日頃から
「男梅!」
「女は洋梨!」
と跡取りフンガーなトメ(ウトは空気)。
旦那はその都度〆てくれるが
「○○家の跡取りを産まずして…云々」
と天麩羅。
私としては産まれてきてくれればどちらでも良い、なのだが余りにも煩いのでDQ返し。
ト「いつ跡取りを産むんだ!フンガー!」
私「お義母様は“一姫二太郎”という言葉をご存知ないのですか?」
ト「なっ!…そんな造語を知ったかぶって口にするなんて!何て嫁なの!」
ちょっと、この時点で『大丈夫か、このトメ…』とも思ったがそのまま続行。
私「造語とはあんまりですわ…それより、この家は○○家の分家筋なんですよね?」
ト「それがどうしたって言うのよ!分家には跡取りはいらないって言うのか!」
私「いえ、分家にも跡取りはいずれ必要でしょう。
でも、一姫二太郎の由来をご存じない様なので説明いたしますね」
分家筋が最初に男子を産むのは本家家督を狙う悪行だと、昔は処分させられたそう。
まず、分家は最初に女子を産み、次に男子を産む事で家督争いの意思はないと表明する。
又、先に姉がいる方が男子は柔軟な思想と穏やかな振る舞い、両親祖父母を思い遣る優しさを身につけるので武家の中から一姫二太郎という発想が誕生した。
これに関する有名な話として、浅井家に嫁いだ市姫が男子を産んだ事に怒った織田信長がお披露目会の日に皆の前でその子を斬った。
私「と、学術に長けていらっしゃるお義母様でしたらこれ位はご存知だと思っていたので、
男男と矢継ぎ早におっしゃられるのが不思議で…」
ト「…それ位知ってたわよ!一姫二太郎を知らないってのも、嫁子の学を試してみただけですからね!」
その日以来、トメの男梅攻撃はなくなった。
いつも知ったか知識程度の薀蓄で、さも
「私は何でも知ってるのよ〜フフン♪」
とほざいてるトメのプライドをえぐり取り巻くりな手段で攻め込んだのと一姫二太郎の由来に関しては、私が思いついた全くのデタラメだった事がDQ。
最近は薀蓄も出さなくなってきている様なので一粒で二度美味しいー!
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デスッテヨ
第二子は第一子の成否を見、親側の経験からくる余裕によりのびのびと活発な子に育つ
すげえ説得力あったし「あー、信長ってそういう事やりそうだよな」って思っちゃったよ。
※4、いくら信長でも同盟関係の跡取りとなる男児殺したら大問題よ。
どうせ孫が成人するころには他界してんでしょw
ちゃんと用意してないと言えないだろw
なぜなら強い弟子力士を婿にして、部屋を継がせることが出来るから。
三太郎は二太郎になんかあった時の予備と、養子要員w
結果、跡継ぎの男の子は馬鹿な男に育ち、苦労して身につけた器量で長女は幸せになる。
が、当然親を捨てていく。
一姫二太郎で姫と太郎で書かれているこの格差は何か分かっていればこんな馬鹿な悲劇は起きない。
長女を可愛がれば長女が弟を可愛がる。同じ兄弟の姉から親への感謝を学んだ弟は立派な孝行息子に育つ。
これが一姫二太郎の語源。
いちひめ さんと にたろう さん の事だよ
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