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感動体験談

俺は昔、隣に乗り合わせた見知らぬ女の子が
ずっと理由あって泣いていたのが気になったんでティッシュをあげた

なんだかんだで、その後いい関係を築けた
それが今の嫁

当時の俺25歳。嫁は22歳。
その頃の俺、資格の勉強をしつつ、バイト先と家の行き帰りを繰り返す日々。
その年の夏。久しぶりの買い物で色々買い込んで、帰りのバスに乗った日。
俺はたしか一番後ろの席に座った。
眠気もあってウトウトしてた。
人も入ってきて車内は混んでいた。



バスが動き出して目が覚めたころ、隣で何かグズグズと聞こえてきたんだ。
なにげなく見たら、目頭あたりを手でずっとぬぐっているスーツを着た小柄な女性が。

よく見なくてもわかったよ。
泣いてるってこと。
でもなんか見てはいけない気がして、俺は目そらした。
知らない人だし。
自分はバスの中で泣いたことはないが、外で泣くっていうのは、なにかよっぽどのことがあるんだろうななんて考えてた。

でもずっと泣いてて。
皆降りて行って人が減る頃もまだ泣いてた。
声こそ上げてないけど、零れ落ちる涙をずっとぬぐっていた。
普段の俺なら、こういうのって見知らぬふりしてた。
そういう時って、普通は話しかけてほしくないだろうし。
なんだけど、気が付いたら、彼女にポケットティッシュ差し出してた。

スルーと思いきや気づいた嫁に軽く会釈された。
小さな声でお礼言ってたのは聞こえた。
荷物をまとめたら小袋1つ余ったんで、使ったティッシュはここにでも入れるといいと思って渡しておいた。
結局、俺が降りる乗り場まで同じだったんだ。
嫁が後ろ歩いてたが雨も降ってたし、その日は足早に帰ったから話してない。
次に会ったのは夏も終わった頃。
バイト帰りに、バス待ちしてたら嫁に話しかけられた。
向こうが私服だったし雰囲気が違ったから最初はわからんかった。

この間はありがとうございましたとお礼を言ってきた嫁。
少しして、あの泣いていた子だと気づいたものの、ちょっと動揺の俺。
なんでって、まったく同じメーカーのポケットティッシュをわざわざ返してくれたから。
(俺は配ってるようなそこらのティッシュで鼻かむとすぐ痛くなるんで、普通に買っている)
律儀な子だなと思った。

他愛もないことを話した。
あの泣いていた人とは思えないくらい、すっきりとした顔で笑ってた。
話しているうち、笑顔が可愛い子だなと思った。
なんていうか目尻が垂れ具合が特に。
泣いていた理由は聞かなかった。
でも話しているうちにわかった。
嫁は、春に就職先が決まらぬまま大学を卒業して就活をしていた。
バイト時代の貯金を切り崩しながら既卒で続けるのはきつかったんだろう。
内定をもらえなかったことに関しても自己嫌悪に陥っていたらしい。
あの泣いていた日も、面接の帰り道だったらしい。

俺が

「でも今元気そうですね」

と言ったら、その後無事に他社で採用が決まったと話していた。

「お住まいは●●(地名)ですか?」

と聞かれたので、近くにある建物の名前とか答えた。
その日は乗り場に着いた後も、話しながら帰った。

会話がそんなに続くと思っていなかった。
どちらかというと女性と話すのが苦手で沈黙になりがちな俺。
でも嫁は会話の引き出しが上手くて、それでいて聞き上手で話していて心地よかった。

ただ、当時の俺はちょっと疲れていた。
将来の事であんまり希望をもてていなかった。
だから無事自分の希望の仕事に就いて頑張っていると思われる嫁が輝いて見えたのを覚えている。

頻繁に会うわけではなかった。
ごくたまに顔を合せたら話す程度。
ご近所感覚ってやつ。
この頃に、お互いの名前を名乗った。
その後はしばらくの間、会わない日が続いた。
俺も忙しくしていた。
資格は無事とることが出来たが、今のバイトをどのくらい続けるかも迷った。
運よく、昔お世話になっていた先生の紹介で、ある会社を受けてみることになり
ダメもとで受けたものの、働くことが決まったのは有難かった。
試用期間も終わって新しい環境に徐々に慣れてきた頃。
夜、バスを降りて帰宅途中、後ろで誰かの足音が聞こえてきたと思ったら
肩をつっつかれた。
嫁だった。
ちょっとドキっとしたの覚えている。
でも嬉しかった。

お久し振りですと挨拶されて、軽く話した。
今日はスーツなんですねと言われたので
アルバイトを辞めたこと、仕事のことも少しだけ話したり。
資格のこと言ったら

「じゃあ合格されたんですか?」

って聞かれて。
資格とれてから、「おめでとうございます」って人に言われたの、多分初めてだった。
このとき改めて思ったかな、本当話しやすい人だなって。
最初見かけた時はこんなふうに、にこにこ笑う人だと思ってもいなかった。
普段のこの子を知っているわけじゃないが、人当たりよさそうだし友達多そうだなって。
そんなこんなで、その日の帰り道に連絡先を聞かれた。
最近あんまりお会いしてないですけど、またお話して下さいと言われて、別れた。

期待とか勘違いはしなかった。
この子とは普通に話してたはいたが。
過去に元カノに振り回されたことがある俺。
まだ女性不信引きずってた。
どうにかなるとも思ってなかった。
向こうにとっては深い意味もないかなって。
連絡先交換したときは嬉しかったし、この時点で嫁のこと気になっていたかもしれん。
でもどこかであんまり考えないようにしてた。

その矢先、ある日のバス発車待ち。
何気なく前を見たら、誰かと親しげに楽しそうに話す嫁が居た。
彼女の隣には背が高く、ガタイのいい男が立っていた。

嫁とその男性は同じ乗り場で降りた。
俺もいつも降りてる所。
俺のすこし前をずっと二人が話しながら歩いてた状態。
追い越すのも変だし、後ろ歩いたわ。
普通に仲良さげで、嫁の手荷物を男が持っていた。
考えないようにしたが、この時に心がざわついてしまった。

男女二人歩いてたら皆恋人同士ってわけじゃないんだが。
その光景、ことあるごとに思い出して、あれが彼氏か友達なのか気にしてた。
ごまかしようもなく、嫁のことを好きになってるって気づいた。
しばらくして、めずらしく行動しようと思った俺。
食事に誘ってみようと思い立った。
これで断られても、もう別にいい。
連絡先教え合ってからまだ一度もかけていなかったから、この時が初めての連絡。

誘いたくて電話したってことで直球で言うつもりが
話しているうちに都合のつく日でいいから、と弱い感じになってしまった。
嫁はその場でスケジュールを確認して空いている日を言ってくれた。
予想外にすんなり決まる。

会ったのは週末の夜。
候補の店をいくつか提案、選んでもらった。
決まったのは個室の店。
美味しそうに食事していた嫁。
食事した後。
・・・・何かあるわけでもなく。
帰りのバス。
隣でうとうとし出し、度々もたれてくる嫁の頭。
・・・・何かあるわけでもなく。w

ちょっとほろ酔いで頬っぺたが赤くなっていた嫁を家まで送る。
この後事件が。

嫁「あ、良かったらお茶飲んでいきませんか」

この言葉だけで背中に冷や汗かいてる俺。
一応年上なのに情けない。
お茶は・・・頂いたら帰るつもりだった。
うん。
小奇麗なハイツの嫁宅に着いたとき。
ドアの前に、あの日見かけたガタイのいい男が立っていた。

目があってなぜかひんやりとした俺。
隣見たら、眉間に皺をよせた嫁。

嫁「・・・・あんた、どしたの?」

男「ちょ!遅いって!あのさ、鍵なくした!今すぐ鍵出せる?」

嫁「え?おかんは?」

男「いま旅行中!ってか、出せないんならいいや、泊めて。」

嫁「え?いやいやいや、勘弁してよ。w待って、探すから。」

嫁「ごめん、俺さん、先こちらどうぞ」

そう言って部屋に通された。

玄関でたたずむ俺と男性。
目があうと、気まずそうにこっちを見るなり

「いや〜すみません・・・お邪魔して」

と会釈をされた。
まだ?状態な俺。
顔に出ていたのかもしれない。

男「あ、●●(名前)と言います。(嫁と自分を交互に指さして)弟です。彼氏さんですか?」

(!!??お、おとっ・・・!?いや似てねえ)えっ?(最後何か言った?)
自分の中で力が抜けていくのがわかった。

男「あー鍵さ〜、もう無理だったらいいよ。ここ泊めてくれたら。疲れてきた。」

向こうから

「なんであんたが疲れることがあんの。」

と声が聞こえてくる。

嫁の実家に住んでいるらしい彼(弟)。
鍵を探すのは結構時間を要した。

弟「そうやってな、家になかなか帰らんからさ鍵も逃げてったんだよ。管理悪いな。」

嫁「無くしたくせに・・・思い出してきたんだけど
 前おかんも鍵なくしたよね。私その時かしたかも。」

弟「え?そんな大事な事・・・じゃあ無いの?」

そんな気がする、と答える嫁に落胆する弟。

嫁「あれから忙しかったしさ、返してもらうの忘れてた。だめだね。」

弟「はー。デートする暇はあるのにか。そっか。」

にこにこしながら見てくる彼。
何かさっき否定しなかったからか完全に誤解されてた。
でも嫁もお茶入れに行ってて何も言わなかった。
顔が薄赤かったのは酒が残ってたのかも。
テーブルに突っ伏せて爆睡しだす弟。
茶を飲んだ後、おいとましますと言うと、遅いのに大丈夫ですかと聞く嫁。
まだ近いほうだし大丈夫だと答えたんだが、この日はここで数時間寝させてもらった。
目が覚めた早朝に、お礼の手紙を置いて帰宅。
その日に電話がかかってきた。
昨日はありがとうということ、今度また行くときは私のおすすめの店に行きましょうと。

俺がこんな書き方したせいで嫁弟が叩かれてる。
この場をかりて詫びておく。
後日だけど弟とは仲良くなれたよ。

嫁とは特に変わらず、時間が合うときにたまに食事行ったり、映画観に行ったり続いてた。
前に嫁の弟の一件で薄々感じていたが、彼女も結構天然だったり抜けてるところがある。
告白するのにさえ時間かかったけど、嫁の誕生日に告白。
その場でOKもらえた。

後で聞いたんだが、嫁は母親の女手一つで育っていた。
実家にいたころは門限とかも厳しかったらしく、金貯まったと同時に振り切って出たと。
告白されたことはあったぽいけど、遊べなくてつまらないとか振られたり。

付き合って遊んだり色んなところ行くの初めてで、一緒に居るの楽しいとか言われたらそりゃ嬉しかった。
母親と不仲なイメージあったりもしたが、会ってみたらそんなこともなかった。
食事行った時、理由はわからないけど気に入ってもらえたのか、その後も良くしてもらえて。
結婚までもそう長くなかった。
結婚する前に何度か旅行には行ったよ。
今の時点ですでに長ったらしいからこのあたりの想像はすきにしてくれ。

初対面の嫁が泣いていたのは、面接がほぼ原因だったようなものらしいが
あの日もし泣いてなかったら、接点もなかったんだよなってのはよく思ってたよ。

今は落ち着いたけど2年ほど前に俺が身体壊して倒れたりもしたこともあって。
そのことで色々と嫁に心配もかけてしまったんだが。
あのにこにこ笑ってる姿が好きだし、見ていたいから泣かせないように頑張るわ。

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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:slSCfyZF0編集削除
羨ましい
俺のズラビームを喰らえ
2 . 三沢岳明  ID:i8QA8bpj0編集削除
臭うな・・・
あのキモヲタの妄想よりももっと嘘臭い・・・

ジャキッ!  バァンッ!

答えろ!お前は何なんだ!
3 . スピードワゴン  ID:ifLGV3RG0編集削除
こいつはくせぇー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜ!!
4 . 名無しさん  ID:ra3QF43Y0編集削除
なげぇ〜し
読みずらいので・・途中でヤメタ
5 . 名無しさん  ID:zmQ.3PTS0編集削除
米2

地獄からの使者、スパイダーマン!

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