高二の頃の俺は、変な見栄から彼女がいると思われたいブサメンだった。

そんな俺がやってたことは脳内彼女との電話をクラス中に聞かせること。

休み時間中に突然、電話がかかってきたかのように、ケータイをちょっと気だるげな感じでポケットから取り出す。
ケータイを開いて一言

「ったく・・・・・・またか」

と、不機嫌そうに呟く。
そこで通話ボタンを押す前に、イスに深くもたれかかり足をカッコつけて組む。

 


もちろん通話ボタンを押したところで他の電話に繋がるわけじゃない。


「なんだよ?あんま電話するなって言ったろ」
「今日?・・・・・・昨日も会ったじゃないか。今日ぐらいは家でゆっくりしたいんだけどな」
「ハァ?なんでお前はいつも「今日は会えない」って言っただけでそんな(ry」

最初は上の流れで、ここからはしばらく口喧嘩をしている風を装う。
よく言ってたのは

「浮気なんかしてない!」
「あれは俺の妹(姉)(従姉妹)だ!」

ある程度脳内喧嘩を繰り広げたら途中で謝ったり謝られたりな感じを出す。

「ごめん・・・・・・今のは俺が悪かった」
「いや、そんなことないよ」
「これからは気をつける」

そして、電話を切る前に決めゼリフ。

「あぁ、わかったって。今日も会おう――愛してる」

自分なりの最高にキザな笑顔で電話を切ったら、パチンッ!とわざと音を鳴らしてケータイを閉じ、ポケットにしまっていた。
後々思えば、周囲の反応は「うわぁ・・・・・・何こいつ?」という冷ややかなものだったのだろう。
が、その時の俺は「俺カッコヨスwww」としか思わなかった。

高二の終盤、体育の授業で俺はいつも通り早めに着替えて校庭に向かった。
苦手な授業が終わり、教室に帰ろうとした俺の肩に手を置くクラスメイトのDQN。

「よぅマザコンwwwwwお前のケータイの履歴『お母さん』しかなかったんだけど?wwwww」

それから俺が学校にケータイを持って行くことは二度となかった。

 


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この記事のコメント一覧
1 . 名無しさん  ID:DnSHqaGI0編集削除
うわー・・・
2 . 名無しさん  ID:zDtDlTCZ0編集削除
勘弁してください
3 . 名無しさん  ID:z1Cj.jRu0編集削除
途中から読むのがつらくなってきました
4 . 名無しさん  ID:nKGqn2RCO編集削除
痛すぎる
5 . 名無しさん  ID:t7Ny.ZFxO編集削除
こんな奴リアルにいるの?
6 . 名無し  ID:GR43iPN60編集削除
頼むからネタだと言ってくれ・・・
7 . 名無しさん  ID:pdMziBYD0編集削除
なんだ話してる途中に本当に電話が鳴るオチかと思ったが
8 . な  ID:vWmFY5W7O編集削除
かわいそすぎる…
9 . 名無しさん  ID:.b0YrEFc0編集削除
これは、「ケータイを持って」を削除してもよいレベル。
10 . 名無しさん  ID:MwMUJ3qX0編集削除
やめて、お願いします
11 . 名無しさん  ID:8.UL9Cyn0編集削除
これはひどい
12 . 名無しさん  ID:TYpVvCKp0編集削除
もしもとのき用に削除してあるといっておけば?
てか通話中の光方ちがうのとか多くない?
13 .    ID:ByCcI.JSO編集削除

お母さんと言う名の(ry
14 . 名無しさん  ID:1f.slWLT0編集削除
会社で仕事をしてるふり電話はたまにやりますが
席が社長の目の前だったりするので
15 . 名無しさん  ID:XKzDO5an0編集削除
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/04(日) 19:45:54.05 ID:sT0JyeJz0

中学の頃、闇の世界の住人に憧れ
授業中に携帯をバイブ設定にしておいて、わざとアラームを掛けて置き
バイブの振動の音が伝わり易い場所(机の中)に携帯を忍ばせ
アラームが鳴ればそれを電話として出て、
わざと怪しげな会話をする事によって自分が
闇の世界に生きている事を、周囲に漠然と裏付けようとした

そしてアラームが鳴る、
すぐにカーテン(自分は窓際の席だった)の中に入って教師に感付かれない為

隣の席には自分の好きな女の子
これみよがしに颯爽と電話に出た
「成るほど、例の件、やはり俺の力が必要ですか」
「金はいりません、ただ今回の仕事が終われば少し安息を下さい、俺は疲れた」
「ああ、それと1つだけ良いで;*jgamtgat」
一瞬にして最悪のシナリオを迎えた、
そう教師に見つかって携帯を取り上げられたのである

そして教師の公開処刑が始まる
「○○君が携帯電話で1人2役を演じて居ました」
「演劇部への入部を推薦します」など教師は冗談で言ったつもりだったんだろうが
俺は恥ずかしさと焦りと怒りのあまり、顔を真っ赤にさせ「キウィ!!!」と無意識に叫んだ、
今すぐ死にたく成ってきた

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