営業で外回りをしていた時の事。
時間が確かだからと電車で向かったのだけど急な豪雨。
しばらくやみそうにない。
傘が無いと得意先に濡れ鼠でいかなくてはならない、
大切な商談だからそれは困るし先方にも失礼だ。
しかし駅内のコンビニの傘は急な雨で全て売り切れており、
得意先までの道程に傘を売ってるような所はない。
時間もなく急いでいた自分はあえなく駅で忘れ物の傘を借りることにした。
駅員に聞くと
「急な雨でもうそこにあるのしかないんですけど」
「え??他にないんですか?」
「ええ、急な雨で(プ」
・・・ええい、ままよ!とその傘を差して外に飛び出したのだが、
想像してみてくれ、ブランドスーツに身を固め、ゼロハリバートン片手に出来る男を装った若造(5年前だ)が、赤いセーラームーンの女児用の傘(黄ばんでる)
を恥ずかしそうに差してる姿を、
あーーあれはほんとに恥ずかしかった。
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