結婚してすぐの頃の話
恥ずかしいことだが、免停になり自転車で通勤するハメになった
仕事帰りに自転車を走らせていると、ものすごく小さい声で
「にゃー」
間違いなくご主人様がどこかにいると確信したが
いくらさがしても見つからない
嫁に電話したら
「見つけるまで帰ってくるな!生まれたばかりの子猫なら絶対救出!」
との命令が出た
とぎれとぎれに
「にゃー」
としか言わないご主人様
ふと、気づいた、側溝じゃないかな?でもコンクリートの蓋あるな・・・って
でも嫁の命令もあるし、側溝の蓋をめくりはじめた
「にゃー」
の声ははっきり聞こえるようになった
そこで突然まぶしい光が、警察だった、もちろん職務質問
「にゃー」
って聞こえるんですと説明するも、身元照会で免停中もばれる
しかし、その警察官は猫様信者だったw
「にゃー」
を聞いたKは側溝の蓋めくりに必死になってくれた
20枚ほどめくってご主人様発見、生後数日の小さな小さな子猫
俺の自転車のカゴにKが持ってたタオルをひいて猫様にくつろいでもらい
Kと一緒によかったね、などと話しながら側溝の蓋を戻す作業が大変すぎて修羅場
ご主人様はこれを書いてる時も俺の膝の上にいます
もう今は老猫ですけどね
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