ「ふん。何か技を使いやがれ。つまらん野郎だ」

挑発に応じた亀仙人はかめはめ波を撃ってきた。

つまらん。片手で弾く。亀仙人は驚いていた。

しまった!やりすぎたか?

ジャッキーチュン「それならばこれでどうじゃ!」

残像を残して移動してきた。

くだらん。俺様が目に頼って戦っているとでも思っているのか?

不意打ち気取りの攻撃を軽くかわす。

ベジータ「音や風の動き、戦闘能力動き、その他様々な情報と第六感を駆使すれば、暗黒の中でも戦える。

俺を馬鹿にしているのか?とっとと他の技をみせやがれ!」


その後も、隙だらけの酔っぱらったフリや、催眠術といったおよそ闘いとは言えないような技を繰り出して来る。

イライラさせやがる。このジジイはマジでぶっ殺してやろうか?

そう思っていると、急に真面目な顔になりやがった。

ジャッキーチュン「残念ながら、この勝負はお前の負けじゃ」

腕を捲りながらさらに続ける。

ジャッキーチュン「わしにこの技を出せさせたのは、生涯でたった一人しかおらんかった」

腕を捲り終わり、勝ち誇ったかのように言ってきた

ジャッキーチュン「その一人は、武天老師の一番弟子…孫悟飯じゃ…」

ベジータ「なっ!!悟、悟飯だと!?貴様、悟飯と戦ったことがあるのか!?」

亀仙人は手を合わせる。同時に戦闘能力が手に集まった。

ワクワクさせやがるぜ!

ジャッキー「萬國驚天掌ーーーー!!!!」

拍子抜けだった。

いや戦闘能力の割には褒めてやるべきだったのかもしれない。

軽い金縛り効果と持続的な電撃類似のダメージ。

もっとも、格下相手にはともかく、同格以上には通用しないだろう。

こんなので悟飯と戦えるはずがない。

こいつはサタンと同じハッタリ野郎なのか?

所詮は、『いっしょうけんめい、修行して、人生を楽しく、くらしちゃおう』や

『武道は勝つために励むのではない。おのれに負けぬため』等と生ぬるい事を言っている奴だ。

ここら辺が限界だろう。この技が最大の技の様だし降参してやろうと空を見上げた。

ベジータ「まいっ…」

しまった!!満月だと!?

尻尾が再生してしまっていたために、俺は大猿に変化してしまった。

あの姿は醜いから嫌いなのだが……

こんな姿はブルマには見せられないな。

大猿化と同時に亀仙人の技が解けてしまった。

これくらいの体積はカバーしやがれ!!

会場も亀仙人も混乱している。

それ以上に降参のタイミングを失ってしまった俺はもっと混乱している。

ジャッキー「な…なんじゃその技は」

ベジータ「…満月が出す1700万ゼノを超えるブルーツ波を受けると変化する体質なんでな……」

ジャッキー「そ…そうか……」

ベジータ「こうなると戦闘能力がさっきの10倍になるから、簡単には倒せんぞ。どうする気なんだ?」

ジャッキー「な…10倍……」

ベジータ「こうしよう!全力でかめはめ波を撃ってみろ。

俺の戦闘能力は10倍になっているから、それくらいの攻撃で倒さんと不自然だろ?」

ジャッキー「何を言ってるいるのかわからんが…確かにおぬしならマックスパワーでも死なんじゃろう……」

ジャッキー「マックスパワーかめはめ波!!!!」

かなりの時間溜めてようやく撃ってきた。

溜めが長すぎて実用性が無いが……威力だけはなかなかだ。

月くらいなら問題なく破壊できるだろう。

月は破壊できてもサイヤ人一人破壊できないがな……

かめはめ波に衝突した。

脱力の甲斐もあって、俺は場外に吹っ飛ぶ。

このままだと観客席に落ちるな…

そう思った俺はその姿勢のまま水平に飛んだ。

司会「おっと!観客席に落ちて大惨事を起こすかと思った孫選手、思った以上に吹き飛んだ!!飛距離を伸ばしたーー!!」

このままだと市街地だな…と思っていると、左の方に適当な空き地を見つける。

あそこに落ちようと思いその姿勢のまま、今度は左の方に飛んで行く。

司会「孫選手急に左の方に吹き飛んだーーー!!距離を延ばすのはここまでか!!」

ベジータ「うるさい!!風に流されているんだ!!!」

司会「孫選手に聞こえていたようです!!孫選手地獄耳です!!!」

空き地に軟着陸した。

司会「孫選手場外負けです!優勝はジャッキーチュン選手です!!」

ジャッキー「……なにあれ?…………」

大会終了後にショックな事が2件あった。

1件目は、会場にブルマが来ていたこと。大猿化を見られてしまったじゃないか!!

もっとも、あんまり気にしてないようだった。流石ブルマだ。いい女だ。

2件目は、打ち上げをやった中華料理屋に大猿だった俺が入れなかったこと。

ランチがラーメンを1杯外に持ってきてくれた。夜なのにランチとはこれ如何に。

亀仙人は納得してない顔で、『上には上が』的な事を言っていた。

クリリンは引き続き亀仙人の下で修業をするようだ。

俺はこのハッタリ野郎から学ぶ事はもうなくなったから、メモに従ってドラゴンボールを集めることにした。

ブルマが『あんたもドラゴンボールでステキな彼女を見つけてね』と見送ってきたのが心に刺さった。

ともあれ、南の都とはお別れだ。

俺は大猿のまま筋斗雲に乗り一つ目の球を求めて旅立った。

ブルマ達が惚れ惚れしたような顔をして見送ってた。

俺の心は清らかだからな。

ブルマ「あれって…明らかに乗ってないわよね?」

ブルマ達から離れた後は、一人で飛びその日のうちにレーダーの反応があった付近に到着した。

しかし、大猿の状態だとレーダーが使いにくいぜ!

ペキとかとかメキとかいっていたが故障の原因にならなければいいのだが……

そんな感じで、大猿だと探しにくいので、朝まで寝ることにした。

のんびりと8時くらいまで寝てしまった。

レーダー片手にボールを見つける。

すると、野良仕事をしていた二人組に絡まれた。

軽くのしておいた。

次のボールを求めて筋斗雲を呼んで移動しようとしたら、地球人の武器で筋斗雲を破壊されてしまった。

ベジータ「貴様……よく…俺の…清らかの心の証明を……ビッグバンアターーーーック!!」

俺は攻撃してきた男に違いの解らないエネルギー波を叩きこんでやった。

あんな無差別な通り魔はぶっ殺しておいた方がいいだろう。

俺の相棒が破壊されてしまった。

仕方がないから自分で飛んで行こう。

……次は北だな。

かなり寒い地方の様だ。このブルマに作らせたフリーザ軍仕様のタイツでなければ流石の俺も凍えていただろう。

もっともスーパーサイヤ人になれば問題ないのだがな。

暫く進むと塔が見えてきた。

ボールはあのタワーにあるようだ。

塔の主と話て中を調べさせてもらえればいいのだが……

こんな風に考えるとは俺も丸くなったな。

警戒感を与えないように地上に降りて歩いて近づく。

歩哨らしき奴に声をかけられる。ここは軍事施設なのか?交渉が面倒だな。

歩哨A「待て!!さっさと持ち場に戻って捜索を続けろ!!!」

ベジータ「俺を誰かと間違えてないか?」

歩哨A「こんなところでタイツ一枚なのはお前しか居ないだろ!間違えるはずがない…どちら様でしょう?」

歩哨B「あれじゃないか?メタリック軍曹みたいな…」

歩哨A「それじゃあ、俺たちよりも階級が上じゃないか!!」

ベジータ「何を勝手に納得してやがるんだ?」

歩哨A「何でもありません!失礼しました」

二人の兵隊は俺に向かって敬礼をして立ち去った。

俺様の王子の風格がそうさせたに違いない。

だが、なかなか気持ちのよい兵隊たちだったな。

その後は特別支障がなく、塔の前まで来た。

一階の門は硬く閉ざされている。

仕方がない。2階に飛ぶ。何だか警報の様なものが鳴っている。

どこでしくじった?このままでは円滑な話し合いは望めそうもない。

俺はとっととドラゴンボールを奪う方針に変更した。

近くの扉から入る。

四人程居たが全員を一瞬で気絶させ階段を上がった。

大男が待ち構えていた。

倒したら上がっていいようだ。

くだらんゲームの様だ。

ここで思いもしなかった事態に遭遇する。

大男に何発手刀を叩きこんでも気絶しない。

そもそも戦闘力そのもの感じない。

どうなってやがる!

そう思っていると、大男は突然に口を開き何かを発射しやがった。

避けるまでもない威力のものだった。

なるほど……これのおかげで、カカロットの野郎はナッパの切り札に咄嗟に反応して切り返すことが出来たんだな。

もうこいつに用ははない。さっきより強めの手刀を首に叩き込む。

!!!首が切れやがった!!くそったれーーーー!!!

俺が煩悶としていると大男は立ち上がり、攻撃を仕掛けてきた。

どうなってやがる!?

その謎はすぐに解けた。

いきなり手を飛ばしてきたのだ。

この攻撃はブルマから聞いたことがあるぞ。

人造人間の一人でブルマ達が修理した……

確か16号とかいう完全ロボットタイプのガラクタ人形に仕込まれてた武器だ。

……なんで、あいつの修理を願わずに何時でも外せる18号達の爆弾を除いたんだ?

そんなハゲの色ボケ具合はとにかく、この時代にこんなロボットを作れるのは、ブルマ達かドクターゲロを擁するレッドリボン軍……少しは楽しめそうだな。

そんな事を考えていると、人造人間の動きが止まった。

どうやらこの頃の人造人間のエネルギーは有限なようだ。

次の階はムラサキとかいう雑魚だった。

四人程隠れていたので、先に叩きのめしておいた。

倒された人の山を見るとムラサキは先行して歩き出した。

どこかに案内してくれるんだろうか?

ムラサキ「出ろ!人造人間8号!!」

ベジータ「ほぅ……」

人造人間はセルを含めて制作時期が早いほど強い……

こいつは期待が出来そうだ。

ムラサキは人造人間8号を檻から出した。

檻に入れておくとは、こいつもコントロールに問題があるのか?

こいつらは戦闘能力が感じられないから実力の程は解らんが……

ハッチャン「俺戦いたくない。生き物殺すいけない」

ムラサキ「なっ…なにを……」

ベジータ「ふざけるなーーーーー!!!!」

ベジータ「お前に俺が殺せるか試してみろよ!」

ムラサキ「ほら!あいつもああいってるし!!」

ハッチャン「それは一般論。気に障ったのなら謝る。ゴメン」

ベジータ「くそったれーーーーー!!」

ムラサキ「戦わないならお前の体内に仕込んだ爆弾を爆発させるぞ!!」

ムラサキは、そう言ってコントローラーを構えた

レッドリボン軍はとりあえず人造人間には爆弾を仕込むようだ。

それはそれとして、折角面白そうな奴をこんな雑魚に破壊させるわけにはいかない。

俺はムラサキとやらにエネルギー波をぶつけてコントローラー諸共消滅させてやった。

レッドリボン軍は予備のコントローラーを作る習性がないようなので、これで当面邪魔は入らないだろう。

ベジータ「さて、邪魔者は消してやったぞ。早く俺をぶっ殺しに来いよ」

ハッチャン「嫌だ。俺戦うの怖い。代わりに村のおじいさんの所に案内する」

ベジータ「おじいさん?」

ハッチャン「なんだ?おじいさんを助けに来たんじゃないのか?」

ベジータ「……ついでだ、気が向けば助けてやろう」

くそっ!!目の前に御馳走をぶらさげられてお預けを喰らうとは……

とりあえず、こいつを連れて歩きながら、戦う方法を考えることにした。

次は迷路だったが、人造人間が道案内に従い難なく突破した。

指令室に着いた。こんなところに捕虜を捕えているのか?

落とし穴が開いた。馬鹿か?飛べる相手にこんなの無駄だろう?

ホワイト「あのー……浮いてません?」

……落ちた方が良さそうだ。俺は降下して行った。

下には化け物が居た。フリーザ軍でプロテクターに使ってる硬質ラバーの様な叩き心地の奴だった。

矢張り、レッドリボン軍の技術力は侮れないな。

化け物?一撃で臓物をぶちまけやがった。きたねぇ野郎だ。

この人造人間は飛べないようだ。抱えて指令室に飛んで戻ってやった。

ホワイト「よく戻って…」

ベジータ「うるさい」ピッ

花火にしてやった。

くそっ!!どうやったら、あの人造人間と戦えるんだ?

人の感じのする場所の壁をぶち破った。

案の定ジジイが監禁されてた。

おじいさん「おお!助けてくれたのか!ありがとう」

ベジータ「ふん」

その日は当然の流れの様にそのジジイの家で泊まることになった。

村人「そういえば、ドラゴンボールが見つからなかったなぁ」

そういえば、俺も探していたんだ。人造人間と戦いたくて忘れてたぜ!

ハッチャン「オレがもってた」

そう言って人造人間はドラゴンボールを出した。

ハッチャン「ホワイト将軍は球が見つかったら村人を皆殺しにつもりだった…だからオレ…」

コイツと戦う方法がわかったぜ!

俺はそのドラゴンボールを奪いとった。

ハッチャン「何をする!」

ベジータ「ようやく、てめえ戦う方法がわかったぜ!」

そう言うと、俺は目の前に居たジジイにエネルギー波をお見舞いした。

ベジータ「てめえがその気になるまで、村人を殺してやる!!」

次は、茫然と立ち尽くしていた村人にエネルギー波をお見舞いしてやった。

ハッチャン「う…うわぁぁぁぁぁーーー!!」

ようやくやる気になったのか突進してきた。

ベジータ「ようやく来たか!まずは小手調べだ!!ファイナルフラーーシュ!!!!」

くそったれーーーーー!!!

なんでスーパーサイヤ人にもなってない状態でのファイナルフラッシュで消滅するんだ。

弱いなら先にいいやがれ!!

運が悪く、解放を記念して宴会を開いていた場所がファイナルフラッシュに巻き込まれてしまったようだ。

大人たちはそれで皆いなくなってしまった。

残ったのは子供ばかり…こんな雪深い村だと飢え死にだろう……

未来に残してきたトランクスの顔が浮かぶ……

「ファイナルフラーーーシュ!!」

親と同じ技で一思いにとどめを刺しておいた。

レッドリボン軍め……関係の無い村を巻き込みやがって……許さんぞ!!

俺はその雪山を飛び去った。

トランクスを思い出したら、ブルマに会いたくなった。

俺はおもむろにドラゴンレーダーを取り出す。

「ちっ!動いてやがる。」

俺は軽くたたく。

よし壊れた。ブルマに修理してもらおう。

俺は西の都に行くことになった。

カプセルコーポレーションに到着した。

ブルマ『乱暴に扱い過ぎ!!』って怒られた。

若いと怒っているところも可愛いな!

アンケート

お察しの通り、ピッコロ大魔王編までは、「でぇじょうぶだ、ドラゴンボールがある」です。

結論と要点だけを書く早送りにしますか?

1早送り

2早送りの必要はない

番号のレスで先に3個集まった方にします。

※今の予定では、レッドリボン編はともかく、第22回天下一武道会は伏線すらありません。

翌日が休みという事でブルマも付いてくることになった。

デートって奴だな。

筋斗雲は体内に収納したと納得させた。

ブルマをお姫様抱っこで運ぶつもりだったが、変な装置で小さくなりやがった。

くそっ!!余計のものを作りやがる。


そんな感じで南の方にドラゴンボールを取りに行った。

海の底にあるようだ。

結構深かったが、俺にかかれば問題のない深さだった。

なんか基地っぽかったが気にせずにドラゴンボールを手に入れた。

矢張りブルマが居ると捗るな。

島に居たブルマを迎えに行ったら、変な連中に追いかけられていた。

そいつらを細胞一つ残らず消し去ってやった。

ブルマ「なにもあそこまでしなくとも…」

今の連中はレッドリボン軍だな…ここらへんに居るって事だ。

ブルマに手を出しやがって……許せん!!

ベジータ「ちょっと待ってろ」

俺はそう言い残し、辺りの気配を探る。

人が集まってる場所があった。

あそこだな。俺は飛び立った。

ブルマ「ちょっと!レディを置いてどこに行くのよ!!」

俺は仮設基地っぽい所にギャリック砲を撃ちこんで消し飛ばしてから、ブルマの元に戻った。

俺としてはもう少しブルマと南の島に居たかったのだが、次に行こうと急かされた為に止む無く他の球の所に向かった。

そこにもレッドリボン軍が居やがった。

指揮官はバイオレットとかいう女だった。

この女はレッドリボン軍と名乗り、ブルマをビビらせやがった。

その所為でブルマが『帰る』って言い始めやがった。

くそっ!!余計な事をしやがって!!

きたねぇ花火にしてやった。

そこのドラゴンボールを発見後ブルマを西の都に送り届けた。

ヤムチャの野郎が出迎えた。

『ごめん!』とか言いながら抱きしめやがった!!!

くそったれーーーーーーーーー!!!!

何が『ごめん!』だ。未来の旦那の目の前で舐めた真似をしやがって!!

憤懣やるかたない気持ちで俺は次のドラゴンボールを取りに行く。

暫く飛んで行くと高い塔が見えた。

あれは……確か「精神と時の部屋」があるナメック星人の住処の下にある塔だな!!

俺は一旦下に降りる。

確かここでは重要イベントがあったはずだ。

俺は入念にメモを確認する。

『ソンゴクウの代わりに戦おうとして返り討ちにあった。』

職業:無職 氏名:ボラ

『父上がソンゴクウの代わりに戦おうとして返り討ちにあった。』

職業:聖地カリンの守り人 氏名:ウパ

なんだこれは?お前らが親子って事だけはわかった。

『初戦は完勝できたのに殺しそこなった。3日後に再戦したら手も足も出ずに完敗した。

何か恐ろしいものの片鱗を味わった。』

職業:機械化した暗殺者 氏名:匿名希望

サイヤ人は瀕死の大怪我から回復すると大幅に強くなるからな。

ふむ……メモが多すぎて探す気が起きん。

とりあえず、このボラって野郎が殺されるのを見て。

それから、暗殺者に一回負けてから、リベンジで叩きのめそう。

完璧だ。俺は悠遊とその塔に向かう。

塔のふもとに着いたら、一組の親子がレッドリボン軍に囲まれていた。

さっそく死ぬのか。


くそったれーーー!!

俺の期待とは裏腹に返り討ちにしやがった!!

もしかしたら歴史が変わったのか?

とりあえず、ここで見ていても仕方がない。

二人に近づいた。

ボラ「なんだ、お前は!!」

何と言おう……

『お前が死ぬのを待ってる』とか言ったら只の変人だよな?等と逡巡していると急かされた。

ウパ「父上の問いかけに何か言ってみろ!この不審者!!」

よし、これなら誤解がないな。俺は考え抜いた返答をした。

ベジータ「死ね」

ボラ「くっ!貴様もレッドリボン軍か!」

おかしい!誤解なく事実を伝えたはずなのに、どうして険悪な雰囲気になってる!?

何で、よりによってレッドリボン軍に間違えられてるんだ?

少なくとも、俺はお前殺したくないんだ。

そう考えていると、一機の飛行機がウパと呼ばれていたガキを攫いやがった!!

子を持つ身になってわかる。あの外道!ぶっ殺しやる。

とりあえず飛行機諸共外道を花火にしてやった。

ガキの方は空中で捕まえた。

ベジータ「おい!怪我はないか?」

ウパ「あ・・・はい!」

ボラ「済まない!なにか誤解をしていたようだ」

良かった。誤解は解けたようだ。早くコイツ殺されないかな。

ボラが手にドラゴンボールを持っていた。

俺がその話を振ったら、すぐにくれた。

気前が良い野郎みたいだな。

その後、俺たちは打ち解けた。

ボラ「ここはカリン塔と呼ばれているんだ」

和気あいあいとした雰囲気の中で観光案内を受けていると、亀仙人クラスの戦闘力が近づいてきた。

地球人の中では強い方だろう。

……件の暗殺者に違いない!

柱に乗ってきたその男は、桃白白

と名乗った。

レッドリボン軍の依頼で俺を殺しに来たらしい。

ウパ「父上!あの人を助けてあげて!!」

ボラ「黙って立ち去らないなら、私が相手になるぞ」

いいぞ!メモ通りだ!!

……ところでコイツ死ぬ必要があるのか?

ボラは槍をもって桃白白に立ち向かう。

…が、その槍を持たれてしまい。そのまま持ち上げられる。

桃白白は槍を上下させるとボラは槍を離してしまい、その勢いで上空に放り投げられた。

俺は感心した。

ところが何を思ったのか、この暗殺者は槍をボラに向かって投げやがった!!

俺は急いで飛んで行き空中でその槍を掴んだ!

桃白白「……なっ!?」

ベジータ「バカヤローーーー!!」

俺は槍をへし折りながら激昂した。

ベジータ「てめぇには美学っていうのがないのか……」

そう言っていたらボラが落ちてきた。

ボラ地面に伏している

ボラ「う……ううっ」

俺はボラに片手を差し出した。

ボラ「す…すまない」

ボラは手を握ってきた

ベジータ「なあに…………」

俺はボラの手を握り返し、遥か上空に放り投げた。

ベジータ「いいか!上空に放り投げた奴はこうやって倒すんだ!!」

俺は全身からみなぎる力をエネルギー波に変えてボラにぶつけた。

ウパ「父上ーーーっ!!!父上ーーーーーー!!!!!」

桃白白「へっ!?」

しまったーーーーーー!!!

俺は何をやっているんだ!!

つい条件反射で見本を見せてしまったじゃないか!!!!

ベジータ「くっ!!!くそったれーーーーーっ!!!!

てめぇが半端なのをみせやがったせいで、不要な死人がでたじゃねぇか!!」

思わずスーパーサイヤ人になる。

桃白白「ほう?随分と頭がおかしい奴いるようだな。終わらせてやろう」

この暗殺者は自分がやったことを棚に上げて、俺を蹴ってきた。

ベジータ「ふん、攻撃したつもりか?」

桃白白「…少しは鍛えてあるようだな。それならこれはどうだ?」

そういうと暗殺者は距離をとった。

桃白白「どどん!!」

指先から光線が出た。フリーザの技に似てやがる。

……なるほど、カカロットがフリーザに勝てるはずだぜ!

ベジータ「はぁっ!!」

気合で打ち消してやった。

暗殺者は茫然としてやがる。

ベジータ「へっ!あの技を使うとはな!少しは見込みがあるな」

そう言ってから俺は気が付いた。

しまった!!俺は負けないといけないんだった!!

ベジータ「………うわぁ。やられたー」

俺は倒れた。

桃白白「へっ?」

俺は倒れたまま桃白白に話しかけた。

ベジータ「てめえは勝ったんだ!!さっさと立ち去りやがれ!」

桃白白「え!?いやでも……」

ベジータ「いいか!!絶対そのまま逃げるなよ!!3日後に必ず戻ってこい!!そこで倒してやる!!」

桃白白「言ってるいる意味が……」

ベジータ「もし逃げやがったら、地の果てまでも追いかけてぶっ殺すからな!!!」

桃白白「えっと……3日後に戻れば、倒されるだけで、逃げれば殺されるんで?」

ベジータ「解ったらとっとと立ち去りやがれ!!ぶっ殺すぞ!!!!」

桃白白「は、はい!!」

ふう……なんとかなったな。

寝ころびながら、俺はふと気が付く。

幾ら弱い頃のカカロットでもあんな攻撃で瀕死になるわけがない。

仮に瀕死になってもメディカルマシーンも無しに3日に戦えるようになるはずがない。

仙豆もまだ出てきていないしな。

何かパワーアップポイントがあるはずだ。

俺はむっくりと立ち上がりウパに話しかけた。

ベジータ「おい!ここら辺で強くなれそうな場所はないか?」

ウパ「だ…誰がおまえみたいな悪者に言うものか!!」

どうやらあるらしい。

ウパ「父上のカタキ〜〜〜!!」

ガキは俺に斧を投げつけてきた。難なく避ける。

落ち着かせるためにガキの首根っこを掴み語りかける。

ベジータ「いいか!あれは事故だ。誰も幸せにならない、不幸な事故だったんだ。

それよりも俺様の質問が聞こえなかったらしいな。いえ!修行場所はどこにある!」

ウパ「い…いうもんか………!!」

チッ!ガキは高い高いをすると喜ぶらしいな。

脳にダメージが出ることがあるとやらで、トランクスにはやったことはないが……

俺は高い高いをして、ガキのご機嫌をとることにした。

俺はガキを放り投げた。

ベジータ「ほら!高い!高ーい!」ピッ

しまったーーーーーー!!!

つい花火にしちまった!!

くそっ!事故とはいえ、こう度々人に死なれると気が滅入るぜ。

もっとも事故は仕方がない。気にしないで前に進もう。

……カカロットの野郎はどこでパワーアップしたんだ?

仕方がない。3日間はあのナメック星人の住処にでも行って体を鍛えるか。

空気も薄いし、ここで鍛えるよりもマシだろう。

俺は塔にそって真っ直ぐに飛んで行った。

塔の頂上を過ぎた辺りで、ふと気が付く?

今、猫みたいなのがこっちを見ていなかったか?

俺は塔の頂上に入って行った。

ここに来たことはなかったが、なんとも独特な空間だったんだな。

真ん中に台があり、壁は無く。柱が天井を支えている。

横には外壁に沿って階段が付いている

……亀仙人以上の戦闘力を感じる。

ベジータ「隠れてないで出てこい!」

階段の所から猫が出てくる。

間違いない。こいつがその持ち主だ。

カリン「……いったいなんの用じゃ?」

……そうか!カカロットの野郎はこいつに鍛えてもらったな

ベジータ「ハーッハッハッ!!俺様の目は誤魔化されんぞ!!さっさと修行受けさせやがれ!!」

カリン「……嫌じゃ」

ベジータ「なんだと!!」

カリン「下での行いを見ていたが、あんまり修行を付ける気が起きんかったしのう」

ベジータ「きさま…ぶっ殺されてえのか!!」

カリン「ま…待て!!そもそもお主に教えることなど何もないのじゃよ!!」

ベジータ「なに!?」

カリン「ワシはこう見えて武術の神とも言われておる仙人じゃ。相手の力くらいなら解るぞよ」

そういえば、カカロットはセル戦の前にここで戦闘力は爆発させていたな。こいつに見せていたのか…

こいつには隠せない…そう判断して、俺が未来から来たこと、カカロットのこと、セルのこと諸々を正直に言って手伝ってもらおう。そう考えていた時だった。

カリン「そうじゃ、お主にピッタリの修行がある。」

ベジータ「なに?」

カリン「普段は勧めないのじゃが、お主にはピッタリじゃし、その方が世界の為にはいいじゃろう」

何を勿体つけてやがる!さっさとしやがれ!

カリン「これじゃ!超神水というものじゃ」

ベジータ「ほう?」

カリン「体の中に隠れ持っている潜在能力を引き出すことができる水じゃ。

はっきり言って猛毒じゃ。強い生命力、精神力を持っていないと死んでしまうじゃろう。」

カカロットの野郎…ドーピング紛いの真似までして強くなっていたのか!

そんな物を飲んで強くなるのは俺のプライドが許さないが、カカロットがやっていたなら仕方がない。

カリン「これを樽一杯飲めばいいのじゃ。」

ベジータ「随分と飲むんだな」

カリン「まぁな……なにせ、修行をせずに潜在能力を引き出す外法じゃからな」

ベジータ「ふん…いいだろう。やってやるぜ。」

カリン「そう思って樽はすでに運んでおる」

思ったよりデカいな

カリン「それと、それは一息で飲まなないといかんのじゃよ」

俺は返事もせずに樽を抱え一気に飲み始めた。……思った以上に毒っぽいぞ!!!

カリン「それは本当はお猪口一杯で十分なんじゃ……しかも14人が試して皆死んでしもうた…じゃあの」

カリンが何か言っている。意識が朦朧として聞き取れない。階段を下りていく後姿を確認するだけで精いっぱいだ……

飲み干してからどれくらいの時間がたったのだろうか?

30分か?1時間か?或は半日か?もしかしたらもう3日は過ぎてしまったのではないか?

視界の片隅にカリンが見えた。

カリン「まだ生きているとはしぶといのぅ……」

きっと励ましているに違いない。くそっ!俺様がそんな風に見られとは!!!

ベジータ「俺はサイヤ人の王子ベジータ様だ!!

毒で体の自由は奪われても心の自由は奪われんぞーーーーー!!!」

はっきりとはわからないがスーパーサイヤ人になった感じがする。何だか体が楽になった。疲れた…暫く寝よう。

カリン「なんじゃ!!金髪になって急に発光しはじめおった!!

下でもなっておったが……気も爆発的に膨らむし、サイヤ人とか言っておったが……こやつ何者なんじゃ?」

目が覚めた。別に変化はない。

昔カカロットがやった修行だ。

期待していなかったし、仕方がない。

目の前の猫に何日経ったか聞いてみた。丁度3日らしい。急いで降りなければ。

立ち去り際に猫が舌打ちを打ってた気がするが気のせいだろう。

塔の下では、例の暗殺者が既に来ていた。

桃白白「あ!おはようございます!」

殊勝な奴だ。さっそくリベンジマッチを開催した。

暗殺者は何か石の様なものを投げて上空に飛んだ。

つい、条件反射で花火にしてしまった。

石は爆弾だったようで俺の近くで爆発した。

……スマン!後で生き返らすから許してくれ。

こうなると本格的にドラゴンボール集めないといけない。

近くの場所に飛ぶ。どうやら、また、レッドリボン軍の様だ。

壊滅させておいた。

どうやら最後に戦った奴は上司殺していたようだ。

なんでも総統がドラゴンボールで背を伸ばそうとしていたとか、背が高い自分が隣に立つと疎ましがってたとかいう理由らしい。

デカい奴が隣に立ってる上司の気持ちがてめえに解ってたまるか。

こんな奴は俺が殺す価値もない。

ミサイルとやらを撃ってきたので、高速移動でそのミサイルの前に奴を運んで死んでもらった。

どうだ?自分の攻撃で死ぬ気分は。俺も爆風に巻き込まれたが気にしない。

ざまぁ見ろ。これで俺の願い事を叶えてもてめえは生き返れないぜ。

ここまできて、少々困ったことになった。

最後の一個がレーダーに出てこない。

詰まったら占いババの所に行けと言われていたが、これは最後の手段にしたい。

何かヒントはないかとメモを確認していたら、例の解りやすいピラフ一味のメモが出てきた。

なるほど、奴らが持っているらしい。

しかも、時間ごとの場所も詳細に書いてある。

メモに従って、俺は難なく最後のドラゴンボールも獲得できた。

俺は神龍を呼び出した。

ベジータ「俺が殺したり、壊した物をもとに戻しやがれ!」

これで元に戻った。

なんか一部の雪山ではレッドリボン軍と村人の間で酷いことが起きそうだが気にしない。

人造人間がなんとかするだろう。

さて、次の天下一武闘会まで暇になってしまった。

どうしよう?

1.ブルマの親父に重力発生装置を作ってもらう

2.ナメック星人の住処でトレーニングをする。

ちょっと休憩をするので、確認するまでにレス番号が多い方に従います。

トレーニングと言ったらやっぱり重力で負荷をかけたい。

ブルマの親父に頼もうかと思ったが、この世界では挨拶すらしたことが無い事に気が付く。

……それでもあの親父なら作ってくれそうだな。

そうなったら、ブルマとも同居……わくわくしてくるぜ!!!

西の都に行く途中で、ふと気が付く。ちょっと、待て……

今のブルマはヤムチャの野郎と付き合ってやがる。

……俺の前でいちゃつくのか?

トレーニングに集中できそうもない。

それだけじゃない、ヤムチャの野郎を花火にしちまうだろう。

そうなったら、確実にあそこを追い出されるし、ブルマも泣かせてしまう。

次善の策としてナメック星人の巣で修行することにした。

あそこなら空気も薄いし、普通に修行するよりマシだろう。

俺はそこを目指して飛んで行った。

俺がそこに着くと黒い奴が出迎えた。

確かセルとの戦いに備えて滞在した時にもいたな。

『ここは神様の神殿。勝手に入る。ダメ』とかなんとか言ってたが気にせずにトレーニングを開始する。

コイツは目が変質者の様で、今一つ信用ができない。

数か月滞在していて気が付いた。ここには見たこともないナメック星人が居るようだ。

本当にナメック星人の巣だったのか?

俺が食べ物の調達に苦労していると、そのナメック星人が話しかけてきた。

『熱心に修行しているようだな。下のカリン塔には仙豆というのがある。これを貰えば楽になるだろう』

なるほど、例の怪我が回復する不思議な豆は下の塔で猫が栽培していたようだ。

俺にはそんな事を一言も言っていなかった。なめやがって。

仙豆のおかげで時間に余裕が出来た。メモを確認していると、どうやらあのナメック星人は、俺が知ってるナメック野郎の片割れみたいだ。

人造人間戦の時に、急激に強くなったのはこいつと合体したからだろう。

ある時、ナメック星人と黒い奴の会話が聞こえてきた。

黒「神様。なんであんな奴をここに置いておくのか?」

ナメック星人「確かに悪の心も持っておるが、完全に悪ではない。ワシにも悪の心があった」

黒「…でも……」

ナメック星人「何時の日か……ワシの様に悪の心を追い出すことが出来たらあやつが神になるのかもな」

黒「……」

なんとも言えない目で黒い奴がこっちを見ている。

神になるなんてこっちからお断りだ!

どこかでナメック星人のガキでも拉致して来やがれ!

俺がそこで2〜3年過ごしていたある日黒い奴が話しかけてきた。

俺も流石にこの変質者野郎に心を開いたし、この野郎も俺に打ち解けてきていた。

黒「おまえ、何のためにここで修行をしている?」

ベジータ「ふん……天下一武道会までの時間つぶしだ」

黒「天下一武道会?それならいまやってるぞ?」

ベジータ「ふん!俺を追い出したからと言って見え透いた嘘は止めるんだな。あれは5年に一回だ。」

黒「おれも世間知らずだけど、おまえはもっと」

ベジータ「なに?」

黒「今回から3年に一回になった。理由はしらない」

ベジータ「なんだとーーーーー!!!」

俺は気配を探る。確かに亀仙人やハゲ、ヤムチャ、その他地球では大きめの気が一か所に集まってる。

ベジータ「先に言いやがれ!!!!このくそったれーーーーーー!!!!!」

俺は急いで飛んで行った。

「急げ!!間に合わなくなっても知らんぞーーーーー!!!!!」

黒「もう、間に合わない。あんなのに優勝しなくてもおまえが最強。ありゃ、いない」


ようやく、会場に着いた。

あそこが受付だな。

ベジータ「おい!俺様を出しやがれ!!」

受付「え?受け付けは随分と前に締め切りましたよ」

ベジータ「ベジー……いや、孫悟空だ」

受付「いえ。ですから、もう受付は締め切りましたって……」

ベジータ「それを何とかするのがてめえの仕事だろう!!」

受付「そんなこと言っても……数十分ならなんとか融通できますが……もう、予選は……」

話にならない受付の胸ぐらをつかみ上げ、花火にしてやろうかと思っているとブルマ達が出てきた。

短髪になってた。……似合うな。

ブルマ「あれ?孫君?どうしたの?来ないから、皆寂しがってたわよ?」

ランチ「やっぱりお前はワイルドだな!言いそびれてたが文通しようぜ!」

ヤムチャ「よう!『狼風風拳!』俺を憶えていたか?」

ヤムチャは妙なポーズをとった。知るか!ギニューにでも見せておけ。

クリリン「あれ?悟空?お前は出なかったんだ?予選会場に居なくて寂しかったぜ。

もっともお前が出てたら優勝できないから俺としては助かるけどな」

亀仙人「なんじゃ?本選だけでも見にきたのか?」

ブルマ「あら?亀仙人さんも居たのね?」

突如場内アナウンスが響く。

『まもなく天下一武道会をはじめます!八名の本選出場者は武道寺本館に集合してください』

クリリン「へへ!いよいよだ。悟空も応援していてくれよな。今回は優勝するからさ」

ヤムチャ「へっ、俺も武天老師様の所で修行したんだ。簡単には負けないぜ!」

ランチ「俺が特等席を作ってやる付いてきな。あと、悟空、文通しようぜ!」

……くそったれーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

仕方がない……俺は観客席から見学することにした。

くそっ!!なんでこんな事になった?神殿に行ったからか?

一回戦はヤムチャと……ちょろちょろしていた三つ目野郎だ。

三つ目野郎の勝ちだな。見るまでも無い。

一回戦が始まった。見る必要もない試合だったが、ブルマに相応しい男だったのか見届けてやるぜ!

ブルマ「勝てるわよね」

三つ目野郎頑張れ!!散々ぶちのめしてやれ

三つ目野郎はかなり手加減をしながら、ヤムチャをなぶってやがる。

いい趣味をしてやがるぜ。いいぞもっとやれ。

ヤムチャはかめはめ波を撃った。

三つ目野郎はそれを跳ね返しやがった!!

あいつは……惑星に一人居るか居ないかのエネルギー波が効かない体質の奴じゃないのか?

そういえば、あいつがエネルギー波でダメージを受けているところを見たことが無いぞ!

……セルの最後の時に、悟飯がかめはめ波で迎撃する前にあいつが前に出たなら解決した気がするな……

もっとも空気が読めそうな奴だから、悟飯に任せたのかもしれんな。

カカロットの野郎を道連れに自爆した奴があんな奴の反射で死んでいては絵にならん。

そんな事を考えていると、ヤムチャは気絶していた。へっ、だらしない野郎だ。

そこに三つ目野郎が上空から止めを刺そうと降下してきやがった

ベジータ「やめろーーーー!!」

俺は無意識のうちにヤムチャを抱えて移動していた。

天津飯「なっ!貴様何時の間に……出場者でもないようだが邪魔をするようなら殺してやろう」

大口をたたきやがる。気合砲が効くか実験してやるぜ。

???「天津飯!!やめるんだーーーー!!!」

俺は声の方を振り返る。どいつだ?今叫んだ奴は……

天津飯「今の声は桃白白様……ふん!命拾いをしたな」

ほざきやがる。

審判「第三者の妨害により、ヤムチャ選手失格負けです!よって、天津飯選手の勝ちといたします。」

俺はなんでヤムチャを助けたんだ?

その後の試合も暫く見ていたが、あまりに退屈だ……

ブルマ「……っ」

いつの間にか寝ていたようだ。ブルマの呼びかけで起こされた。

もう少し寝ていたかったのに……余計な事をしやがって!

ブルマ「あんたねぇ!友達が出場してたんだし、もうちょっとちゃんと応援しなさいよ!!」

ヤムチャ「そういうなよ。俺は悟空のおかげで怪我もしなかったんだ」

天津飯「……悪かったな。俺はどうかしてたんだ。

悟空とやらのおかげで怪我をさせずにすんだ。悟空ありがとう」

なんだか知らない間に仲が良くなっている。

雑魚は雑魚同士、精々お友達ごっこでもしているんだな。

ベジータ「……それで終わったのか?」

ランチ「あんな試合の中で熟睡できるなんて、やっぱりワイルドなんだな!文通しようぜ!」

ブルマ「……もういいわ………」

どうやら終わってたらしい。

ベジータ「一回戦で敗退したヤムチャさんは全員の荷物を持ってきた方がいいんじゃないか?」

気に入らないから、せめて雑用くらいはさせよう。

ブルマ「ヤムチャは試合に出ていたのよ!

それだったら、大会に参加しなかったあんたが行きなさいよ!!」

ヤムチャ「ブルマ!俺が怪我しなかったのはベジータのおかげなんだ。これくらいはしないとな」

ブルマ「……ヤムチャ…」

ベジータ「解ったら、さっさと行きやがれ!」

ヤムチャ「ああ!ちょっと待っててくれ」

クリリン「あ!僕も行きますよ」

ヤムチャ「いや、いいって!ちょっと待っててくれ」

天津飯「……誰か荷物を忘れたのか?」

クリリン「えっ……確かに…悟空、言い方に疑問を挟まなかったや」

……ふん、迂闊な野郎だ

……ところで、さっきヤムチャの野郎が俺をベジータと呼んでいなかったか?

寝ぼけて聞き間違えたに違いない。

そんな事を考えていたら、奥の方で叫び声が聞こえた。

『ぎゃぁあああああーーーー!!!!』

なんだ?俺たちは声がした方に向かった。

そこでヤムチャは地面に伏せていた。

サングラスの野郎は腰を抜かして怯えてやがる。

ベジータ「おい!どうしたんだ!!」

審判「化け物が出場者名簿を奪って……それを注意しようとしたヤムチャ選手を……」

亀仙人がヤムチャを確認しながらつぶやいた。

亀仙人「……し、死んでる……」

な、なんだと!?

緑色の化け物を見つける。ナメック星人ではなかったらしい。

ベジータ「やい!てめえ!!!」シュインシュインシュイン

タンバリン「なんだ?」

ベジータ「ヤムチャの野郎を殺しやがったな!!」シュインシュインシュイン

タンバリン「飛んできた方向といい……さっき殺した雑魚の仲間か?」

ベジータ「ヤムチャをボロ雑巾とか言ってるんじゃねえ!!!!」シュインシュインシュイン

タンバリン「……そんなことは言っていないが、舞空術も使えるようだし、少しはマシな使い手の様だな。

ピッコロ大魔王様に良い土産が出来たな。」

ベジータ「ピッコロ?これはピッコロの差し金なのか?」シュインシュインシュイン

タンバリン「ふふん。ピッコロ大魔王様の名前を聞いてビビったか?」

ベジータ「ヤムチャは一度死んでるんだ!!もう生き返れないんだぞ!!!!」シュインシュインシュイン

タンバリン「何を言ってるのか知らんが、心配するな。お前も今から殺してやる」

ベジータ「……ヤムチャは本当にいい奴だった。

俺が地球で馴染めずに苦労してた時にはバーベキューパーティーとかを開いてくれた。

俺がブルマと付き合い始めた時も…ちょっと不満気だったが祝福してくれた。

……ある意味、俺が裏切ったのにだぞ!!!

トランクスが出来た時だって……愚痴を聞いてくれたり、育児を手伝ってくれた……

きさまはそんなヤムチャを殺しやがったんだ!!!

絶対に許さんぞーーーーーー!!!!」ボウッビビビビビ

俺の中から、無尽蔵な…新たな力が湧き出してくるのを感じた。

ヤムチャがそうさせているのか?

タンバリン「ふん。今すぐ同じところに行かせてやる。仲良くこの世を漂いな!」

ベジータ「これが超ベジータをさらに越えた超ベジータ様の超々ビッグバンアタックだ!

喰らいやがれーーー!!」

俺はそのナメック星人もどきを消滅させた。

……ヤムチャ………

俺はブルマ達の所に戻った。

ブルマ「あれ?孫くんじゃない?」

亀仙人「もう戻ってくるとは……見つけられなかったようじゃな」

クリリン「本当に武天老師様のおっしゃるような奴らなら、その方が良かったですね」

亀仙人「ああ…悟空とはいえ、魔族相手では流石にの……」

俺は連中の所に降り立った。

ベジータ「ぶっ殺してきてやったぞ。次はピッコロの奴を探さないとな」

亀仙人「ほ、本当にピッコロ大魔王じゃったのか?」

ベジータ「少なくともぶっ殺した奴はそう言っていた。」

亀仙人「し…信じられん。なんで……」

ベジータ「俺も信じられん。あのナメック野郎がなんでこんなことをしたのか…」

亀仙人「ナメック野郎?相手はピッコロ大魔王じゃないのか?」

ベジータ「……確認の必要もあるな。それでは行ってくる。」

亀仙人「ま、待て!ドラゴンボールで……」

ベジータ「ヤムチャを生き返させるって言うんだろう?」

亀仙人「いや、その前にピッコロ大魔王を…」

ベジータ「ああ、ピッコロには俺が会ってくる。…ヤムチャは生き返らん」

ブルマ「え!?」

ベジータ「奴は一度死んでる。一度死んだ奴は二度と生き返らない。

そんな設定にしてあるらしい」

ブルマ「なんでヤムチャが一度死んでるのよ!!」

ベジータ「………」

ブルマの泣き顔を見てたら、かける言葉が見つからなかった。

ブルマ「ビェーーン!!……ヤムチャーーーー!!」

俺はピッコロの気配を探した。

かなり小さいがおそらくピッコロであろう奴は見つけた。

これ以上ここに居るのは辛い。俺はピッコロに会いに行った。

暫く飛んで行くと飛空船を見つけた。

ベジータ「あそこだな」

俺は横をぶち破って侵入した。

ピッコロ「!?」

ベジータ「よう!お邪魔するぜ」

ピラフ「うわ!何時ものM字ハゲ」

ベジータ「うん?てめえらが居るって事は……」

俺はメモを取り出した。

相変わらずこいつ等メモをわかりやすい。

ベジータ「なるほど……てめえらがピッコロを復活させた所為でヤムチャが死んだのか」

ピラフ「へっ!?誰かお友達が亡くなったので?」

俺は黙ってビッグバンアタックの構えを三人に向ける。

ピラフ「いや!私たちが殺したんじゃなくて……」

ベジータ「てめえらが居なければ、ヤムチャが無意味に選手控室に行っても死ななかったんだよ!!」

ビッグバンアタックで三人組をこの世から消滅させた。

ピッコロ「ほぅ……タンバリンを殺したのは貴様のようだな」

ベジータ「……やっぱり貴様の差し金だった様だな。降りな!ぶっ殺してやる。」

ピッコロ「ふん……このピッコロ大魔王を前に威勢だけはいいな。」

そう言って俺たちは船から降りた。ピッコロの隣にいた奴は焼き鳥にしておいた。

地上に降り立った。……何かがおかしい。

ベジータ「きさま……背が伸びたか?」

俺は馬鹿か?ここは過去だ。

背が伸びるはずがなかろう。

あっちの方が縮んだのだ。

ピッコロ「ふん…いまさら恐怖して命乞いか?」

ベジータ「うるせえ!とっととかかってきやがれ!!」

ピッコロに暫く好き勝手攻撃させた。こいつとは縁があった。

精々悔いがない様に全力を出し切らせてやろう。

隙だらけの溜め技も撃ってきてたが、全くお話にならない。

ピッコロ「はぁっ…はぁっ…」

ベジータ「…もう終わりか?次は俺の番だな」

ピッコロ「くっ」

飛んで逃げようとする見苦しい奴だ。

足を掴んで地面に叩きつける。

ベジータ「これはヤムチャの分だ!」

続いて右腕を持って引きちぎる。

ベジータ「これもヤムチャの分だ!」

続いて左足を引きちぎる。

ベジータ「これもヤムチャの分だ!」

ピッコロ「ま……待て」

ベジータ「なんだ命乞いか?」

ピッコロ「世界を二人で分け合わないか?」

ベジータ「くだらん」

ピッコロ「で、ではこうしよう!ドラゴンボール集めを手伝ってやる!!」

ベジータ「それでヤムチャを生き返せと?」

ピッコロ「そ、そうだ!知っているなら話が早い」

ベジータ「お前の協力の意味が解らん。」

ピッコロ「じゃ、じゃあこれを知っているか。俺が死んだら神も死ぬ!!

作り手である神が死ぬとドラゴンボールも消えるぞ!!」

ベジータ「……なに!?」

確かにナメック星では最長老とやらが死んだら、ドラゴンボールが石に戻っていたな。

……それにしても、まさかこいつを殺すと神まで死ぬとは……だが………

ベジータ「…ヤムチャは一度死んでいる。ドラゴンボールでは生き返らない」

ピッコロ「くそーーーーっ!!若返ってさえいたら貴様なんぞ!!!」

ベジータ「ほぅ?強くなると?」

ピッコロ「……いまとは比べ物にならない程にな」

あまり期待できないが、セルの様に強くなることもある。

俺はドラゴンボール集めに協力してやることにした。

一通りストレスを発散したらヤムチャのこともどうでもよくなった。

過ぎてしまったことは仕方がない。

一度死んだのも、無意味に選手控室に行ったのも事故だ。

そんなこともあるだろう。

それに考え方によっては、ブルマに付きまとう害虫を駆除できたんだ。

世の中発想の転換が大事だな。

ドラゴンボールレーダーは神殿に置きっぱなしだったのを思い出す。

俺はピッコロを連れて神殿に行った。

何故か嫌がっていたがぶん殴って同行させた。

神殿では神がいきなりピッコロに襲い掛かった。

コイツ頭がおかしいのか?

とりあえずぶん殴って止めた。

『神の頭を…』とか言っていたが知るか!

ナメック星ではてめえのお仲間を村ごとぶっ殺してるんだぜ?

レーダーを確認すると何故か何個か集まっている。

他にも集めてる連中が居るのか?

手間が省けるので、そいつらとは別の球から行くことにした。

一つ目の球は俺を後ろから切りつけた野郎が持っていた。

こいつは修行をサボって強くならなかったらしいが、カカロットの野郎は随分と評価していたな。

確か、人造人間と戦う時にもこいつが参加せずに立ち去る時も残念そうだった。

餃子とかいう奴は置いてきたのを正解扱いしていたし、正直な評価なんだろう。

ヤムチャも来なかったら喜んでいたのだろうか?

ピッコロの名前を聞いたらビビッて球を差し出してきた。

良いことを思いついたので、ピッコロに運ばせて同行させることにした。

嬉しくて泣いていた。

集合場所からカカロットをストーキングしていたわけじゃない。

……ブルマを見守っていたんだ!……俺は誰に言い訳をしているんだ?

レーダーを確認する。もう一方の連中はもう六個集めていた。偉く効率が良いな。

それを貰いに行くためにピッコロとデブ野郎と一緒にそこに向かう。

なんだかナメック星を思い出すぜ。

レーダーの示した場所に着く。

気配が四つほどある。

姿は見当たらない。待ち伏せのつもりか?

これで隠れているつもりなんだから嫌になる。

俺たちは気にせず、埋めてあったドラゴンボールを掘り出す。

『悟空!!なにをしているんじゃ!!!』

見たことあるような無い様なひげ面のハゲジジイが何か叫んでいる。

知ったことあるか。

そしたら、ゾロゾロと天津飯やクリリンが出てきた。

なんだここは?ハゲの慰安旅行場所なのか?

育毛のパワースポットなのか?

こいつに毛が生えたら不気味だなと、ピッコロをちらりと見た。

口々に『生きていて良かった』とか『何で一緒に居る』とか『助けてやる』、『止めろ、無理だ』とか『ドラゴンボールで何をする気じゃ』とか好き勝手に言ってやがる。

ベジータ「うるせえ!!今からこいつを若返らすんだ!!邪魔したらぶっ殺すぞ!!」

亀仙人「い…一体何を言っておるんじゃ!」

俺は気にせず神龍を召喚した。

ベジータ「出でよ神龍!こいつの願いを叶えたまえ!」

ベジータ「待っててやる。さっさと若返りやがれ!」

神龍「さあ、願いを言え」

ピッコロ「ではいうぞ このわたしに…」

餃子「ピ、ピッコロ大魔王をこの世から…」

ベジータ「はぁーーーっ!!」

軽くエネルギー波をあてる。

随分と加減したつもりだったが、死んでしまったようだ。

脆すぎるぜ!!くそったれ!!

飛び出してきた奴の亡骸をみる。あいつもハゲだったのか…

まるでハゲのバーゲンセールだな。

ベジータ「邪魔したらぶっ殺すって言っただろう!!」

『ご…悟空……催眠術かなにかで操られてるんだよな?』とか

『貴様…よくも餃子を……』等とハゲ等がざわついている。

俺は気にせずに唖然として固まっているピッコロに声をかける。

ベジータ「とっとと願いを言わんとまた邪魔が入るぞ!」

ピッコロ「あ、ああ!この私を若返らしてくれ!!もっとも力に溢れてた頃にな!!!」

神龍「願いは叶えた。さらばだ」

チッ!!やっぱりこの程度か。完全に期待外れだな。

あの白いハゲは完全に無駄死にじゃないか。

そう思っていると突然ピッコロが神龍を攻撃した。

ピッコロ「はっ!!」

神龍は色々と役立つので殺させるわけにはいかない。

俺はピッコロのエネルギー波に攻撃し相殺した。

ドラゴンボールは飛び散った。

ピッコロ「ふん…まぁいい。約束通り貴様を倒してやろう」

いちいちイライラさせる野郎だ。

ピッコロを押さえつけて、手足を数百回もぎ取ってやった。

随分と大人しくなった。

クリリン「な…なぁ悟空……その辺で勘弁してやったらどうだ?」

ベジータ「ふん!甘い野郎だ。おい!!さっさと再生しねえか!」

俺はピッコロの頭を殴りつける。

ピッコロ「も…もう勘弁してください……」

俺はもう一回殴る。

ピッコロ「い!痛い!!再生するんで!!!頭は止めてください!核が壊れると死んじゃうんで」

クリリン「ピッコロもこういってるしさ……たぶんもう悪い事はしないよ………」

亀仙人「なるほど!ピッコロを反省させるために態々若返らせた上で倒したんじゃな!!大した奴じゃ」

天津飯「……貴様の志がいかに立派だろうと、俺は貴様を許さんぞ!!!」

クリリン「そう言うなって!!伝説の魔王を反省させたんだしさ!餃子もドラゴンボール生き返せばいいんだし…」

亀仙人「そう思うと、ヤムチャは本当に不憫じゃな……魔族に殺された者の魂は浮かばれんし………」

好き勝手言ってやがる。

死んでから一年以上経つと生き返すことはできない。

さっき邪魔したガキは生き返らないことにも気が付かないのか?

指摘してやる必要もないだろう。

クリリン「そう言えば悟空は、一回死んだら二度は生き返れないとかどこで知ったんだ?」

ベジータ「さぁな……てめえで考えやがれ」

俺はピッコロに声をかける。

「おい!デブを連れて俺について来い!!」

わざとらしくヨロヨロと立ち上がる。

イライラさせやがるぜ!

ピッコロの手足を焼いて食べていたデブ野郎はデブ野郎で無心で食ってやがる。

……そんなに美味いのか?

渋るデブのケツを蹴り上げて、ピッコロともども神殿に連れて行った。

神殿在住のナメック野郎が出迎えてきた。

神「下界を見ていた……まさかそんなことを考えていたとはな」

何を一人で納得してやがるんだ?

神「道理で一心不乱にここで修行をしておったはずじゃ……」

なめやがって、こんな奴ならもっとガキの頃でも片手で遊べるぜ。

神「……しかし、お前が思っている以上に大魔王は悪なのじゃ」

てめぇの分身だろうが……

神「今は反省している様子を見せているが、隙をみて必ず反撃してくるぞ」

ベジータ「ふん……望むところだ」

ピッコロを一瞥する。ピクッっとしてから震えはじめた。期待はできんな。

神「いや!お主が思っている以上に邪悪で狡猾なのじゃぞ!!!」

ベジータ「……それよりもこの二人をここで修行させやがれ!!」

神「な!なにを言っておる!!神殿で修行をする大魔王など聞いたことがないぞ!!」

ベジータ「知るか!そんなに嫌ならまた一つになればいいだろう。その方が俺は楽しめるしな」

神「いや!それは…」

ベジータ「いいか!!三年後の天下一武道会にはてめえら三人とも出やがれ!」

神「い…いきなり何をいう!!」

ベジータ「もし出なかったら、てめえらの手足を千回以上むしり取るから覚悟しやがれ!!」

ピッコロは震え、デブは涎を垂らしている。……そこまで美味かったのか?

ベジータ「さぼってても同じだからな!!精々デブが怠け無い様に修行させることだな!!」

それだけ言って俺は神殿を離れた。行くところがあるからな。

黒「神様のそんな状態みたくない」

神「ワシも嫌じゃ…まさか人に脅迫されるとは……修行するぞ………」

俺は西の都に着た。

随分と久しぶりだ。最後にブルマの様子を見に来たのは二週間前か?

もっとも、今日は見てるだけではないし、ブルマ以外に用がある。

カプセルコーポレーションに着いたら、何だか黒い服を着た連中が一杯出入りしてる。

なんか看板も出てるし、受付みたいなのもある。

何か仮装パーティでも開いているのか?お気楽な連中だ。

受付を無視して勝手に家に入る。人が多いしその方がいいだろう。

一室では、ヤムチャの写真と花を飾ってあり、その前に大勢の人が座ってた。

ヤムチャがお花畑野郎だったとはいえ、そんな弄り方はないだろう。

「ハーッハッハッハッ」

気が付いたら声を出して笑っていた。


座っていた連中が一斉に俺をみる。

一度テレビで見たことがあるぞ。コントって奴だ。

笑わしてくれるぜ!!

そう思っていると泣きはらしたかの様なブルマがこっちに向かってきた。

問答無用で平手打ちを繰り出してきた。

ようやく戦いの素晴らしさに目覚めたようだ。

軽々とかわす。反撃をしようか考えているとブルマの親父がブルマを止めた。

ブリーフ「キミ……娘の友達の様だが今日は帰ってくれないか?」

珍しくまじめは顔をして言われた。

そう言えば、珍しく白衣ではなく、黒い服をきていたな。

服が悪かったのか?俺のタイツも似たような色だったのだが……

重力発生装置を頼めるような雰囲気ではなかった為、その日は神殿に帰った。

翌日もう一度ブルマの家に行った。

ブルマは相変わらず泣きはらしたような顔をしていた。

ブルマは『孫クンに常識を求める方がおかしかったわね』とか『もういいわ』とかと飽きれたような口調で言っていた。

……なんでだ?俺をカカロットの野郎と勘違いしていないか?

その後、重力発生装置と頑丈な部屋を頼んだ。ブリーフはそれは興味深いと快諾した。

数か月後にそれは完成した。それまでの間は神殿で生活をした。

前の奴より重力が弱かったりしているようだが、旧式だから仕方がない。

ついでに、ブルマの家に居候をはじめた。

そうこうしている間に、次の天下一武道会の日がきた。

今回はきちんと受付時間に間に合った。

ブルマがちゃんと日にちをチェックしてくれたからな!

ちゃんとナメック星人達も参加したようだ。

他には……例のハゲや三つ目ハゲも参加する様だ。

そう思っていたら、三つ目ハゲが話しかけてきた。

天津飯「久しぶりだな……」

ベジータ「……」

天津飯「…餃子は生き返ることが出来なかった……」

ベジータ「…フン」

天津飯「貴様……なにか言うことがあるんじゃないか?」

クリリンが慌てて飛んでくる。

クリリン「まぁまぁ……ベジータにも悪意があったわけじゃないしさ

死んでから一年経つと生き返れなくなるなんてルールも知らなかったはずなんだし……」

ふん!そんなことは知ってるに決まってるだろう。

天津飯「……プーアルの話によれば、ヤムチャが一回死んだ原因もこいつの所為って話じゃないか!!」

クリリン「いや…でもその時はちゃんと生き返したんだし……」

天津飯「……貴様らの考えは理解できんな」

そう言い残すと三つ目ハゲは離れて行った。

クリリン「天津飯のことは許してやってくれよ。あいつはまだ餃子の死を受け入れられないんだ」

知るか…勝手にしろ。そう思っていたら、一人の女が話しかけてきた。

チチ「オラの事が解るか?」

カカロットの嫁のチチだ。

ベジータ「……チチか?」

チチ「そうだ!やっぱりオラの事を憶えてくれたんだべ!!嬉しいべ!」

チチにも若い頃があったんだな……

チチ「あの話は、いつ実行するんだべか?」

ベジータ「あの話?なんの話だ?」

チチの顔が急に険しくなった。

チチ「バカ!!!」

そう言って立ち去った。

相変わらず気性の激しい女だ。悟飯はピッコロに育てられて良かったな。

予選が終わり本選出場者八名の組み合わせが発表された。

第一回戦 シェン(神)VS ピッコロ

第二回戦 孫悟空(ベジータ)VS チチ

第三回戦 ヤジロベー VS クリリン

第四回戦 桃白白 VS 天津飯

綺麗にばらけたな……俺はそう思って感心した。

神「…」

さっそく一回戦が始まった。

てめえらがさぼってなかったか見させてもらうぜ!

そう思っていたら、ハゲが話しかけてきた。

クリリン「なぁ!あれってピッコロ大魔王だよな?なんで二人も居るんだ?」

ベジータ「説明するのも面倒だ!てめえで考えやがれ!」

ハゲは黙った。

二匹のナメック星人の戦いは白熱した。

二人が協力すればラディッツくらいはなんとかなるか?

いや、成りはしないだろう。

鳩の喧嘩はピッコロの勝ちに終わった。

予想外だな。神が勝つと思っていたのだが……

ピッコロ「やった!!わたしは勝ったぞ!!ついに神に勝てたんだ!!!」

神「いやーピッコロは強くなったな。流石若いだけある。次の試合はワシの分まで頑張ってくれ」

ピッコロ「次?」

ピッコロはこちらを見る。なんだ?

ピッコロ「……貴様!!わざと負けたな!!!」

神「まさか。いやーピッコロは強い!強い!」

何故か勝ったピッコロはうなだれて、負けた神は揚々と武舞台を後にした。

俺たちサイヤ人には理解できない感覚だな。

俺の相手はチチだ。

なんとも戦いにくい。参加者で一番戦いたくなかった相手だ。

だれだこんな組み合わせにしたのは!

神「………」

そんな事を考えてると試合が開始された。

とても機嫌悪いようだ。とはいえ、勝たないと話にならない。

強引に抱え込み場外に落とした。

そしたら、チチが結納の取り決めをしたんだから結婚してほしいとか言い始めた。

なんだその言いがかりは……くそったれめ!!

だが……俺がカカロットとして生きるならコイツと結婚するべきなんだろう。

チラリとブルマを見る。

くそっ!!やっぱり無理だ!!!俺の嫁はブルマしかいない!

俺はチチに言った。

ベジータ「すまん。お前とは結婚できん。」

チチ「な!オラの事がそんなに嫌いけ!?」

ベジータ「俺には他に好きな女が居るんだ」

チチ「その女は誰だべ!?オラと結婚したくないからそんないい加減な事を言ってるんだべ?」

ベジータ「……ブルマ!!俺と結婚してくれ!!!」

ブルマ「嫌よ!」

ベジータ「……なっ!?」

ブルマ「だって、あんた恰好が良くないし、チビだし、M字ハゲだし、バカだし、乱暴だし、非常識だし、生活能力0だし、働かなそうだし、はっきり言ってあんたと結婚しても、明るい結婚生活が全く想像できないもの」

ベジータ「くっ!?」

ブルマ「それにヤムチャが死んじゃってるのも半分以上あんたの所為じゃない!よくプロポーズできるわね」

ベジータ「くそったれーーーーーーー!!!」

審判「おーっと!!孫選手振られてしまいましたーーー!!」

その時、突如ランチが乱入してきた。

ランチ「じゃあオレと結婚しようぜ!!こんなところでプロポーズするとは男らしくて益々惚れたぜ!!」

スーパー地球人とスーパーサイヤ人のハーフか……ナッパなら喜びそうだ。

だが、残念ながら俺はナッパじゃない。

チチ「なんで関係がない奴が入ってくるんだべ!!」

ランチ「なんなら、2号でもいいぜ!!」

チチ「そんな考え方は不潔だべ!!」

なんか騒動が起きてるがおれの耳には何も入ってこない。

ブルマ……

お昼に確認するまでにレス番号が多かったのと結婚します。

1 それでもブルマ

2 カカロットの代わりなんだからチチ

3 ラーメンを差し入れてくれたしランチ

私の予定では以下の形にするつもりでした。

1→結婚はしないけれども、情熱的に迫られて…なんとなく。意外と良いお父さんなのよコース

2→チチの尻に敷かれるコース

3→これから

俺は茫然とした。しかし、ここで考える。

…俺が好きなブルマはあの世界のブルマだ……

いや……この世界のブルマも十二分に魅力的だ。

もっとも、それはあちらの影を引きずった盲目的な想いじゃなかったのか?

一方的に想いを押し付けるだけで、俺はこちらのブルマに何をしてやった?

ブルマは何をしてくれた?

分け隔てなく接してくれるし、偏見も無い魅力的な女であることは間違いない。

だが……それは数多い友人の一人として接せられていたんじゃないのか?

それに……この世界にはもっと大事な女が居るんじゃないのか?

亀仙人の家にいた時に飯を作ってくれたのは誰だ?

俺が……こちらの世界に来て初めて長期間食べたまともな飯だ。

確かにブルマの家の料理人やチチの作った飯の飯の方が美味い。

だが俺にとっては一番馴染んだ飯だ。

この前ブルマの家に来たランチが作ってくれた飯を食べたら妙に落ちついた事を思い出した。

亀仙人の家で修行している時に、俺が…向こうの事を……ブルマやトランクスの事を思い出して、孤独な夜に震えていた時に

同じベッドで寝てくれたのはランチだった。

俺が大猿化して一人屋外に居た時に差し入れしてくれたのもランチだった。

………へっ!こんな簡単なことにも気が付かなかったなんて俺はどうかしてたな!

ベジータ「……わかった!ランチ!…結婚しよう」

ランチ「うお!?マジか!?やったぜ!!」

審判「なんと孫選手振られたと思ったら、他の人にプロポーズをして結婚してしまいました!

節操なしとはこのことでしょう!女性なら誰でも良かったのでしょうか!!」

ランチはサブマシンガンを乱射しながら審判に抗議した。

ランチ「うるせえ!!折角悟空がその気になったんだ!邪魔するんじゃねぇ!!」

審判「うわーー!!危ない!!銃を乱射するのは止めてください!!!」

そんな感じで2回戦は幕を閉じた。

チチ「うう……オラ論外な扱いだったべ……田舎者だからか?」

ブルマ「……慰めにならないかも知れないけど、結婚できなくて良かった思うわよ。絶対苦労したもの」

ランチと腕を組んで第三試合を観戦することになった。

なんだか照れるな。昔は気にせずに同じベッドに寝ていたというのに

次は、デブとハゲの試合だ。

デブが勝つだろう。ハゲの方が体術は優っているが、如何せんタフさが段違いだ。

ハゲはセルの準備運動に巻き込まれて瀕死になっていたし、それまでの戦いでもナッパのエネルギー波の爆風で瀕死にもなっていた。

ナメック星でも矢張り耐久力の低さが目立っていた。

おそらく、地球人の中でも低い方だろう。

対するデブは地球での俺との戦いではかなりタフだったや人造人間の急襲を受けても無傷だった。

おそらく、地球人の中では一番丈夫だろう。

修行の場もデブは神殿で修行してたしな。

ナッパやフリーザに使ってた斬撃系の技を使えばハゲが勝つかもしれんが、ここで使う訳にもいくまい。

そんな事を考えながらも、意識は完全にランチに行っていた。

気が付いたら試合は終わっていた。

デブの勝ちだった様だ。


試合の内容が頭に入らなかったのは、二人の声が似ていた所為しよう。

断じてランチに意識が行っていた訳じゃない……そういう風にふるまわないとな。

第4試合は、三つ目野郎と……確か俺がつい花火にしてしまった暗殺者だ。

実力が違い過ぎるだろう。あの暗殺者は何しに来たんだ?

なんか『死ぬ気だろう』とか、『無駄死にだ。止めろ』とか、『俺はやっぱり許せない』とか、『命がけでも止めるとか』、『止めないでください』とか、『それなら俺を倒して行け』とか、『仕方がありません』とか声が聞こえるが、俺はそれどこじゃなかった。

……ランチがかわいい!

頭を撫でてやったら、赤面しながら喜びやがった!!

ブルマではあり得ない反応だぞ!!くそったれ!

そんな風に過ごしてたら試合が終わってた。三つ目の勝ちだ。

くそっ!!もう少しランチと居たかったのに、次は俺の試合じゃないか!!

俺の相手はピッコロか…

サクッと終わらせようと考えていたら、ランチ「悟空!負けるな!!頑張れよ!!!」

……恰好が良い所をみせないとな

武舞台でピッコロと対峙した。

相変わらずデカいままだな。

試合が始まった。

ピッコロ「まいっ……」

ベジータ「戦わずに降参したらぶっ殺すぞ」

ピッコロ「えっ……」

ベジータ「それとお前はまだ縮まないのか?」

ピッコロ「大きさが気に入らないなら小さくなりますが……」

ベジータ「うん?貴様大きさを変えられるのか?」

ピッコロ「ええ、まぁ……」

俺は少し考えた。

ベジータ「なるほど……それならデカくなれ。その方が見栄えがするしな」

ピッコロ「はぁ…」

そう言うとピッコロは巨大化した。大猿くらいだろうか?

審判「なんと!ピッコロ選手巨大化しました!!!」

俺はピッコロを散々嬲った上で、観客席に被害が出ない屋外に蹴りだして勝利した。

ランチ「やったぜ!!流石悟空だ!!!」

……ふん!

次の試合に出るデブの野郎が青ざめて俺とすれ違った。

ハゲに勝ったし、トレーニングはしたんだろう。

鍛えてもデブはデブらしい。

デブは試合開始早々に降参したようだ。

さっさと大会を終わらせるように俺に配慮をしたのだろう。

その所為でランチと遊ぶ時間が無かったぞ!!くそったれめ!!!

決勝戦は三つ目ハゲとらしい。

決勝戦開始早々に三つ目ハゲは太陽拳を使ってきた。

目くらましのつもりか?俺にそんな隙はない。

それと同時に上空に浮かび上がった。

花火にされたいのか?条件反射で既に構えていたのは内緒だ!

天津飯「餃子……仇を討って俺もすぐに行くぞ………」

手に力を集めている。何をしているんだ?

天津飯「くらえ!!貴様を倒すだけの為に開発した技だ!!」

期待させやがるぜ!

天津飯「新気巧砲!」

なかなかの威力だ。ラディッツくらいにはダメージを与えられそうだ。

天津飯「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」

ほう?連発もできるのか……ナッパくらいなら足止めが出来るかもしれんな。

天津飯「ハッ!ハッ!ハッ!」

だが……これ以上撃っては三つ目ハゲは死ぬだろう。

俺はこのエネルギー波を抜け出し、奴の腹に一撃を加えた。

天津飯「うがっ……」

気絶した天津飯を抱えて地面に優しくおいた。

審判「天津飯選手場外負けです!!優勝は孫悟空選手です!!!」

ハゲが急いで三つ目……いや天津飯に駆け寄り、口に仙豆を押し込む。

天津飯は起き上がると共に俺たちと距離を置いた。

天津飯「憶えていろ!!俺は何時か餃子の仇を討つからな!!」

それだけ言い残すとどこかに飛び去った。

神が俺の方に近づく。

神「お主ら夫婦は地上では碌に暮らせまい。ピッコロの恩もある神殿で暮らせ」

ベジータ「ふざけるな!!あんな碌なトレーニングも出来ない場所で暮らせるか!」

ランチ「ああ!!神殿がどんな所か知らないが名前を聞くだけで…はっ…はくしょん!!」

この場面でくしゃみをしやがった!!

ランチ「あれ?私ここで何を?」

ベジータ「…お前は俺と結婚したんだ……」

まさか、また振られるんじゃないだろうな?

ランチ「……やったぁ〜!私、悟空さんと結婚できたんですねぇ」

良かった。こちらのランチも喜んでやがる。

俺はランチを両手で持つと飛びあがった。

ベジータ「そう言う訳で、俺たちは新婚旅行に行ってくる!

その間にブルマは俺の重力室をホイポイカプセルにしてやがれ」

そう言って俺は飛び去った。

ブルマ「何時からあんたのになったのよ!

……何だか誰にも止められないボニー・アンド・クライドが飛び去った気がするんだけど」

神「祈ろう……神以外の何かに」

天下一武道会が終了してから5年程過ぎた。

俺はその間ランチと共に地球中を旅した。

その間にメモも整理した。

束の間の休息は今日までだ。

ヤムチャや白いハゲが死んでしまったり、俺が知ってるナメック星人が実は今のピッコロの息子だったり、チチと結婚せずに、ランチと結婚したりと実際と違う展開になってしまった。

だが、それはそれで仕方がない。

ここからの予定を確認する。

今日、弱虫ラディッツが地球にやってくる。

俺たちは亀仙人の家に行く。そこでラディッツと出会う。

ラディッツの口から俺の衝撃的な生い立ちが明かされる。

ラディッツと共に死ぬ。神に肉体ごとあの世に運ばれる。

サイヤ人の襲来に備えて、あの世で界王とやらの下で修行する。

生き返らせてもらい、ナッパとベジータを撃退する。

死んだ連中を生き返らすために雑魚どもがナメック星に行く。

遅れてナメック星に着く俺様がフリーザどもを蹴散らす。
(ギニューの肉体交換に注意by悟飯)

地球には帰らずにヤードラット星で瞬間移動を習得する。

フリーザとコルドが地球に来るが俺様が華麗に退治。

人造人間どもが活動を開始するが俺が一蹴。

セルも来るだろうが瞬殺。

完璧だ!!

とりあえず、ラディッツのスカウターを壊さないように戦闘力を抑えつつ亀仙人の所に行くことにした。

亀仙人の所に着いた頃にラディッツの気配を感じる。地球に着いたようだ。

ベジータ「おい!」

家の外から声をかける。ブルマ達が出てきた。

ブルマ「孫くん!よく今日集まるってわかったわね!」

ランチ「お久しぶりです〜」

クリリン「ランチさんも!あれ…その子は?」

ブルマ達はランチが手を握っている子供に気が付く。

ベジータ「ああ……俺たちの子だ。ヴィーガンって言うんだ。

……他の名前も考えたが、こいつはこいつだからな。誰かの代用品にはしたくない」

ブルマ「あんたたち、ニュースで報道されない日が無いくらいに暴れてるのにやることはやってるのね」

ベジータ「そうなのか?」

ブルマ「そうよ!今じゃあんたが名乗り始めた『ベジータ』って名前の方がしっくりくるくらい連呼されてるわよ」

ベジータ「…殺さないように気を付けてるつもりだがな……」

ブルマ「……3日前にも王立軍の師団が壊滅させられたって聞いたわよ………」

ベジータ「ああ……あれはランチ達に銃を向けたからな…」

ブルマ「……全く…あんまり暴れていると絶交するわよ。折角レッドリボン軍も大人しくなったって言うのに」

ベジータ「なんだと!?」

ブルマ「もうだいぶ前に改名もして随分と大人しくなったみたいよ」

ベジータ「ドクターゲロはどうしたんだ!!」

ブルマ「知るわけないでしょ!……あんたから科学者の名前が出てくるとは思わなかったわ。」

……人造人間に影響がないだろうな?

ブルマ「今だと、あんたたちは最強最悪の犯罪者カップルで懸賞金も過去最高額よ。

……海賊王でも目指しているのかしら?」

ベジータ「心配するな、今日からはそれどころじゃなくなる。」

ブルマ「あら?改心でもしたのかしら?三歩歩けば忘れそうだけど」

ラディッツの気配を探る。神殿にいるようだ。あの愚図め!!そっちじゃない。

もっともあの弱虫だ。3人相手にはビビッて他の所に行くだろう。

スカウターの警戒音を出すためにちょっとだけ戦闘力を上げる。

1000近くなるとあいつは近づかないだろうから、調整が大変だ。

良かった。こっちに向かってきた。

クリリン「なぁ!この子はお前とランチさんとの子だろ?」

ランチ「てめぇ!!俺が浮気したとでも言いてぇのか!!」

ランチがいつの間にかくしゃみをしていたようだ。

クリリン「い、いや!そうじゃなくて!くしゃみをすると性格が変わるのかなぁ〜と」

ベジータ「さあな?俺も興味があるが未だにくしゃみをしたことがないからな」

クリリン「なぁ?くしゃみをさせてみていいか?」

ベジータ「……お客さんが来たようだぞ」

ようやくラディッツが着いたようだ。本当に使えない愚図だな。

ラディッツ「ふっふっふ…成長したなカカロ……あれ!?ベジー」

ベジータ「俺はカカロットなんかじゃない!!!地球育ちのサイヤ人孫悟空だ!!!」

クリリン「お…おい……悟空何を言ってるんだ?」

俺はラディッツとヴィーガンを掴むと神殿に飛んで行った。

ランチ「おい!ベジータ!!どこに行くんだ!!!」

ブルマ「ランチさんもベジータって呼んでるの?」

ランチ「ああ……そう呼んで欲しいって言われたからな

……それにしてもベジータの奴どうしたんだ?」

二人を強引に神殿に連れてきた。

ヤジロベー「うわ!さっきの奴がまた戻ってきた!」

ピッコロ「……くっ!!」

俺の姿を確認して神がつぶやいた。

神「……拉致されたの間違いじゃないのか?」

ラディッツ「戦闘力が3000以上に上がるだと?それ以前にベジ」

俺はラディッツのスカウターに向かって喋った。

ベジータ「地球にはドラゴンボールっていう球があって、どんな願いも叶うんだ!」

ラディッツ「さっきからなにを……」

ベジータ「俺が死んでもすぐに生き返る事ができるだろう!」

まだ押しが弱い。

ベジータ「永遠の命を得て永久的に戦闘を楽しんだり、フリーザに挑むできるだろうなぁ!!」

そう言い終ると、ベジータ「うわぁ。これってもしかして他の連中にも聞かれているのか。」

そう言ってスカウターを壊した。

ラディッツ「なぁ…」

俺は構わず神に話しかけた。

ベジータ「おい!さっきの会話を聞かれてしまった!!

一年くらいしたらこいつの仲間のサイヤ人が攻めてくるぞ!」

神「な…なにを言っているんだ?」

今度はラディッツに聞いた。

ベジータ「なぁ!そうだろ!しかもてめえなんかと比較にならない程強い奴が!!」

ラディッツ「あ、ああ……そうだろう、…ってベジー」

再び神の方を向き直す。

ベジータ「こいつは強い!俺が自爆でもしないと倒せないだろう!」

ピッコロ「とてもそうは見えんのだが……」

ベジータ「しかも、一年後にはもっと強い連中が来るんだ!俺はあの世で修行をする!!」

ヤジロベー「ヤバさに磨きがかかったな……」

ベジータ「俺が死んだら、肉体ごとあの世に運べ!!いいな!」

神「え?あ、ああ?」

ベジータ「サイヤ人が来そうになったら俺を生き返せ!!

……それと、この俺の息子を鍛えておけ!」

俺はそれだけ言うとラディッツを連れて遥か彼方に飛び自爆した。

気が付いたらあの世だった。

ちゃんと肉体がある。いささか不安だっただけに良かった。

神「……なにがなんだかわからんぞ。ちゃんと説明しろ」

ベジータ「言った通りだ。言う通りにしないとサイヤ人に地球が滅ぼされる。」

神「……ピッコロも改心させたお前が言うんだ。間違いがないのだろう………」

そう言いながら神は閻魔の前にまで俺を連れてきた。

閻魔「…地球の神よ……正気か?」

神「はい……」

閻魔「そやつは魂が浄化されるレベルの悪人だぞ?」

神「はぁ……そうは言いましても良いところもあり、地球の神としては……」

閻魔「だがなぁ…」

閻魔が渋っていると神が土下座をした。プライドがねえのか?恥ずかしい野郎だ。

神「地球の神としては、惑星が滅ぼされるのは我慢できないのです。悟空!お主も頭を下げぬか!」

閻魔「まぁ、最近は地獄行き程度の悪さだし、襲来するのがサイヤ人なら仕方がない。界王様の所に行くがよい」

蛇の道とやらに案内された。一日で界王星についた。

弟子入りの条件がダジャレを言うことで、これには苦戦した。

折角弟子入りしたのに、自慢の界王拳とやらは戦闘力を爆発させる奴だった。

カカロットの見よう見真似ですでに習得していた。

元気玉は……

界王「お主に力を貸すのは多くないし習得するだけ無駄じゃ」

と言って一蹴された。

くそったれーーー!!

どうでも良いがこいつは明るい。

カカロットの無駄なポジティブさはこいつの影響だろう。

地道に鍛えていたある日、界王「サイヤ人達は明日地球に降り立つ。お主なら一日で帰れるじゃろう」

と言ってきた。

急すぎるだろ。界王を通じて神に生き返すように伝えた。

神「ドラゴンボールは集めてある。」

ふん。当然だ。ランチとヴィーガンにまた会うのが楽しみだ。

神「出でよ神龍!」

神龍「願いごとを言うがよい」

神「孫悟空、最近世間を騒がしていたベジータを生き返せ」

神龍「……それは無理だ。その者は一度死んでいる」

神「…………えっ!?」

なんだと!?くそったれーーーーーーーーーーーー!!!!!

そういえば、フリーザに一回殺されてた……

随分昔で忘れてたぜ!くそったれ!!!!

界王「ど、どうするんじゃ?」

神「悟空!!どういうことだ!!!何があったんじゃ?」

神龍「どうした?願い事はないのか?」

ベジータ「一斉に聞いてくるんじゃねぇ!!くそったれ!俺が聞きたいくらいだ!!」

そ、そうだ!!ナメック星のドラゴンボールだ!!

ポルンガなら2回以上生き返れる!!

ベジータ「おい神!聞こえるか!!」

神「あ、ああ。どうするんじゃ?」

ベジータ「ちょっとナメック星に行ってドラゴンボール集めてこい!!」

神「ナメック星?なんだそれは?」

ベジータ「貴様の故郷だ!!願い事は3つ叶えられるから、てめえも帰ってこれる!!」

神「どこでそんな事を……」

神龍「……願い事はないのか?」

ヴィーガン「この鞄一杯にゼニーを寄越せ!!古い紙幣でな!!!」

神龍「願いは叶えた。さらばだ」

ベジータ「………」

神「……普段の教育の賜物じゃな…」

解決策が見つからぬままその時はきた。

界王「サイヤ人は東の都に落ちたようじゃ……」

ベジータ「……」

界王「お主の息子を含めて敵うような気の持ち主はおらん」

界王は解りきったことほざいている。

界王「はっきり言って、地球は……もう……」

ベジータ「……ランチ……ヴィーガン……すまん……」

界王「東の都もサイヤ人の片割れの『挨拶』で壊滅して……」

ナッパだな……そうすると次は俺を見つけて驚くのだろう?

界王「な、なんじゃ!どうなっておる!!」

ベジータ「…ああ……俺だ」

いまさら隠しても仕方があるまい。

界王「い、いや……人影が幾つも残っておるのじゃ!!」

ベジータ「な、なに!?」

ナッパ「ふははっ!!ちょっと挨拶が丁寧になりすぎちまったかな!!」

ベジータ「もうこれぐらいに……うん?」

ナッパ「どうしたベジータ?」

ベジータ「何人も残っているぞ?」

ナッパ「俺様の挨拶に耐えるとはな!どれ戦闘力を測ってやろう」

ベジータ「遠巻きに数十の奴が何人か居るがこの周りの奴らは計測されていない」

ナッパ「死体じゃないのか?」

ベジータ「動いているのにか?」

ベジータ「なんかデカい奴がこっちにくるぞ?お前よりデカいんじゃないか?」

???「私たちはブルーリボン軍だ。お前たちは包囲されている大人しく降参しろ」

ベジータ「ブルーリボン?なんだそれは?」

???「お前たちに言っても解らないだろうが12年前に総統とその腹心を同時に失った軍があった。

それをある人物が立て直した。彼は新総統となった。その後、活動も青少年保護を目的とする新組織となった。

それがブルーリボン軍だ」

ナッパ「へっ!要するに元軍隊の慈善団体ってこった。そんな連中が俺たちと遊んでくれるのか?」

???「…慈善団体か……軍隊の中でもそれぞれ考え方が違うがそう思ってる連中もいる」

ベジータ「……てめえはなんで戦闘力が計測されないんだ?」

???「……生命エネルギーの事か?私は人造人間16号。エネルギー源が生命エネルギーじゃないからだろう」

ナッパ「ようするにガラクタ人形ってこった。流石は未開の星だ!俺たちはサイバイマンまで技術を上げたのにな」

16号「私のパワーレーダーの数値ではお前たちは逆立ちしても私には勝てない。諦めて降参しろ」

ベジータ「ふん!ナッパ!!遊んでやれ!!!」

ナッパ「ああ!!言われなくてもな!!!」

界王「…等と会話をしておるがどうなっておるんじゃ?」

ベジータ「……レッドリボン軍だ」

そうか……カカロットの時と違って俺場合は総統とあのデカい奴しか死んでないからか?

ベジータ「だが……なんであのガラクタがもう出てきてるんだ?」

界王「一人で納得したり、考えてなく、ワシにも言わんか!こっちは状況を説明してやったんじゃぞ!」

……組織が丸々残っていたから、資金、機器、その他環境や共同研究者が充実して開発が早まったのか!

ナッパ「ぐふぅ」

16号「お前も諦めたらどうだ?」

ベジータ「ナッパを一撃で倒したからって調子に乗るんじゃねぇ!!」

ナッパ「ベジータ助けてくれ」

ベジータ「……手に掴まれ」

ナッパ「す…すまねえ」

ベジータ「なあに…………」

ナッパ「な……なんで投げるんだ!?」

ベジータ「動けないサイヤ人は必要ない!!死ね!!」

16号「……ふん!」

ナッパ「うわーーー…って無傷?……何時俺はこいつに抱えられたんだ?」

16号「貴様達は貴重はサンプルらしい。死なす訳にはいかない。

その為に三か月以上前から貴様らの宇宙船を把握していたのに迎撃しなかった。

……その所為で……総統の眼鏡にかなった者を除いた、多数の人命と自然が失われたがな……」

ベジータ「チッ!」

16号「しかし……孫悟空……まさか貴様が宇宙人だったとはな」

ベジータ「なに!?」

16号「その対応協議の為に、私が苦手な会話をして時間を繋げろと指示がきている」

界王「そ…そうじゃ!どうしてあのサイヤ人とお主はそっくりなんじゃ?」

黙って実況してればいいんだ……俺は無視することにした。

ブルー「いいわ。後はアタシが判断してあげる」

16号「……総統」

ブルー「お喋りはあなたには似合わないわよ。寡黙な方が恰好が良くていい感じ」

ベジータ「なんだこのカマ野郎は……」

ブルー「……う〜ん。偽者ね。本物の方はもっと活き活きと街を壊すわ」

ベジータ「この俺様が偽者だと!」

ブルー「ええ。こんなに上役の顔色を窺ってるような卑屈な顔つきじゃないもの」

ベジータ「……くっ」

ブルー「それに本物の方が五歳くらい若いわ。好みのタイプには敏感なの」

ベジータ「さっきから何をゴチャゴチャ言ってやがる!!」

ブルー「あなたにそっくりなのが地球にはいるの。一年くらい前から行方不明なんだけどね。

……ほぼ毎日犯罪を起こしてて動静が掴めてたから、監視をしてなかったのよね〜」

ベジータ「その俺に似てる犯罪者がお前らとどう関係があるんだ?」

ブルー「アタシとしてはね、さっさと世界征服をして、好みの男性をコレクションしたいのよ」

ベジータ「……とんだ変態野郎だな」

ブルー「でもね、あなたの本物の方は手が出せないくらい強いの。

実力把握の為にパワーレーダーを作ったんだけど、彼、パワーが上下するのよね〜

もっとも観測できた最高値を未だに上回れないんだけど だから、あなたが本物か確認にきたわけ」

ブルー「あなたのお友達を倒した彼も一撃で破壊されちゃうの。迂闊に世界征服に乗り出せないでしょ?」

ブルー「だから、彼を倒せる方法が見つかるまで世界征服はお休みしているの」

ベジータ「ふん。なんで関係がない俺にそんなにベラベラ喋るんだ?」

ブルー「うふふ。イイ男だからサービス。それに公私ともに色々協力してほしいもの」

ベジータ「嫌だと言ったら?」

ブルー「あなたに拒否権はないわよ」

ベジータ「……俺が無意味に貴様の与太話に付き合っていたと思うか?」

ブルー「なんだか企んでる顔をしているわね。ステキだわ。ゾクゾクしちゃう」

ベジータ「……この日に着くように設定しておいて良かったぜ」

ブルー「あら?何を見ているのかしら?満月?」

ベジータ「ふん……あの世で考えな」

なんだか界王が感心しているような顔をしてやがる。どうなったんだ?

界王「人造人間というのは凄いのう。あのサイヤ人が大猿になったのに一撃じゃったぞい」

あの頃の俺なら、ガラクタ人形でも倒せるだろう。くそったれ!

界王「いやー、一時はどうなるかとも思ったがこれで解決じゃな。よかった。よかった。」

ベジータ「何を言ってやがる。まだレッドリボン軍とか人造人間が残ってるだろうが!!」

界王「別に人類を滅ぼそうとか、宇宙で虐殺をして回っているという訳でもないんじゃし……」

何を甘い事言ってやがる!くそったれ!!俺がカカロットの代わりをできないじゃないか!!!

界王「……お主は生き返る事が出来なく無念かもしれんが、生き物は死ぬものじゃ。運命だったと諦めい」

くそっ!考えろ!!何としても生き返らないと……

息子たちをナメック星に行かせて俺を生き返えらせるか?

だめだ!子供をあんな場所に行かせるわけにはいかない!

……なによりいまいち信用できんしな。

それ以前に、ナメック星に着くころには俺が死んで一年が過ぎてしまうだろう。

そうなると……あの手しかないが………どうやってその気にさせる?

……わからないが……ええい!ままよ!

俺は意を決した。

ベジータ「おい!もう一度神と話させやがれ!」

界王「界王扱いの荒い奴じゃ……ワシは偉いんじゃぞ……ブッブッ」

界王の野郎は不満っぽい。知ったものか。とっとと神と話させやがれ。

神「悟空か!?人間も大したものじゃな!いましがた……」

ベジータ「そんなことはどうだっていい!!俺は未来から来たんだ!!」

神「いきなりなにを!?」

ベジータ「黙って聞きやがれ!俺の居た未来はそこのレッドリボン軍、今はブルーリボンとか名乗っている連中の作った人造人間の所為で滅茶苦茶なんだ!」

もちろん大嘘だ。俺が生き返る為には仕方がない。

ベジータ「唯一、対抗できたのはお前とピッコロが融合した戦士だったんだが、神がトレーニングをサボっていた所為で、あと一歩のところで敵わず負けてしまった!

その様な失敗を繰り返さない為に俺が来てお前を鍛えてやったんだ!」

神「……なっ!?」

ベジータ「俺に言われなければ、鍛えなかっただろう?それはお前が一番わかっていることだ!」

神「た…確かに……」

ベジータ「今のお前は俺が知ってる神より10倍以上は強いはずだ!融合すればあの人造人間『セル』にも勝てる!」

俺は続ける。

ベジータ「そこで一つ頼みがあるんだ。」

神「……なんだ?」

ベジータ「俺の世界に行って……ピッコロと融合してきてくれないか?それで俺の世界も救われるんだ」

神「な……なにを言っておる!!」

ベジータ「俺の世界は神よりも圧倒的パワーを持つ戦士を必要としてるんだ!お前が決断したんだ!わかるだろう?」

神「し…しかし……手段が………」

ベジータ「タイムマシーンなら俺が乗ってきた奴がある!場所は……占いババにでも聞きやがれ!!

時代はエイジ767の5月12日より前だ!その『セル』を見れば、俺の言っている意味がわかるだろう。

融合の必要が無いと感じれば、そのまま帰ってくればいい!」

神「しかし、神が留守にする訳には…」

ベジータ「融合しなかった方の神が向こうのドラゴンボールと一緒に帰ってくれば、空白は生まれん!!」

神「ドラゴンボールも持って行くのか?」

ベジータ「ドラゴンボールは作り手依存だろ?万が一を考えればその方がいいだろう」

神「まぁ…そうかもしれんな。こちらは模型だけでも持って行くか」

ベジータ「……そうだ、それでいい。」

神「……いいか。様子を見るだけじゃからな。融合が不要と判断したら帰ってくるぞ」

ベジータ「ああ……ひとつ言っておくが、『セル』は完全体になると比較にならない程強くなる。向こうの神にも言うんだな」

神「こちらのセルはどうするんじゃ?」

ベジータ「……大丈夫だ。俺に考えがある。その為のドラゴンボールだしな」

界王「よく舌の周る奴じゃのう」

ベジータ「タイムマシーンが帰ってきたら教えやがれ」

俺は目を瞑り暫しの休憩に入った。

界王「おぬし……ワシを全然尊敬してないじゃろ?」

俺には一つの懸案事項があった。

トランクスの場合は未来から過去で問題がなかったが……

俺の場合はどうなる?

ここからの未来だと……レッドリボン軍が世界征服を果たしているだけじゃないのか?

フリーザ達も来ないだろうからセルも存在しない可能性がある。

だが……俺は一定の確信を持っていた。

そんな事を考えていたら、界王が声をかけてきた。

界王「戻ってきたようじゃぞ」

さて……どうなる?

界王「前の神よりだいぶ弱いようじゃが…」

やっぱりな…トランクスは俺たちに接触した後も元いた未来に帰って、再び来ていた。

タイムマシーンが本来所属する世界の間を往復するんだ。

ベジータ「神と話をさせてくれ」

界王「だから…ワシは偉いんじゃと……」

ブツブツと言いながらも界王は協力した。

ベジータ「おい!聞こえるか!!」

神「ベジータ!?悟空じゃないのか?」

成功だ!俺が元いた世界の神に違いない!

ベジータ「お前がピッコロと融合してもセルに勝てなかったから代わりに送ってやったぞ。感謝するんだな」

神「……悟空に言われたと聞いたが………」

ベジータ「俺が悟空だ!」

神「お前が悟空であるものか!」

ベジータ「ああ…俺は悟空にはなれなかった…」

神「…そんな感じだな。カカロットと呼ぶのは止めたのか?」

ベジータ「だから……もう一度、悟空になるチャンスを…」

神「意味がわからんぞ?」

界王「ワシを通して押し問答をするのは止めてくれんか?」

神「何故、悟空を騙る?」

ベジータ「……カカロットを殺させないためだ」

一度殺してしまったのは内緒だ。

ベジータ「こちらの神とお前を入れ換えたのには理由がある。ドラゴンボールは持ってきたな」

神「あ…ああ」

ベジータ「……この世界ではレッドリボン軍が再建してしまった。

このままでは恨みを買ってるカカロットは殺されるだろう。何せ、弱いままだしな」

奴らの恨み----というより警戒感----を買っている孫悟空は俺なんだがな。

ベジータ「だから、…そのドラゴンボール使うんだ」

神「いや……おぬしは一度死んでいるはずだろう?」

ベジータ「誰が俺を生き返せと言った?それを使ってナメック星に行って来い」

神「私は地球の神だぞ!!何を言っておるんじゃ!」

ベジータ「へっ!融合して神が不在になることも覚悟した奴が何をいいやがる」

神「そ、それは……」

ベジータ「…お前は自分の故郷……ナメック星を憶えていないのだろう?」

神「……」

ベジータ「それに今ならお前の名前を知ってる奴も生きているはずだ。知りたくないのか?」

神「!!」

ベジータ「今のままだと、例えピッコロと一緒になっても、本当の名前を忘れたナメック星人のままだぞ?」

神「だ…だが……わしは地球の……」

ベジータ「……貴様が地球の神になって何年だ?」

神「……300年くらいかの…」

ベジータ「その間、地球の為に働いてきたんだ。たまに自分の故郷を見るくらい許されるだろう。なぁ?界王?」

界王「『様』をつけんか!……いきなりわしに話を振るとは………まぁ…たまにはいいんじゃないかの?」

神「界王様もそう仰られるのであれば……」


ベジータ「帰る時には向こうのドラゴンボールを使うといい。ついでに俺を生き返せ。

……一か月以内にな。代わりにカカロットを守ってやる」

神「悟空を守るというのであれば、おぬしを生き返すのも仕方がない……しかし、よく界王様の所に行けたな」

ベジータ「俺の心は清らかだからな!」

そんな感じで、神はドラゴンボールを使ってナメック星に移動した。

界王「……おぬしの地球の神を思いやる心…………驚くほど心がこもっていなかったな………」

大きなお世話だ。

あれから一週間程経ったある日のことだった。

界王「お?おぬしの頭の輪っかが消えたの。生き返った様じゃ」

ベジータ「……思ったより早かったな。それでは世話になったな」

界王「あまり悪さをするんじゃないぞ!!」

俺は手だけを上げて答えた。それとともに蛇の道を一気に戻って行った。

界王「う〜む……レッドリボン軍とやらよりもあやつの方がどう見ても悪なんじゃが……」

閻魔の所まで戻ると神が迎えにきていた。

他の所によらずに、一番に俺の所に来るとは殊勝な奴だ。

……余計な所に寄って要らない情報を得られても困るから、その方が好都合だ。

ベジータ「よう!里帰りはどうだった?」

神「……おぬしには感謝せぬとな」

ベジータ「…帰るぞ」

そう言われた神は俺を連れて神殿にワープした。

閻魔「今の男……心なしか邪悪度が増してた気がしたのだが」

神殿にはヴィーガンが居た。一年ぶりに会うわが子だ。

抱きしめてやる。大きくなったものだ。

俺が次にやったことはランチの気配を探ることだった。

あいつは転々としているからな。

見つけると共に、ピッコロやデブ、神に軽く手を振ると俺は子供を連れてランチのもとに向かった。

ランチとも一年ぶりの再会だ。楽しみだ。

俺は数ある根倉の一つに到着した。

ここにランチの気配を感じた。

ベジータ「おーい!帰ってきたぞーー!!」

中からランチが自動小銃を片手に出てきた

ランチ「誰だ!!……!?べ、ベジータ!?!?」

ベジータ「よう!久しぶりだな!!」

ランチ「……なんで……いや、まて!?……どう……」

ふん。あまりに久しぶりで照れと混乱が同時にきてやがる。可愛い奴だ。

ベジータ「久しぶりにランチの飯が食いたい頼むぞ。」

俺はそれだけいうと根倉の中に入ろうとした。

ランチ「ま、待て!ダメだ!あ、いや!今はダメなんだ!!」

ベジータ「なんだ?」

ランチ「あ!そうだ、部屋が汚れてるんだ!10分いや、5分でいい!そこで待っててくれ!」

ベジータ「おいおい。遠慮するような関係でもないだろう。綺麗な部屋を見せたい気持ちもわかるがな」

そう言って、再び入ろうとしたら、中から男の声がした。

???「おーい!ランチ〜!!誰なんだ?なんなら、俺が相手をしてやろうか?」

ベジータ「な、なんなんだ!?」

俺はランチの方を見る。

ランチは何も言わずに俯いている。何か言え!!

奥から男が出てきた。

???「返事くらいしたらどう……ベジータ!?」

ベジータ「貴様は!!」

そこに居たのは天津飯だった。

ベジータ「……ここで何をしているんだ?」

無意識にスーパーサイヤ人になっていた。

天津飯「…これが俺の復讐だ!……俺もお前から一番大事なものを奪ってやったぞ!!」

ベジータ「貴様を……少しでも戦士として認めていた自分が恥ずかしいぜ…」

天津飯「あれからも俺は血反吐の出るような鍛錬を続けた。

……気で解ったが先週襲来したエイリアンなら片手で倒せるくらいには強くなった。」

ベジータ「……ならば、俺にも挑めば良かっただろう?この三つ目野郎!!」

俺はスーパーサイヤ人をさらに越えた。ヤムチャの弔い以来だ。

天津飯「……修行すればするほど、貴様との差を実感した。それからは大事なもの奪う方針に変えたんだ。」

ベジータ「それがランチだっていうのか!!この糞野郎!!ランチは物じゃないぞーーー!!!」

天津飯「……初めは子供を誘拐するつもだった。もちろん危害を与える気はなかった。

一瞬でも奪われ、奪われる者の気持ちをわかってもらえれば、俺は死んでもいい。そう思っていたんだ。

……ところが、お前と共に子供が居なくなってしまった」

ベジータ「だから、ランチに切り替えたのか!!」

俺はビッグバンアタックの構えを天津飯に向ける。

その間に入ってきたのはランチだった。

ランチ「待ってくださ〜い」

いつの間にくしゃみをしてやがった?

ランチ「……天津飯さんは悪くないんです。悪くないんです……」

ランチは泣いてやがる。

ランチ「天津飯さんは……ベジータさん目当てで私を見張っていて、…その時に度々私を守ってくれたんです」

俺はランチにはどうも弱い。心が揺らぐ。

ランチ「……一年前のあの日…ベジータさんは私の目の前で私に何も言わずに、……いえ……一瞥すらしないでヴィーガンを奪っていったじゃないですか」

くそっ!!あの時は焦っていたからな。

ランチ「私は、一番大事なものと二番目に大事なものを同時に……それも裏切られる形で失ったんですよ!!」

ベジータ「だ…だからといって……」

ランチ「その後も何の音沙汰もない!!」

ベジータ「そ…それは……あの世……」

ランチ「……でも………ベジータさんはヴィーガンを連れて戻ってきた。……裏切っていたのは私なんですね」

天津飯「……ランチ………それは違う。お前を襲っていた連中を撃退したのはお前の歓心を買うためだ」

こいつら何を言ってるんだ?

天津飯「お前の心の隙間を利用して入り込んだだけなんだ。済まなかった……」

あれ?俺は泣いているのか?

天津飯「……お前が心を開いてきたのを奇貨として………餃子の復讐を果たそうとしたんだろう」

なんだ?俺は震えているのか?

天津飯「ランチ……ありがとう。お前との生活の中で俺はいつの間にか餃子の復讐の事を忘れられたようだ」

世界がグルグル回る。

天津飯「いまなら、悔いなく死ぬことができそうだ。……悟空!!ランチは被害者だ!!俺だけを殺せ!!」

頭が痛い。どうなっている。

ランチ「ベジータさん!!私が悪いんです!!!殺すなら私から!」

くそっ!くそっ!くそっ!!黙りやがれ!!!!

ベジータ「うわわあああーーーーーーーーーーー!!!!」

俺の中の何かがはじけ飛ぶのを感じた。

ランチ「!?ベジータさん?なんです?その見た目は?」

天津飯「悟空なのか!?」

…なんだこの力は?意識も異常なほどに明瞭だ……スーパーサイヤ人をもう一回越えたのか?

ベジータ「ふぅ……てめえらをまとめてぶっ殺しても二人の世界に浸るんだろう?そんなのに協力してやるか!」

天津飯「悟空!?」

ベジータ「ヴィーガンは貰っていくぞ」

ランチ「………抱きしめさせてください」

ランチはヴィーガンを抱きしめる。

ランチ「一年も見ないうちに大きくなって……お母さんらしいことをほとんどしてあげらなくてごめんね……」

ベジータ「……満足したか?」

ランチは離れようとしない。

ベジータ「……気が向けばたまに会わせてやる………こいつにも母親が必要だからな………」

ランチ「ベジータさん!?」

天津飯「悟空……本当にすまなかった……俺はなんてことを………」

ベジータ「……本当はお前ら二人の方が相性が良かったんだろう。そこに俺が割り込んだだけだ……」

俺はヴィーガンを抱えて飛び去った。二人は肩を寄せ合い俺たちが小さくなるまで見守った。

常人には豆粒にしか見えない所まで飛んだ。二人は今度は抱き合っている。

「………なんて言うと思ったか!!喰らえ!!これがスーパーサイヤ人3のビッグバンアタックだ!!!」

俺は地表を擦る角度放った。地球の海の表面積が増やしてやった。

さて……久しぶりに懐のメモを取り出す。

そう言えば、こちらの俺たちはレッドリボン軍に倒されたんだったな。

そういえば、ブルーとかいう変態野郎がこちらの俺に『公私とも協力』と言ってたとの界王の話を思い出す。

変態の好き勝手にされてたまるかーーー!!俺は、俺自身の気配を感じて飛んで行った。

ベジータ(襲来組)「貞操は奪われても、プライドは奪われんぞーーーーー!!!」

ブルー「あら、可愛い!ちゃんと押さえておいてね」

声が聞こえる。スーパーサイヤ人3は聴力も上がるようだ。

壁をぶち破る。

ブルー「へっ?だれ??」

俺は裸に剥かれている俺を掴むと遥か上空に放り投げた。

「掘られたサイヤ人に用はない!!黒歴史となって消えやがれ!!!」

全力のファイナルフラッシュを叩きこむ!

ベジータ(襲来組)「俺は掘った側……!!」

生き恥を晒した俺は完全に消滅した。

俺はスーパーサイヤ人3を解除した。

この変身はどうも消耗が激しい。気を付けなければいけないな。

震えている全裸野郎を一瞥した。

おそらくこいつがブルーだろう。

聞こうと思ったが聞くまでもなかった。

兵士「ブルー総統どうしました!!…孫悟空!!」

ブルーは冷静さを取り戻して、16号に声をかける。

あのガラクタ人形が居たのか。

ブルー「逃げるまで時間を稼ぎなさい!!」

16号「無理だ。パワーレーダーが振り切れる様な相手に時間は稼げない。」

ブルー「うるさい!!」

16号「俺の爆弾が誘爆するリスクがあるだけだ」

16号は俺の方を見ながら口を開いた。

16号「それに殺す気ならすでに殺している。そうだろう?孫悟空」

ベジータ「ふん……さっきの奴やナッパが持ってたスカウターはどこだ」

ブルー「………」

ベジータ「言わねぇとぶっ殺すぞ!!」

ブルー「きゃあ!!」

16号「……あいつらが持っていたのは研究所で分析中だ。」

ベジータ「案内しろ」

16号「……こっちだ。総統も連れて行け。途中で俺の爆弾をさせないためにな」

ブルー「なによ!!この裏切り者!!!」

ガラクタ人形の案内で研究所とやらに案内された。

岩肌をくり抜いたのを想像していたんだが……随分と立派な施設だった。

硬質ラバーの素材分析。宇宙船の解析。サイバイマンの解剖。色々な実験をしているようだ。

16号「お前が言うのはここで調べていると思う。2個あったから、1個は完全な形で残っていると思う」

ガラクタ人形の言うように、一個は分解して解析していたが、もう一個はそのまま残っていた。

ベジータ「借りるぞ」

俺はスカウターの交信機を作動させる。

ベジータ「俺だ!!ベジータだ!誰か出ろ」

オペレーター「ベジータ様!なんの御用でしょう!!」

ベジータ「フリーザ様に報告を頼む。ナメック星にはどんな願いも叶う球がある。不老不死も可能とな」

オペレーター「な!その様な重要な事はご自分で……」

ベジータ「任せたぞ」

そう言って俺はスカウターを握りつぶした。

研究者が青ざめていた。

ベジータ「宇宙ポッド……貴様らの言う宇宙船を借りるぞ」

研究者「借りるって……また壊す気じゃないでしょうね。」

俺は問答無用でそいつを花火にしてやった。

ベジータ「そいつのおかげで良い事を思いついた。そうだな。二機とも借りて行こう」

16号「さっきの言ってたナメック星に行く気か?」

ベジータ「代わりにスパイロボットと言ったか……細胞を集めてるあれを持って行ってやる」

突然見覚えのある奴が声をかけてきた。

ドクターゲロ「ちょっと待ってくれんか」

確か人造人間を作ってたジジイだ。この頃はまだ人造人間になっていないようだ。

ゲロ「どこで極秘指定の『セル計画』を知ったのかは、今は置いておく。何故それに協力するんだ?」

ベジータ「俺より強い人造人間を作りたいんだろう?それに協力してやるんだ感謝するんだな」

ゲロ「それならば……ポッドを大型化するから、私も連れて行ってくれないか?色々集められそうだ」

ベジータ「開発が終わるまで待つのだろう?……お断りだ!」

ゲロ「一か月もあれば終わるんだぞ」

ベジータ「断る。代わりにメディカルマシーンとかも積んだ宇宙船に色々積んで帰ってきてやる」

宇宙ポッドの一部を分解していたから、もう一度作らせるのに3日ほど待たされた。

勝手に分解していた上に、俺の指示より2日も期限をオーバーしやがった。

責任者を花火にしてやった。

何か仕込まれてる可能性も考えて、一度分解された方のポッドにはヴィーガンを乗っけた。

設定を終えて、リモコンでナメック星に飛ばした。

俺もポッドに入り、ナメック星のデータを呼び出し出発した。

天津飯「……こんな好機が来るとは!!………流石の貴様も宇宙空間では生きていられまい。死ね!」

ゲロ「邪魔はさせん!行け人造人間達」

天津飯「くそっ!!」

ゲロ「天津飯。何故あのエネルギー波に晒されて生き残れた?調べさせてもらう。生捕るんだぞ」

そんな事が地上であったら面白いのにな〜と思いながら、俺はスリープモードに入った。

ナメック星に着いた。

フリーザ達は既に到着していた。

一日で直させれば、あいつらよりも先に着けたはずなんだが……

とりあえず、フリーザ達と接触することにした。

スパイロボットは大量のナメック星人とフリーザ・ザーボン・ドドリアの細胞を得たはずだ。

今度のセルには期待できる。

後は、キュイとギニュー特選隊だな。

そう思って、近づいて行ったらフリーザ達の所に到着した。

フリーザ「おや?ベジータさんじゃないですか」

ベジータ「よう!久しぶりだな」

フリーザ「暫く会わないうちに口の利き方が悪くなりましたね……」

ベジータ「てめえにビビる必要がなくなったからな」

ザーボン「ベジータ!!口を慎め!!!無礼だぞ!!!!」

フリーザ「ザーボンさん。お黙りなさい。」

ザーボン「し…しかし……」

フリーザ「いいのですよ。ベジータのおかげで永遠の命が得られそうなのです。多少の無礼は許しましょう」

ベジータ「なに?ドラゴンボールはあったのか?」

フリーザ「ええ。ただ残念ながら願いを叶えたばっかりらしくて、後100日以上待たないといけないのですよ」

ベジータ「随分と詳しいな」

フリーザ「初日に訪れた村の方が教えてくれたのですよ。

真偽は不明ですが……、時期がくればあの石が変化するそうです」

俺はフリーザ一行を確認する。石の球は二個。村を2つ壊滅させやがったな。

フリーザ「ところで…その子は?」

ベジータ「ふん。てめえには関係がないだろう?」

フリーザ「……ドラゴンボールの話が嘘だった時には覚悟してください。」

フリーザ兵「新たな集落を発見しました。」

フリーザ「行きましょう。ベジータさんも付いてきなさい。」

俺は無言で付いて行った。

どうやって、キュイやギニュー達をここに連れてこようか思案た。

一つの案が思い浮かんだ。

球を寄越せとか駄目だとかいう。俺も経験した問答をしている。

そろそろ、フリーザが見せしめに一人殺すだろうと思っていたら、案の定指から光線を出した。ワンパターンな野郎だ。

俺はスーパーサイヤ人2になり、元の場所に残像を残し光線を弾いた。

それと共に離れた場所に身をひそめた。

スカウターは一斉に破裂した。

それと同時にナメック星人の若い連中が一斉に攻撃を仕掛けてきた。

俺は高速移動をしながら、ナメック星人の攻撃に合わせて一撃を入れる。

今のところばれていない。亀仙人の残像拳がこんなところで役立つとは思っていなかった。

フリーザ軍がかなり劣勢になったところ見計らい元の場所に戻り、フリーザに声をかけた。

ベジータ「キュイやギニュー特選隊を呼んだ方が良いんじゃないか?」

フリーザ「その見た目はどうしたんですか!?」

ベジータ「おっと!スーパーサイヤ人2のままだったな」

フリーザ「スーパーサイヤ人?笑えない冗談ですね」

ベジータ「ちなみに3まであるぞ。おまえには見せる必要がないがな」

ザーボン「フリーザ様はくだらん冗談が」

ザーボンにエネルギー波を放ち倒した。

ベジータ「キュイとギニュー達を呼べよ。それまでは生かしておいてやる。」

一同は固まる。

ドドリア「お、おい……どういう……」

こいつにもエネルギー波を撃ちこむ。

フリーザ「ベジータさん!!やっていいことと悪いことが……」

ベジータ「どの口でいいやがる。さっさと呼べよ」

フリーザ「…呼ぶまでもありません。私が直々に制裁を加えてあげましょう」

フリーザはいきなり変身した。そのままでは厳しいと判断したのだろう。

フリーザ「私が変身できるとは知らなかったか?俺の恐怖思い出させてやろう」

ベジータ「とっとと、4段階目に変身しろよ。そこで倒してやる。」

フリーザは問答無用で襲い掛かってきた。

物わかりの悪い野郎だ。尻尾を持って振り回す。

フリーザの手下は粗方巻き込まれたようだ。

残り数人が固まっていた所にフリーザを叩きつけて全滅させる。

ベジータ「間抜けな上司の所為で部下が全滅しちまったな」

フリーザ「そんな事を気にすると思うか?」

そういえば、こんな奴だったな

フリーザ「まさかここまでやるとは思っていなかったぞ。良いだろうお望み通り最終形態をみせてやる」

まったく、あくびが出るぜ。

暫くまったら、ようやく変身が完了した。

フリーザ「ボクをこの形態にしたんだ。少しは楽しませてよね」

散々嬲った。

フリーザ「う…うう……ボクが全くかなわないなんて……」

ベジータ「まだ半分も力を出してないがな」

フリーザ「な……くだらんハッタリを………」

ベジータ「そう思うのは勝手だが、まだスーパーサイヤ人3も残ってるぞ」

フリーザ「う…うそだ!……ボクが宇宙一なんだーーーー!!!」

そういうと上空に飛びあがり指先にパワーを集める。

惑星毎破壊する気なんだろう。

「くだらん」

そう思っていると後ろで物音がした。

「くしゅん」

ヴィーガンがくしゃみをしたようだ。

変化があったのか振り向くと………

…………スーパーサイヤ人になっていた。

いや、問題はそこじゃない!それも衝撃なんだが、それ以上の問題が発生していた。

このお子様は………なんでビッグバンアタックを自分の真下に撃とうとしてるの?

放たれたビッグバンアタックをかろうじて弾き飛ばす。

自殺願望でもあるのか?親の顔がみてみたい。

一息つく間もなく、今度はフリーザが、なんか叫びながら惑星破壊級のエネルギー弾を撃ってきた。

「くそったれーーーーー!!!」

もっと嬲ってギニュー達を呼び出させようとしたがそれどころじゃない。

フリーザに全力のギャリック砲を放ち消滅させる。

嫌な予感をさせながらヴィーガンの方を振り向くとファイナルフラッシュを真下に放ったところだった。

まだ威力足りずにナメック星を即破壊とはいかなかったが、時間の問題だろう。

ヴィーガンは……自分の爆風に巻き込まれてしまったのか………見当たらない。

「……」

俺は、スーパーサイヤ人3に変化した。星中を飛び回り、全てのナメック星人とドラゴンボールに変化する石をフリーザの船に収納した。

最長老「どなたか存じ上げませぬが……ありがとうございます。」

ベジータ「…………」

突如衝撃が走る。

宇宙船が地割れに半分落ちてしまったようだ。

表に出て持ち上げる。

そのまま宇宙船を運びながら

ヴィーガンを探す。

ベジータ「……船を操縦できる奴もう一人いれば最後まで付き合ってやれたのにな……許せ」

誰に対していう訳でもなく一人つぶやき。船を適当な場所に降ろし船内に戻る。

とりあえず、出発した。その後、設定を地球に変えた。

その後暫くしてナメック星は爆発した。

一年も置いてった俺を許せなかったのか?

母親と引き離した俺を許せなかったのか?

自分を見はなした母が許せなかったのか?

母親を撃ち殺した俺を許せなかったのか?

抵抗出来なかった自分を許せなかったのか?

そんな状況に置かれてすべてが許せなかったのか?

大方、単に破壊衝動に流されただけで、何も考えていなかっただけだろう。

地球に帰還した。

ヤードラットに立ち寄れなかった。

……くそっ……まぁ、宇宙船もあるし、必要なら後で行こう。

レッドリボン軍との約束?知るか。なんなら、コルドの奴をあげよう。これは俺のだ。

レッドリボン軍が出迎えてきた。

ブルー「いやーお帰りなさい。その大量の宇宙人がお土産で?」

ベジータ「うるせえ!!俺は機嫌が悪いんだ。皆殺しにされないうちに失せやがれ!!」

ブルー「ひえーーー!!!それでは、また後ほど!!!!」

とはいえ……この大量のナメック星人はどうしたものか……

全部融合してくれないものか?そうすれば……神殿に住めるだろう。

そんな事を考えていたら、向こうから、神とブルマが一緒に来た。珍しい組み合わせだ。

その時気が付いた。ブルマが赤ん坊を抱っこしてる。……そうか……結婚をしたんだな……

そんな感傷に浸ってたらブルマの、『あんた!!!超バカじゃない!!!!』という罵声と共に拳骨が頭に飛んできた。

ブルマ「痛−−−い!!この石頭!!」そう言うと手を抱えてしゃがみこんだ。

子供はいつの間にか神が抱っこしていた。

ブルマ「あんたね!親として恥ずかしくないの!!」

ヴィーガンか………俺の責任かもしれんが、生まれついての性格の所為かも知れんな。

ブルマ「そんなんで孫君に顔向けできる?単に名前を貶めてるだけじゃない!!!」

なにかがおかしい……

ブルマ「あんたが酷過ぎるって神様から聞いて迎えに来たのよ!!

『何がカカロットを殺させない!』よ!!着た早々殺してるんじゃないわよ!!」

そういえば、神にタイムマシーンを預けたままだったな。

ベジータ「なっ…あれは不幸な事故で……ちゃんとドラゴンボールで生き返し……」

ブルマ「他にもヤムチャが死んだままになったり、餃子君も殺したそうじゃない?何考えてるの!」

ベジータ「いや、あれは誤算というか……」

ブルマ「その上に、レッドリボン軍をのさばらせた挙句に、手伝うとか馬鹿じゃない?」

ベジータ「それで地球が助かった面も……」

ブルマ「だいたい……あんた何しにここにきたのか憶えてる訳?」

ベジータ「俺が……カカロットよりも強くなって…セルに勝つため?」

ブルマ「……あんた、私にこう言ったわよね?『孫君が殺されない様に過去に行く』って」

ベジータ「………あっ!!…いや、昔過ぎて憶えていないな?」

ブルマ「……もういいわ。後は私が何とかするから、神殿で謹慎してなさい。」

ベジータ「いや……しかし………」

ブルマは一瞥して無視した。……大人しく従おう。

ブルマは、どうやったのかナメック星人をどこかに全員収容したようだった。

その後ブルマは、その後、ポルンガを使って、.淵瓮奪星の再生▲薀鵐舛鮴犬返らせる

E慶堵咾鮴犬返らす(拒否された信じられないが生きていたらしい)

→ブルーリボン軍(レッドリボン軍)から悪の心を取り払う。

神龍でナメック星で死んだナメック星人をすべて生き返らす。

もう一度ポルンガで、.淵瓮奪星には宇宙船等が故障して入れなくする(ギニュー対策らしい)

▲淵瓮奪星人達をナメック星に帰す。

こんな手順で形をつけた。ヴィーガンの事は黙っておいた。

このブルマにとっては浮気になってしまうし、なにより、手に余る。

くしゃみの度に惑星を破壊されてはおちおち寝ていられない。

一通り終わると、ブルマが俺を蹴り飛ばしてきた。

脚をさすりながら、『こんなことで蹴り飛ばすことになるなんて思ってもいなかったわ』と言っていた。

一体何のことだ?

俺は神からタイムマシーンを帰して貰った。

俺たち親子三人はタイムマシーンで帰還した。

帰りついたら、ブルマにまた蹴飛ばされた。泣きながら、『なんで、あんたが帰ってくるのよ!向こうの世界はどうするの』と言っていた。

迎えに着たブルマはまた別の未来のブルマだったのだろう。

こうして俺の冒険は幕を閉じた。

その後、還暦を迎えた俺が悪の魔導師と戦うことになるのだが、それはまた別の話である。

チラ裏SS オチマイ

付き合って頂いた皆様においては、お疲れ様でした。

ポルンガ時効無効説に立って、ベジータの思い込みにしといた方が良いエンディングになったと思いました。

設定には幅を持たせた方が良いですね。


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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:BMf8QQou0編集削除
読む気にもならんのだが・・・

誰か3行は無理でも、それなりにまとめてはくれんだろうか・・・
それにしても、読んでももらえん文章を書くのは、何がうれしいんだろう?
おっさんには、”ひとりよがり”としか思えんのじゃが。
2 . 名無しさん  ID:wi5Jqx220編集削除
米1
オナニーブーメランおつ
3 . 名無しさん  ID:BMf8QQou0編集削除
それは ”ひとりジョウズ”
4 . 名無しさん  ID:boE3xXDe0編集削除
一言だけ言わせてもらう

まるでハゲのバーゲンセールだな。

この一文には笑ったw
5 . 名無しさん  ID:7IqGxfck0編集削除
やっぱりランチかわいい

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