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ほのぼの体験談

俺 大卒 文化系
嫁 短大卒で一期下(3歳下) 体育会系

俺の入社2年目に嫁グループ(仲良し5人組)が入社してきた。
彼女たちは皆、性格はいい子なんだが、恋愛対象というより「恋人とか嫁とかすっ飛ばして、10年後には良いお母さんになってるだろう」的な集団に見えた。
嫁は本社配属だったが、嫁グループの1人が俺のいた営業所に配属された関係で嫁と顔見知りになった。
けど、ここから潜伏期間が長い。



当時、うちの会社は2・3年周期で人事異動があり、翌年俺は本社へ異動した。
この時の人事が大抜擢過ぎた。
嫁グループを含む社内のほとんどの人間が「俺が実は親会社からの隠れ出向者だったのではないか」と勘違いし、俺は一躍社内の有名人になった。
異動先の課に嫁グループその2がいたため、この頃から飲み会とかでも嫁たちと頻繁に顔を会わせるようになった。

翌年の人事異動で嫁グループその2が転出し、その後任として嫁がうちの課に来た。
しかし特に何があるわけでもなく2年が過ぎ、俺は再び別の営業所へ転出の辞令を受けることになった。
課に戻って課長に転出先を報告していた時、嫁の目がうるうるしていた。
ここで初めて、もしかしてと思ったのだが、お互い特に行動に移すことはなかった。

更に2年後の人事異動で、嫁がうちの営業所に異動してきた。
人事異動の多い会社だが、これはちょっと珍しいケース。
嫁は冗談で「追いかけてきた」とか言って笑っていた。
ここまでが前振り。

それから暫くして、社用で嫁と2人で電車移動中のこと。
暇潰しに俺が文庫本を読み始めたら、嫁がいきなりキレて俺の本を閉じた。

嫁「信じられない。デリカシー無さ過ぎ!!」

俺、嫁を宥めつつ次の駅で一旦降車。

嫁「女性と2人でいるときにあれはないでしょ。
    『あなたに全く興味ありません』って言ってるようなものです!!」

俺「ごめん。そんなつもりは(ry」

だが確かに嫁の指摘するとおりなので、ひたすら謝りまくった。

俺「何か奢るから、機嫌直してよ」

嫁「物で釣って機嫌取るんですか!!」

俺「ごめん。そんなつもりは(ry」

嫁の怒りは収まらない。

俺「じゃあ、どうすればいいの?」

一拍置いて

嫁「・・・何かじゃなくて、今度でしょ」

俺「今度?」

嫁「そう。ハイ、復唱!」

俺「今度・・・奢るから?」

嫁「なんで疑問形なの?」

俺「あ、今度奢りますから」

嫁「今度っていつ?」

俺「えーと・・・今週末?」

嫁「じゃあ、プラン決めたら教えてください」

初対面から6年数ヶ月経過して、俺は嫁と罰ゲームのような初デートをすることになった。

初デートは八景島シーパラ。
当時の俺は嫁に異性を全く感じていなかったので、普段は思春期前の中学生の友達同士みたいな応対をしていた。
しかし、この日だけは異常な緊張(もちろん違う意味で)と義務感で嫁に対面することになった。
ところが嫁は俺の予想を裏切り、いつもの乗りで明るくその日を普通のデートみたいに過ごした。
嫁の家の最寄り駅(埼玉方面)に送り届けたとき、嫁は実にいい笑顔で言った。

嫁「今日はありがとうございました。本当に楽しかったです」

俺が試練と責務を全うしたと気を抜いた瞬間。

嫁「・・・で」

俺「・・・で?」

嫁「次はいつにします?」

俺・・・え。
うぅ。
あれ?何だかよく判らなくなってきた。
家に帰って来週以降のスケジュールを確認していたら、手帳に次のデート日が記入されていた。
俺の字で。

今にして思うと電車の一件から、俺も嫁もそれぞれの中でいろんなものの逆転現象が起きていたのだと思う。
趣味も性格も真逆のベクトルなのに、なんでこうなったのだろう。

あとは淡々とスケジュールを消化し続けた。
TDL(フリーパスは会社関係で貰った)・神宮の花火大会(会社の屋上から)・ナイター観戦(年間指定席は会社ry)
俺の企画で、はとバスツアーもどき(おれが幼稚園以降、東京タワーにも上野動物園にも行ってなかったから)
嫁の企画で、カラオケ大会(俺一曲、嫁2時間)

鎌倉を散歩しているとき、俺は混沌とした頭で言っていた。

俺「好きです。これからも付き合ってください」

嫁は実にいい笑顔だけどなぜか泣いていた。

嫁は明るくて性格はいい子だけど割とサバサバした感じだったので、好き好きビームは全然出てなかった。
本社時代もこのときの営業所時代も、俺と他の同僚達と接するときに差は全く感じなかった。
あれ?って思えたのは、異動辞令の報告を聞いて涙目になっていたときだけ。
嫁がサバサバした感じだけじゃないと思うようになったのは、もっとずっと後になってからだった。

嫁に当時のことを聞いたとき、「あれは純粋な怒り」と言っていた。
「好意が届かない」じゃなくて「範疇外なのか!!」って怒りだったらしい。
嫁としては確かに本社時代は「ちょっといいかな」くらいの好意はあったが、俺の異動でその先の展開は諦める程度。
ただ追っかけ辞令を受けたときのことだけは「人事課長が神様のように輝いて見えた」と言っていた。
俺はこれを聞いて「諦めたんじゃないのか?とか他人の身体的特徴を(ry」と思ったが勿論口に出したりはしない。
そんな感じで嫁としても過剰な期待もなく、やや諦めの慣性モードだったらしい。

俺がうろたえたことで、嫁は攻め方が見えたとか操縦リモコンを手に入れた的な喜びがあったらしい。
寧ろ恋愛感情よりそっちのほうが大きかったと言っていた。
今では、嫁の脳内で「(自分がキレたことはスルーで)俺がいきなり途中の駅で嫁を連れて降りてデートを申し込んで、当日ガチガチに緊張して初デートに来た」ことになっている。

先輩ではあるが1期上なだけなので、上司というまでの意識はお互いになかった。
当時、まだ俺もヒラ(社内の職能査定上は主任だが、職務分掌的にも対外的にもヒラ)且つ営業所内の総合職では最年少だったため心理的には同僚。次のステップ(係長)だったら意識も違ったかも。

電車の中だからというより嫁がキレたことに驚いた。
はじめてキレたのを見たから。
確かに異常だな。
これが行きの行程だったら、当然びっくりはしてもまた本開いて読み続けて無視し、迷わず次の駅で嫁だけ投げ降ろして目的地に向ってた・・・と思う。

地味顔と地味顔の間にはバランスの整った
それはそれは可愛い子供が生まれるから覚悟しておけ。

可愛かったら嫁に出せなくなるだろうな。
娘と嫁だけは絶対に守っていこうと決めた。

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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:sjLjTVFB0編集削除
人事課長に一部似ている、お前らが激怒。
2 . 名無しさん  ID:R6vlo.Bx0編集削除
唐突に挟まれるハゲdisに俺の頭頂部が噴火
3 . 名無しさん  ID:jTF37LTs0編集削除
それ以前に最近馴れ初め系ネタが増えた事に憤りを感じろよ
管理人から結婚出来ないお前等への挑発状だぞ
4 . 名無しさん  ID:ibLE1OZl0編集削除
人事課長と※2がハゲ、まで読んだ
5 . 名無しさん  ID:7PRe10.B0編集削除
もう娘が生まれることを想定しているのか?
それともこいつタイムリープしてきたのか??
6 . 名無しさん  ID:7PRe10.B0編集削除
※3
馬鹿が
一時期のテンプレドロキチママばっっっかりだった頃よりは随分とましだろうが
7 . 名無しさん  ID:v.Zhx2gS0編集削除
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