朝、いつも乗っているバスに乗り、最後部座席に座って景色を眺めていると視線の先に読書をしている眼鏡のお兄さんが居た。
ずっと顔を下に向けたまま動かないので、集中しているなあと思いながら、また外を眺めていた。
いくつか停留所を過ぎて、座れない人が出始め、立っている人が5〜6人くらいになった。
そんな中、次の停留所のアナウンスが流れた。
すると、読書をしていたお兄さんが突然顔を上げて、バスの中を後ろから前までサッと眺めた。
私は「本に集中しすぎて、乗り過ごしちゃったのかな?」と思いながら観察していると、また読書に戻り、「なんだ違ったか」と思いつつも、することもないのでお兄さんをなんとなしに眺めていた。
次の停留所がいよいよ近づいてきて、再びアナウンスが流れた時に、
またお兄さんは突然顔を上げて窓の外をサッと眺めて、
本をパタンととじてバッグにしまった。
「降りるのかな」とボーッと眺めているとバスが停まった。
お兄さんは席から立ちあがり、今ままで座っていた席の側に立ち、
そのまま窓側に向いてつり革に掴まった。
「降りないの??」
と不思議に思っていると、
お兄さんが立ったのと同時くらいに停留所から一人のお婆さんが乗ってきた。
当然空いている席はそこしかないので、お婆さんはそこに座り、
お兄さんが席を空けたことを知ってか知らずか
「こんにちは」
と座ったまま会釈した。
お兄さんもにっこり笑って
「こんにちは」
と軽く会釈して、
バッグから本を取り出してまた読み始めた。
お兄さんは、本に集中しながらもバスの混雑具合を感じていて、その確認をして、さらにお婆さんが乗ってくることを見て、席を空けたのだ。
そして、お婆さんはなんの気遣いをすることもなく、空いている席に座ったわけ。
かっこええ・・・!
何事もなかったかのようにクールに本を
読みつづける姿がなおさら私を興奮させた。
惚れたぜ・・・。
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恥ずかしいなぁ、もう
ちょっとしたこの出来事は、それだけで十分面白いから
無理に最後の段落で少しでも面白くしようと
言葉を荒くしなくても大丈夫だよ、投稿者さん。
普通のことやん。
そんな俺、素敵やん。
気配りをされたとすら感じさせない気配りってのは、得てして気付かれないもの。
別に誰かに評価されたくてやってるわけじゃないけどさ。
でも、人目のあるところでは分かり易く気配りし、人目がないところでは下衆な奴が、いいヒト〜♪みたいな評価されてるのを見るとなんだかなぁって思うよ。
まぁ、人生なんてそんなもんだけどね。
大丈夫、見てる人は見てる
そしてその行いに気付いた人の心に強く残る
評論家気取りか
気持ち悪い
立った瞬間、バスの中で立ってる他の人が座っちゃうよね。
関西だけなんかな、人が降りようとする仕草をすると、
席を目でロックオンして近づき、
腰をあげたと同時に座る人とか。
所詮コ☆ピ☆ペだから最初から投稿者なんかいないよ


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