8時くらいにクソトメが
「上原みゆちゃんが自殺したって」
と電話してきた。
「若いのにねえ。」
と返事しながら新聞読んでた。
クソトメ「あんた名前似てるんだからさ、それも真似しちゃったら?
あ、でもその家ではやらないでね、あんた死んだら私も住むから。あははー」
だってさ。
前から電話で、死んだら娘を私が育てるからとか、死ぬ前には荷物まとめてから死ねとか言いまくってた。
旦那も、まさか母親がそんなひどいこと言うか?とか私の悪くとりすぎとか思いたかった様子だった。
私もあんまり深刻に相談しなかったし、電話だけだったから今まで流してた。
でも今回は何となく言われる気がしてたから、ハンズフリーにして、旦那に聞かせてやったよ。
旦那泣きながら怒鳴って、今から義実家に行ってウトに話してくるらしい。
絶縁できるといいなあ
ちなみに私が今乳ガンの治療中だから、クソトメは色々言うんだわ。
乳ガンなんだって話した時は、皆見てないとこでニヤニヤしてたもんな。
ぜってートメより先に死なねえよ。
強気になれた点に関してはクソトメに感謝かな。
娘がお昼寝したら電話してみる。
とりあえずメールで
「私だけでも絶縁の方向で頼む。ウトはいい。でもトメとは絶縁で。
本当は娘も会わせたくないが、それは私が決めることじゃないからあなたに任す。よろしく。
後で電話する」
と送っておいた。
↓
さっき旦那からメールが来て、
「なんか謝りたいとか言ってるけど、もう無理だよな?一応確認させて。」
と。
「無理。もし私が死んでも葬式に来てほしくないくらい無理。後は頼んだよ。」
って返信しました。
今までのトメの言葉と、治療の色々とか、死ぬことの不安みたいなのが、ぶわっときた。
娘が背中なぜなぜしてくれたのが嬉しい。
実際泣いてなかったけど、察してくれたようだ。
娘が優しい子になってくれて嬉しいよ。
↓
旦那がこれから帰ってきます。
ウトも一緒に帰ってくるそうです。
電話では詳しくは聞けなかったのですが、私と娘はトメと絶縁できたようです。
どういう流れかはわかりませんが、ウトも離婚を決めたようです。
帰ってきたら詳しい話を聞くことになります。
なんかコトメもくるらしい。
本当にトメ以外はイイ人だから、なんか申し訳なくなってくるわ。
↓
旦那から聞いた話。
義実家についたら、トメが玄関でウトには言わないでと泣きながら謝ってきた。
ウトには知られたらまずいとわかってて私にあんなこと言ったんだ、ますますウトには言わないとな。
と言って、ウトを呼ぶ。
トメの慌てる姿と旦那の怖い顔で、ウトびっくりしたらしい。
ウトに朝の電話のこと、今までも同じように言ってたらしいことを説明。
ウト、トメをひっぱたいた。
「お前は嫁にまでそんなことを言ってたのか!?」
と。
曰く、ウトには私が万が一のことがあったら娘を育てるのにあーしよう、こーしようと話してたそうだ。
ウトは最悪な場合を考えてないわけではなかったが、
まだ完治する可能性のある私に対して縁起でもない、とその都度話してたらしい。
そうはいっても大事な孫のために考えてくれてるとばかり思ってたと。
泣きながらトメに話していたら、トメが嫁に謝りたいと言ったから、メールで確認。
無理だと告げると、トメ豹変。
「結局死ぬ間際になって頼ったって、私だって無理。
そういうことで良いのね。
どうせ私より先に逝くんだから、別に絶縁くらいどおってことない。
どーぞ、勝手に死ねばいいんじゃない?
普通は、ガンになってすみません、夫子供を頼みますって、向こうから頼むもんよ。」
って言うもんだから、旦那もウトもぶちギれ。
旦那「もう母親と思わん、俺たち家族に関わるな」
ウト「もうお前とはやっていけない、この家はやるから離婚してくれ」
と、二人で出てきたそうです。
(会話文はやや脳内補正あり)
なかなかトメが何て言ってたか教えてくれなかったから、きっともっとひどいこと言ってたんだと思う。
話ながら旦那もウトも泣いてた。
娘はコトメの子(中学生)にみてもらってた。
コトメは謝ってくれた。
許されることじゃないが、謝らせてほしいと泣きながら。
私は涙は出なかったが、旦那たちの涙が痛かった。
私が我慢したら幸せな家族だったのになあとか。
私が健康だったら良かったなあとか。
旦那と二人になったとき、そんな風に思ってたよ、って言ったら泣かれた。
旦那はもうすまんしか言わないで泣いてた。
ウトはとりあえずコトメの家に泊まるらしい。
トメからは時々電話がきてたが無視してた。
旦那とウトにはメールもきてるみたいだった。
テキスト:春秋時代の覇者 楚の荘王の話 [感動]
春秋時代の覇者 楚の荘王の話
ある日臣下を招いて宴会を開いていた。
皆が楽しく酔っ払ってきたころ宴会場に風が吹きこみ、蝋燭の灯りが消えてしまい場は真っ暗になった
するとその暗闇の中で王の寵愛する女性の服を引っ張り、セクハラしたものがいた。
彼女はとっさにその男の冠のひもを引きちぎって荘王にこのことを告げた
「蝋燭が消えた隙に、私に無礼を働いた者がおります。
私はその者の冠のひもを引きちぎりました。蝋燭を灯しさえすれば、それが誰だかすぐわかります」
すると荘王は
「わたしはみんなに酒をご馳走して酔わせた、それゆえに彼は無礼を働いてしまったのだ。
女の節操のあるところを見せようとして、臣下に恥ずかしい思いをさせるのは宜しくない。
今日わたしといっしょに酒を飲む者は、愉快にやるためにみな冠のひもを切れ。」
と命令した。
灯りがともると皆ひもをちぎっており、宴会はその後も楽しく続いた。
それから2年後、楚が秦に攻められた。
秦の勢いは凄まじく荘王はもはや絶体絶命の窮地に立たされた。
その時一人の男が荘王の前に立ち塞がり矢刀を受け止め、敵の囲いを突破し荘王を救いだした
しかし彼は瀕死の傷をおってしまっていた。
荘王は彼を改めて見たが、名前を思い出すこともできない将官だったので彼に問うた
「よくやってくれた。だが私は今までお前をそこまで優遇してきた記憶がない。
なのに何故お前は自分の命を賭してまで私を救ってくれたのだ?」
すると男は
「いいえ、貴方は私を御救いくださった。私は先年の宴でお后様に無礼を働いたものです。
あの時王の計らいによって皆の前で恥をかかずに済んだのです
あの日以来私は命をささげ王の恩に報いようという気持ちでおりました」
と答え、にっこりと笑みながら息絶えた
名前も覚えられないような凡庸な者が王の心遣いにより勇敢な忠臣に変わったのだった
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管理人さん、いつもありがとうございます。楽しみにしていますのでこれからもよろしくお願いします。
このサイトだと
なぜかホッとする
これも管理人の罠なのか・・・
1ページで二つも読めるんですもの。
これからも頑張って下さい。
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