高校の時、通学中に痴漢から助けたのが始まりだったなぁそういえば
その日は朝から下痢だったんだ
俺が通学で使ってた路線が朝はとにかく混む
満員電車でロクに身動き取れない状況で腹痛と戦ってるから
とにかくイラついてたw
で、ふと正面向いたら少し離れたところに結構好みの子が目に入った
その子がなんかモジモジというか少しクネクネというか
そんな動きをしてたから
(ああ、あの子も俺と同じで腹痛いのか)とか的外れなこと考えて一人で和んでた
満員電車の経験がある人はわかると思うけど
駅につく度にドア付近の人は一端降りて下車する人が降りたらまた乗って
そうこうしてるうちにたまたまその子のすぐ近くになった
で、その子のすぐ近くまで行ってようやくわかったんだが
痴 漢 さ れ て た
(あー、さっきのは腹痛じゃなくてこれか)
とか考えながら自分の腹痛のイライラもあって爆発w
位置的に痴漢のオッサンもすぐ近くだったから
オッサンの腕を掴んで(満員のため上に捻り上げるのはできない)
「オッサン、なに痴漢してんだゴルァ!」
って怒鳴った
オッサンは
「し、知らないぞ!私は!」
とかどもりながらテンプレどおりのセリフwあとのやり取りは割愛
とは言え注目を集めたのは事実で周りからジロジロ見られるわ
時折ひそひそ聞こえるわでオッサンは次の駅でそそくさと降りていった
で、その後でその子に
「大丈夫だった?」
って聞いたけど俯いたまま少し頷くだけでほぼシカト
おれは自分の学校がある駅に付いたのとまた波がきたのとでその次の駅でそそくさと下車
それから特に何も無く俺もそのことをすっかり忘れて2ヶ月くらい経った
再開したのはウチの学校の文化祭でだった
自分のやることも概ね終わって暇だった俺は廊下で友達と喋ってたんだが
後ろの方からいきなりキャーキャー騒ぐ声が聞こえた
(あ、ウチの生徒じゃねぇな。つかなかなかかわいくね?)
痴漢のことをすっかり忘れてた俺は呑気にそんなこと考えてた
で、声かけられて話して痴漢の件を思い出した
そっから色々あって今に至る(結婚した)
だいたいこんな感じ
>制服覚えてて探しに来た感じ?
そんな感じ
向こうはその後も俺のこと電車で見かけてお礼言わなきゃって感じだったらしい
俺は全く気付かなかったがw
で友達に事情話して文化祭に付き合ってもらったはいいが
自分で中々声かけれない嫁にしびれを切らした友人がキャーキャー言いながら声かけてきて切欠を作ってくれたって感じ
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