本日の昼、ファミレスで飯を食っていたところ向かいの席の婆さん二人が店員を捕まえてギャーギャー騒ぎ始めた
内容はというと「日替わりランチのご飯の量をきかれなかった」というくだらんこと
混んでる店内で延々と店員捕まえて
「私はこの店のためを考えてね、あなた、わかる?」
とデカイ声で説教
婆二人の雑音で不味くなる飯
そして髪がチリチリしてる方が一際デカイ声で言った
「あなた、さあ?ご飯ついてたら、
私に、普通の盛りか、小盛りにするか、聞くのが当たり前?じゃない?」
んん?と思ったのは俺だけではなかったようだ
「えっ、大盛りじゃなくて?」
婆の発言にかぶせる様に俺の横の席からねーちゃんがびっくりした声を出した
そしてほぼ同時にあちらこちらから吹き出すような声が
だって婆、どっちもでっぷりした体格
片方なんかまともに座れず熊のぬいぐるみみたいな感じでソファーに足乗っけてる状態
小盛りって体型ではない
ねーちゃんの連れが
「馬鹿、ダイエットしてんだよ!」
とフォローするがフォローになってない
婆二人は周囲に会話を聞かれていたのを察したのか静かになり、とり天定食とフライドポテトとコロッケ、でかいかき氷を食ってそそくさと帰った
ちなみにご飯の注文は結局普通盛りだった
テキスト:小堀遠州と細川忠興 [感動]
小堀遠州と細川忠興は共に、世に文化人大名として認識されていたが、忠興は遠州のことを酷く嫌っていた。
かつて二条城で二人が出会ったとき、挨拶しようとした遠州を忠興は無視して通り過ぎたこともあった。
「遠州の茶道は武士のたしなむものではない」
忠興はそのように思っていたらしい。
その、遠州に危機が訪れた。
かれは幕府の依頼で五機内の天領の管理を任されていたのだが、あるときそこに、幕府の財政調査が入り、遠州管理下での財務が、大幅な赤字に陥っていることが判明した。
「遠州は責任を取って切腹させられる」
「小堀家もお取り潰しか」
遠州には、大名幕臣にも多くの弟子や友人がいたが、事は幕府天領の問題。
幕府を恐れ、誰も、遠州のために動けずにいた。
このとき、一人の大名が声をあげた。
細川忠興である。
「遠州は名高き数寄者である。
このような過失により彼を滅亡させてしまっては、天下の名器を失うと同じではないか」
そしてかれは、すぐさま遠州に一千両を届けた。
これを聞いた遠州の友人、知人、そして茶の道を嗜む多くの者たちが、忠興に続けと、次々と遠州に寄付を申し出た。
たちまちのうちにその金額は借財の倍にもなり、遠州は無事、この危機を乗り切った。
小堀家は、改易を免れた。
感激し、感謝の念を伝えた遠州だが、、忠興はそれ以後も以前と同じく、遠州の芸術を断固として認めなかったという。
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