中学生の時にドラキュラの孫なのとか、牛乳を飲んで
「やっぱり血じゃなきゃダメね」
とか、ふくよかな体系のクラスメイトを見て
「おいしそう…」
と呟いたりしていたために気持ち悪がれていた。
日課は体育館の暗幕に顔だけだしてくるまっている事。
ニンニクは元々苦手で、十字架は孫だから力が薄れていると言い、日光は日焼け止めを塗っていれば平気と話していた。
皆に変な目で見られていた事さえも
「今でもドラキュラは嫌われているのね…」
と悲しみのドラキュラに酔っていたので、孤立すればするほど
「私はなんて可哀想なドラキュラなの!?」
と不幸に酔って嬉しくなり自分の演技力の素晴らしさを噛み締めていた。
その為当時を思い出しても一人で辛かった記憶が無くw、
高校生の時に同窓会のお知らせのハガキが届いたのですごく楽しみで参加したんだが、
店につき名前を告げたら
「ドラ子来たよ…」
「うわ何か来た…」
「誰だよ呼んだの…」
「まさか未だにドラキュラとか言ってるのかな…」
「ちょっと聞いてみろよ…」
「嫌だよ…話しかけたくないよ…」
とひそひそ話され、話しかけられる事もなく、話しかけても聞こえないフリをされ、皆が盛り上がっている中ぼっちの同窓会で終った。
会話はゼロでした。
よくよく考えれば、友人が一人もいなかったのに何故同窓会に行こうと思ったのか不思議だ…。
今なら中学の時の奇行が恥ずかしすぎて絶対に行かないのに。
つーか来て欲しくないなら呼ぶなよぉぉぉぉぉ!!
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