我が家では同じ町内に持ち家があって、一年後に結婚予定の兄が建替えして新居にする予定だった。
ある親戚(40代子無し夫婦)が事情は知らんが今の住まいを出なければならず、なかなか新居が決まらず困ってるということで、新居を探す間その家を貸すことにした。
素人同士だと後から誤解が生じるといかんというので、両親が、これまた親戚の不動産屋に頼んで間に入ってもらい、貸す期間は半年、ボロ家だから家賃なし、水道光熱費のみという約束でちゃんとした契約を結んだ。
半年後建替えが本決まりとなり、親戚は引っ越していったのだが、新居が出来て兄たちが家具入れ始めたら
「私たちが住むんじゃないんですか?」
とか言い出した。
後から考えれば引越し先はウィークリーマンションだし、感謝の言葉が大げさだったし
建替え現場をしょっちゅう見に来たし、おかしな事だらけだったのだが、まさか建替え後も住む気でいたとはかけらも思わなかったよ。
住まい探しのことは、こちらから聞くと追い立てるみたいだったからあまり触れなかったんだよね。
てかいつからそんな勘違いをし始めたんだ。
ちゃんとした契約してあったのが幸いだった。
さらに
「もうちょっとの間なんとかして」
と言う親戚夫婦は親戚不動産屋が一喝してくれて、引き下がっていった。
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