カテゴリー:

おもしろテキスト

――エイジ784

ブルマ「じゃこれが孫君の薬…」

トランクス「はい。母さんも気をつけてください」

ブルマ「頼んだわよ!」

トランクス「行ってきま……あれ!?タイムマシンが…無い…!?」

トランクスの傍らにあったタイムマシンは忽然と姿を消していたのだった。

ヤムチャ「悪く思うなよトランクス…俺はこのタイムマシンで運命を切り開く!」



――エイジ762 11月3日

ベジータとナッパが地球に襲来してきた時代にまで遡る。
ナッパは六匹の栽培マンを繰り出して地球の戦士達と戦わせようとしていた。
まずは天津飯が一匹を圧倒し、ベジータがトドメを刺す。
そして、ヤムチャの出番である。

ヤムチャ「オレにやらせてくれ。ここらでお遊びはいい加減にしろってとこを見せてやりたい」

クリリン「ヤムチャさん、そんならおれだって…」

ヤムチャ「クリリンは一度ドラゴンボールで生き返っている
            もし万が一のことが起こってしまえば二度と生き返れない…さあ!きやがれ」

そう言ってヤムチャは栽培マンと肉弾戦を繰り広げる。

ヤムチャ Tシャツ

サイバイマンTシャツ

ドガガガ ズドドド

ヤムチャのほが優勢といったところであった。
ヤムチャは栽培マンの攻撃を躱して上空からかめはめ波を放つ。
地面に叩きつけられた栽培マンは微動だにしない。

ヤムチャ「残りの四匹もこの俺ひとりで片付けてやるぜ…」

その刹那、栽培マンはヤムチャの体に飛びついて不敵な笑みを浮かべた。
カッ!眩い閃光にヤムチャは包まれる。

ドン!!物凄い爆音が戦士たちの耳朶を打つ。

ベジータ「そう…それでいいんだ」

次第に煙が引いていく。
だが、ヤムチャの死体はどこにも見当たらなかった。

クリリン「ヤ、ヤムチャさ―――ん!!」

ヤムチャ「なぁに…心配するなクリリン」

クリリン「ヤムチャさん!?」

ヤムチャはいつの間にかベジータ達の後ろに回りこんでいたのだ。

ベジータ「何だと!?一体いつの間に…」

ナッパ「さっさと片付けろ!!」

ナッパは残った四匹の栽培マン達に攻撃をするよう促す。

栽培マン「キエーッ!」

栽培マン達はヤムチャへ襲いかかる。
だが――

ヤムチャ「ウスノロ」

栽培マン「ギギッ!?」

栽培マン達の背後に回っていたヤムチャは手刀で四匹を一瞬で粉砕する。

ベジータ「ほう…少しはやるようだな」

ナッパ「スカウターで見る限り戦闘力が上がってるようには見えなかったが…どうやったんだ」

ベジータ「恐らくスカウターですら拾い切れない一瞬だけ戦闘力を上げたんだろ」

ヤムチャ「次はお前達の番だ。まとめてかかってきな」

ナッパ「なめた口を聞いていられるのも今のうちだぞ…このナッパ様が直々に殺してやろう!」

焦りもあったのか、ナッパは全身全霊を込めたパンチを繰り出す。

バシィ!ヤムチャは小指一本で軽々と止めてみせた。

クリリン「俺の知ってるヤムチャさんがあんなに強いはずが…」

クリリンはボソッと耳の良いピッコロにしか聞こえない程度に呟いた。

ナッパ「ふざけやがって―――っ!!!」

ブンッブンッブンッ

ナッパの攻撃は全て空振りに終わる。ヤムチャは体を最低限だけ動かして避けていた。

「ふ、ふひひひ…とうとうこのナッパ様に本気を出させるようだな…どうなっても知らんぞ!!」

カパッ

ナッパは大きく口を開き、口からエネルギー波を放った。

ヤムチャ「ハァ!!!」ズオオオ

ナッパのカパ砲はヤムチャの凄まじい気合でかき消されてしまう。

ナッパ「そんな…馬鹿な…俺の取っておきの技が……」

ヤムチャ「意気消沈しているとこ悪いけど…飽きたからもう終わらせてもらおうかな」

ヤムチャは人差指と中指だけをスナップを効かせながら垂直に立てる。

クンッ

ナッパ「それは俺の――」

悲鳴をあげる暇もなくナッパは爆発に巻き込まれ、粉々に散ってしまった。

ヤムチャ「ベジータ、未来のお前はとんでもなく強いけどさ…今のお前なら十分倒せるぞ」

ベジータ「ほざきやがって…ナッパ如きを倒したくらいで図に乗るなよ」

ベジータはダラダラと額に汗を滲ませる。

ヤムチャ「口の割には随分余裕が無さそうだけど?」

ベジータ「くっくっく…すぐにその薄ら笑いも消えるぞ…は―――――――っ!!!!!」

ベジータを中心に地鳴りがして、ビシ…ビシ…と周囲の岩が崩れていく。

ヤムチャ「地球全体が揺れている…大した気だ。だが…それがどうした?」

ベジータ「は―――――――っ!!!!!」

パッ
大気の震えと共に雲は全部吹き飛んだ。

ベジータ「終わりだ…地球人!!」

シュンッ

ヤムチャは高速移動して消える。

ベジータ「何!?あいつはどこへいきやがった!!」

ヤムチャ「ここだ」

ベジータが振り返るより速くヤムチャはかめはめ波のモーションを取っていた。

ヤムチャ「波――――――――ッ!!!」

ベジータ「うわあああああ―――――――っ!!!!!」

かめはめ波を食らったベジータはそのまま宇宙へと運ばれる。

ヤムチャ「玉屋ぁ〜なんてな」

クリリン「ヤ、ヤムチャさん!!」

ヤムチャ「よう…クリリン」

ピッコロ「話せ…貴様いつの間にそこまで腕を上げた!?」

ヤムチャ「なぁに…真面目に鍛錬に励んできた成果さ」

クリリン「(嘘だ!いくら何でもここまで不自然にパワーアップしてるのかおかしい!
ヤムチャさんは何かを隠してるんだ…)」

そして、しばらくして悟空が駆けつけた。
もちろんヤムチャが全員倒してしまったので急いで来たのも徒労に終わってしまったわけだが。

悟空「オラおでれぇたぞ〜ヤムチャがあのとんでもねぇサイヤ人達を倒しちまうなんてよ」

ピッコロ「相変わらず軽い奴だな…こいつが急に強くなっておかしいと思わんのか?」

悟空「まあまあ。終わったことだし細けぇことは気にすんなって」

ヤムチャ「ハハ…悟空の言うとおりだ。飯でも食べに行こうぜ」

天津飯「…」

餃子「…」

クリリン「…」

悟飯「…」

ヤムチャの活躍によりまたこの地球に平和が訪れるのであった。
翌週からヤムチャがZ戦士達を特訓することになった。

ヤムチャ「悟空は既に界王星に行ってるから多少は慣れてると思うが…」

悟空「ん?」

ヤムチャ「強くなるにはそれなりの環境が必要だ。というわけで…ブリーフ博士に重力室を作ってもらった」

悟空「おお―――っ!!」

クリリン「なんなんですか?」

ヤムチャ「ふっふっふ…その重力室なら最大百倍の重力のもとで修行をすることが出来るのだ!!
今のお前達なら十倍程度なら余裕で動き回れるだろうさ」

ヤムチャ「(俺が悟空やピッコロを鍛えるなんて気分がいいぜ!)」

――重力室三日目

皆重力室に慣れてきて重力を二十倍にまで上げて修行をしていた。

ヤムチャ「一度にまとめてかかってきていいぜ」

ピッコロ「えらく威勢がいいな…」

クリリン「正直萎えますねぇ」

悟飯「僕の知ってるヤムチャさんじゃない…」

ヤムチャ「来ないならこっちから行くぞっ!!」

振り下ろした拳がピッコロと悟空の腹を捉える。

悟空「ごほっ!!」

ピッコロ「なんて速くて重い攻撃なんだ…」

ヤムチャ「今のは10%程度に抑えた攻撃なんだけどな」

クリリン「(太陽拳+気円斬使いたい…)」

天津飯&餃子「どどん波―――っ!!」

ヤムチャはスッと両手を向かい合わせに広げる。
飛んできたどどん波を素早く両手の掌を合わせることで掻き消す。

天津飯「あがが…貫通力の高いどどん波を素手で受け止めやがった…」

ヤムチャ「(まだだ…まだ時間はある)」

ヤムチャとZ戦士は日夜修行に明け暮れた。
そのおかげで見違えるほどの力を手に入れることに成功したのだった。
悟空はサイヤ人の特性もあってかつてのベジータを軽く凌駕する力を手に入れた。

――エイジ763

この日はちょうど皆が一同に集まってカメハウスでバーベキューをしていた。
和気あいあいとした時間だった。

クリリン「何だこの禍々しい気は…!!」

悟飯「お父さん!」

悟空「ああ…でけぇ気が五つ…こっちへ向かってくる!!」

ヤムチャ「(…!?俺の知ってる歴史ではこんなことは…)」

ピッコロも慌ててカメハウスへ駆け付けた。

悟空「とんでもねぇ奴らが来ちまったもんだな」

ピッコロ「あの時のベジータ以上だ…悟空…勝算はあるか?」

悟空「戦ってみるまではわかんねぇさ…」

ドゴオオオオ

五つの丸い宇宙船が西の都に着陸する。
その中から人影が現れる。

ジース「隊長…本当にこんな辺境の星にベジータを殺した奴がいるんですかね?」

ギニュー「今のところはスカウターにはそれほど高い値は出ていないな」

バータ「ヘヘッ…地球は美味い食べ物があると聞いたことがあります…ターゲットを見つけるまで探索を…」

ギニュー「馬鹿者!!これはフリーザ様から仰せつかった大事な任務なのだぞ!?」

バータ「ヒィ!!すんません…」

ギニュー「フフ…だから任務が終わってからたっぷりと楽しもう」

リクーム「おー!さすがギニュー隊長!」

グルド「しかし、あのサル…いやベジータを倒しちまうなんて。こんな星にいるんですかねぇ」

ギニュー「俺達だって元々突然変異で生まれた天才戦士だろ?こんな星でも強い奴がいるかもしれん
せいぜい気を抜かんことだな…」

クリリン「何かヤバそうだ…」

天津飯「手に追えるレベルじゃない…」

悟空「ああ…おめぇ達は無理に戦おうとするな」

ヤムチャ「(相変わらずこいつは地球人戦士にヒデェな…)」

ピッコロ「ここでモタモタして地球を破壊されても敵わん…行くか」

身震いする右手を左手で押さえるピッコロ。

ヤムチャ「仙豆は五粒ある。無理はするなよ、お前達」

ピッコロ「さあ…行くぞ!」

バシュウ

気を殺して伺っていたZ戦士であったが意を決して戦場へ向かう。

リクーム「ほほ〜きたきた!!」

ジース「戦闘力…8030…7190…6320…3700…3200…3150…2200…」ピピッ

バータ「それなりに遊べそうか?ん〜でもすぐ終わっちゃいそうだな」

グルド「よーし…じゃあ恒例のジャンケンで決めよう」

ヤムチャ「…アイツら何やってんだ」イラッ

クリリン「じゃあ俺が先陣を切らせてもらおうかな」

約一年間に及ぶ修行で自信をつけていたクリリンが前に出て奴らの元へ向かおうとする。

ヤムチャ「(うーむ…ここは様子を見るのが得策か。いくら俺でも初っ端から行くのは怖いぜ)
おークリリン頑張れよー」

クリリン「ええ!観ててください!」

グルド「ちぇ…雑魚ハゲが相手かよ…これじゃ十秒で終わっちまうな」

クリリン「はぁ――――――っ!!!」

ジース「戦闘力が8500まで上がった…」ピピッ

グルド「フン…8500か…そうか…」

ややたじろぐがすぐに冷静さを取り戻して攻撃に移る。

グルド「止まれっ!!」

この世界の時間が止まり、グルド以外の全ては静止する。
まさにグルドの絶対時間である。

グルド「あんな所にまで移動しているとは…これ以上時間は止めれおれん!」ぷはぁ

クリリン「!?あの気色悪い奴が移動してる!!」

ヤムチャ「おーいクリリン!!そいつは多分時間が止められる!!」

ヤムチャ「(今思い出した…俺がいた未来のクリリン達から話を聞いたことがある…
こいつらは確かギニュー特戦隊!このグロイ奴は時間停止と金縛りが能力…それからあの紫の奴は…)」ニヤッ

クリリンはスピードでかき回しグルドを徐々に追い詰めていく。

グルド「こうなったら…」

ヤムチャ「今だクリリン!例のアレを!!」

それを聞いたクリリンはコクリと頷いた。

クリリン「太陽拳っ!!」

グルド「ぐわあああ―――――っ!!」

クリリン「目が多いだけに余計に効いてそうだ…よし!気円斬!!」

クリリンが放った気円斬がグルドをまっぷたつに両断する。

グルド「ちくしょおおおおおおお」

クリリン「波――――っ!!」

かめはめ波でグルドの死体は綺麗サッパリ消え去った。

ヤムチャ「くくっ…」

リクーム「情けねぇ奴だぜ…次はこのリクーム様が相手してやる!ゴミ虫どもかかってこい!!」

悟空「ワリィなクリリン。オラちょっとこいつと戦ってみてぇ」

悟空は界王拳を使ってリクームを圧倒する。

リクーム「ククク…覚悟はいいか?ギニュー特戦隊!!リクーム…マッハ…アタ――――ック!!!」

リクームは妙なポーズをとってから悟空に向かって突撃する。
しかし、界王拳を三倍にまで引き上げた悟空の敵ではなく、重い一撃を腹に食らわせてノックアウト。
リクームは死んでこそいなかったが二度と立ち上がることは無かった。

バータ、ジースと順調に倒していく。

ギニュー「とうとうこの俺にまで回ってくるとは…」

悟空はギニューを前に構える。

ギニュー「しゃあっ!!」

悟空「くっ!」

界王拳3倍で何とか避ける。

ギニュー「ふふっ…貴様も俺と同じように瞬間的に戦闘力を上げるタイプか」

悟空「かめはめ…波――――――っ!!!」

ギニュー「そぉい!!」バシーン

悟空のかめはめ波を弾いたギニューはエネルギー弾を放つ。

悟空「ぐあっ!!」

エネルギー弾は直撃した。

悟空「どうやら界王拳を引き上げなきゃいけねぇみたいだな…」

ヤムチャ「(さて…どうするか)」

ギニュー「俺の攻撃に耐えるとは…なるほど、思った以上に出来るようだな
この俺の見立てだと戦闘力八万程度の力を温存しているはず…つまらんマネはよすんだな」

悟空「ヘヘッ…バレちゃってる」

ピッコロ「(悟空の奴…界王拳を五倍にまで引き上げるつもりか…)」

悟空「はああああ―――――――っ!!」

ギニュー「大した戦闘力の飛躍だ…だが、それじゃこのギニュー様には敵わんのだよ!!」

ギニューは手刀で攻撃し、悟空はそれを避ける。

悟空「パワーはスゴそうだけどスピードはてぇしたことねぇな…」

ギニュー「フン…持久戦と言ったところか」

徐々に悟空の体力は切れていって押され気味になる。

ギニュー「ふははは!!先ほどまでの動きはどうした!?」

悟空「うぐっ…」ガクッ

悟空はギニューの攻撃を避けきれずまともに受けてしまい、空中から転落して地面に手をつく。

ヤムチャ「悟空交代だ」

悟空「ヤム…チャ…?もう少し――」

ツカッ

ヤムチャは悟空の後頭部に手刀を当てて気絶させる。

ヤムチャ「クリリン!安全な場所にまで避難させといてくれ」

クリリン「わ、分かりました!」

悟空を担ぎ上げたクリリンは直ぐ様後退してピッコロの後ろに避難する。

ヤムチャ「言っとくが俺は強いぞ」

ギニュー「どれどれ…そのチンケな戦闘力を改めて測ってやろう」

ヤムチャ「はあああああああああああああ―――――――――――っ!!!!!!」

気合と共に地球が揺れ動き、ヤムチャ以外の人間は体勢を崩される。

悟飯「ヤムチャさん…ついに本気を…」

天津飯「あ…あ…」

ギニュー「戦闘力…30000…40000……60000……100000…………」

ヤムチャ「ホラ、どうした?続きを読み上げろよ」

ギニュー「150000…だと…!?」

ヤムチャ「(え…俺ってその程度かよ…たかだか悟空の二倍程度とは…
だが、奴の反応を見る限り奴よりは上…となると…)」

ヤムチャは仙豆の袋をクリリンのほうへ無言で投げつける。

ギニュー「こんなに強い奴がいるとは…フリーザ様以外で自分より強い奴に出会ったのは初めてだ…
…ふはははは!!いいぞ!!その体気に入った!!」

ヤムチャ「(来た…!)どういうことだ?」

ギニュー「つまりこういうことだ!」

ギニューは自分の胸に拳で貫いてダメージを与える。

ヤムチャ「(ふふっ…バカめ!)何を!?」

ギニュー「チェンジ!!!」

全身から放たれる眩い光線をヤムチャは浴びる。
その光線は口の中へ侵入していくのだった。

「くっくっく…交換させてもらったぜ。貴様の体と…!」

ヤムチャ「ぐっ…いてぇ!…クリリン仙豆をくれ!」

クリリン「え、あ…どうぞ!」シュッ

モグモグ…ヤムチャは仙豆を喉に通す。

ヤムチャ「(よし…ちゃんと体は入れ替わってる…計画通りだ)」

ギニュー「ふはははは…!!前以上に力がみなぎってくるようだ!!」

ヤムチャは戦おうとせず、スーッと下がっていく。

ギニュー「!?」

ヤムチャ「後は任せたぞピッコロ」

ピッコロ「な……!?(こいつは敵じゃないのか?一体何が起きた!?)」

圧倒的なヤムチャを見せつけられたピッコロは放心状態になりかけていた。
それに目の前についさっきまでヤムチャと戦っていた奴がノコノコと出てきて会話してくるのだ。
これほどおかしな光景はないだろう。

ヤムチャ「大丈夫だ、見た目は俺だが気にするな…それにお前でもなんとかなると思うぜ
あと出来れば息の根は残しておいてくれよ」

ピッコロ「(何だこいつ…意味が分からないが…とりあえず従うしか無いのか?)わ、分かった…」

ピッコロはヤムチャの体と入れ替わったギニューと対峙する。

ギニュー「ちぇい!!」

ピッコロ「動きが読める!」

ギニューの攻撃をラクラクと避けるピッコロ。

ギニュー「このギニュー様の攻撃をよけやがるとは!!」

ピッコロ「なるほどな…お前はギニューなのか。合点がいったぜ。どうりで奴にしては気が邪悪すぎたわけだ」

正体に気付いたピッコロは吹っ切れたようにヤムチャの容姿をしたギニューへ攻撃を叩き込んでいく。

ギニュー「ちぃ…こ、こんなはずは…奴の戦闘力は5万…俺の方が強いはず…」

ピッコロ「フン…精神と体が一致しなければ大きな力など出せまい!」

ナイフのように鋭い手刀がギニューの脇腹に刺さる。

ギニュー「ぐふっ…」

ヤムチャ「もういい!ピッコロ!そいつを持って降りてきてくれ!!」

ピッコロ「(何を考えているんだヤムチャは…分からん)」

ヤムチャ「よーし…いいかギニュー。今から言うことをよく聞くように」

ギニュー「何…だ……ぐっ」

脇腹を手で押さえながら横たわる。

ヤムチャ「お前はこれから宇宙船に乗って帰るんだ。そんでフリーザに任務は遂行したと報告しろ」

ギニュー「そ、そんなこと出来るわけが!!」

ヤムチャはグッとギニュー(体はヤムチャ)の胸ぐらを掴んで押し倒す。

ギニュー「うぐ…!」

ヤムチャ「あんまり俺を怒らせない方がいい…こう見えて昔はワルだったんでね…つい昔の血が騒ぎかねん」

クリリン「…」

ギニュー「分かった…飲もう…俺だって死は怖い…」

観念したギニューは項垂れた後、宇宙船を作動させて帰ろうとした。

ヤムチャ「まあ…また会うことになるかもな…」

ピッコロ「いいのか…見逃して」

ヤムチャ「ああ。見逃すからいいんだ。そのまま殺してたらフリーザが地球に来ちまうからな…」

ピッコロ「(フリーザ…?誰だ…)」

――エイジ764

ヤムチャは地球人の肉体の限界を悟っていた。
だからこそギニューの、宇宙人の肉体が必要だった。

それから1年間みっちり修行を詰んだヤムチャは見違えるほど強くなっていた。
この体なら界王拳十倍以上にも耐えられる。
1年かけて精神と体を一致させることに成功したと言えるだろう。

さらにヤムチャの差金でピッコロは神様と合体した。
その前にDBでフリーザに殺されたナメック星人達を蘇らせ、恩を売ることでデンデを地球に神様として派遣してもらうことに成功する。
ナメック星のDBでフリーザの記憶から地球に関することを抹消してもらい、地球が狙われる可能性を潰した。
フリーザは不老不死となり、宇宙の帝王となったが今のヤムチャには関係ないことだった。

さらに、未来の悟空が会得していた瞬間移動を思い出し、界王からその詳細を聞き出してヤードラット星人に教えてもらいに行った。
ブリーフ博士がギニューが残した宇宙船を更に速く改造していたので行くのは容易かった。

悟空は超サイヤ人にこそなれてはいないが基礎戦闘力を上昇させ、さらに界王拳を二十倍にまで上げることが可能となった。

ゲロ「まさかヤムチャがこれほどまでのパワーを得ようとは…想定外だ」

ゲロの人造人間セルの研究は大幅に狂っていた。
ギニュー特戦隊の遺伝子こそは手に入ったが肝心のフリーザ親子が来ていないからだ。

ゲロ「だが…私はおろか19号でも十分倒せるレヴェルだ」

19号「ほほほ…そのとおりでございます、20号」

**

ヤムチャ「はい!はい!オウ〜〜!!」

いつも通りヤムチャは厳しい修行を積んでいた。

クリリン「ヤムチャさん飲みます?」

クリリンは缶ジュースを二個買っていてそれをヤムチャに渡す。

ヤムチャ「おう、ありがと」

強いヤムチャとなったことでクリリンは以前にも増してヤムチャを慕うようになっていく。
様々な謎や疑惑は払拭出来ていないが、クリリンは打ち解けていた。

――エイジ766

この時代にタイムマシンで来る前にブルマからくすねてきた心臓病の薬を飲ますことで悟空は助かった。
さすがは元盗賊と言ったところだろうが、ヤムチャは内心申し訳ないと思っていた。
今のヤムチャの行動は未来のブルマやトランクス達を救うためにしているのかもしれない。

ヤムチャはさすがにギニューの姿のままだとあれだということでDBで見た目だけ元の姿にしてもらった。

ブルマ「最近のヤムチャなんか冷たいんじゃない?」

ヤムチャ「そうかな…」

ブルマ「なんか避けてるような…」

ヤムチャは図星だったが、気づかれまいと必死に平静を装った。

ヤムチャ「(この世界のブルマと仲良くなりすぎてはダメだ…ブルマは俺以外の男と付き合って普通に家庭を持てばいい
どうせ俺はいなくなるんだしな…)」

ブルマ「何よ、暗い顔して…そういえば孫君ちにお呼ばれしてるけどアンタも行くわよね?」

ヤムチャ「ああ…行くとも」

プーアル「ヤムチャ様どうしたんですか?」

ヤムチャ「いや…別に何でもないさ…何でも…」

――エイジ767 5月12日

未来のヤムチャは散々だった。人造人間達から逃げるように地下へ隠れながら暮らす日々。
最愛のプーアルも戦死してしまった地獄のような日々。ウンザリだった。
人造人間を倒したい…しかし、無力。それは当人が一番理解していた。
このままオチオチ死んだのでは先立って死んでいった皆へ顔見せが出来ない。
力が欲しい。どうすればいいのか…ヤムチャは必死に考え、決断に至った。

ヤムチャ「皆…聞いてくれ――」

ヤムチャは包み隠さず自身のことを悟空達へ教えた。
未来から来たことも未来を変えてしまったことも…。
そして、人造人間の存在を――

悟空「オラ何だかワクワクしてきたぞ…」

ヤムチャ「…お前なら言うと思ったぜ。それでこそ孫悟空だ」

ピッコロ「しかし明日とは…もう少し早めに教えろよな…」

天津飯「ヤムチャ…明日は絶対勝とう」

クリリン「そうですとも!未来を帰るのは俺達だ」

ヤムチャ「みんな…ありがとう…今まで黙ってたのに…」

悟空「何も泣くこたぁねぇよ。オラ達仲間なんだから」

悟飯「しかし…恐ろしい敵ですね…未来の人口がたったの5万人しかいないなんて」

ヤムチャ「恐ろしいなんてもんじゃない…あいつらのせいで未来はめちゃくちゃだ」

クリリン「そんなにですか…」

思わずクリリンは青ざめた表情を浮かべる。

ヤムチャ「まあ心配すんなって。俺達は真面目に修行してきたじゃないか
正直なところ未来にいた頃の俺は諦めていた。どうせ悟空やベジ…いやピッコロには敵わないからってな
だけど今の俺は違う…もう逃げたりはしない…」

クリリン「ヤムチャさん…」

――そして翌日

ヤムチャ達はジンジャータウンで待ち伏せていた。
ブルマに協力してもらい、監視カメラを設置。
一般人が被害に遭えばすぐ察知出来るというわけだ。

天津飯「こちら異常なし」

クリリン「同じく異常なし」

ヤムチャ「中々現れないな…」

モニターの前に座って監視する戦士達。

ピッコロ「…!!」ピクッ

ピッコロが監視するモニターに映し出された二人の人物。

老人と小太りの男は一般人を次々と惨殺していく。

ヤムチャ「こいつ…じゃない…」

ピッコロ「何だと!?」

クリリン「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!行きましょう!!」

クリリンの声にハッとさせられ、俺達は現場へ向かうことにした。

ゲロ「何故ここへ我々が来ると分かった…?」

ヤムチャ「質問なら俺達もある!お前達は一体何者だ?人造人間だろ?」

ゲロ「…。まさしく私は人造人間20号だが…貴様はどこでその情報を手に入れた?」

ヤムチャ「ヘッ…お前がRR軍を滅ぼした悟空を恨んでることはとっくに知ってんだよDr.ゲロ!」

ゲロ「色々と知っているようだな…
まあそちらから出向いてくれたわけだしちょうどいい…まず孫悟空を抹殺するとしよう」

ゲロは目から光線を悟空目掛けて放つ。

悟空「…!!」

悟空は瞬時に光線を避ける。
しかし、街は光線によって破壊されてしまう。

悟空「やめろ―――――っ!!!」

悟空は額に青筋を立てながら渾身の一撃をゲロの頭へ与えた。
しかし、ダメージはほとんど与えることが出来なかった。

ヤムチャ「移動しよう…ここでは被害が大きすぎる!」

ゲロ「いいだろうヤムチャ…貴様らの墓場くらいは選ばせてやろう」

ヤムチャがまず先頭に立ち、続いて人造人間、悟空達が飛んで行く。
昔の俺ならまず見学をするとか言って戦いには参加しないだろうな…とヤムチャは苦笑いを浮かべる。

ゲロ「いい加減にしろ。どこまで行く気だ。ここがいい…この場所にしろ。貴様らには選ぶ権利など無いのだぞ」

ゲロと19号は下降して岩山に囲まれた高原へ着地した。

ゲロ「貴様らの戦闘データは全て把握している。何をしても無駄ということだ…」

天津飯「致命的だったな…戦闘ということはギニュー特戦隊の時でデータは止まっているということだ」

天津飯はほくそ笑みながら言った。

ゲロ「何?」

ピッコロ「はあああ……!!!」

ピッコロの周囲から凄まじい気の嵐が巻き起こる。
並の一軒家なら吹き飛んでしまうくらいだ。

ゲロ「ほお…確かにかなりのパワーアップを果たしたようだな
一体何をしたのか…計算とまるで違っている数値だ」

ゲロ「だが…慌てるほどのものではない。私は当然として19号でも十分倒せるレベルだ」

ピッコロ「そうかい。じゃあその実力とやらを見せてもらおうか!」

ピッコロは勢い良く地面を蹴って19号へ攻撃を仕掛けた。

ガシィ!両者は手と手を押し合いながら向かい合う。

19号「ニィ…」

ピッコロ「うぐ…何だ…急に力が…そうか!こいつら手で気を吸うのか…!」

ピッコロはリーチの差を活かして脚で19号の顔面を蹴り上げる。
しかし、19号も反撃に出て頭突きでピッコロの顔に傷をつける。

ピッコロは気を吸われたのが影響しているのか、どっちつかずのまま十分が経過した。

ヤムチャ「ピッコロ…分かってるな?」

ヤムチャはこれ見よがしに視線を送る。

ピッコロ「クソッタレ!!」ガバッ

ピッコロは掌で座れないように脚で両腕を締め付け、両手を伸ばして19号の全身に巻きつけた。
19号は身動きが出来ずジタバタと暴れるしか出来ない。

クリリン「ほ、本当にいいのか!?…ええい、ままよ!」

クリリンは気円斬を投げてピッコロごと19号の体を両断する。

ゲロ「なに…クリリンだと…!?」

ヤムチャはすかさず19号の頭を潰してから仙豆をピッコロに与える。

ピッコロ「全く…無茶な作戦を考えやがって…」

不機嫌そうに言う。

悟空「まぁまぁ!ピッコロじゃなきゃ出来ねぇ芸当なんだしよ!いいじゃねぇかそんくらい」

ピッコロ「これでも痛覚はあるんだがな…」

ゲロ「(まさかこれほどとは…一旦研究所へ戻ったほうがよさそうだな…)」

ゲロはエネルギー波で砂埃を巻きあげてその隙に岩山へと逃げる。

ヤムチャ「逃げた…!追うぞ」

天津飯「ああ…!」

ピッコロ「チィ…岩陰に隠れられたんじゃ探し用がないな」

ヤムチャ「確かにエネルギーを取られるんじゃ気功波で岩を壊すのも出来ないしな…」

悟飯「でも、どこへ行ったんでしょう?」

ヤムチャ「恐らくDr.ゲロの研究所だ…ブルマに地図を送ってもらおう!」

3分後、地図をプリントアウトして研究所へと向かう一行。

ピッコロ「奴は飛んで行けないからかなり時間がかかってるはずだ
この地図さえあれば先回りすることは可能」

悟空「それじゃあオラと悟飯、ピッコロと天津飯、ヤムチャとクリリンの三手に別れて捜索すっか」

悟飯「」

ピッコロ「(俺と悟飯じゃないのか…)う、うむ…では、奴を見つけた場合は気を高めて知らせろ。それが合図だ」

ヤムチャ「分かった!」

それぞれ舞空術で飛び立った。

ピピッ!ゲロのパワーレーダーに上空を通りすがるヤムチャとクリリンに反応する。

ゲロ「あの方角は…やはり私の研究所の場所を知っているのか…。急がねば!」

ゲロは軽快に岩山を走り抜けていく。

ゲロ「どうやら近道を知っていた私の方が先についたようだな…よかったと言うべきか…しかし…」

人造人間が眠る装置の前で躊躇してしまう。

ヤムチャ「待ちな――Dr.ゲロ!!」

ゲロ「いつの間に…いや、慌てて門を閉めるのを忘れていたのか!クソ!」

クリリン「そのスイッチには触れさせるか!」

クリリンは追尾気円斬を連続で投げた。

ゲロ「小癪な!!」

ゲロは掌をかざして気円斬を全て吸収する。

クリリン「ヤムチャさん…これで時間作れましたよ」

ヤムチャ「ナイスだクリリン!喰らえ…連続繰気弾!!」

一度に三十もの操気弾を作り出してゲロの周囲を囲む。

ヤムチャ「掌で吸収する前に繰気弾を動かしてお前に当ててやるさ」

ゲロ「ククク…こんな弾…一つ一つの威力は低かろう!」

ゲロは両手をクロスにして身を丸めてそのままヤムチャの方向へ飛んでいく。
操気弾が数発当たっていたがお構いなしで突っ切ってくる。
ヤムチャは指先を動かして残りの操気弾をゲロへ当てるが大したダメージにはなっていない。

ゲロ「死ね!!」

右手を広げてヤムチャの顔面を掴もうとする。

シュンッ

一瞬にしてヤムチャが忽然と姿を消す。

ゲロ「消えた!?いや…私の目を誤魔化せるほどの超スピードがあいつにあるとは思え…」

ヤムチャ「こっちさ」

その声に反応してゲロは振り返る。
ヤムチャはクリリンの側へと瞬間移動していたのだった。(※ヤードラット星人に教わった)

ヤムチャ「このままこの装置を壊したら動きそうで怖いから用心して持って帰ろうか」

ゲロ「ふざけるな!!絶対にさせんぞ!!!」

クリリン「それはどうかなー?後ろ後ろ」

ゲロ「!?」バッ

残りのZ戦士四人がヤムチャ達の気を察知して駆けつけていた。

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ゲロ「ククク……」

ヤムチャ「何がおかしい?」

ゲロ「私にはまだ勝機はあるってことだ!」

ゲロは扉のスイッチを入れて閉じた。悟空達は距離が離れていたためギリギリで入ることが出来なかった。

ゲロ「貴様らは思いのほか強い…だから貴様らのエネルギーを私に集めれば外にいる連中に勝てるというわけだ!!」

ヤムチャ「そう簡単に行くかな…」

ゲロ「(じきに扉を破壊してくるだろう…時間がない!)」シャッ

ゲロはクリリンに標的を定めて襲いかかる。

クリリン「うわあああ――――――っ!!」

体を鷲掴みにされたクリリンは徐々にエネルギーを奪われていく。

ヤムチャ「やめろ――――――っ!!」

ゲロ「この私に勝てるとでも思ってるのか!?うぬぼれるんじゃないぞ!!」

ヤムチャ「新狼牙風風拳…!!ハイ!ハイ!オォ〜〜ウ!!!」

恐ろしく素早い打撃がゲロの全身を打ち付ける。

ヤムチャ「ちったぁリアクションしてくんないかねぇ…!!」

クリリン「うあ…あ…」

そうこうしてる間にクリリンの気はほとんど奪われていた。
その分だけゲロはヤムチャより素早く動くことが出来、17号の入っているカプセルのスイッチを押した。
プシューという音とともに開いて17号は目覚めた。

ゲロ「17号…早速だが働いてもらおう!」

17号「…」チラ

ゲロ「お、おい!!」

ゲロがコントローラーを持ってないと判断するや否や17号はゲロの頭をエネルギー波で木っ端微塵に破壊した。

17号「さて18号も目覚めさせてやるか」

プシュー

18号「…」チラ

ゲロの亡骸を一瞥すると表情を緩めた。

18号「これで私達出れるのね…」

ヤムチャ「あ…なんて奴らだ…やはり未来と同じく残忍な性格…」

クリリン「う…」

意識を失いかけていたクリリンに気が付いたヤムチャは咄嗟に仙豆を取り出して口に押し込む。

ヤムチャ「ホラっ…仙豆だ!飲み込め!」

クリリン「う…ヤムチャさん!?」

ヤムチャ「最悪の事態だ…他の人造人間が動き始めた。しかもこいつらは俺がいた時代の世界をめちゃくちゃにした人造人間達だ!」

クリリン「何だって…!?」

ドーン

悟空たちが扉を破壊して中へ入ってきた。

17号「孫悟空か…ちょうどいい。目覚めの運動に付き合ってもらおうか」

18号「ふぅん…あれが孫悟空なんだ。案外大したこと無さそうね…」

緊張が走る。

ヤムチャ「うわあああ――――――――っ!!!」

暴走したヤムチャが二人へ殴りかかる。
だが、手の先でちょいとあしらわれて後方へと投げ飛ばされる。

ヤムチャ「つ、強すぎる…俺の知ってる17号と18号より段違いに…」

18号「雑魚の相手はいいから孫悟空で遊ぼうよ17号」

17号「それもそうだな。こんな雑魚いたぶっても面白くない」

ヤムチャは歯を食いしばりながら立ち上がる。

クリリン「や、ヤムチャさん!!」

ヤムチャ「か…め…は…め…波――――――っ!!!」

天津飯「バカっ!こんな近距離で撃っちまったら!!」

17号は手を軽く扇ぐ動作でかめはめ波をはじき飛ばした。

17号「いい加減目障りだな…」

ドゴッ

ヤムチャのみぞおちに重い一発を入れた。

ヤムチャ「あが…が……」ガクッ

クリリン「ヤムチャさん!!」

悟空「よくもヤムチャを…」

18号「ホラ…来なよ孫悟空」

悟空「うおおお――――――っ!!!」

悟空は赤い気に包まれて、そのまま18号へ蹴りを入れる。

ピッコロ「まともに入ったぞ!」

18号「拍子抜けね…それが全力なわけないよね?」

ピッコロ「全員でかかれ!!」

かつてない強敵にさすがのピッコロも焦りまくっていた。

悟空、悟飯、ピッコロ、天津飯の攻撃を同時に食らうがまるでケロっとしていた。

悟空は17号に掴まれてサンドバッグのように叩きのめされる。

17号「助けたければどうぞ」

ドゴッ ドゴッ ドゴッ…

ピッコロ「あまりにも次元が違いすぎる…」

悟飯「お父さんを離せえええ―――――っ!!!!」

17号「雑魚は引っ込んでろ…来るなら手加減はしないぞ?」

ピッコロ「ま、待て!ごは――――――――ん!!」

ピッコロは悟飯を制止させようとするが一足遅く、悟飯は17号に殴りかかっていた。

悟飯「うわああああ―――――――――っ!!!!」

悟飯の一撃が17号の首下に当たって17号は尻餅をつく。

17号「面白い…やってくれるじゃないか」

17号の蹴りが悟飯の腹をえぐるように入る。

悟飯「がはっ…」

17号「妙な奴だ…さっきの一撃はすごかったのに」

天津飯「餃子…スマン…俺は死ぬかもしれん……」

天津飯「新気功砲!!!!!」

クリリン「逃げろおおおお――――っ!!」

クリリンはヤムチャを抱えてその場を急いで離れる。

18号「…!」

特大サイズの気の塊が降り注ぐ。

18号「うっ…進めない!」

17号「ぐおっ!!」

ザンッ

天津飯「ハッ!!!」

ザンッ

天津飯「ハッ!!!」

ザンッ

天津飯「ハッ!!!」

ザンッ

天津飯「ハッ!!!」
※編集長この部分は原稿料タダでいいです…

悟空「やめろ天津飯!!そんなに気功砲を使っちまうと…!!」

悟空の声は届くことはなく、天津飯は攻撃を続ける。

天津飯「みんな今のうちに逃げろおおおお――――――――!!!」


天津飯「…………」

力尽きた天津飯はそのまま地面へ落下して倒れこむ。

18号「服がボロボロで最悪…」

17号「命がけで撃ってきた技なのに全くダメージを与えられないとは…哀れだな」

クリリン「ヤムチャさん仙豆です…」

少し離れた岩の上でヤムチャに仙豆を与える。
するとしばらくしてヤムチャは起き上がった。

ヤムチャ「ハァ…ハァ…奴らは!?」

クリリン「どうやら俺達は無視してどこかへ行くようですね…」

ヤムチャ「そんな馬鹿な…奴らはそんな生やさしくはないはず…俺のいた時代の人造人間と違うのか?」

クリリン「そ、そんなことより天津飯!!」ダッ

仙豆を握りしめて急いで天津飯の元へ駆け寄る。

ピッコロ「俺達を殺すまでもないということか…相手にすらされてない…」

ヤムチャ「(Dr.ゲロは17号達に悟空を殺すように刷り込んでいたはず…悟空は眼中にすらないというのか)」

悟空「強ぇな…今のままじゃどう転んでも勝てそうにねぇ」

ピッコロ「行くか…精神と時の部屋に…」

ヤムチャ「何だそれ?」

ピッコロ「外界の一日がその部屋の中では365日に相当する」

ヤムチャ「なるほど…そりゃあいい」

悟空「一度に入れる人数は二人までだから三組に別れて入ろう」

天津飯「まずはお前達親子が先に入ればいい」

悟飯「」

ピッコロ「」

悟空「オラもそう思ってたとこだ。徹底的に鍛え直してみてぇ」

ヤムチャ「それじゃ俺は一旦プーアルの元へ戻る…1日後にまた会おう」

ヤムチャは額に手を当てて瞬間移動する。

ヤムチャが家に戻った頃にはプーアルは既に眠りに就いていた。

ヤムチャ「プーアル…」

ヤムチャはテーブルに置いてあった料理に口をつける。
いつも食べている味なのにすごく懐かしい味に感じてしまった。
温かいその味わいにヤムチャは感動をし、必ず生きて帰ってくると誓うのだった。

「じゃあ行ってくる…」と一言呟いて家を後にした。

瞬間移動をしてある人物の元へ行く。

ギニュー「ヤムチャじゃないか…久しいな」

ヤムチャ「おう…ところでフリーザは元気か?(こいつと俺どっちも同じ見た目で気持ち悪いな…)」

ギニュー「フリーザ様は不老不死の力を手にいれたのだ…当たり前の話をするな」

ヤムチャは髪の毛をボリボリとかきながら言う。

ヤムチャ「あー…えーと…フリーザの体とチェンジしてほしいんだけど」

それを聞いたギニューの顔はグニャリと歪む。

ギニュー「帰ってもらおうか…」ビキビキ

ヤムチャ「お前が俺の頼みを断れるとでも…?」

ギニュー「ダメだダメだ!!お前のその頼みを聞くくらいなら死んだほうがマシだろう!」

ヤムチャ「そ、そうか…(まあ大して期待はしてなかったけど)」

ギニュー「そういうことだ…とっとと帰るんだな」

呆れ顔で応えるギニュー。

ヤムチャ「そういえば…今のお前は俺と体を入れ替えたばっかりに弱くなっただろう?」

ギニュー「うむ…まあな…」

ヤムチャ「実はいい体を持った奴がいるんだ。そいつは無限のエネルギーを持っててな」

ギニュー「うーん…まあ行ってみてやらんことはないが…(俺もこの体になってから戦闘力は半分にまで落ちて格下げされちまったしな)」

ヤムチャ「物分りがいいじゃないギニューちゃん。まあよろしく頼むよ」

***

一日が経過して悟空達は精神と時の部屋から出てきた。
何かを掴んだような…そんな表情をしていた。

ピッコロ「何か収穫でもあったのか?」

悟空「ああ…ちょっとな」

クリリン「勿体ぶらずに教えてくれよ〜」

悟空「そんな慌てんなって。そん時が来たら見せてやるよクリリン」

ヤムチャ「もしもし…ブリーフ博士ですか。ええ…ええ…はい…それでお願いします」

電話を切ったヤムチャはクリリンとともに精神と時の部屋に入った。

クリリン「うう…なんて息苦しくて暑い部屋なんだ…こんなとこで一年も…」

ヤムチャ「まあじっくりやろうぜクリリン。ここだと好き放題気功波も撃てるしさ」

クリリン「俺技を編み出すの好きなんすよ」

ヤムチャ「望むところだぜ。俺も新技を一つ引っさげて行きたいと思ってたところだ」

***

そして翌日。
ヤムチャの髪の毛は腰のあたりまで伸びていた。
クリリンは禁則事項です。

悟空「うほぉ〜えっれぇ見違えたなヤムチャ!クリリン!まるで別人みたいだぞ〜」

ヤムチャ「やれるだけのことはやってきた…」

クリリン「早くこの力を試してみたいぜ!」

ピッコロ「それじゃ最後に俺達か…」

天津飯「(ピッコロと一年間も同じ部屋…胃薬足りるだろうか)」

ミスターポポ「がんばれ天津飯 ミスターポポ応援する」

ピッコロと天津飯も精神と時の部屋から出てくる。
天津飯は哀しいかな髪の毛は生えてきていなかった。

ヤムチャ「(明らかに気の質が違うな…特にピッコロは以前の何倍も強くなっている)」

クリリン「すげぇ…これなら勝てるかもしれない!!」

ヤムチャ「そう…だな」

ピッコロ「おい…自信のない奴は来なくていいぞ。足手まといになるだけだからな」

ヤムチャ「ああ…大丈夫。行こうか」

ピッコロ「な…なんだこの気は!?」

急にピッコロが慌てふためく。
続いてその他の者もその異変に気づく。

クリリン「これは悟空の気!?いや…それだけじゃない」

悟飯「ピッコロさんの気も感じますよ!」

悟空「あのベジータって奴の気も…それともう一つ…二つか?感じたことのない気を感じる…!」

ヤムチャ「敵は人造人間だけじゃなかったのか!?」

悟飯「とりあえず行ってみましょう!」

ヤムチャたちはとある街へたどり着く。
その街は閑散と…いや、人の気配がまるで感じられなかった。

ヤムチャ「気はこの当たりにあるはずだ…!」

ピッコロ「どこかに潜んでいるはずだ…気を付けろ!」

ズズズ…

ピッコロの背後に謎の怪物が迫る。

悟飯「ピッコロさん後ろ!!」

バッと振り返った時には怪物の尾が胸を刺そうとしていた。
ピッコロは瞬時に反応して避けようとするが腕に尾が刺さってしまう。

ピッコロ「あうっ!!」

悟飯「ピッコロさん!!」

ピッコロ「大丈夫だ…このくらいな」ブチッ

刺されたほうの腕を引きちぎって放り投げる。

セル「くっくっく…」

悟空「一体おめぇは何もんだ?」

セル「我が名は人造人間セル…ドクターゲロが生み出した最高傑作の人造人間だ」

ピッコロ「その尾からエネルギーを吸うというわけか…」

セル「ふっふっふ…その通りだ。貴様もこの私の一部としてやろうか?」

ピッコロ「遠慮しておこう…悟空、お前の真価が見たい」

悟空「それじゃ先陣を切らせてもたおうかな…」
悟空は軽くストレッチをしたあとセルの10m前に立つ。

セル「ぶるぁああああああああああああああ」

セルは気を込める。

ヤムチャ「人造人間より遥かに弱い…俺達の勝ちだ」

悟空「はあああああ――――――――――っ!!!!!」

髪の毛の色は金髪へと変化していった。
悟空の身を金色のオーラが包みこむ。

セル「か、変わった…」

悟空「たぁっ!!」

握りしめた拳をセルの腹にぶち込む。

セル「ぐぇえええええ…」

その後のセルは防戦一方であった。
超サイヤ人になった悟空にフルボッコにされる。

セル「この技を見て驚くがいい…魔貫光殺砲!!!」

ヤムチャ「避けろピッコロ!!」

ピッコロ「ぐぁっ!!」

セルが放った魔貫光殺砲がピッコロの胸部を貫く。
再生能力を持ってるとはいえ、さすがに傷口を押さえながら倒れこむ。

悟空「よくもピッコロを――――――!!」

セル「ふっふっふ…気円斬!!」ブゥ-------ン

ギャルルル…

クリリン「なに!?」

気円斬はクリリンのほうへ飛んでいき、咄嗟に反応したが右腕を切断されてしまう。

クリリン「うわああああ―――――――――!!」

悟空「クリリンまで…」ゾワッ

ヤムチャ「(あのセルとかいう化物は俺達の技を使えるのか…悟空達の気を持っているということは…ゲロが生み出した人造人間か?
しかし、こいつはフリーザの気を持っている…この世界の地球にはフリーザは来ていない…
ということは未来から来たということか。17号18号以外にも脅威が存在していたとは!!)」

ピッコロ「悟空――――!!さっさと倒しちまえ!!」

悟空「ああ…分かってる!!」

セル「ぐっふっふ…」

ヤムチャ「(読めた!こいつ逃げる気だ!)」

セル「太陽拳!!!」カッ

セルから強力な閃光が発せられる。

ピッコロ「ぐっ!!!!」

天津飯「ち、ちくしょう!!俺の技まで!!!」

セル「じゃあな」

その場から去ろうとするセルの前に立ちはばかる一人の男。

ヤムチャ「逃げるつもりか?そうは行かないな」

セル「なんだとぉ〜!?貴様…私が太陽拳を使うことが分かってたのか!」

ヤムチャ「ああ。貴様が太陽拳のモーションに入ると同時に目を瞑っておいた
そして…」

ヤムチャ「これからは貴様の知らない技だ!」

セル「な!?」

ヤムチャはセルの背後に瞬間移動する。

ヤムチャ「連続操気円斬!!!」

五十個以上はある小型の気円斬を掌の上に出現させる。
ヤムチャは両手の指先を動かしてセルへ向けて飛ばした。

セル「ぐっ!!」

必死に振り切ろうと全速力で逃げようとするセル。

ヤムチャ「逃がさん!!」

気円斬で包囲する。

ヤムチャ「これで終わりだ!」

両手の指先をグイッと向かい合わせに曲げる。

セル「ぶるぁあああああああ!!!」

バラバラに切断されたセルの肉体。

ヤムチャ「気の大きさだけが強さだけじゃない…俺はそれを精神と時の部屋でクリリンから学んだ」

セル「…」

ヤムチャ「か…め…は…め……波―――――――――っ!!!!」

肉片のセルをかめはめ波が完全に焼き消す。

悟空「ヤムチャ!!やったな!」

ピッコロ「貴様がそこまで強くなっていたとは…大したもんだ」

ヤムチャは笑顔で仲間たちに迎えられた。

天津飯「さて…本来の目的を果たしに行こうか」

ヤムチャ「いや、一旦休もう。負傷した者もいるしな」

ピッコロ「うむ。では一旦神殿に戻ろう」

***

ヤムチャ「デンデ、人造人間達の姿は見えるか?」

デンデ「はい…人間を殺したりはしていないようですね
買い物などをして旅をしているようです…(というか強盗だけど…)」

ヤムチャ「そ、そうか…俺の時代の奴らは残忍な性格だった…俺が来たせいで変わってしまったのだろうか」

クリリン「こ、こういうのはどうですか?一週間様子見をしてあいつらを見極めるってのは」

悟空「そうだな…悪さしねぇってんならそれが一番いい」

ピッコロ「分かった…だが、少しでも人類へ危害を与えるようなら倒しにいくぞ」

――1週間後

人造人間達は犯罪こそ起こしてはいたが殺人までは犯してはいなかった。
「要観察」ということに留め、今回は人造人間達に手を下さないことに決定した。

ヤムチャは久しぶりの休暇でギニューのいる惑星へ来ていた。

ギニュー「つまり俺の出番はないってことか」

ヤムチャ「悪かったな…」

ギニュー「まあいいってことよ」

***

ヤムチャは全てをブルマへ打ち明けた。
未来から来たこと…この時代のヤムチャは死んだこと…未来へ帰りたいということ。
しばらくの間ブルマは泣いたが何とか受け入れたようだった。

既に持っているタイムマシンがあること、設備が整ってること、ブリーフ博士が生きてることもあって三ヶ月で燃料は作れた。
ついでにセルが乗ってきたタイムマシンも修理してもらった。

プーアルにも別れを告げた。
するとプーアルから自分も連れて行って欲しいと懇願される。
この時代にヤムチャがいないこと、未来にプーアルがいないこともあって連れていこうかと考えたが、天国にはこの時代のヤムチャがいるのを思い出して踏みとどまった。

そして、一週間後。
一人で人造人間を倒せるか不安だったので悟空についていってもらうことにした。
自分が持ってきたタイムマシンとセルが乗ってきたタイムマシン。ちょうど二つあった。

――エイジ784

ヤムチャは自分がいた時代の世界へ帰還した。

悟空「ひゃぁ〜オラたまげたぞ…ここまで荒んでるとはよ」

人造人間の破壊により人口が数万人にまで減った世界。
建物はほとんどが倒壊していた。

ヤムチャ「とりあえずついてきてくれ」

ブルマとトランクスが住んでいる家へ向かった。

ブルマ「ヤムチャ!?生きてたの…!?」

悟空「よぉブルマ。えらい老けたなぁ〜」

ブルマ「そ、孫君!?あなた確か心臓病で死んだんじゃ…」

ヤムチャ「実はな――」

ヤムチャはブルマへ事情を説明した。

ブルマ「そ、そうだったの…ヤムチャが私達のタイムマシンを奪ったのね」

ヤムチャ「あ、ああ…悪いとは思ったんだが…。そのかわり人造人間を倒せるだけの力を手に入れた」

ブルマ「ほ、本当!?なら今すぐトランクスを助けに行って!!」

ヤムチャ「どういう事だ?」

ブルマ「トランクスはついさっき人造人間を倒しに行ったのよ!!」

ヤムチャ「何だって!?」

悟空「確かに…遠くでデケェ気を感じてきた。ヤムチャ行くぞ!」

ヤムチャ「おう!」

ブルマ「頑張って…孫君…ヤムチャ」

***

トランクス「はあああ――――――っ!!」

18号「その程度なの?ガッカリさせないでよ」

17号「もうこいつにも飽きたな…殺すか」

ドガッ。トランクスは17号に腕をへし折られる。

トランクス「ぐああ……」

17号と18号は掌をトランクスのほうへ向けてエネルギー弾を放つ。
しかし、それは当たる直前であらぬ方向へ曲げられる。

ヤムチャと悟空がかめはめ波で軌道をずらしていたのだ。

悟空「遅くなって悪かったなトランクス」

トランクス「あ、あなたは!!(写真で見たことがある…孫悟空さんだ!)」

17号「孫悟飯に似ているな…何者だ?」

悟空「悟飯!?悟飯のことを知っているのか!?」

トランクス「ええ…悟飯さんは4年前にこいつらに殺されました…」

ヤムチャ「…!!悟空の気が膨れ上がった!!」

悟空「…」キッ

17号「まあいい…死ね」

17号は悟空へ向けてエネルギー弾を放つ。

ドンッ。悟空は避けずに当たった。

悟空「か…め…は…め…」

17号「何だと!?」

悟空「波――――――――――っ!!!!!」

17号「うわあああああ―――――――――!!!!」

かめはめ波が直撃した17号の体は木っ端微塵となる。

18号「よくも17号を!!」

悟空に飛びかかる18号だったが、今の悟空の敵ではなく17号同様破壊される。

ヤムチャ「終わった…いや、まだか…」

ヤムチャ達はDr.ゲロの研究所へ訪れた。

ヤムチャ「(これは設計図…一応持って帰っておくか)」

悟空「波―――――――っ!!!」

悟空の一撃で研究所は跡形もなく吹き飛んだ。

***

トランクス「悟空さん、ヤムチャさん本当にありがとうございました!」

ヤムチャ「ま、俺は何もしてないんだけどね…」

悟空「ああ…みんな元気でな」

ブルマ「これでこの世界に平和が戻るわ…」

ヤムチャ「悟空…色々あったけどお前達といれて楽しかったよ」

ヤムチャは手を差し伸べて悟空と握手をかわす。

悟空「ああ…オラもだ。おめぇがいなかったらここまで強くなれなかったぞ」

そう言って悟空はタイムマシンに乗って元の時代へ戻っていった。

ヤムチャ「悟空…ありがとう。さらば永遠の友よ…」

上空に上がったタイムマシンを見つめながらポツリと呟いた。

***

――そして三年後…

荒れ果てた世界は三年の月日と共に徐々にだが復興されていった。
ブルマやヤムチャが率先して協力した成果であろう。

ヤムチャ「いいぞトランクス!今のは中々いい攻撃だ!」

トランクス「はい!!」

ヤムチャはトランクスをさらに鍛え上げていた。
過去へ行ったことでトレーナーとしての才能が開花したのかもしれない。

ヤムチャ「よーし、今日はここまでだ…休憩にしよう」

ブルマ「ヤムチャー!お弁当作ってきたわよ!」

ヤムチャ「これは美味そうだ!」

そんな平和な日常を送っていたヤムチャだったが突然の来訪者が現れる。

クリリン「ヤムチャさん!!」

それは七年の歳月が経ち、髪の毛がふさふさしていたクリリンだった。

ヤムチャ「クリリン!?…タイムマシンで来たのか?」

クリリン「そうです…お、落ち着いて…き、聞いてください」

ヤムチャは「お前が落ち着けよ」と思ったが胸の中に留めておいた。
クリリンは血相を変えていて尋常ならざるようだった。

クリリン「それが…バビディとダーブラという奴が来ちゃいまして…悟空は殺されてしまったんです…」

ヤムチャ「悟空が…!?」

クリリン「何とか俺達は命かながら逃げて…今は皆神殿にいます
単刀直入に言うとヤムチャさんに来て欲しいんです!」

ヤムチャ「なるほどな…分かった!勝てるか分からないが行ってみよう」

ヤムチャはトランクスにも事情を話し、連れていくことにした。
クリリンは小さいからという理由でトランクスが乗るタイムマシンに押し込めることにした。

――エイジ774

悟飯「ヤムチャさんだ!」

神殿にいた悟飯達は身を乗り出してヤムチャの元へ駆け寄る。

ヤムチャ「全て話してくれ…一体バビディとやらは何者なんだ!?」

界王神「それは私から話しましょう」

建物の奥から出てきた界王神がバビディのことを説明した。

ヤムチャ「なるほど…そういうことだったんですか」

界王神「ええ…何とか食い止めなければいずれ魔人ブウは復活してしまうでしょう」

ヤムチャ「魔人ブウ…そんなに恐ろしい奴なのか…」ゴクリ

ピッコロ「悟空ですらやられたんだ…その悟空が死んだ怒りで超サイヤ人に目覚めた悟飯ですら…
強い!強すぎるんだ!!あのダーブラという男は!!」

ヤムチャ「絶望的というわけか…」

悟飯「入りましょう…精神と時の部屋に!」

ヤムチャ「悟飯とピッコロ…お前達がまず最初に入ってくれ
俺は寄らなければならない場所がある」

ピッコロ「(やった…やっと俺と悟飯が結ばれた!!)分かった…行くぞ悟飯」

悟飯「はい!!!」

ヤムチャはカプセルコーポレーションへ来ていた。

ヤムチャ「では、お願いします」

ブリーフ「任せなさいヤムチャ君」

ヤムチャ「さて…次は…」

***

精神と時の部屋の扉が開き、ピッコロと悟飯が出てきた。

界王神「ここまで変わるものなのか…以前のあなた達とはまるで別人ですね」

ピッコロ「はっきり言って下さい!ダーブラと比べてどうなんですか!?」

界王神「ええ…それでもまだダーブラには及ばないでしょう。残念ながら」

ヤムチャ「さあトランクス。次は俺達の番だ」

トランクス「はい!」

ギィ…と精神と時の部屋の扉を開き、二人は足を踏み入れた。

クリリン「悪いけど俺はパスさせてもらおうかな…次元が違いすぎるし」

天津飯「え!?」

界王神「そうですか…では天津飯さん…私と入りましょう」

天津飯「あ、はい!一緒に修行していただけるなんて光栄です!!(これはやばいぞ…)」

界王神「フフ…楽しみですね」

クリリン「(スマン…天津飯…スマン…)」

***

そして全員が精神と時の部屋での修行を終えてヤムチャが来てから三日が経った。

ピッコロ「一年間の修行を無駄にはしない!」

悟飯「必ずお父さんの仇は取ってみせる…!!」

ヤムチャ「ここまで強くなれるとは…さすがギニューの体だ…底が見えない」

トランクス「今の俺ならどんな敵だろうと勝てそうですよ」

天津飯「俺は強くなった…精神的にな」

界王神「まだまだ私だって現役でいけますよ…フフフ」

クリリン「皆頑張ってくれ…」

キビト「…」

それぞれが思いを馳せながら決戦の地へ向かう。

バビディ「この星の人間は雑魚ばかり…この調子だと魔人ブウを復活させるのに時間がかかりそうだよ!」

ダーブラ「いや…そうではないみたいですよ」

ダーブラが指を指した方向にはZ戦士達がいた。
スゥーっと降下して地面に足をつける。

バビディ「確かに…たくさんのエネルギーが手に入りそうだ
ボクたちは宇宙船に戻ってようか…プイプイ!お前に第一ステージは任せる」

プイプイ「はいっ!」

ヤムチャ「奴らが中へ入っていくぞ!」

界王神「入ってはいけません!敵の罠です!」

必死に引きとめようとするが悟飯が無視して行き、ピッコロが後を追った。

ヤムチャ「俺達は奴らを倒すために修行をしたんです!ここで見逃してどうするんですか!」

そう言ってヤムチャも宇宙船の中へ入っていった。

界王神「どうなっても知りませんよ…!」

界王神達も続々と中へ入っていく。

界王神「この中へ入ってしまうともう出られませんよ…おそらくバビディを倒さない限りは…」

ピッコロ「この宇宙船を破壊するというのは?」

キビト「ダメだ…強いショックを与えると魔人ブウが目覚めてしまう」

扉が開いてプイプイは姿を現す。

プイプイ「バビディ様がおられるのはこの一番下のフロアーだ…ただし……
残念ながらこの俺を倒さなければ下へはいけない仕掛けになっている…
つまりお前達はオシマイということだ…くっくっく」

ピッコロ「おめでたい奴だ」

クリリン「ここは俺に任せてくださいよ!」

ヤムチャ「よし、頑張れクリリン」

プイプイ「な、舐めてるのか…!?こんなチビが俺と戦うと?」

クリリン「チビは余計なお世話だ!」

プイプイ「フン…痛い目に合わせてやる!しゃっ!!!」

プイプイは蹴りを繰り出すが、クリリンはトリッキーな動きで翻弄する。

プイプイ「チィ…クソ!!ちょこまかと動き回りやがって!!」

バビディは部下にプイプイの生まれ故郷を聞く。

バビディ「惑星ズンか…!!よ〜〜し…パッパラパ―――――ッ!!!」

悟飯「えっ!?なっ、なに!?何が起こったの!?どこ!?ここ…」

界王神「バビディの仕業です…!!魔法で部屋を変えてしまった……多分あの戦士にとって有利な場所に…!」

プイプイ「はっはっは!!これまでだな!この星は地球の十倍の重力がある!!
俺はこの星で生まれ育ったんだ――――!!」

クリリン「おあいにくさま重力室で鍛えた俺達にとって十倍なんて屁でもないんだぜ」

クリリンはでかいエネルギー波を放出する。

プイプイ「こんな遅い攻撃が当たるわけ無いだろ!!」

エネルギー波は上空へ方向を転換し、上空で拡散して地表へ落下していく。
その拡散エネルギー弾はプイプイのほうへ集中して飛んでいった。

プイプイ「小癪な真似を!!」

腕からエネルギー弾を連続で放って迎撃する。

クリリン「こっちだよ〜!」

プイプイ「何っ!?」

背後にいたクリリンは太陽拳のように眩しく光る気円斬を投げた。

クリリン「名づけて発光気円斬!!」

プイプイ「ま、眩し…」

目がくらんだプイプイは気円斬の存在に気付くことが出来ず、体を切断されてしまう。

プイプイ「うわああああ―――――――!!!!」

クリリン「波―――――――っ!!!」

かめはめ波でプイプイは消滅する。

ヤムチャ「やったなクリリン!!」

クリリン「久しぶりの実戦だったけど何とかなりましたよ
怖いのはダーブラだけで他の奴らはたいしたことないみたいですね」

バビディ「やはり…数日前にお前と戦った金髪の男たち…あいつは地球人にしては異常なパワーを持っていたな
あいつの仲間だとすれば強い奴がいてもおかしくはない…」

バビディは顔にシワを寄せて憤る。

ダーブラ「確かに…あの男は魔界でも出会ったことがないほどの強さでした…
ステージ2の戦士は誰にしますか?」

バビディ「………… ヤコンにするよ…!」

ダーブラ「ヤコン!?ステージ2でもうヤコンを!?いくらなんでもそれは…」

バビディ「…あの地球人たちをなめちゃいけないかも知れないよ…
だってさあのプイプイが全くダメージを与えられずにやられちゃったんだよ…」

ダーブラ「…なるほど。しかしヤコンが相手でが奴ら全員を倒してしまい私は楽しめませんな」

バビディ「今は楽しむことより魔人ブウを長い眠りから目覚めさせることが先決じゃないのかな」

ウィィィン

扉が開き、カチャ、カチャという足音を立てながら怪物が歩いてくる。

ヤコン「シャ――――ッ シャ――――ッ」

クリリン「ひゃ〜何だこいつは!!」

ヤコン「ゴホホホ…どいつから食ってやろうかな」

界王神「こいつはもしかして魔獣ヤコン!?こんな奴まで引き入れているとは…バビディ!!」

悟飯「僕が戦います!」

ヤコンの素早い攻撃が悟飯の服を掠める。

界王神「みんなで戦いましょう!」

トランクス「いや…悟飯さんなら大丈夫だと思いますよ」

バビディ「グッドだヤコン!さすがだよ〜〜(中略)
勝負を早く終わらせるためにこれからお前の大好きな真っ暗闇の世界・暗黒星に連れていってあげるからね!」

バビディの魔術によって暗黒星へと場所を変える。

悟飯「何も見えない…真っ暗闇だ」

ヤコン「ヒッヒッヒッヒ…俺にはおめえらがよ〜〜〜く見えるぜ!(まず一匹!)」

シャシャッ!ヤコンの鎌のような爪攻撃が悟飯を襲う。

だが、悟飯は全て躱して逆に反撃の一撃を与える。

ヤムチャ「一気にカタをつけてやれ!悟飯!」

悟飯「はい!」

悟飯の金色の気を纏い、髪の色も黒から金へと変色させた。

バビディ「こ、こいつは!数日前にお前と戦った金髪の一人!!生きていたのか!!」

ダーブラ「部下に測定器を持ってこさせます…」

ヤムチャ「へっ!どうだ!これで暗闇が無駄ってことが分かったか!!」

ヤコン「きひひひ…なるほど…確かに暗闇が無駄ってことはよく分かった…」

悟飯「何…?」

測定器を持って図るバビディ。

バビディ「に、2700キリ…!!」

ダーブラ「不思議な術だ…何らかの方法でパワーを膨らませているのか」

バビディ「ダーブラに善戦したあの男ことを考えれば妥当な数値…
だけどヤコンはあいつに勝てっこないよ…ヤコンのエネルギーは800キリだもん…」

ア〜〜ンと大きく口を開けたヤコンは悟飯の光を吸い込んだ。

悟飯「え?何!?」

界王神「そ、そうです!!魔獣ヤコンは光のエネルギーを食べるのです……!!
超サイヤ人になった悟飯さんのエネルギーはまさに最高の食料……!!」

ヤコン「う、うまい…!!こんなに美味くてボリュームのある光を食べたのは初めてだ〜〜!!」

悟飯「そ、そういうことか…!」

トランクス「俺も参戦します!」

ヤムチャ「よし、全員で戦おう!!」

ヤコン「…!?」

三分後、Z戦士全員から袋叩きにあったヤコンがついに倒れる。
トランクスの剣で切り刻まれ、エネルギー波で消されるのだった。

バビディ「なんて奴らだ…」

ダーブラ「ステージ3は私自らが行って差し上げましょう
…そしてたちまちのうちに魔人ブウの玉を奴らのエネルギーでいっぱいにしてみせますよ」

バビディ「ダ…ダーブラ…お、お前がやられたらもうおしまいなんだよ…勝算はあるんだろうね……」

ダーブラ「勝算?ふっふっふ…私は魔界の王ダーブラなんですよ…私にパワーで勝る者など全世界で存在しません……」

プシュー
扉が開き、ヤムチャ達の前にダーブラが現れる。

界王神「ダ、ダーブラ……!!」

ダーブラ「ヤコンを倒しステージ3まで来られたとは…人間としてはたいしたものだ
奇跡的とすら言える。褒めてやるぞ…
だが、ここまでだったな。この私が相手をすることになってしまった…」

界王神「奴が吐き出す唾には注意してください!触れると石になってしまいます!!」

クリリン「やっぱり次も全員でかかりますか?ヤムチャさ…あれ!?いない!!」

ダーブラ「何だと…!?」

ピッコロ「ヤムチャの奴…一体どこへ行ったんだ!」

バビディ「き、貴様!!ダ、ダーブラ早く戻ってきてくれ!!」

ヤムチャ「くたばれ!!」

ヤムチャの正拳突きでバビディの頭はトマトのように潰れる。
そして、ヤムチャは瞬間移動で元の部屋に戻った。

ヤムチャ「波―――――――っ!!!!」

ダーブラの背後に回って不意打ちでかめはめ波を放つ。

ダーブラ「チィ!!」

何とか反応してガードをするがダメージは受けたようだ。

ヤムチャ「バビディは死んだ…次はお前の番だ」

ヤムチャは連続エネルギー弾で宇宙船の天井を破る。

界王神「そうか!ヤムチャさんはバビディを殺したから宇宙船にかかってた魔術が解けたんだ……!!
つまり魔人ブウへの影響はない!!」

ピッコロ「しかし、ダーブラに行われた洗脳はそのままのようですね…」

界王神は衝撃波を使ってダーブラを外に追いやる。

ダーブラ「界王神……!!」

ヤムチャ「さてと」シュンッ

瞬間移動で消えた後、何かを連れて戻ってきた。

ヤムチャ「お待たせ」

クリリン「ギニューと…もう一人の誰ですか!?」

ヤムチャ「人造人間16号だ」

天津飯「一体どういうことだ!?」

ヤムチャ「実は17号と18号の二人以外に人造人間16号が存在していた…
俺は破壊せずにブリーフ博士に預けて長年に渡って改良をしてもらっていたのだ
チューンアップされているから少しは役に立つと思うぜ」

ギニュー「なんて奴だ…フリーザ様の戦闘力すら測れる最新のスカウターが壊れちまった!」

トランクス「や、ヤムチャさんが二人…」

16号「ヤムチャ…私を壊さないでくれた恩を返したい」

ダーブラ「何だ…あいつはまるでパワーを感じ無い…」

ヤムチャ「俺はサポートに回るぜ」

トランクスと悟飯とピッコロと16号が一斉にダーブラへ攻撃する。

キンッ

ダーブラとトランクスの剣がぶつかり合う。
だが、ダーブラの力が勝り、トランクスの剣は折れる。

悟飯とピッコロは足でなぎ払い、16号には炎攻撃を食らわす。

ダーブラ「…」ペッ、ペッ

ダーブラは悟飯とピッコロに向けて唾を吐く。

界王神「いけない!あの唾に触れては!!」

ヤムチャ「操気弾!!!」

ヤムチャの操気弾×2が地面の下から飛び出て唾を焼き払う。

ダーブラ「貴様…!!猪口才な……!!」

ヤムチャ「唾は気にするな…俺が全て防ぐ!!」

悟飯「はあああああ――――――っ!!!」

悟飯の蹴りがよそ見をしていたダーブラの顔面に入る。
しかし、冷静だったダーブラはすぐに足をつかんで地面へ投げ捨てる。

ドガアアン。地面に叩きつけられた悟飯は立ち上がれなかった。

クリリン「悟飯!!今すぐ仙豆を…!!」

ダーブラ「ヒョオ―――――――ッ!!」

口から放った炎がクリリンの背中を焼く。

クリリン「うわああああ――――!!!」

トランクス「クリリンさん!!」

トランクスがダーブラの背後からパンチを繰り出すが、残像を空振りする。

ダーブラ「本物はこっちだ!!」

強力なエネルギー弾がトランクスに当たり、地面に叩きつけられる。

ピッコロ「(聞けヤムチャ!お前は瞬間移動でデンデを連れてこい…俺が時間を稼ぐ!!)」

ヤムチャ「(この声はピッコロ…よし、分かった!)」

ヤムチャは瞬間移動して神殿にいるデンデの元へ向かった。

ピッコロ「く……!!」

胸の前で両手の指先を合わせるピッコロ。
全身が気で覆われ、周りの地面が崩れ始める。

キビト「界王神様!私に掴まってください」

界王神「皆さんも私の手に!!」

界王神は超能力で倒れてる戦士の体を引き寄せる。
キビトと界王神でZ戦士は瞬間移動して逃れた。

ピッコロ「超激烈光弾!!!!」

指先を離した手から凄まじいエネルギー弾が放出される。
半径数kmが光に覆い隠される。
キノコ雲が立ち上がり、地面が大きく削れていた。

天津飯「た、助かった…まさか味方の技であわや命を落としかねるとは…」

ピッコロ「どうだ…さすがに効いただろう…」

ダーブラ「痛かった…痛かったぞおおおお―――――――っ!!!」

煙の中から飛び出してきたダーブラが襲いかかる。

ピッコロ「何だと…!!」

クリリン「ありがとうデンデ…助かった」

ヤムチャが連れてきたデンデの能力でクリリン達は全快する。

キビト「いや…私にも回復能力はあるんだが…」

ヤムチャ「え!?そうだったんですか!!もっと早く教えてくださいよ〜」

キビト「う、うむ…」

デンデ「何かすみませんでした…」

悟飯「そんなことよりピッコロさんが!!」

ピッコロのほうに視線を移すとダーブラの攻撃で胴体に穴を開けらていた。

ピッコロ「ぐ……!!」

悟飯「ピッコロさ――――ん!!!」

悟飯の怒りの一発がダーブラの腹に深く入る。
ドズンという重々しい音を立てて。

ダーブラ「き、貴様…そんな力を秘めているとは…」

悟飯「タフな奴だ…!!」

ダーブラ「喰らえ!」ペッ

ダーブラの唾攻撃を受けた悟飯は石化が始まる。

界王神「しまった…!!」

瞬間移動したヤムチャが石化した悟飯をキャッチする。

ヤムチャ「キビトさん!悟飯を安全な場所に避難させてくれ!!」

キビト「分かった…」

ギニュー「チェンジ!!!」

不意打ちでダーブラにボディチェンジを試みるギニュー。

ダーブラ「ぬぅ!!」

寸前で回避する。

ギニュー「避けられてもうた……!!」

ダーブラ「雑魚は引っ込んでろ!!」

ボコッ
何者かの攻撃が顔面に入り、ダーブラはギニューへの攻撃を中断した。

16号「……」

それは16号のロケットパンチであった。

ダーブラ「ガラクタの分際でこのダーブラ様の顔面に傷をつけるとは…」

16号「ヘルズフラッシュ!!」

両手部分を切り離した断面からエネルギー波を発射する。

ダーブラ「フン……!」

ダーブラはエネルギー弾を撃って押し返す。

16号「ぐ……!」

いくら改良されて強くなったとはいえ、次元が違いすぎるため16号は役に立たなかった。

ヤムチャ「ここまで強いとは…」

ピッコロ「全員で一斉攻撃をしかけるぞ!!ダメージはちゃんと通ってるんだ…」

ヤムチャ「新・連続操気円斬!!」

トランクス「バーニングアタック!!」

ピッコロ「超爆裂魔光砲!!」

クリリン「発光気円斬!!」

天津飯「新気功砲!!」

16号「ヘルズフラッシュ!!」

ギニュー「ちぇい!!」

界王神「はっ!!」

キビト「ぬん!!」

全員のエネルギー波(弾)を受けたダーブラは悶えながら地面へ落下する。

ピッコロ「やったか!?」

生死を確認をするために恐る恐る近寄る。

ピッコロ「どうやら…死――」

ガバッ

ダーブラ「フハハハ!!死ぬかと思ったぞ―――!!!」

ピッコロ「あの攻撃をくらって生きてるとは……化物か!!」

ダーブラ「ハッ!!」

ピッコロはダーブラのエネルギー波で頭を潰され、無慈悲にも殺されてしまう。

ヤムチャ「ピッコロオオオオ―――――――ッ!!!!」

界王神「強すぎる…」

キビト「お…終わった…」

天津飯「いや…奴はダメージを受けてます…
完全に勝機がなくなったわけではない!」

ヤムチャ「キビトさん…今から言うことを実行してくれ…」

キビト「うむ…うむ…了解した」

キビトは界王神とデンデを連れて瞬間移動で立ち去る。

クリリン「ダーブラが来る!!」

ダーブラ「バビディ様を殺した貴様らは一人残らず葬ってやる…!!」

トランクス「二度と地獄のような未来はあってはならない…お前は俺が倒す!!」ボウッ

クリリン「太陽拳!!」

トランクス「今だあああああああ――――――っ!!!!」

フルパワーのトランクスの拳がダーブラをひるませる。

ダーブラ「ぐわっ…!!!」

クリリン「気円斬…とうっ!!」

しかし、ダーブラは力をふりしきって空中へ逃げる。

ダーブラ「はぁ…はぁ…」

16号「うおおおお――――――っ!!」

背後から忍び寄っていた16号がダーブラをがっしりと捕まえる。

ヤムチャ「よくやった16号…お前ならそうすると思ってたぜ
ダーブラ…たった一人でよくやったと思うよ…だが、この地球にヤムチャ様がいたことは誤算だったようだな」

ヤムチャはそう言うと16号の肩へ右手で触り、左手の指二本を額に当てた。

天津飯「消えたっ!!」

ヤムチャ達は瞬間移動で地球外へ移動する。そこは漆黒の宇宙空間。

ヤムチャ「キビトさん…さあ帰りましょう」

キビト「ああ…こういうことだったのか」

ダーブラ「何をするつもりだああああ―――――!!離せ!!!」

16号「貴様は私と共に宇宙の塵となるのだ!!」

16号の体から光が漏れる。
ヤムチャとキビトは瞬間移動で地球へ戻る・

ダーブラ「ちくしょおおおおおおおおお――――――――――――!!!!!」

こうしてダーブラは16号の体内に備えられた爆弾によって宇宙の藻屑となったのだ。

神龍により殺された人々や悟空、ピッコロ、16号は復活する。

ピッコロ「そうか…ダーブラは死んだか…」

悟空「おめぇ達だけでダーブラを倒しちまうとは!オラおでれぇたぞ…
ところでこいつは誰だ?」

悟空はトランクスを指差す。

トランクス「え…いや…その…えっと…」

ヤムチャ「禁則事項です」

界王神「皆さん…魔人ブウの復活阻止に協力してくださってありがとうございました
私はこの魔人ブウの玉を持ち帰りますね。強力な封印をかけねばなりません」

キビト「さらばだ…黄金の精神を持った者達よ」

ヤムチャ「界王神様…キビトさん…どうかご達者で!」

界王神達は界王神界へ帰って行き、またこの地球に平和が訪れる。

――1週間後

悟飯「もう行ってしまわれるのですか…」

悟空「寂しくなるな…ヤムチャ、トランクス」

ヤムチャ「また何かあったらいつでも来てくれ。すぐに駆け付ける」

こうしてヤムチャとトランクスは未来へ帰っていった。
フュージョンをすることで一つのタイムマシンだけで帰ることが出来、もう一つのタイムマシンは置いてきた。

ヤムチャ「疲れたなトランクス」

トランクス「ええ…でも、悟飯さん達に出会えてよかったです
父さんはいなかったけど…」

ヤムチャ「はは…そうだ、今からブルマと三人で飯を食べに行こうか」

ヤムチャは苦笑いを浮かべながらはぐらかした。

ヤムチャ「(彼らの未来を変えてしまった…だが、あんな地獄はこの世界だけで十分だ)」

そして訪れる平穏の日々。
十年の歳月が経ち、世界の人々から笑顔が取り戻されていった。
ヤムチャはブルマと結婚し、三人で仲良く暮らした。

ヤムチャ「この俺が世帯を持つなんてな…考えられないよなプーアル」

プーアルの写真の前でそう呟いた。

ブルマ「何してんのヤムチャ!トランクス達の結婚式だってのに!!」

ヤムチャ「おっと…今行くよー!」

ヤムチャは写真を胸ポケットにしまう。ブルマを自分の背中に乗せて会場へ向かうのだった。

Fin

コメントの数(4)|
コメントをする
コメントの注意
名前  記事の評価 情報の記憶
この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:TqduJ4c20編集削除
隻腕ヤムチャかっこいい
2 . 名無しさん  ID:IYD0LkrL0編集削除
Tシャツ ってなんやねんww
3 . 名無しさん  ID:m.Ljzk0K0編集削除
今北産業
4 .   ID:TeXSbj3P0編集削除
最近この手のテキストやたら多いな…テキスト長いくせに詰まらんのよな…って言いながら読みに入る。

コメントを書き込む

今月のお勧めサイト



週間人気ページランキング
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ページランキング
過去30日間の人気ページランキングです。


以前のはコチラ↓


このカテゴリー内ネタの情報求む!
タグ

ブログパーツ ブログパーツ